クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2016年 12月

2016年12月30日

◆第46回イタリア声楽コンコルソ、ソプラノの砂田愛梨がミラノ大賞受賞


 第46回イタリア声楽コンコルソ(毎日新聞社・日本イタリア協会共催)が行われ、選考結果が次の通り発表された。

【ミラノ大賞部門】

砂田愛梨:ソプラノ(Spp.)
      東京音楽大学大学院修了・新国立劇場オペラ研修所第18期生在籍中

【シエナ大賞部門】

海道弘昭:テノール(Ten.)
       国立音楽大学声楽科卒業

【ロイヤルティガ―国際部門】

一位  小川栞奈 ソプラノ(Sop.)
       東京藝術大学大学院音楽研究科オペラ専攻、修士課程1年在籍中
二位 西影星二 テノール (Ten.)
       名古屋大学医学部卒業
三位 浅原孝夫 テノール(Ten.)
       洗足学園音楽大学卒業

【三部門共通】

テノール特賞:前川健生 テノール(Ten.)
            東京学芸大学大学院修了、二期会会員
金賞:陳金キン バリトン(bar.)
             東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程オペラ専攻二年次在籍
金賞:曽我雄一 テノール(Ten.)
            武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科 卒業
イタリア大使杯:岡村実和子 ソプラノ(Sop.)
            桜美林大学 (アメリカ・メンフィス大学研修生)

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2016年12月27日

◆芸術祭賞、大賞に柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会実行委員会


 平成28年度(第71回)文化庁芸術祭賞受賞者が次の通り発表された。

<音楽部門>

【大賞】柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会実行委員会

        柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会の成果

【優秀賞】(関西参加公演の部)林 裕

        林裕チェロリサイタル チェリスト=コンポーザー・コレクションの成果

【新人賞】(関西参加公演の部)松原 友

        松原友テノールリサイタルの成果

<レコード部門>

【優秀賞】キングインターナショナル

        N響世界一周演奏旅行1960

【優秀賞】フォンテック

        甲斐説宗の音楽

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2016年12月20日

◆ヘルベルト・ブロムシュテット、NHK交響楽団の桂冠名誉指揮者に


 NHK交響楽団は、同楽団の名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットに桂冠名誉指揮者の称号を授与した。

 ヘルベルト・ブロムシュテットはスウェーデン人の両親のもと1927年、アメリカで生まれた。1954年ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団で指揮者デビュー。その後、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団、デンマーク放送交響楽団で首席指揮者を務める。1975年から1985年までは、シュターツカペレ・ドレスデンで首席指揮者を務めた。1985年から1995年までサンフランシスコ交響楽団音楽監督、1996年から1998年まで北ドイツ放送交響楽団の音楽監督、1998年から2005年までライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団音楽監督、その後も名誉指揮者として、共演を続けている。またデンマーク放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団、バンベルク交響楽団から名誉指揮者の称号が贈られ、2016年5月にはシュターツカペレ・ドレスデン名誉指揮者に就任、2007年には名誉金バッジを授与されている。1986年よりNHK交響楽団名誉指揮者、2016年12月より桂冠名誉指揮者。

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2016年12月17日

◆第18回「ホテルオークラ音楽賞」、指揮者の鈴木優人とチェリストの新倉 瞳が受賞 


 第18回「ホテルオークラ音楽賞」は、指揮者・作曲家・ピアニスト・チェンバリスト・オルガニストの鈴木優人とチェリストの新倉 瞳が受賞した。

 授賞式と記念演奏会は、2017年2月28日(火)、ホテルオークラ東京で開催される。

                                ◇

 指揮者・作曲家・ピアニスト・チェンバリスト・オルガニストの鈴木優人(1981年生まれ)は、東京芸術大学作曲科を経て、同大学院古楽科修了。オランダ、ハーグ王立音楽院修士課程で学び、オルガン科を首席で修了。アムステルダム音楽院で学ぶ。2005年オリジナル楽器を用いてバロック音楽から現代音楽までを演奏するアンサンブル・ジェネシスを結成。2008年マルチメディアの手法を用いてドイツリートの普及を図る日独リートフォーラムを結成。2009年、声楽アンサンブル ヴォクス・ルミニスの首席オルガニストに就任。 2012年、英グラモフォン・アワード(英語版)総合大賞受賞。現在、オランダ在住。

