クラシック音楽 ニュース


2012年8月24日

◆第10回「東京音楽コンクール」、8月27日~31日に本選開催


 第10回「東京音楽コンクール」(主催:東京文化会館、読売新聞社、花王、東京都)の本選が、8月27日~31日に開催される。

 同コンクールは、芸術家としての自立を目指す可能性に富んだ新人音楽家を発掘し、育成・支援を行うことを目的とし、本選では、オーケストラとのコンチェルトを実施し、音楽性や技術を競うことになっている。また、各部門で聴衆による投票を行い、強く印象に残り、最も多い票を得た出場者に「聴衆賞」が贈られる。

 本選の日程は次の通り。 ピアノ部門8月27日、弦楽部門8月28日、声楽部門8月30日、金管部門8月31日。

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2012年8月23日

◆2012年度第81回「日本音楽コンクール」、8月24日から開始


 2012年度第81回「日本音楽コンクール」(主催:毎日新聞社/NHK)が、8月24日(作曲第1審査)から開始される。

 「日本音楽コンクール」は、これまで数多くの有望な新人音楽家を世に送り続け、現在では、応募部門の多さと高い水準により、わが国の楽壇最高の登竜門として知られている。

 本選は、10月23日クラリネット、10月24日声楽、10月25日トランペット、10月26日作曲、10月27日バイオリン、10月28日ピアノの日程で行われることになっている。

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2012年8月20日

◆第7回武蔵野市国際オルガンコンクール、9月29日に本選開催


 第7回武蔵野市国際オルガンコンクールは、本選が9月29日開催される。それに先立ち第1次予選が15名の参加者により9月21日~22日に行われる。

 今回のCD/DVDオーディションには21ヶ国より95名の応募があり、その中から12名と昨年の公開オーディションを通過した3名の合計15名が第1次予選参加者に決定した。

 第1次予選CD/DVDオーディションを通過した日本人参加者は次の通り。

 福本 茉莉/浜屋 恵/長田 真実/ 野口 利菜/大平 健介/山田 由希子 /龍田優美子/冨田真希

 同コンクールは、広くわが国並びに海外の優秀なオルガン演奏家を見いだし、その育成と国際交流の進展に寄与することを目的とし、1988年に第1回が開催され、以後、4年に1回開催されている。

 今回の第2次予選は9月25日~26日、本選は9月29日、また入賞者披露演奏会は9月30日に開催される。

 会場は武蔵野市民文化会館小ホール(東京都)、使用楽器はマルクーセン&ソン社製オルガン(1984年製)

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2012年8月16日

◆東京交響楽団、2013年4月から3年間、29歳のクシシュトフ・ウルバンスキを首席客演指揮者に迎える


 東京交響楽団は、クシシュトフ・ウルバンスキを、2013年4月から3年間の任期で、首席客演指揮者に迎える。

 クシシュトフ・ウルバンスキは、1982年ポーランド生まれの29歳。現在、アメリカ・インディアナポリス交響楽団音楽監督とノルウェー・トロンヘイム交響楽団首席指揮者を務めている。

 今後は、2014年5月のベルリン・フィルへのデビューが決定しているほか、ウィーン響、ドイツ・カンマーフィル、ハンブルク北ドイツ放送響、フランス放送フィル、オスロフィル、ナショナル響、ロサンゼルス・フィル、ローマ聖チェチーリア音楽院管、フィンランド放響など世界各地のオーケストラへのデビューまたは客演が予定されており、まさに世界を席巻する活躍を見せている。

 ウルバンスキの東京交響楽団デビューは、2009年11月東京オペラシティシリーズで、母国ポーランドの作曲家キラールの「オラヴァ」、ショパン「ピアノ協奏曲第2番(ピアノ:ペーテル・ヤブロンスキ)」、ドヴォルザーク「交響曲第9番」を指揮した。スコアをすべて暗譜してリハーサルを行うなど、その優れた才能を遺憾なく発揮。2度目の客演は、2011年6月サントリー定期&川崎定期演奏会で、ルトスワフスキ「小組曲」、シマノフスキ「ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:諏訪内晶子)」、ショスタコーヴィチ「交響曲第10番」を圧倒的なパワーで聴衆、楽団員を魅了した。

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2012年7月31日

◆第33回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルが8月17日~30日に開催


 第33回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル(音楽監督:西村 朗)が、8月17日~30日に開催される。草津夏期国際音楽アカデミーでは、世界的な演奏家による公開レッスンを8月21日~28日に行う。また、草津夏期国際音楽フェスティヴァルでは、「生誕150周年 C.ドヴュッシーとW.A.モーツァルト」のテーマの下、草津音楽の森国際コンサートホールを会場に開催される。

~オープニング・コンサート~

ドヴュッシー:牧神の午後への前奏曲
ウェーバー:クラリネット・コンチェルティーノOp.26
西村 朗:クラリネットと弦楽のための第1のバルド
ドビュッシー:交響詩「海」

指揮:三ツ橋敬子

管弦楽:群馬交響楽団

クラリネット:カール・ライスター

会場:草津音楽の森国際コンサートホール

日時:2012年8月17日(金) 午後4時

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2012年7月23日

◆東京文化会館の音楽監督に指揮者の小林研一郎が就任


 

