クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2017年 5月

2017年5月29日

★幸田浩子のマイ・ベスト・セレクション


幸田浩子

グノー:歌劇「ロミオとジュリエット」~私は夢に生きたい
プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」~私の愛しいお父さま
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」~恋人よ、さあこの薬で
モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」~アレルヤ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
フランク:天使の糧
マスカーニ:アヴェ・マリア
レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」~ヴィリアの歌
ジーツィンスキー:ウィーン、わが夢の街
アメイジング・グレイス
川口耕平:よかった
菅野よう子:花は咲く
ラヴランド:ユー・レイズ・ミー・アップ
チャップリン:スマイル
ドンギア:カリヨン~新しい色の祝祭にて~

ソプラノ:幸田浩子

現田茂夫指揮 フェラーラ市管弦楽団
ヤクブ・フルーシャ指揮 プラハ・フィルハーモニア
新イタリア合奏団
グィド・マンクージ指揮 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
ピアノ:ベッペ・ドンギア、寺嶋陸也、加藤昌則
ヴァイオリン:西江辰郎、千葉清加
ヴィオラ:篠崎友美
チェロ:川上徹

CD:DENON COCQ‐85361

 ソプラノの幸田浩子は、大阪府豊中市出身。1997年東京芸術大学声楽科を首席で卒業、同大学院修了。オペラ研修所の第11期を修了。文化庁派遣芸術家在外研修員の資格を得てイタリア・ボローニャへ2年間研修留学。2000年にウィーン・フォルクスオーパーと2年間の専属契約を結ぶ。第38回「エクソンモービル音楽賞」洋楽部門奨励賞受賞。このCDは、日本を代表するソプラノ 幸田浩子のベスト・アルバム。7枚のアルバムから15曲をセレクト。

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2017年5月25日

★甦る“魂のヴァイオリニスト”若林 暢(わかばやし のぶ)のブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集


若林 暢

ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」/第2番/第3番

ヴァイオリン:若林 暢

ピアノ:キャスロン・スタロック

CD:ソニー・ミュージックダイレクト MHCC‐30004

 女流ヴァイオリニスト若林 暢(1958年―2016年)は、東京芸術大学、同大学大学院を経てジュリアード音楽院博士課程に奨学金を得て留学。1995年、博士号を得る。ニューヨークを中心にアメリカ各地で演奏活動を行うと共に、ポーランド、イタリア、スペインなどヨーロッパでも度々演奏旅行を行う。1996年、帰国しリサイタルや室内楽を中心に演奏活動を行い、NHKラジオ・NHK総合TV・教育TV・国際放送などで、演奏と共にクラシック音楽のわかりやすい解説も行い好評を得る。1986年「ニューヨーク国際芸術家コンクール」第1位。第9回「ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクール」第2位を受賞し、最優秀音楽解釈賞、ヘンリク・シェリング賞、ワンダウィルコミルスカ賞、ボナズン市長賞も併せて受賞。英国ビックウィックから発売されたデビューCD「ブラームス・ヴァイオリン・ソナタ全曲集」はロンドンのデイリーテレグラム誌で “THE CD OF THE WEEK” に選ばれるなど欧米各誌で絶賛される。また西ドイツ放送協会でもシリーズレコーディングを行い「アイヴス: ヴァイオリン・ソナタ全集」を完成、世界各国で紹介された。現在、国際的ヴァイオリニストとして活躍を続けてきた若林暢の業績と意思を永く後世に伝えるために、一般財団法人「若林 暢音楽財団」が設立されている。

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2017年5月22日

★上岡敏之 新日本フィル音楽監督就任記念のライヴ録音盤


上岡俊之2

R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラは かく語りき」
          交響詩「英雄の生涯」

ソロ・ヴァイオリン:崔 文洙

指揮:上岡敏之

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

録音:2016年9月9日、サントリーホール/9月11日、横浜みなとみらいホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィアレコード OVCL‐00621

