クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2012年 11月

2012年11月13日

★バレンボイムのベートーヴェン:交響曲全集


 

ベートヴェン:交響曲第1番~第9番

指揮者:ダニエル・バレンボイム

管弦楽:ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ

独唱:アンナ・サムイル(ソプラノ)、ワルトラウト・マイヤー(メッゾ・ソプラノ)、ペーター・ザイフェルト(テノール)、ヴォルフガング・コッホ(バス)

合唱指揮:エーベルハルト・メッテルニヒ

合唱:ケルン大聖堂ヴォーカル・アンサンブル

録音:2011年8月23-28日、ケルン、フィルハーモニー

CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-9879(SHM-CD、5枚)

 このCDアルバムは、現代最高の巨匠指揮者バレンボイムが、イスラエルとアラブの若者たちによるオーケストラを率いて録音した、ベートーヴェンの交響曲全集。第九の歌詞はカタカナ読み付き。

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2012年11月12日

★川田知子のヴァイオリン名作品集


サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
          :ハバネラ
ファリヤ(クライスラー編):スペイン舞曲第1番
クライスラー:ウィーン奇想曲
         :中国の太鼓
       :ジプシーの女
       :美しきロスマリン
ドヴォルジャーク(クライスラー編):ユーモレスク
ラヴェル:ツィガーヌ
ショーソン:詩曲

ヴァイオリン:川田知子

ピアノ:松本 望

CD:マイスター・ミュージック MM-2130

 川田知子は、東京都出身のヴァイオリニスト。1988年、東京芸術大学に入学。1989年、第36回パガニーニ国際コンクールに5位入賞。1991年、東京芸術大学を首席で卒業。同年、第5回ルードヴィヒ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。1992年、サントリーホールリサイタルデビューを果たす。1993年にデビューCDをリリース。2002年、デビュー10周年を迎え、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を行う。これらの活動により、2003年、第33回エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞を受賞。このCDでは、「詩曲」や「ツィガーヌ」といったヴァイオリンの名作品を演奏。

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2012年11月09日

★アンドラーシュ・シフのバッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲


バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲

ピアノ:アンドラーシュ・シフ

録音:2011年8月11-14日、ルガーノ、RTSI放送局アウディトリオ

CD:ユニバーサルミュージック UCCE2082 (4枚組み)
 
 ハンガリー出身のピアニスト、アンドラーシュ・シフが17年ぶり(2011年時)に再録音したバッハの平均律クラヴィーア曲集。アンドラーシュ・シフ(1953年生まれ)は、1974年、第5回チャイコフスキー国際コンクールで第4位入賞、さらに1975年、リーズ国際コンクールで第3位に入賞の実績を持つ。妻はヴァイオリニストの塩川悠子で、日本にも多くのファンを有している。

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2012年11月08日

★カラヤン=ベルリンフィルとワイセンベルクのライヴ録音盤(ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番&第5番)が登場


ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番&第5番 

指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

ピアノ:アレクシス・ワイセンベルク

録音:1977年、東京

CD:エフエム東京 TFMC0040

 このCDは、カラヤンとワイセンベルグの1977年来日公演のライヴ録音。アレクシス・ワイセンベルク(1929年―2012年)は、今年の1月に亡くなったブルガリア出身の名ピアニスト。第二次世界大戦後、アメリカに渡り、ジュリアード音楽院で学ぶ。カラヤンとの競演を重ねるなどして、一流ピアニストの地位を確立して行った。カラヤン=ベルリンフィルのベートーヴェンの協奏曲演奏としても貴重な録音。

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2012年11月06日

★ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団の絶頂期のブラームス:交響曲全集


ブラームス:交響曲全集

  <ディスク:1>交響曲第1番/ハイドンの主題による変奏曲
  <ディスク:2>交響曲第2番/交響曲第3番
  <ディスク:3>交響曲第4番/悲劇的序曲/大学祝典序曲

