クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2018年 11月

2018年11月29日

★村上敏明 ヴィヴァ・イタリア! デビュー20周年記念アルバム


村上敏明2

陽はすでにガンジス川から
愛の喜びは
サンタ・ルチア
泣かないお前
太陽の大地
つれない心(カタリ・カタリ)
コメ・プリマ
ヴォラーレ
君と旅立とう(タイム・トゥ・セイ・グッバイ)
「リゴレット」~“女心の歌”
「イル・トロヴァトーレ」~“ああ、愛しい人よ”
「イル・トロヴァトーレ」~“見よ、あの恐ろしい炎を”
「アイーダ」~“清きアイーダ”
「道化師」~“衣装をつけろ”
「トスカ」~“星は光りぬ”
「西部の娘」~“やがて来る自由の日に”
「トゥーランドット」~“誰も寝てはならぬ”

テノール:村上敏明

ピアノ:栗原正和
ヴァイオリン:古館由佳子
マンドリン:田中早苗

CD:アールアンフィニ・レーベル MECO-1047

 テノールの村上敏明(1972年生れ)は、国立音楽大学声楽学科卒業。文化庁在外研修員他の奨学金を得て、2001年より2007年までイタリア・ボローニャに留学。2002年オルヴィエートのマンチネッリ劇場にて「リゴレット」マントヴァ公爵でヨーロッパデビュー。在伊中、15の国際声楽コンクールで優勝または上位入賞。第40回「日伊声楽コンコルソ」第1位。第35回「イタリア声楽コンコルソ」シエナ大賞受賞。平成16年度「五島記念文化賞」オペラ新人賞受賞。藤原歌劇団団員。東京藝術大学非常勤講師。人気実力ともに、日本を代表するテノール歌手として、活躍の幅を広げている。このCDは、デビュー20周年記念アルバム。

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2018年11月26日

★森 麻季 “心に残る歌、これからも歌い継いでいきたい歌”


森 麻季

<DISC 1>

歌の翼に (メンデルスゾーン)
君はわが憩い (シューベルト)
くるみの木 (シューマン)
夜と夢 (シューベルト)
献呈 (シューマン)
優雅な月よ (ベッリーニ)
私の愛する人の (ドナウディ)
おお、愛の美しい住処よ (ドナウディ)
君にまた会うのはいつだろう (ドナウディ)
私の愛の日々よ (ドナウディ)
限りなく優雅な絵姿 (ドナウディ)
うるわしのアマリッリ (カッチーニ)
そばにいることは (伝ローザ)
あこがれの人のまわりに (チェスティ)
おいで、私の喜びよ (ヴィヴァルディ)
愛の神よ、私をどこに追いやるのですか (ロッシ)
さようなら、コリンド (チェスティ)
ヴォカリーズ (ラフマニノフ)

<DISC 2>

クロリスに (アーン)
至福の時 (アーン)
月の光 (フォーレ)
夢のあとに (フォーレ)
旅への誘い (デュパルク)
悲しき歌 (デュパルク)
フィディレ (デュパルク)
夢に来ませ (リスト)
あなたが欲しい (サティ)
アニー・ローリー (スコット)
夢路より (フォスター)
夕べの賛歌 (パーセル)
ネッラ・ファンタジア (モリコーネ)
夢やぶれて (ショーンバーグ)
アメイジング・グレイス (伝承曲)

ソプラノ:森 麻季

ピアノ:山岸茂人

録音:2017年7月、8月、2018年7月6日、稲城市立iプラザ

CD:エイベックス・クラシックス AVCL-25974~5(2CD)

 プラノの森 麻季(1970年生れ)は、東京都出身。東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、同大学院独唱専攻を修了。在学中に安宅賞受賞。文化庁派遣芸術家在学研修員としてミラノのヴェルディ国立音楽院に留学。また、ミュンヘン国立音楽大学大学院を修了。第26回「イタリア声楽コンコルソ」優勝、ミラノ大賞受賞。1998年「カマイオーレ国際コンクール」オペラ部門と歌曲部門で優勝。日本人として初めてワシントン・ナショナル・オペラに出演、「ワシントン・アワード」受賞。2000年度「出光音楽賞」受賞。2001年度「ホテルオークラ音楽賞」受賞。古典から現代まで幅広いレパートリーを誇り、類稀なる技術に裏打ちされた透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛されている。

