2014年10月07日
◆第34回「有馬賞」、NHK交響楽団第1コンサートマスター篠崎史紀が受賞
第34回「有馬賞」の受賞者は、NHK交響楽団第1コンサートマスターの篠崎史紀に決定した。
NHK交響楽団「有馬賞」は、同団の発展に顕著な功績をおさめた関係者、関係団体、同団の職員を授賞の対象としている。
贈賞理由は「1997年のNHK交響楽団入団以来、コンサートマスターとして長年にわたり活躍し、当団の声価を高めた」ことによる。
第34回「有馬賞」の受賞者は、NHK交響楽団第1コンサートマスターの篠崎史紀に決定した。
NHK交響楽団「有馬賞」は、同団の発展に顕著な功績をおさめた関係者、関係団体、同団の職員を授賞の対象としている。
贈賞理由は「1997年のNHK交響楽団入団以来、コンサートマスターとして長年にわたり活躍し、当団の声価を高めた」ことによる。
咽頭がんの放射線治療のため4月から演奏活動を休止していた指揮者の井上道義が、10月11日に鎌倉市で開催されるNHK交響楽団との公演で復帰を果たすことになった。
演奏活動休止中の半年間に、36公演がキャンセルされたという。
井上道義の今後の出演スケジュールは次の通り。
【2014年10月11日(土) 15:30開演】
会場:鎌倉芸術館 大ホール
指揮:井上道義
ヴァイオリン:前橋汀子
管弦楽:NHK交響楽団
ショーソン:詩曲 op.25
マスネ:タイスの瞑想曲
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB.109(ノヴァーク版)
【2014年10月12日(日) 16:00開演】
会場:上田市交流文化芸術センター 大ホール
指揮:井上道義
ヴァイオリン:前橋汀子
管弦楽:NHK交響楽団
ショーソン:詩曲 op.25
マスネ:タイスの瞑想曲
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB.109(ノヴァーク版)
【2014年10月23日(木)・24日(金) 19:00開演】
会場:フェスティバルホール
指揮:井上道義
ピアノ:ユリアンナ・アヴデーエワ
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
ショスタコーヴィチ:ロシアとキルギスの主題による序曲 op.115
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 op.26
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 op.36
【2014年11月3日(月・祝) 15:00開演】
会場:佐倉市民音楽ホール
指揮:井上道義
ピアノ:田部京子
管弦楽:東京交響楽団
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」より「キエフの大門」
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」op.35
【2014年11月13日(木) 14:00開演】
会場:ザ・シンフォニーホール
指揮:井上道義
チェロ:マリオ・ブルネロ
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」
【2014年11月23日(日) 14:00開演】
会場:石川県立音楽堂 コンサートホール
指揮:井上道義
ゲスト:黒柳徹子
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
《オペラの愉しみ》
モーツァルト、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニ
オペラの名場面を数々のアリアとともに
【2014年11月29日(土) 15:00開演】
会場:埼玉会館 大ホール
指揮:井上道義
ヴァイオリン:竹澤恭子
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
東京都交響楽団は、10月13日に出演を予定していた「日本・スイス国交樹立150周年記念特別コンサート」(会場:ヴィクトリアホール、スイス・ジュネーヴ)が、現地主催者の事情により急遽中止されたと発表した。
同公演は、スイスの音楽事務所クラシック・アルテルナンス社が主催者として、スイス連邦政府の後援を得て企画していたもので、指揮者のシャルル・デュトワ、ピアニストのクリスチャン・ツィメルマンとともに、同楽団がスイス大使館を通じて招待を受け、出演を予定していたもの。
これまで、出演者・関係者による現地での打合せを含めた相互連絡のもと、制作が進められたが、9月22日に、突然同社より資金難により実施が不可能となった旨の通告があったという。
同楽団から同社に対して事実確認と抗議をしたが、解決策は得られないことが判明したため、急遽公演の中止を決めたもの。
「日本トスティ歌曲コンクール2015」が、来年10月に開催される。
同コンクールは、日本歌曲、トスティ歌曲、および1600年代~1700年代のイタリア声楽曲を加えて、歌曲のためのコンクールとして開催されるもの。
最終審査・授賞式:2015年10月4日(日)、奈良・秋篠音楽堂
会場:東京会場(イタリア文化会館 アニェッリホール)/奈良会場(秋篠音楽堂)
応募期間:2015年 6月1日(月)~ 6月30日(火)
東京都交響楽団は、2010年より首席客演指揮者を務めるヤクブ・フルシャ(33歳)の任期を2018年3月まで延長すると発表した。
来季2015年は、東京都交響楽団が創立50周年を迎える年となり、第5代音楽監督に就任する大野和士、終身名誉指揮者小泉和裕、桂冠指揮者エリアフ・インバル、そして今回のフルシャの任期延長により、充実した指揮陣で臨むことになる。
首都圏の音楽大学9校が参加するオーケストラ・フェスティバル「第5回音楽大学オーケストラ・フェスティバル2014 」が11月16日~12月7日に、ミューザ川崎シンフォニーホールと東京芸術劇場コンサートホールで開催される。
