クラシック音楽 ニュース


2015年4月21日

◆ピエタリ・インキネン、日本フィルの首席指揮者に就任


 日本フィルハーモニー交響楽団は、2016年9月から3年間、ピエタリ・インキネン(現首席客演指揮者)が首席指揮者に就任すると発表した。

 就任披露演奏会「ワーグナー・ガラ・コンサート」は、2016年9月27日(火)に行われる。

 ピエタリ・インキネン(1980年生まれ)は、フィンランド出身の指揮者。2008年ニュージーランド交響楽団音楽監督に就任。2009年日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者に就任。2015年プラハ交響楽団首席指揮者に就任。

 なお、現首席指揮者アレクサンドル・ラザレフは、2016年9月から桂冠指揮者兼芸術顧問に就任する。

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2015年4月19日

◆「芥川也寸志 生誕90年メモリアルコンサート」、5月31日に開催


 「芥川也寸志 生誕90年メモリアルコンサート」が、5月31日(日)、きゅりあん大ホール(東京都品川区)で開催される。

 芥川也寸志(1925年―1989年)は、日本を代表する作曲家の一人。文豪・芥川龍之介の三男として東京に生まれる。1947年に東京音楽学校本科を首席で卒業。

 1950年「交響管絃楽のための音楽」がNHK放送25周年記念懸賞募集管弦楽曲に特賞入賞する。同年「交響管絃楽のための音楽」が近衛秀麿指揮の日本交響楽団(NHK交響楽団の前身)により初演され、一躍脚光を浴びる。

 1953年に若手作曲家である黛敏郎、團伊玖磨とともに「三人の会」を結成。1977年から1984年までは、NHKの音楽番組「音楽の広場」に司会として黒柳徹子とともに出演する。現在、芥川の音楽界での功績を記念して、サントリー音楽財団により「芥川作曲賞」が創設されている。

                                   ◇

テーマ:芥川也寸志 生誕90年メモリアルコンサート

日時:201年5月31日(日)14時開演 

会場:きゅりあん大ホール(東京都品川区立総合区民会館) 

作曲:芥川也寸志

構成・編集:清道洋一、徳永洋明

指揮:松井慶太

演奏:オーケストラ・トリプティーク

コンサートマスター:三宅政弘

協力:松竹音楽出版、東宝ミュージック

曲目:・映画「八甲田山」組曲(1977)第1回日本アカデミー賞最優秀音楽賞作

   ・映画「八つ墓村」組曲(1977/復元構成:徳永洋明)第1回日本アカデミー賞最優秀音楽賞作

   ・映画「鬼畜」組曲(1978/構成:清道洋一)第2回日本アカデミー賞優秀音楽賞作

   ・芥川龍之介の小説によるバレエ「河童(Kappa)」組曲(1951/構成:清道洋一)

   ・大河ドラマ「赤穂浪士」組曲(1964/構成:徳永洋明)

   ・小管絃楽のための組曲より(1949/舞台初演)・みつばちマーチ(1967)

   ・祝典組曲 No.3 マーチインド(1959/編曲:清道洋一)

   ・NHKテレビジョンのためのオープニングとエンディング

    ほか

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2015年4月16日

◆ 「オリンピックコンサート2015」、6月12日に東京国際フォーラムで開催


 「オリンピックコンサート2015」(主催:日本オリンピック委員会/後援:文部科学省)が、“つなごう、聖なる炎を!”をテーマに、6月12日、東京国際フォーラムで開催される。

 オリンピックコンサートは、オリンピック精神を多くの人々に伝えるための、オリンピック映像とオーケストラが共演する唯一のコンサート。

                               ◇

指揮:梅田俊明

管弦楽:THE ORCHESTRA JAPAN

ナビゲーター:藤本隆宏

スペシャルゲスト:miwa

ゲストオリンピアン:上村愛子/宮下純一。このほかリオ、ピョンチャン、2020年東京オリンピックを目指す現役アスリートも参加予定。

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2015年4月10日

◆日本音楽コンクール、本選は10月22日~27日に開催 


 2015年度第84回日本音楽コンクール(主催:毎日新聞社/NHK)の本選が東京オペラシティコンサートホールで次の日程で開催される。

    10月22日(木) クラリネット
    10月23日(金) 声楽(オペラ・アリア)
    10月24日(土) ピアノ
    10月25日(日) バイオリン
    10月26日(月) 作曲(室内楽)
    10月27日(火) トランペット(小編成)

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2015年4月06日

◆「最も心に残ったN響コンサート&ソリスト2014」、1位は指揮のブロムシュテットとヴァイオリンのハチャトゥリアン


 NHK交響楽団は、今回で18回目を迎える「最も心に残ったN響コンサート&ソリスト」の結果を発表した。

 これは、2014年1月~12月に行われた定期公演を対象に、約550票の聴衆の集計結果による。

 <最も心に残ったN響コンサート2014>

 第1位 9月Aプログラム

       モーツァルト/交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」

       チャイコフスキー/交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

       指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット

       [第1789回定期公演 / 2014年9月27、28日]

 

 <最も心に残ったソリスト2014>

  第1位 セルゲイ・ハチャトゥリアン(ヴァイオリン)

        ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61

         [第1793回定期公演 / 2014年11月15、16日]

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2015年4月04日

◆日本フィルの正指揮者の山田和樹がモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼音楽監督に決定


 日本フィルハーモニー管弦楽団の正指揮者山田和樹がモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼音楽監督に決定した。