 チェリストの新倉 瞳(1985年生まれ)は、ドイツ・デュッセルドルフから11歳で帰国し、桐朋女子高等学校音楽科卒業。2006年12月紀尾井ホールにてデビューリサイタルを行う。2007年横坂源、堀内詩織、宮田大らの桐朋学園大学の同期生とチェロ四重奏「チェリステン桐」を結成。2008年桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。2009年「第5回ルーマニア国際音楽コンクール」室内楽部門第1位。同年9月よりスイスのバーゼル音楽院に留学。2010年には崎谷直人(バイオリン)、沼沢淑音(ピアノ)とピアノ三重奏「ピアノ・トリオ」を結成。2015年「インターナショナル・ヴェラン・クラシコ」チェロ部門第1位。現在、スイス・チューリヒ在住。

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2016年12月15日

◆「『熱狂の日』2017 」、5月4日~6日に開催決定


 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)『熱狂の日』音楽祭2017」の開催日が2017年5月4日(木・祝)・5日(金・祝)・6日(土)のゴールデンウィークに決定した。 

 テーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。ルネサンスから今日まで600年間にわたるダンスと音楽の密接な関係をたどる。

 主な出演は、ピアニスト―アルゲリッチも絶賛するネルソン・ゲルナーが初参加、レミ・ジュニエ、小曽根真をはじめ常連や若手も多数出演。オーケストラ― フランス国立ロワール管弦楽団、オーベルニュ室内管弦楽団、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィアが来日するほか、新日本フィルハーモニー交響楽団が出演。和太鼓奏者 林英哲が今年も登場。注目のパーカッショニスト シモーネ・ルビノとの共演も。メキシコの伝統音楽アンサンブルTembembe(テンベンベ)など民族音楽のグループが初来日。

                              ◇                    

<ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017】実施概要>

■催事名: ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017
■テーマ:ラ・ダンス 舞曲の祭典
■開催日: 2017年5月4日(木・祝)・5日(金・祝)・6日(土)
■会 場: 東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町エリア
■公演数(予定): 約350公演(うち有料公演122公演)
■来場者見込み: 約43万人(うち東京国際フォーラム 約37万人)
■主催: 株式会社東京国際フォーラム
■企画制作: CREA/KAJIMOTO
■公式サイト: http://www.lfj.jp

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2016年12月13日

◆クリスティアン・アルミンク、広島交響楽団首席客演指揮者に就任


 2017年度から広島交響楽団の音楽総監督に就任する下野竜也の要請を受け、この度クリスティアン・アルミンクが、2017年4月より広島交響楽団の首席客演指揮者に就任する。任期は下野竜也音楽総監督と同じ5年。

 指揮のクリスティアン・アルミンクは、ウィーン生まれ。ウィーン国立音楽大学で学んだあと、ボストンの小澤征爾のもとで研鑽を積み、ヤナーチェク・フィルの首席指揮者、ルツェルン歌劇場およびルツェルン交響楽団の音楽監督などを経て、2003年から13年まで新日本フィルの音楽監督を務めた。2011年ベルギーの国立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督に就任。2017年4月広島交響楽団首席客演指揮者に就任。

                              ◇

 2017年シーズンからの広島交響楽団の新体制は次の通り。

   音楽総監督:下野竜也
   終身名誉指揮者:秋山和慶
   首席客演指揮者:クリスティアン・アルミンク
   ミュージック・パートナー:フォルクハルト・シュトイデ
   平和音楽大使:マルタ・アルゲリッチ 

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2016年12月13日

◆平成28年度「咲くやこの花賞」の音楽部門[室内楽]、ピアノ、フォルテピアノ、チェンバロ奏者の高田泰治が受賞


 平成28年度「咲くやこの花賞」の音楽部門[室内楽]は、高田泰治が受賞した。

 「咲くやこの花賞」は、創造的で奨励に値する芸術文化を通じて大阪文化の振興に貢献し、かつ将来の大阪文化担うべき人材(個人または団体)に対し、一層の飛躍の期待を込めて大阪市が昭和58年度から贈呈している賞。