◇2014年11月16日 (日)15:00 会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
出演:昭和音楽大学/東京藝術大学
◇2014年11月24日 (月・祝)15:00 会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
出演:上野学園大学/武蔵野音楽大学/洗足学園音楽大学
◇2014年12月06日 (土)15:00 会場:東京芸術劇場コンサートホール
出演:国立音楽大学/桐朋学園大学
◇2014年12月07日 (日)15:00 会場:東京芸術劇場コンサートホール
出演:東邦音楽大学/東京音楽大学
オーストリアの「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」のチェロ部門で、東京都出身の上野通明さん(18)が1位、ピアノ部門で、埼玉県出身の中山瞳さん(25)が2位に、それぞれ入賞を果たした。
今年で21回目を迎えた「ブラームス国際コンクール」は、現在ヨーロッパの中でも権威のあるコンクールの一つ。オーストリアのヴェルター湖畔の街ペルチャッハで行われ、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、声楽、室内楽の6部門がある。
2005年より毎年 軽井沢で開催されてきた「ショパン国際フェスティバルin Japan」の記念すべき第10回の今年は、会場を都心に移し、国内外で活躍するピアニストから、日本を代表する実力派ピアニスト達までが勢揃いする演奏会(各公演のチケットは500円)。
主催: ショパン国際フェスティバル実行委員会
共催: 公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 ティアラこうとう
後援: 駐日ポーランド大使館、ポーランド広報文化センター
場所::ティアラこうとう 大ホール(東京都江東区住吉2‐28‐36)
日時: 2014年9月15日 (月) AM 11:30 ~ 9月16日 (火) PM 16:00
【9月15日 (月) 開演11:30 出演:近藤嘉宏】
公演名: 至上の愛の音楽
演奏予定曲:ノクターン第8番 エチュード「別れの曲」、エチュード「革命」、舟歌、バラード第4番、ピアノ・ソナタ第3番(ショパン)
【9月15日 (月) 開演14:30 出演:イリーナ・メジューエワ】
公演名: 天使からの贈り物
演奏予定曲:フランス組曲第5番(J.S.バッハ)、舞踏への勧誘(ウェーバー)、幻想即興曲 ノクターン第5番、軍隊ポロネーズ、ワルツ告別(ショパン)、ラ・カンパネラ(リスト)他
【9月16日 (火) 開演11:30 出演:高橋多佳子】
公演名: 旋律の涙
演奏予定曲:ノクターン第2番 ポロネーズ第9番、バラード第1番、バラード第2番、バラード第3番、バラード第4番
【9月16日 (火) 開演14:30 出演:斎藤雅広】
公演名: ショパンは踊っていた!
演奏予定曲:雨だれのプレリュード、スケルツォ第2番、マズルカ第2番、マズルカ第25番、ノクターン遺作、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、英雄ポロネーズ
12回を迎える「NHK音楽祭」が、10月2日~29日、「管弦楽の黄金時代~後期ロマン派の壮大な調べ~」をテーマに、NHKホールで開催される。
今回は、後期ロマン派を代表する3人の偉大な作曲家、ブルックナー、マーラー、そしてリヒャルト・シュトラウスにスポットを当てる。オーケストラの編成がこれまでにないほど巨大化した19世紀末から20世紀初頭、彼らは互いに影響を与えあい、自由かつ前衛的な作品を数多く生み出した。リヒャルト・シュトラウス生誕150年を迎える今年、音楽史上に燦然と輝くこの3人の作品が、一流の指揮者とソリスト、オーケストラにより演奏される。
会場:NHKホール (東京都渋谷区神南2-2-1)
◆NHK交響楽団
平成26年10月2日(木)開場:午後6時 開演:午後7時
【指揮】マルティン・ジークハルト
【ピアノ】ユリアンナ・アヴデーエワ
【曲目】モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンチック」
◆マリインスキー劇場管弦楽団~リヒャルト・シュトラウス生誕150年~
平成26年10月17日(金)開場:午後6時 開演:午後7時
【指揮】ワレリー・ゲルギエフ
【ソリスト】ムラーダ・フドレイ(ソプラノ/サロメ)
ミヒャエル・クプファー(バリトン/ヨカナーン)
アンドレイ・ポポフ(テノール/ヘロデ)
ラリサ・ゴゴレフスカヤ(ソプラノ/ヘロディアス)
水口聡(テノール/ナラボート) ほか
【曲目】リヒャルト・シュトラウス:楽劇「サロメ」演奏会形式
◆イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
平成26年10月29日(水)開場:午後6時 開演:午後7時
【指揮】ズービン・メータ
【曲目】シューベルト:交響曲第6番
マーラー:交響曲第5番
第24回「芥川作曲賞」は、鈴木純明の「ラ・ロマネスカII―ペトルッチの遍歴~管弦楽のための」に決定した。
<贈賞理由>
ヨーロッパの伝統との距離感のバランスと共に、すぐれた構築性と密度が瞬間瞬間の繊細な響きの魅力と結びつき、豊かな音楽が生み出されていた点が高く評価された。
<略歴>
1970年東京生まれ。東京藝術大学大学院修了。文化庁在外派遣研修員としてパリ国立高等音楽院で学ぶ。IRCAM作曲研究課程修了。日本音楽コンクール、日本交響楽振興財団作曲賞、ガウデアムス国際音楽週間、ブールジュ国際電子音楽コンクール等に入選。これまでにザグレブ音楽ビエンナーレ、モンテカルロ春の芸術祭、ミュージック・フロム・ジャパン等で作品が初演されている。現在、東京藝術大学准教授、桐朋学園大学、同大学院大学各講師。