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2018年11月22日

★カンブルラン指揮読響の「アッシジ」全曲版の日本初演ライヴ録音盤


メシアン

メシアン:歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」(全3幕8景)

指揮:シルヴァン・カンブルラン

管弦楽:読売日本交響楽団

オンド・マルトノ:ヴァレリー・アルトマン=クラヴリー、大矢素子、小川 遥

独唱:天使:エメーケ・バラート(ソプラノ)
    聖フランチェスコ:ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)
    重い皮膚病を患う人:ペーター・ブロンダー(テノール)
    兄弟レオーネ:フィリップ・アディス(バリトン)
    兄弟マッセオ:エド・ライオン(テノール)
    兄弟エリア:ジャン=ノエル・ブリアン(テノール)
    兄弟ベルナルド:妻屋秀和(バス)
    兄弟シルヴェストロ:ジョン・ハオ(バス)
    兄弟ルフィーノ:畠山 茂(バス)

合唱指揮:冨平恭平

合唱: 新国立劇場合唱団、びわ湖ホール声楽アンサンブル

録音:2017年11月19日、26日、サントリーホール(ライヴ録音)

CD:キングインターナショナル ALTUS ALT-398~401(4CD)

 このCDは、カンブルラン×読響の「アッシジ」全曲版の日本初演ライヴ録音盤。メシアン畢生の大オペラ「アッシジの聖フランチェスコ」は9人のソロ歌手、40近い打楽器、10パートからなる合唱など破格の規模の編成で、演奏時間も4時間を優に超える作品。国内ではこれまで抜粋版が演奏されるにとどまっていた。指揮のカンブルランはメシアンの管弦楽作品の体系的な録音を残しているメシアン音楽のスペシャリス。

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2018年11月19日

★庄司紗矢香のベートーヴェン&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲


庄司沙矢香

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

ヴァイオリン:庄司紗矢香

指揮:揮: ユーリ・テミルカーノフ

管弦楽:サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団

録音:2017年10月、ロシア、サンクトペテルベルグ(ライヴ録音)

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG‐1811

 ヴァイオリンの庄司紗矢香(1983年生れ)は、東京都国分寺市出身。1995年キジアーナ音楽院に入学。1998年以降、ケルン音楽大学でブロンに師事。 また、同年ルツェルン祝祭管弦楽団とヨーロッパ演奏旅行を行い、ウィーン・ムジークフェラインザールでウィーン・デビューを果たす。1999年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」で史上最年少で優勝。

 指揮のユーリー・テミルカーノフ(1938年生れ)はロシア出身。1977年から1988年までキーロフ劇場(現マリインスキー劇場)の芸術監督・首席指揮者を務め、1988年よりレニングラード・フィルハーモニー交響楽団(現在はサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団)の音楽監督・首席指揮者に就任。1992年英国のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(1998年から桂冠指揮者)に就任。1998年からボルティモア交響楽団の音楽監督を務めた。

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2018年11月15日

★3度目の録音 ヨーヨー・マのバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲


ヨーヨー・マ

<DISC1>

バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
     無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008
     無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009

<DISC2>

バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010
     無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011
     無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012

チェロ:ヨーヨー・マ

録音:2017年12月12日~15日、アメリカ、マサチューセッツ州、メカニクス・ホール

CD:ソニーミュージック SICC30488~9 (2枚組)

 このCDは、世界的チェロ奏者のヨーヨー・マ(1955年生れ)の3度目のバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲盤。これまで1982年、1997年の2回にわたりバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲をリリースしており、それぞれがヨーヨー・マの代表作としてベストセラーになっている。

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2018年11月12日

★ウェールズ弦楽四重奏団による「ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集」第2弾


四重奏団ウェールズ弦楽

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番
          弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」

弦楽四重奏:ウェールズ弦楽四重奏団

             ヴァイオリン:﨑谷直人
             ヴァイオリン:三原久遠
             ヴィオラ:横溝耕一
             チェロ:富岡廉太郎

