クラシック音楽 新譜CD情報


2021年5月06日

★藤倉大:「Akiko’s Piano」 ”広島交響楽団2020「平和の夕べ」コンサート”より


藤倉 大

藤倉大:ピアノ協奏曲第4番「Akiko’s Piano」
ベートーヴェン:カヴァティーナ(弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 作品130より)
マーラー:歌曲集「亡き子をしのぶ歌」
バッハ(齋藤秀雄編):シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より)

指揮:下野竜也

管弦楽:広島交響楽団

ピアノ:萩原麻未

メゾソプラノ:藤村実穂子

録音:2020年8月5日~6日、広島文化学園HBGホール(ライヴ録音)

CD:ソニーミュージックジャパン SICX-10011

 広島の被爆75年という節目の年である2020年8月に広島で2日にわたって行なわれた広島交響楽団による“平和の夕べ”コンサート。被爆した“明子さんのピアノ”が、奇蹟的に修復されて保存されていることを知ったロンドン在住の作曲家、藤倉大がそのピアノからインスパイアされて作曲した新しいピアノ協奏曲は、藤倉の申し出を快く受け入れた巨匠マルタ・アルゲリッチを迎えて行われる予定であったが、折からのコロナ禍により来日できず、かわって広島出身のピアニスト、萩原麻未によって初演された。

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2021年5月03日

★ファウスト/ケラス/メルニコフのベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲他


ベートーヴェン:三重協奏曲

ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
        交響曲第2番 ニ長調 Op.36 (作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版)

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト

チェロ:ジャン=ギアン・ケラス

フォルテピアノ:アレクサンドル・メルニコフ

指揮:パブロ・エラス=カサド

管弦楽:フライブルク・バロック・オーケストラ

CD:キングインターナショナル KKC6332

 ヴァイオリンのイザベル・ファウストは、ドイツ出身。1987年アウグスブルクの「レオポルト・モーツァルト・コンクール」、1993年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」で共に第1位。1997年には、バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞した。古典作品に加え前衛的なレパートリーも持っており、世界初演も多い。室内楽奏者としても各地の音楽祭に定期的に出演。現在、世界を代表するヴァイオリニストの一人に数えられている。

 チェロのジャン=ギアン・ケラス(1967年生れ)は、カナダ、モントリオール出身。リヨン国立高等音楽院、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でチェロを学ぶ。1990年から2001年まで「アンサンブル・アンテルコンタンポラン」の首席チェロ奏者を務めた。2002年「グレン・グールド国際プロテジェ賞」受賞。

 ピアノのアレクサンドル・メルニコフ(1973年生まれ)は、モスクワ出身。6歳でモスクワの中央音楽学校に入学し、モスクワ音楽院ではレフ・ナウモフ教授に学ぶ。卒業後、ミュンヘンでエリソ・ヴィルサラーゼに師事。スヴャトスラフ・リヒテルとも親密な関係を築く。1989年「シューマン国際コンクール」、1991年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」など主要な国際ピアノコンクールで入賞、以来国際的に活躍。

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2021年4月26日

★ピエール・ブーレーズ指揮NHK交響楽団のワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 (全曲)


ピエール・ブーレーズ

ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 (全曲)

演出、装置、衣裳:ウィーラント・ワーグナー

指揮:ピエール・ブーレーズ

管弦楽:NHK交響楽団

独唱:トリスタン: ヴォルフガング・ヴィントガッセン (テノール)
   イゾルデ: ビルギット・ニルソン (ソプラノ)
   国王マルケ: ハンス・ホッター (バス・バリトン)
   クルヴェナル: フランス・アンダーソン (バス)
   ブランゲーネ: ヘルタ・テッパー (アルト)
   メロート: セバスチャン・ファイアジンガー (テノール)
   牧童、若い船乗り: ゲオルク・パスクーダ (テノール)
   舵手: ゲルト・ニーンシュテット (バス)