指揮:ジョージ・セル

管弦楽:クリーヴランド管弦楽団

CD:SONY CLASSICAL SICC-1560

 このCDは、ハンガリー出身の名指揮者ジョージ・セル(1897年―1970年)とクリーヴランド管弦楽団が、文字通り絶頂期にあった1960年代に3年がかりで録音されたブラームスの交響曲全集を復刻したもの。ジョージ・セルは、メトロポリタン歌劇場指揮者を経て、1946年から24年間にわたりクリーブランド管弦楽団の音楽監督を務め、同楽団を世界の一流オーケストラへ育て上げた。

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2012年11月05日

★ダブリン国際ピアノ・コンクールの優勝者 ホジャイノフのデビューCD


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番
シューベルト:さすらい人幻想曲
ショパン:スケルツォ第4番/バラード第2番
リスト:超絶技巧練習曲集より第5曲「鬼火」/メフィスト・ワルツ第1番(村の居酒屋での踊り)

ピアノ:ニコライ・ホジャイノフ

録音:2012年4月24~25日、群馬・笠懸野文化ホール

CD:ビクタエンタテインメント VICC 60824

 ピアノのニコライ・ホジャイノフ(1992年生まれ)は、ロシア出身。2012年5月、アイルランド、ダブリンで行われたダブリン国際ピアノ・コンクールに19歳で優勝。ダブリン国際ピアノ・コンクールはクラシックの本場ヨーロッパで行われるショパン・コンクール、チャイコフスキー・コンクールと並ぶ主要ピアノ・コンクールの一つで、1988年から3年に1度開催。その2ケ月後にはシドニー国際ピアノ・コンクールでも第2位に入賞した。このCDは、ホジャイノフのデビューCD。ホジャイノフは、最初、指揮に興味を持ち勉強していたが、現在はモスクワ音楽院でピアノに専念している。

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2012年11月02日

★庄司紗矢香のベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番/8番


ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番/8番

ヴァイオリン:庄司紗矢香

ピアノ:ジャンルカ・カシオーリ

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1586

 庄司紗矢香は東京都国分寺市出身のヴァイオリニスト。ヴァイオリンをウート・ウーギ、シュロモ・ミンツ、ザハール・ブロンに師事。1999年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールにおいて、日本人として初めての優勝を果たす。16歳という年齢での優勝は、このコンクール史上最年少記録であった。2004年、ケルン音楽大学を卒業し、翌年パリに移る。2000年出光音楽賞、2007年ホテルオークラ賞、2007年ワシントン賞、2010年芸術選奨新人賞を受賞する。このCDは、庄司紗矢香がピアノのジャンルカ・カシオーリ組んだベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲録音ツィクルスの第3弾。

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2012年11月01日

★関西バロック界の新星 浅井咲乃のデビュー・アルバム ヴィヴァルディ:「四季」/「ムガール大帝」


ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季(和声と創意への試み)」/「ムガール大帝」

指揮: 延原武春

管弦楽:テレマン室内オーケストラ(モダン楽器)

ヴァイオリン:浅井咲乃

録音:2012年5月8-10日、三重県総合文化センター

CD:ナミ・レコード WWCC‐7706
 
 ヴァイオリンの浅井咲乃は、大阪府立夕陽丘高校音楽科、および京都市立芸術大学音楽学部を卒業。大学在学中に結成した京都室内オーケストラの活動が認められ、2004年にはバロックザール賞受賞。第6回神戸国際学生音楽コンクール優秀賞受賞。 現在、テレマン室内オーケストラ、ソロコンサートミストレス。2008年にヴァイオリン・ソリストとして登場。2010年の日本テレマン協会・第195回定期演奏会における「四季」の公演は、高い評価を得た。2011年には延原武春指揮によるコンセプト・オーケストラ「orchestra Japan2011」のコンサートミストレスを務め、ここでも高い評価を得る。2012年8月には文化観光大使「728(なにわ)大使」に選ばれ、地域の文化振興にも力を入れている。

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