 任期は2016年9月から3年間。

 歴代の音楽監督にルイ・フレモー、イーゴリ・マケヴィチ、ロヴロ・フォン・マタチッチ等の世界の巨匠が並ぶ。

 日本人が音楽監督、芸術監督に就任するのは初めて。

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2015年4月03日

◆NHK交響楽団、元札幌交響楽団コンサートマスターの伊藤亮太郎とコンサートマスター契約締結


 NHK交響楽団は、4月1日付で伊藤亮太郎とコンサートマスターとして1年間の契約を締結した。

 伊藤亮太郎は千葉県出身。桐朋学園ソリスト・ディプロマ・コース修了。第58回日本音楽コンクール第1位。第1回ストラディヴァリウス・コンクール優勝。チャイコフスキー国際コンクールでディプロマ賞受賞。2005年から2015年3月まで札幌交響楽団コンサートマスターを務めた。

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2015年4月02日

◆第46回サントリー音楽賞、広上淳一と京都市交響楽団が受賞


 第46回(2014年度)サントリー音楽賞は、広上淳一と京都市交響楽団が受賞した。

<贈賞理由>

 広上淳一が常任指揮者に就任してからの京都市交響楽団は驚異的な能力の向上を遂げ、今や日本で屈指のオーケストラになったといっても過言ではない。定期演奏会が十回以上連続で売り切れを記録したことも、その何よりの証といえる。また同楽団は広上が指揮をしない公演においても、極めて高い水準の演奏を確実に行う能力をもっている。

<経歴>

 広上淳一
 
 東京生まれ。東京音楽大学指揮科に学ぶ。第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに優勝し、国際的な活動を開始。1991~95年ノールショピング響首席指揮者、91~00年日本フィル正指揮者、97~2001年ロイヤル・リヴァプール・フィル首席客演指揮者、98~00年リンブルク響首席指揮者、06~08年米国コロンバス響の音楽監督を歴任する。東京音楽大学指揮科教授、京都市芸術大学客員教授として後進の指導にも情熱を注いでいる。現在、京都市交響楽団常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー。

 京都市交響楽団
 
 日本唯一の自治体直営オーケストラとして1956年創立。楽器講習会や音楽鑑賞教室、福祉施設への訪問演奏などにも積極的に取り組み、2007年「第25回京都府文化賞特別功労賞」「京都創造者大賞2007」受賞。08年4月、第12代常任指揮者に広上淳一が就任。14年4月からは常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーに広上淳一、常任首席客演指揮者に高関健、常任客演指揮者に下野竜也が就任。15年6月には18年ぶりのヨーロッパ公演開催が決定している。

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2015年3月31日

◆B.A.ツィンマーマン作曲の「ある若き詩人のためのレクイエム」、8月に日本初演


 ドイツの現代作曲家のB.A.ツィンマーマンの「ある若き詩人のためのレクイエム」が日本初演される。
 
 これはサントリーホールが「サマーフェスティバル2015」(8月22日~30日)の一環として取り上げるもので、東京都交響楽団の音楽監督に就任した大野和士の指揮で初演されるもの。

 ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918年―1970年)は、その前衛性と過去の音楽文化を折衷した独自の作風は、当時理解されることなく、最後は謎のピストル自殺を遂げてしまう。しかしその後、多様式主義を掲げる作曲家たちが現れるようになり、現在ではツィンマーマンの再評価が行われるようになってきている。

                                   ◇

B.A.ツィンマーマン:「ある若き詩人のためのレクイエム」

舞台監督:井清俊博

指揮:大野和士

管弦楽:東京都交響楽団

ナレーター:長谷川初範、塩田泰久

ソプラノ:森川栄子
バリトン:大沼 徹

合唱:新国立劇場合唱団

演奏:大石将紀、西本 淳(サクソフォン)、堀 雅貴(マンドリン)、大田智美(アコーディオン)、長尾洋史、
   秋山友貴(ピアノ)、鈴木隆太(オルガン)
   
   ジャズ・コンボ:スガダイロー・クインテット
      スガダイロー(ピアノ)、吉田隆一(サクソフォン)、類家心平(トランペット)、
      東保 光(ベース)、服部マサツグ(ドラム)
  
   エレクトロニクス:有馬純寿

会場:サントリーホール

日時:2015年8月23日(日) 午後5時30分

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2015年3月27日

◆NHK-FMの新番組「N響 ザ・レジェンド」、4月からスタート


 NHKアーカイブスに保管されたNHK交響楽団の過去の貴重な音源による新番組「N響 ザ・レジェンド」が、4月からNHK-FMでスタートする。

 2016年に90周年を迎えるNHK交響楽団は、これまで世界中から一流の指揮者やソリストを招き、数多くの名演を残してきた。

 同番組では過去60年分、およそ5000曲の録音の中から、歴史的にも大きな価値のある演奏の数々を放送する。

番組名:NHK-FM「N響 ザ・レジェンド」

放送日:土曜日 7:20pm~9:00pm(定期公演Aプログラム生放送の週を除く)

<初回放送予定>

放送日:2015年4月4日(土)7:20pm~9:00pm NHK-FM

~ブーレーズ・フェスティバルから(1995年)~

バルトーク:バレエ音楽「中国の不思議な役人」
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」

指揮:ピエール・ブーレーズ

合唱:晋友会合唱団

収録:1995年5月30日 サントリーホール

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