クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2013年 2月

2013年2月11日

★マツーエフ&ゲルギエフのショスタコーヴィチ : ピアノ協奏曲第1番/第2番とシチェドリン : ピアノ協奏曲第5番


ショスタコーヴィチ : ピアノ協奏曲第1番/第2番
シチェドリン : ピアノ協奏曲第5番

ピアノ:デニス・マツーエフ

ソロ・トランペット:チムール・マルチノフ (ショスタコーヴィチ : ピアノ協奏曲第1番)

指揮:ワレリー・ゲルギエフ

管弦楽:マリインスキー劇場管弦楽団

録音 : 2009年12月25日~30日 & 2010年12月30日、マリインスキー劇場コンサートホール (サンクト・ペテルブルク)

CD:キング・インターナショナル(MARIINSKY RECORDINGS/SACD Hybrid)

 デニス・マツーエフ(1975年生まれ)は、ロシア出身のピアニスト。1994年、モスクワ音楽院に入学。1998年、第11回チャイコフスキー国際コンクールで優勝。以後今日まで、世界各地でのリサイタル、著名指揮者/オーケストラとの共演、さらに音楽祭への参加など、現在活発な活動を展開中。ロマン派の作品の演奏を得意とするが、ジャズにも造詣が深い。このCDは、ラフマニノフの第3番で鮮烈で圧倒的な印象を残した、マツーエフとゲルギエフの顔合わせによるショスタコーヴィチの第1番と第2番のピアノ協奏曲、それに、最近ゲルギエフが力を入れ、マツーエフが得意とするシチェドリンのピアノ協奏曲を収録したピアノ協奏曲集。

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2013年2月08日

★飯守泰次郎&東京シティ・フィルのチャイコフスキー:交響曲全集(ライヴ録音)


チャイコフスキー:交響曲全集
           交響曲 第1番 「冬の日の幻想」
           交響曲 第2番 「小ロシア」
           交響曲 第3番 「ポーランド」
           交響曲 第4番
           交響曲 第5番
           交響曲 第6番 「悲愴」

指揮:飯守泰次郎

管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

録音:2011年6月~2012年3月、東京オペラシティ、ティアラこうとう (ライヴ録音)

CD:フォンテック FOCD6030~4(5CD)

 飯守泰次郎は、1997年の東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者就任以来、意欲的な活動で常に注目を集めた。「指環」四部作を始めとするワーグナーの主要作品上演、そして2000および2010/11のシーズンには、2種の異なる版による「ベートーヴェン・ツィクルス」を敢行。このCD収録の演奏は、飯守が常任指揮者としての最後のシーズンに行った「チャイコフスキー交響曲全曲シリーズ」のライヴ録音であり、飯守&シティ・フィル15年の集大成とも言うべきもの。

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2013年2月07日

★千住真理子 のクライスラー名演集


クライスラー:愛の喜び
        ウィーン奇想曲
        真夜中の鐘 (「オペラ舞踏会」より )
        ジプシー奇想曲
        プロヴァンスの朝の歌 (クープランの様式による)
        愛の悲しみ
        ウィーン狂詩的小幻想曲
        祈る女 (マルティーニの様式による)
        ジプシーの女
        おもちゃの兵隊の行進曲
        羊飼いのマドリガル
        才たけた貴婦人 (クープランの様式による)
        道化役者
        エピソード
        美しきロスマリン
        カヴァティーナ
        アロハ・オエ
        ロンドンデリーの歌

ヴァイオリン:千住真理子

ピアノ:丸山 滋

録音:2012年9月、草津音楽の森国際コンサートホール

CD: EMIミュージック・ジャパン TOCE-90248

 ヴァイオリンの千住真理子は、2歳半よりヴァイオリンを始める。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶応義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、87年ロンドン、88年ローマデビュー。1993年文化庁「芸術作品賞」、1994年度村松賞、1995年モービル音楽賞奨励賞各賞受賞。2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。このCDは、クライスラー没後50周年(2012年)を記念し、千住真理子がヴァイオリンの王道中の王道レパートリー、クライスラー名曲集。

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2013年2月05日

★次代を担う指揮者の一人 マルクス・シュテンツのマーラー:交響曲第3番


マーラー:交響曲第3番

指揮:マルクス・シュテンツ

管弦楽:ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

アルト:ミヒャエラ・シュースター

ケルン少年少女合唱団(指揮:エバーハルト・メッテルニヒ)
ケルン・オペラ女性合唱団(指揮:アンドリュー・オリヴァント)

録音 2010年7月4-6日、場所:ケルン・フィルハーモニー

CD:NJ‐OC648(OEHMS CLASSICS)、ディスク枚数:2

 常に堅実な音楽を聴かせるドイツの中堅指揮者シュテンツ(1965年生まれ)。決して派手ではなくとも、その良さがじわじわと浸み込んでくるような指揮は、来日公演の際も賛否両論を巻き起こしながら、大きな話題となった。日本では、どうしてもマーラー指揮者として見られてしまうシュテンツだが、劇場でのオペラ経験も長く、また、ヘンツェのスペシャリストとして、現代音楽の分野でも注目すべき実績を持っている。次代を担う指揮者の筆頭として押さえておきたい一人。メルボルン交響楽団音楽監督を経て、現在、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席指揮者(ケルン歌劇場音楽監督兼務)を務めている。

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2013年2月04日

★フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトによるメンデルスゾーン協奏曲集


~メンデルスゾーン協奏曲集~

ピアノと弦楽のための協奏曲 イ短調 MWV 02 
ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲 ニ短調 MWV 04

フォルテピアノ:クリスティアン・ベザイデンホウト

ヴァイオリン&指揮:ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ

管弦楽:フライブルク・バロック・オーケストラ

録音 : 2010年4月 / テルデックス・スタジオ (ベルリン)

CD:キング・インターナショナル(仏ハルモニア・ムンディ)

 フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトは、1979年、南アフリカ生まれ。イーストマン音楽院を卒業後、欧米各地でバロック・オペラ公演の通奏低音奏者として経験を積む。2001年、21歳でブルージュ国際古楽コンクールの第1位と聴衆賞を獲得。今日では著名アーティストとの共演や音楽祭への出演も多数。09年からハルモニアムンディと長期的な録音プロジェクトを継続中。このCDは、姉のファニーのために書かれた「ピアノ協奏曲イ短調」と、その翌年の作で、メンデルスゾーン自身のピアノと、彼の幼い頃からの親友でヴァイオリン教師エドゥアルド・リーツによって初演された「ニ短調の二重協奏曲」というカップリング。

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2013年2月01日

★エリアフ・インバル&東京都交響楽団のショスタコーヴィチ:交響曲第10番(ライヴ録音)


ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

指揮:エリアフ・インバル

管弦楽:東京都交響楽団

録音:2012年4月20日、東京文化会館(ライヴ録音)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL‐00486

 インバルと東京都交響楽団による、ショスタコーヴィチ:交響曲の第5番、第4番に続く、第3弾。現在、東京都交響楽団のプリンシパル・コンダクターを務めるエリアフ・インバルは、1936年エルサレム生まれ。1963年、グィド・カンテッリ指揮者コンクールで優勝。1974年から16年間、フランクフルト放送響の首席指揮者を務める(現在は名誉指揮者)。2009年よりチェコ・フィルの音楽監督に就任。東京都交響楽団では、2008年からプリンシパル・コンダクターに就任している。

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