 東京文化会館の音楽監督に、指揮者の小林研一郎が7月1日から就任する。

 小林研一郎は、1940年4月9日生まれ。東京藝術大学作曲科および指揮科を卒業。第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞受賞。ハンガリー国立交響楽団音楽総監督をはじめ、日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督などを歴任。 ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、民間人最高位の「星付中十字勲章」 、2010年にはハンガリー文化大使の称号が授与されている。 現在、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団および名古屋フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者、読売日本交響楽団の特別客演指揮者、九州交響楽団の首席客演指揮者、東京藝術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院の名誉教授。2011年、文化庁長官表彰を受ける。

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2012年7月17日

◆第10回国際オーボエコンクール・軽井沢が9月30日~10月7日、軽井沢大賀ホールにて開催


 第10回国際オーボエコンクール・軽井沢(主催:ソニー音楽財団)が、9月30日~10月7日、長野県の軽井沢大賀ホールにて開催される。また、10月8日には、上位入賞者&審査委員コンサートが行われることになっている。

 国際オーボエコンクールは、1985年より3年毎に開催している世界でも有数のオーボエ単独の国際コンクール。第7回までは東京において、2006年の第8回からは、長野県の軽井沢大賀ホールにおいて開催している。

 今回の第10回コンクールには27の国と地域より、160名の応募があった。

 第1次予選: 2012年9月30日(日)・10月1日(月)
           ◇第1次予選通過者発表:10月1日(月)
 第2次予選: 2012年10月3日(水)・4日(木)・5日(金)
           ◇第2次予選通過者発表:10月5日(金)
 本選及び表彰式: 2012年10月7日(日)

 上位入賞者&審査委員コンサート: 2012年10月8日(月・祝)

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2012年7月13日

◆第33回霧島国際音楽祭、7月18日から8月5日まで開催


 第33回霧島国際音楽祭(主催:鹿児島県他)が、7月18日(水)から8月5日(日)まで、「霧島国際音楽ホール(愛称:みやまコンセール)」など鹿児島県下の各会場で開催される。

 霧島国際音楽祭は、1975年、来日中のゲルハルト・ボッセ氏 (当時、東独ゲヴァントハウス管弦楽団第一コンサートマスター) に、鹿児島の教育者が講習会開催を持ちかけたことが発端で1980年から毎年開催されてきた。「志があっても留学できない学生のために、優れた音楽家による教育と音楽会を聴ける機会をつくる」ことが目的であった。場所は国立公園に接する温泉観光地・霧島高原が選ばれ、音楽祭の理念には「技術的にも、人間的にも自立できる音楽家を育てること」が掲げられた。市民の献身と音楽家の情熱でスタートした音楽祭は、その後の長期不況の中でも、着実に成長してきた。

 なお、7月29日(日)には、「ゲルハルト・ボッセ名誉音楽監督追悼特別コンサート」が開催されることになっている。ゲルハルト・ボッセ氏は、今年2月1日に90歳で没した。1980年、霧島国際音楽祭を創設し、音楽監督を務め、2001年からは同音楽祭名誉音楽監督に就任した。2011年にはゲヴァントハウス管弦楽団より名誉団員の称号が贈られるなど、世界のクラシック音楽界に大きな足跡を残した。

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2012年7月12日

◆「東京国際ヴィオラコンクール」の入賞者が決まる


 アジア唯一の国際的なヴィオラ単独のコンクールである「東京国際ヴィオラコンクール」の本選の結果が次の通り発表された。

第1位:ウエンティン・カン (中国)

第2位:バーバラ・ブントロック (ドイツ)

第3位: 牧野葵美 (日本)

第4位: アドリエン・ボワソー (フランス)

 東京国際ヴィオラコンクールは、1992年、世界的ヴィオラ奏者・今井信子の提唱により「ヴィオラの礼賛」「優れたヴィオラ作品紹介と新作発表」「若手の育成」の3つをコンセプトにスタートしたヴィオラのための祭典“ヴィオラスペース”の一環として、3年に1度開催するもの。コンクールの入賞者には、翌年以降のヴィオラスペースへの出演が約束される。

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2012年7月08日

◆パーヴォ・ヤルヴィ、N響の首席指揮者に就任


 NHK交響楽団は、2015年9月よりパーヴォ・ヤルヴィを首席指揮者に迎えると発表した。

 契約は2015年9月から3年間で、これに先立ち2015年2月には定期公演に出演することになっている。このほか海外公演も計画されており、N響の世界的評価を高めるものと期待される。

 パーヴォ・ヤルヴィは、1962年、エストニアの首都タリンに生まれる。音楽の名門一家の出身で、父(ネーメ)と弟(クリスティアン)も世界的指揮者として名高い。タリン音楽院で学んだ後、1980年家族で渡米。スウェーデンのマルメ交響楽団首席指揮者、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団首席客演指揮者、シンシナティ交響楽団音楽監督を歴任。

 現在、パリ管弦楽団音楽監督、フランクフルト放送交響楽団音楽監督、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団芸術監督を務めている。

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