録音:2018年2月1・5・6日、5月1日 富士見市民文化会館キラリふじみ

CD:フォンテック FOCD9787

 ウェールズ弦楽四重奏団は、桐朋学園の学生により2006年に結成。2008年「ミュンヘンARD国際音楽コンクール」にて第3位、日本人の団体として東京クヮルテット以来38年ぶりの入賞を果たす。2009正式なデビュー公演を行う。2010年春より拠点をスイス・バーゼルに移し、バーゼル音楽院にてライナー・シュミット(ハーゲン四重奏団)のもとで研鑽を積む。2011年「バーゼル・オーケストラ協会(BOG)コンクール」にてエクゼコー賞受賞、第7回「大阪国際室内楽コンクール」弦楽四重奏部門第3位。2013年2月より拠点を日本に移し活動。このCDは、ウェールズ弦楽四重奏団の「ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集」の第2弾。

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2018年11月08日

★イリーナ・メジューエワのバッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(2015年)に続く第2巻リリース


イリーナ・メジューエワ2

バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻

ピアノ:イリーナ・メジューエワ

録音:2017~2018年、新川文化ホール(富山県魚津市)

CD:若林工房 WAKA-4209~10(2枚組)

 ピアノのイリーナ・メジューエワ(1975年生れ)はロシア、ゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)出身。グネーシン音楽学校でヴラディミール・トロップに師事。1992年ロッテルダムで開催された「エドゥアルト・フリプセ国際ピアノ・コンクール」で優勝。 以後、ヨーロッパ諸国で演奏活動を行う。1997年から日本の京都を本拠とし、アジア各国で演奏活動を展開。2015年第27回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」(クラシック部門、独奏独唱部門賞)受賞。現在、京都市立芸術大学音楽学部専任講師。このCDは、2015年にリリースされた「第1巻」に続き、メジューエワによるバッハ:平均律クラヴィーア曲集、待望の続編(第2巻)。

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2018年11月05日

★イザベル・ファウストを中心とした古楽器アンサンブルによるシューベルト:八重奏曲他


シューベルト 八重奏曲

シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 op.166, D803
         5つのメヌエットと5つのドイツ舞曲 D89より第3番、第5番
              (原曲 : 弦楽四重奏曲 / オスカー・ストランスノイによる八重奏編曲版)

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
ヴァイオリン:アンネ・カタリーナ・シュライバー
ヴィオラ:ダヌシャ・ヴァスキエヴィチ
チェロ:クリスティン・フォン・デア・ゴルツ
コントラバス:ジェームス・マンロ
クラリネット:ロレンツォ・コッポラ
ホルン:トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト
バスーン:ハヴィエル・ザフラ

CD:キングインターナショナル KKC5914

 シューベルトの八重奏曲 ヘ長調 D803は、1824年に作曲した作品。当時の著名なクラリネット奏者フェルディナント・トロイヤー伯爵の委嘱に応じて着手された。弦楽四重奏曲「ロザムンデ」や「死と乙女」と同時期の作品で、シューベルトの明るく暖かくて柔和な一面を表している。シューベルトの円熟期を代表する傑作の1つ。このCDでは、ヴァイオリン:イザベル・ファウストを中心に編成されたピリオド楽器によるアンサンブルの演奏。

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2018年11月01日

★準・メルクル指揮トーンキュンストラー管弦楽団のR・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」/組曲「町人貴族」/交響詩「死と変容」


準・メルクル

R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
          組曲「町人貴族」
          交響詩「死と変容」

指揮:準・メルクル

管弦楽:トーンキュンストラー管弦楽団

CD:エイベックス AVCL25971

 指揮の準・メルクル(1959年生れ)は、ドイツ人の父と日本人の母との間に、ドイツ、ミュンヘンで生まれる。ハノーファー音楽院で学ぶ。1991年にザールラント州立劇場の音楽総監督に就任。1994年から2000年までマンハイム国民劇場音楽総監督に就任。近年では、ロイヤル・オペラ・ハウス、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ゼンパー・オーパー、サンフランシスコ歌劇場等でオペラ指揮者として活躍。リヨン国立管弦楽団音楽監督、MDR交響楽団首席指揮者を歴任。

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