クラシック音楽 新譜CD情報


2013年4月11日

★昨年死去した日本人初の国際的ヴァイオリニスト、諏訪根自子を偲ぶSPレコード復活盤

 

アルバム「諏訪根自子の芸術」
      (1933年~1935年に録音されたコロムビア音源全26曲のコンプリート収録 、
       曲順はSP発売順、蓄音機によるSP盤再生音源使用 )

<DISC 1>

1.ドヴォルザーク:ユーモレスク
2.フリッツ・クライスラー:プニャーニの形式による前奏曲とアレグロ より アレグロ
3.リース:ペルペテウム・モビール
4.ゴダール:ジョスランの子守歌
5.ドルドラ:スーヴニール
6.フィオリロ:カプリス Op.3-28
7.チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
8.マリー:金婚式
9.ドリゴ:セレナード
10.フォーレ:夢のあとに
11.サラサーテ:ロマンサ・アンダルーサ
12.キュイ:オリエンタル
13.マスネ:タイスの瞑想曲
14.サン=サーンス:白鳥
15.シューベルト:セレナード
16.バッハ:ガヴォット
17.グラズノフ/クライスラー・編:セレナード・エスパニヨル
18.ドリゴ:ヴァルス・ブルエット
19.ドヴォルザーク/クライスラー・編:インディアン・ラメント
20.田中穂積/山田耕筰・編:美しき天然
21.バッハ=グノー:アヴェ・マリア
22.パデレフスキー/クライスラー・編:メヌエット

<DISC 2>

1.瀧廉太郎/山田耕筰・編:荒城の月
2.グノー:セレナード
3.シューマン:トロイメライ
4.ファリャ:西班牙舞曲

ヴァイオリン:諏訪根自子

ピアノ:上田仁 (DISC 1:1-4)
    ナデイダ・ロイヒテンベルク (DISC 1:5-22、DISC 2:1-4、SP盤ではナデイーネ・ロイヒテンベルヒと表記)

使用蓄音器: ビクター ビクトローラ・クレデンザ Victrola Credenza VE8-30X、大正14(1925)年~昭和5(1930)年 米国製(木製ホーン<途中まで金属製>)

音源提供: 金沢蓄音器館 (DISC 1:1-5、7、12、17-18)
        クリストファ・N・野澤 (DISC 1:6、13-16、19-22 DISC 2:1-2)
        田中隆雄(DISC 2:3-4)

付録1:金属原盤がコロムビアに保存されている全音源16曲

付録2:3台の蓄音機による同一SP音源聴き比べ
  いずれも金沢蓄音機館所蔵(本編DISC 1:17と同一のSP盤を再生し、マイクロフォンで録音)、ブランズウィック ヴァレンシア E.M.G.エキスパート・シニア イギリス・グラモフォン H.M.V. モデル194

CD:日本コロムビア COCQ‐8513~4(2枚組)

 日本人初の国際的ヴァイオリニスト、諏訪根自子(1920年~2012年)。彼女が天才少女と謳われた1930年代に、コロムビアに録音した音源の待望の初CD化。コロムビアの専属アーティストであった1933年~1935年に録音された、SP盤にして13枚分、26曲の全てがSP盤の録音=発売日順に収録されている。これら一連の録音の後、戦前のヨーロッパに留学、フルネ指揮コンセール・ラムルーやクナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィルなどと共演。終戦後も活躍を続けるが、60年代には公の場での演奏をほとんどせず、この美貌の名手の名前は伝説化した。

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