2012年7月05日
◆大友直人、群馬交響楽団の次期音楽監督に就任
大友直人が、群馬交響楽団の次期音楽監督に就任する。就任期間は、2013年4月1日から3年間。
大友直人は、桐朋学園大学を卒業後、1986年より1988年まで日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者。1991年より東京交響楽団の正指揮者、2004年より同団の常任指揮者に就任。1995年、京都市交響楽団の正指揮者に就任し、現在、桂冠指揮者。2004年、東京文化会館の音楽監督に就任。
大友直人が、群馬交響楽団の次期音楽監督に就任する。就任期間は、2013年4月1日から3年間。
大友直人は、桐朋学園大学を卒業後、1986年より1988年まで日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者。1991年より東京交響楽団の正指揮者、2004年より同団の常任指揮者に就任。1995年、京都市交響楽団の正指揮者に就任し、現在、桂冠指揮者。2004年、東京文化会館の音楽監督に就任。
パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)が、7月5日~31日、札幌市で開催される。「PMFオープニング・セレモニー&コンサート」は、次の要領で行われる。
<PMFオープニング・セレモニー&コンサート>
日時:2012年7月7日(土) 午後1時
会場:札幌芸術の森・野外ステージ“レナード・バーンスタイン・メモリアル・ステージ”
出演:エイヴィン・グルベルグ・イェンセン(指揮)
アンドレア・バケッティ(ピアノ)
PMFヨーロッパ/PMFオーケストラ
曲目:<プレコンサート>
モーツァルト(セントパーリ編):歌劇「魔笛」からブラス・アンサンブルによる「序曲」
ワーグナー(ハール編):歌劇「ニュルンベルクのマイスター・ジンガー」第1幕への前奏曲
チャイコフスキー(セントパーリ編):「眠りの森の美女」から
<PMFオーケストラによる演奏>
バーンスタイン:「キャンディード」 序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第11番
入場料:無料
パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)は、世界の若手音楽家の育成を目的とした国際教育音楽祭。20世紀を代表する音楽家、レナード・バーンスタインの提唱で1990年に始まり 、毎年夏、札幌を主会場に開催している。PMFの中心は、世界を代表する音楽家を教授陣に迎え、世界各地のオーディションで選ばれた若手音楽家を育成する教育プログラム「PMFアカデミー」。毎年、緑豊かな札幌芸術の森で、7月の約1ヵ月間、高い技術と豊富な経験を若手音楽家に伝える感動的な指導風景が繰り広げられる。また、世界的レベルの音楽指導を広く一般にも公開する「オープンリハーサル」や「教育セミナー」も開いている。
なお、このほど、ナクソス・ジャパンの協力を得て、 PMF2012演奏プログラムを無料試聴できる特設ページを開設した。同ページでは、同社が持つミュージック・ライブラリの中から PMFで演奏予定のプログラムと同じ曲を無料で聴くことができる。
また、「PMFオーケストラ東京公演」が次の要領で開催される。
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
R.シュトラウス:アルプス交響曲
指揮:ファビオ・ルイジ
管弦楽:PMFオーケストラ
ヴァイオリンデイヴィッド・チャン
チェロ:ラファエル・フィゲロア
会場:サントリーホール
日時:2012年7月30日(月) 午後7時
新国立劇場は、2014/2015シーズンからの芸術監督予定者を次の通り決定した。
オペラ部門:飯守泰次郎<芸術参与任期:平成24(2012)年9月1日~平成26(2014)年8月31日(2年間)、芸術監督の任期(予定):平成26(2014)年9月1日~平成30(2018)年8月31日(4年間)>
舞踊部門:大原永子<芸術参与任期:平成24(2012)年9月1日~平成26(2014)年8月31日(2年間)、芸術監督の任期(予定):平成26(2014)年9月1日~平成30(2018)年8月31日(4年間)>
演劇部門:<再任> 宮田慶子 演劇芸術監督<現任期:平成22(2010)年9月1日~平成26(2014)年8月31日(4年間)、再任任期:平成26(2014)年9月1日~平成28(2016)年8月31日(2年間)>
ギターの朴 葵姫(パク・キュヒ / Kyu Hee Park)が、6月にスペインのバレンシアで開催されたアルハンブラ国際ギターコンクールで優勝、あわせて聴衆賞を受賞した。
朴 葵姫は、韓国仁川で生まれ、横浜でギターを始めた。2004年、東京音楽大学に入学。2006年にウィーン国立音楽大学に留学後、ドイツ・ハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞、ベルギー”ギターの春2008″コンクール第1位など、数々の主要な国際ギターコンクールで受賞を続けてきた。2004年に小沢征爾指揮によるオペラ公演に参加、また2009年ハクジュホールのギター・フェスティバルに参加した。2010年7月「Suenoスエーニョ~夢」(FOCD9480)でCDデビューを果たす。
九州交響楽団の次期音楽監督に小泉和裕氏が決定した。2013年4月から、音楽監督兼首席指揮者に就任する。
【小泉和裕氏プロフィール】