 指揮の上岡敏之(1960年生れ)は東京都出身。1979年東京藝術大学に入学、在学中の1982年に安宅賞受賞。1984年ハンブルク音楽大学に留学。キール劇場で専属指揮者を務めた後、エッセンの市立アールト劇場第一専属指揮者、ヘッセン州立歌劇場音楽監督、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任。2004年ヴッパータール交響楽団首席指揮者、2009年ザールラント州立劇場音楽総監督に就任。そして2016年9月に新日本フィルの音楽監督に就任した。このCDは、新日本フィル音楽監督就任記念のライヴ録音盤。

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2017年5月18日

★新鋭ピアニスト カティア・ブニアティシヴィリのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&第3番


カティナ・ブニアティシヴィリ

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&第3番

ピアノ:カティア・ブニアティシヴィリ

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 ピアノのカティア・ブニアティシヴィリは、1987年ジョージア(旧グルジア)のトビリシ生まれ。2003年「ホロヴィッツ国際コンクール」特別賞受賞。トビリシ国立音楽院を経てウィーン国立音楽大学への転入。2008年カーネギーホールにデビュー。同年「アルチュール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール」3位並びに最優秀ショパン演奏賞、オーディエンス・フェイヴォリット賞を受賞。2012年ベルリンにおいて権威ある「エコー賞」を受賞。このCDは、5作目のアルバムで、初のフル・コンチェルト・アルバム。ラフマニノフの有名な2つの協奏曲を、パーヴォ・ヤルヴィ指揮するチェコ・フィルと共演。

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2017年5月15日

★イザベル・ファウストのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲(全曲)


イザベル・ファウスト2

<CD1>

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調K207
         ロンド 変ロ長調K269(261a)
         ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K211
         ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216 a

<CD2>

モーツァルト:ロンド ハ長調 K373
         ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218
         アダージョ ホ長調 K261
         ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K219

           (カデンツァはすべてファウストの依頼によるアンドレアス・シュタイアー作)

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト

指揮:ジョヴァンニ・アントニーニ

古楽アンサンブル:イル・ジャルディーノ・アルモニコ

録音:2015年3月21-23日、2016年2月4-8日、テルデックス・スタジオ(ベルリン)

CD:キングインターナショナル(HARMONIAMUNDI) KKC-5691/92

 ヴァイオリンのイザベル・ファウスト(1972生まれ)はドイツ出身。1987年「レオポルド・モーツァルト・コンクール」優勝。1993年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」優勝。現在、世界で最も注目されているヴァイオリニストの一人。このCDでは、ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」(ガット弦使用)で演奏している。

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2017年5月11日

★ソプラノ 松下悦子の木下牧子 歌曲集


木下牧子

 

木下牧子:歌曲集「太陽は空の中心にかかる」(立原道造 詩)
          食後
          永い午後に
          もし鳥だったなら
          ヴァカンス
          太陽は空の中心にかかる
       おんがく (まど・みちお 詩)
       歌曲集「晩夏」より
            車窓(高田敏子 詩)
       せめて銀貨の三枚や四枚(茨木のり子 詩)
       冬の金魚(新川和江 詩)
       歌曲集「花のかず」より
             竹とんぼに (岸田衿子 詩)
       歌曲集「六つの浪漫」より
             重いのはなあに?(クリスティナ・ロセッティ 詩/水島始 訳)
       風が風を(多田智満子 詩)
       ほのかにひとつ(北原白秋 詩)
       夢見たものは‥‥(立原道造 詩)

ソプラノ:松下悦子

ピアノ:土居知子

録音:2016年8月、富士見市民文化会館キラリふじみ

CD:ナミ・レコード WWCC-7831

 ソプラノの松下悦子は、第39回「オランダ・セルトーケンボス国際声楽コンクール」歌曲部門第3位(1位無し)及びオランダ音楽賞、第63回「日本音楽コンクール」声楽部門第2位及び松下賞、平成8年度「大阪文化祭賞」本賞、第3回「音楽クリティッククラブ奨励賞」などを受賞。ドイツ国立カールスルーエ音楽大学卒業。現在、同志社大学教授(声楽)。

