クラシック音楽 日本の歌


2014年6月24日

♪ 「日本の歌」のルーツを訪ねて 25 三味線

~吉田兄弟全国ツアー2006 “飛翔”実況完全録音盤~

<Disc.l>

冬の桜       作曲 吉田良一郎
ありがとう     作曲 吉田良一郎・矢島公租
もゆる        作曲 吉田良一郎
時の砂       作曲 吉田良一郎・井上鑑
りんご節~どんぱん節~こきりこ節~NIKATA 民謡
津軽じょんがら節 民話

<Disc.2>
RISING      作曲 吉田健一・井上鑑
OVERLAND BLUES  作曲 吉田健一
モダン        作曲 吉田健一
Panorama    作曲 吉田健一・井上鑑
いぶき        作曲 吉田良一郎・吉田健一
Sistina        作曲 吉田健一・井上鑑
バルセロナ     作曲 吉田健一・井上鑑
鼓動          作曲 吉田健一
WISH               作曲 井上鑑

全編曲 吉田兄弟・井上鑑

Produced by 吉田兄弟

All Songs Arrangement by 井上鑑・吉田兄弟

津軽三味観:吉田良一郎・吉田健一

音楽監督・KeyBoard:井上鑑

Drums:村石雅行
Bass:井上富雄
Violin:金子飛鳥
Guitar:古川昌義
尺八:山崎箜山
和太鼓 小泉謙一

CD:ソニーレコード SRCL 6526~7

 三味線は、中国の「三弦」を起源に持ち、沖縄から「三線」を改良した楽器として伝わって来たと言われている。そしてその後、日本を代表する楽器の一つにまで成長を遂げることになる。三味線には、「細棹」「中棹」「太棹」の3種類があるが、「細棹」は長唄や端唄、「中棹」は民謡、「太棹」は津軽地方の民謡(津軽三味線)に使われている。この三味線の演奏を現代の新しい感覚で捉え、そのダイナミックかつ繊細な感覚によって、日本国内に止まらず、アジア、アメリカ、ヨーロッパにまで津軽三味線のファン層を拡大させたのが“吉田兄弟”(兄の吉田良一郎と弟の吉田健一)である。、出身は、北海道登別市。津軽三味線全国大会などで数々の賞を受賞。1999年にアルバム「いぶき」でデビューし、10万枚を超すヒットとなった。2001年、「第15回日本ゴールドディスク大賞純邦楽アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。“吉田兄弟”は、多数のオリジナル曲を作曲し、幅広い層にリスナーを広げて行った。その演奏活動は日本国内に止まらず、アジア、アメリカ、ヨーロッパにまで拡大し、日本の三味線文化を世界に広めることに貢献している。従来の三味線の演奏は、日本の伝統ある長唄や端唄、民謡に限られていたのだが、“吉田兄弟”は、それらの枠から飛び出し、ジャズやロックの要素なども取り入れた、斬新な趣の三味線文化を創造したのである。

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