1969年、東京芸術大学指揮科に入学、山田一雄氏に師事。第3回カラヤン国際指揮者コンクールに第一位入賞。その後ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してベルリン・デビューを飾った。1975年1月~1979年12月まで新日本フィル音楽監督を務めた。1975年3月には、ベルリン・フィルの定期演奏会に出演するなど欧米の主要オーケストラを指揮する。1983~1989年シーズンまで、カナダのウィニペグ交響楽団の音楽監督、1986年~1989年まで東京都交響楽団の指揮者を務めた。ロンドンのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団には1988年より定期的に招かれる。1989年4月~1996年3月九州交響楽団首席指揮者を務めた。2006年4月より仙台フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、2008年4月より日本センチュリー交響楽団音楽監督、東京都交響楽団レジデント・コンダクターを兼務している。
リスト弾きとして知られたれたフランス出身の名ピアニスト、フランス・クリダ(1932年―2012年)が5月17日、パリの自宅で死去した。享年80歳。
フランス・クリダは、パリ音楽院を一等賞で卒業。その後、クリダはフランツ・リスト国際コンクール(後のブダペスト国際コンクール)に出場、フランツ・リスト賞を受章した。これを機に、リスト弾きとして世界的に注目されるようになる。
1968年からはリストの主要なピアノ曲すべてを録音する全集企画に取り組み始め、1974年までかけて24枚分のLPレコードを制作、フランス・ディスク大賞を受賞するなど高い評価を受けた。
日本クラシックソムリエ協会(田中 泰代表理事)は、日本で初めての「第1回クラシックソムリエ検定」を9月30日(日)に実施(会場:東京都内の大学を予定)する(後援:全日本ピアノ指導者協会/ミュージックソムリエ協会)。同検定にはエントリークラス、ジャンルカテゴリー(作曲家・作品・トリビア)、ゴールド、そしてプラチナの4グレードがあるが、第1回は、エントリークラス(クラシックの代表的な作曲家の名前と代表作は一通り知っている。歴史上著名な演奏家についての知識もある)のみを実施する。
申し込み期間は、【早割】2012年5月4日(金・祝)~5月31日(木)/【一般】2012年6月1日(金)~8月31日(金)。検定料は、エントリークラス検定料 4,800円(税込)/早割り検定料 4,200円(税込)。申込場所は、インターネット/郵便局。
この検定実施に伴い、クラシック音楽の基本知識やトリビア情報を盛り込んだ単行本「クラシックソムリエ検定公式テキスト」(ぴあ刊)およびCD「世界で一番わかりやすいクラシック音楽入門」(日本コロムビア)の販売を開始した。
日本クラシックソムリエ協会(代表理事:田中 泰東京MDE代表)は、クラシック音楽及び、クラシック音楽を楽しむための知識を社会に普及させ、クラシック音楽愛好者を増やし、一人でも多くの人にクラシック音楽の魅力を伝えることを目的に、2012年2月6日に設立された一般財団法人。
クラシック音楽評家、文化勲章受章者、水戸芸術館館長の吉田秀和が22日死去した。享年98歳。
吉田秀和は、東京都出身。1936年、東京帝国大学文学部フランス文学科卒業後、内務省情報局に勤務。戦後は敗戦後の混乱期に勤めを辞し、ある女性雑誌に寄稿したことが契機となって音楽評論の道に入る。1975年、「吉田秀和全集」で第2回大佛次郎賞受賞。1988年、水戸芸術館館長に就任。勲三等瑞宝章を受章。NHK放送文化賞受賞。1990年、音楽・演劇・美術などの各分野で、優れた芸術評論を発表した人に対して贈られる「吉田秀和賞」設立。2006年、文化勲章受章。
エリザベート王妃国際音楽コンクールのバイオリン部門で成田達輝(20歳)が2位に入賞した。
成田達輝は、1992年札幌市生まれ。2007年第5回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞受賞。2008年第29回霧島国際音楽祭大賞受賞。2010年3月、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)卒業。以後パリに本拠を移し、同年10月よりパリ第13区コンセルヴァトワールに在籍。同年11月ロン=ティボー国際コンクール第2位、サセム賞受賞。2011年9月よりパリ国立高等音楽院で学ぶ。
バリトン歌手・合唱指揮者・音楽評論家・作曲家の畑中良輔が5月24日死去した。享年90歳。
畑中良輔は、1922年福岡県門司市(現北九州市門司区)に生まれる。東京音楽学校声楽科卒、同研究科修了。オペラではバリトン歌手として「魔笛」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」などの日本初演で主役を歌う。同時にドイツ歌曲・日本歌曲でも活躍。
音楽評論の分野では月刊「レコード芸術」(音楽之友社)などで活躍したほか、多くの歌曲集の編纂、監修に携わる。合唱の分野でも活躍し、二期会創設者の一人であり、詩集も出版。
東京芸術大学名誉教授。1985年紫綬褒章受章、1990年毎日芸術賞特別賞受賞、1994年勲三等旭日中綬章受章、1997年モービル音楽賞、2000年文化功労者、2006年恩賜賞・日本芸術院賞受賞、2007年著書「オペラ歌手誕生物語」で第55回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2008年日本芸術院会員。