 作曲家の木下牧子は、東京藝術大学作曲科に入学し、同大学卒業、同大学院修了。20代にはオーケストラ作品が多く、日本音楽コンクール管弦楽作曲部門や日本交響楽振興財団作曲賞に入選。30代は合唱が中心となり、歌曲もすでに多数の歌曲集を世に出しており、最も人気のある作曲家の一人。

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2017年5月08日

★第15回「ショパン国際ピアノコンクール」の覇者 ブレハッチ バッハ・リサイタル


ブレハッチ2

バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971(クラヴィーア練習曲集第2巻)
    パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825(クラヴィーア練習曲集第1巻)
    4つのデュエット(クラヴィーア練習曲集第3巻)BWV802~805
    幻想曲とフーガ イ短調 BWV 944
    パルティータ 第3番 イ短調 BWV827(クラヴィーア練習曲集第1巻)
    (ピアノ編曲:マイラ・ヘス):カンタータ「心と口と行いと生活で」BWV147からコラール

ピアノ:ラファウ・ブレハッチ

録音:ハンブルク=ハールブルク (BWV 802~805,825,944)、ベルリン (BWV 147,827,971)

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-1762

 ピアノのラファウ・ブレハッチ(1985年生れ)は、ポーランド出身。ルービンシュタイン音楽学校を卒業後、フェリクス・ノヴォヴィエイスキ音楽大学に学ぶ。2003年第5回「浜松国際ピアノコンクール」で初めて国際コンクールに参加した。1位該当なしの2位に入賞。2004年第4回「モロッコ国際ピアノコンクール」で優勝。2005年第15回「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝し、同時に、マズルカ賞・ポロネーズ賞・コンチェルト賞・ソナタ賞も併せて受賞した。

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2017年5月04日

★フランスのコントラルト歌手ナタリー・シュトゥッツマンのシューベルト:三大歌曲集


ナタリー・シュトゥッツマン

<Disc1>歌曲集「冬の旅」(全曲)
<Disc2>歌曲集「美しき水車小屋の娘」(全曲)
<Disc3>歌曲集「白鳥の歌」(全曲)

コントラルト:ナタリー・シュトゥッツマン

ピアノ:インゲル・ゼーダーグレン

CD:ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCS-13650~2

 ナタリー・シュトゥッツマン(1965年生れ)は、フランスのコントラルト歌手。ナンシー音楽院、パリ・オペラ座の付属学校で学ぶ。1983年~1987年ハンス・ホッターの下でドイツ・リート等を学ぶ。1988年「ベルテルスマン国際声楽コンクール」で優勝。以後、国際的に活動を始めた。2008年から指揮者としても活動を開始。2009年には「オルフェオ55」という古楽系室内管弦楽団を創設して指揮者を務めている。

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2017年5月01日

★吉野直子 ハープ・リサイタル2 “ソナタ、組曲と変奏曲”


吉野直子2

 
ブリテン:ハープのための組曲 Op.83
タイユフェール:ハープのためのソナタ
ヒンデミット:ハープのためのソナタ
クシェネク:ハープのためのソナタ Op.150
サルツェ-ド:古代様式の主題による変奏曲 Op.30(完全版初録音)

ハープ:吉野直子

録音:2016年4月12-15日&10月11日/軽井沢

CD:キングインターナショナル GNY-702

 ハープの吉野直子(1967年生れ)は、父の任地ロンドンで生まれる。母はハープ奏者吉野篤子。米国ロサンジェルスにおいて、6歳からスーザン・マクドナルドにハープを学び始める。1981年第1回「ローマ国際ハープ・コンクール」第2位、1985年第9回「イスラエル国際ハープ・コンクール」に参加者中最年少の17歳で優勝。1988年芸術祭賞、1989年モービル音楽賞奨励賞、1991年芸術選奨新人賞をそれぞれ受賞。このCDは、第1弾「ハープ・リサイタル ~その多彩な響きと音楽」(GNY 701)に続く第2弾。20世紀の重要な作曲家たちによって書かれた「ソナタ」と「組曲」に加え、名ハーピスト、作曲家であったサルツェードの代表作である「変奏曲」を収録。

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