2010年11月14日
シューマン:チェロ協奏曲
ラロ:チェロ協奏曲
サン=サーンス:チェロ協奏曲
チェロ:ヤーノシュ・シュタルケル
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
アンタール・ドラティ(サン=サーンス)
管弦楽:ロンドン交響楽
CD:マーキュリー PHCP-1515
このCDは3人の作曲家のチェロ協奏曲を1枚に納めたCDであるが、何と言っても主役はチェロのヤーノシュ・シュタルケル だ。ハンガリー生まれのチェロの巨匠シュタルケルの壮年期の圧倒的な演奏技巧が存分に発揮されているCDなのだ。私の趣味からすると、曲そのものの魅力、それにチェロという楽器の魅力がたっぷりと盛り込まれている曲であることなどから、シューマンのチェロ協奏曲を第一に挙げたい。ところでこのCDは、LP時代名録音で名を馳せたマーキュリーの“マーキュリー・リビング・プレゼンス”を基にCD化したものだけあって、現在でもその音を聴くと、その際立った臨場感に思わず圧倒されるほどだ。