クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2021年3月18日

2021年3月18日

◆令和2年度(第77回)「日本芸術院賞」、指揮者の小林研一郎が受賞


 日本芸術院は、令和2年度(第77回)「日本芸術院賞」の授賞者(音楽分野)を以下のとおり決定した。

                      ◇

【恩賜賞】       
 
日本芸術院賞   指揮・作曲   小林研一郎(80歳)

 長年にわたる音楽芸術文化全体に及ぶ,幅広く卓越した活動に対して

 指揮の小林研一郎(1940年生まれ )は、東京藝術大学指揮科を卒業。1974年第1回「ブダペスト国際指揮者コンクール」第1位、特別賞を受賞。1987年から1997年までハンガリー国立交響楽団(現ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団)の常任指揮者、音楽総監督(GMD)を務め、現在は桂冠指揮者。日本では、東京交響楽団首席客演指揮者、東京都交響楽団正指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督・桂冠指揮者などを歴任。ハンガリー・ブダペスト交響楽団名誉指揮者。                 
        

コメント/トラックバック投稿 »


2021年3月18日

◆米国出身の指揮者のジェームズ・レバインが死去(享年77歳)


 米国出身の指揮者のジェームズ・レバインは、カリフォルニア州パームスプリングズで死去した。享年77歳。

 ジェームズ・レバインは、1961年にジュリアード音楽院に入学。ジュリアードを卒業後、クリーヴランド管弦楽団でジョージ・セルの指揮見習いと助手を1970年まで務める。1970年にフィラデルフィア管弦楽団の客演指揮者として指揮者デビュー。同年オペラ指揮者としてもデビュー。アメリカのオケではシカゴ交響楽団と関係が深い。1971年「トスカ」の記念公演で初めてメトロポリタン歌劇場(MET)の指揮台に立ち、大成功をおさめた。その後も同劇場に出演を重ねる事となり、首席指揮者に任命される。1975年より音楽監督、1986年からは(MET史上初の)芸術監督に就任。1999年にセルジュ・チェリビダッケの死後空席になっていたミュンヘン・フィルの音楽監督に就任。2004年には小澤征爾の後任として、ボストン交響楽団の音楽監督にも就任した。2016年MET名誉音楽監督に就任。しかし、2018年メトロポリタン歌劇場は、調査の結果、性的虐待疑惑の「信頼できる証拠」が出たとして、レヴァインを解雇した。

コメント/トラックバック投稿 »