 ピアノ、フォルテピアノ、チェンバロ奏者の高田泰治は、2002年3月大阪音楽大学大学院音楽研究科器楽専攻ピアノ・ソロ研究室修了と同時に中野振一郎のもとでチェンバロを学ぶ。高田はチェンバロ奏法を基調にしたピアノ奏法によって19世紀のサロン音楽を中心に活動を展開。また日本テレマン協会の演奏家たちとの共演を通じて研鑽を積み活動の場を広げて来た。さらに定期的にドイツへ赴き、フォルテピアノをミュンヘン音楽大学のクリスティーネ・ショルンスハイム氏に師事。

贈呈式は、平成29年2月27日(月)18時30分から大阪市中央公会堂で行われる。

                              ◇

<平成28年度「咲くやこの花賞」受賞者>

 美術部門[現代美術]         大﨑のぶゆき
 音楽部門[室内楽]          高田泰治
 演劇・舞踊部門[文楽・人形遣い] 吉田簑紫郎
 大衆芸能部門[落語]         桂佐ん吉
 文芸その他部門[作家]        門井 慶喜

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2016年12月11日

◆2016年度第23回「志鳥音楽賞」、豊橋交響楽団と長崎ハンドベル コミュニティーが受賞。


 2016年度第23回「志鳥音楽賞」は、豊橋交響楽団と長崎ハンドベル コミュニティーの2団体が受賞した。

 「志鳥音楽賞」(主催:クラシック音楽興隆会)は、地域に密着した幅広いクラシック音楽の普及活動によってクラシック音楽の愛好家層の拡大に貢献のあった個人または団体に対し、その功績をたたえ、その活動を支援する趣旨で、毎年、応募者の中から選考した個人または団体に賞金(1回につき100万円)を贈呈する。

                               ◇

 豊橋交響楽団(愛知県豊橋市/会長:足木準治氏)

 長崎ハンドベル コミュニティー(長崎県長崎市/会長:大串秀人氏)

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2016年12月06日

◆タワーレコード、2016年「輸入盤TOP40」「国内・話題盤10タイトル」「タワーレコード企画盤TOP20」発表


 タワーレコードは、2016年タワー・オンライン、クラシカルで売れた「輸入盤TOP40」と、話題となった「国内・話題盤10タイトル&関連アイテム」そして、「タワーレコード企画盤TOP20」を発表した。

【クラシック輸入盤TOP40】

<第1位>

アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第4番

<第2位>

コパチンスカヤ(ヴァイオリン)、
クルレンツィス(指揮)ムジカエテルナ
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、
ストラヴィンスキー:結婚

<第3位>

朝比奈隆(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版)

【クラシック国内・話題盤10選】

<第1位>

広上淳一(指揮)
東京ガーデン・オーケストラ
サンダーバード 音楽集 〜オリジナル・スコアによる

<第2位>

サラ・ブライトマン
GALA – ザ・コレクション

<第3位>

Various Artists
ナチュラル・ヒーリング〜四季のクラシックと、日本の自然音

【タワーレコード企画盤TOP20】

<第1位>

セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団、他
ベートーヴェン:交響曲全集(2016年DSDリマスター)

<第2位>

アルゲリッチ(ピアノ)コンドラシン(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、バイロイト放送交響楽団
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

<第3位>

セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
ベートーヴェン:序曲集

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2016年12月03日

◆和歌山県、読売日本交響楽団よりベートーベン直筆の楽譜などが含まれる南葵音楽文庫の寄託を受ける


 和歌山県は、読売日本交響楽団より、南葵音楽文庫の寄託を受けることになった。

 南葵音楽文庫は、紀州徳川家の第16代当主である徳川頼貞が、私財を投じて建設したわが国初の音楽専用ホール「南葵楽堂」に併設された音楽図書館に所蔵されていた音楽書・楽譜のコレクション。ベートーベン直筆の楽譜やインキュナブラと呼ばれる初期の印刷本といった貴重資料が含まれている。

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