合唱:大阪国際フェスティバル合唱団

録音: 1967年4月10日、フェスティバルホール (ライヴ録音)

CD:キングインターナショナル KKC-2188~90

 指揮のピエール・ブーレーズ(1925年―2016年)は、フランス、ロワール県の出身。第2次世界大戦後のフランスのクラシック音楽界で活躍した作曲家、指揮者、音楽教育家。現代音楽界の重鎮にして、近現代音楽の最高の解釈者だった。高等学校では数学を専攻するが、やがて音楽の道に進む。パリ音楽院でオリヴィエ・メシアンに学び、40年代半ばから作曲活動を開始し、新鋭作曲家として注目を集める。1970年代にフランス国立の「IRCAM(音楽/音響の探究と調整の研究所)」を創設し、総裁を務め、フランスをはじめヨーロッパ現代音楽文化を統合するための活動を展開。1991年IRCAM所長を辞任した後も、積極的に演奏、作曲活動を展開した。主な作品には、「フルートとピアノのためのソナチネ」「ピアノ・ソナタ第1番」「デリーヴ」「メモリアル」「二重の影の対話」「カミングズは詩人である」などがある。指揮者としては、クリーヴランド管弦楽団音楽監督、BBC交響楽団首席指揮者、ニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督、シカゴ交響楽団音楽監督などを歴任。主な受賞歴は、第1回「高松宮殿下記念世界文化賞」(1989年)、「ウルフ賞」芸術部門(2000年)、「グラミー賞」クラシック現代作品部門(2000年)、「グロマイヤー賞」作曲部門(2001年)、「京都賞」思想・芸術部門音楽分野(2009年)など。

 このCDは、ブーレーズ唯一の「トリスタンとイゾルデ」盤。というより後にも先にもブーレーズ生涯ただ一度の上演で、文化遺産に値する録音。1967年の大阪国際フェスティバルに、ブーレーズの指揮、バイロイトからの引越し公演でワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が上演され、当時の日本音楽界の大きな話題となった。ヴィーラント・ワーグナーの演出、ヴィントガッセン、ニルソン、ホッターら最高の歌手陣、NHK交響楽団という豪華キャストによる今日の感覚からも空前絶後の公演音源が初登場。フェスティバルホールをバイロイト祝祭劇場風に改造までして、非常に高額な入場料も話題となったが、聴衆を1963年のベルリン・ドイツ・オペラによる本邦初演以上の感動に巻き込んだとされる。そのスタッフたちの熱意、聴衆の真剣な姿勢と強い緊張感が半世紀以上を経てもまざまざと伝わってくる。

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2021年4月22日

★地元由来の出演者による”山響”ブルックナー宗教曲演奏会シリーズの第1弾 ブルックナー:ミサ曲 第3番


山形交響楽団

ブルックナー:ミサ曲 第3番 ヘ短調 WAB28

指揮:飯森範親

管弦楽:山形交響楽団

独唱:梅津 碧(ソプラノ)
   在原 泉(アルト)
   鏡 貴之(テノール)
   鈴木 集(バリトン)

合唱:山響アマデウスコア

録音:2020年2月15~16日、山形テルサホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL-00730

 指揮の飯森範親(1963生まれ)は、1986年桐朋学園大学指揮科卒業後、ベルリンへ留学。1989年からバイエルン国立歌劇場でサヴァリッシュのもとで研鑚を積む。1994年東京交響楽団専属指揮者に就任。1994年CD録音での成功が高く評価され、モスクワ放送交響楽団特別客演指揮者(1994年~1998年)に就任。1995年~2002年広島交響楽団正指揮者。2001年バーデン=ヴュルテンベルク州のヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督に就任(現首席客演指揮者)。2004年山形交響楽団の常任指揮者、2007年より同楽団音楽監督に就任し、現在は同楽団芸術総監督。2006年度(平成18年度)「芸術選奨新人賞」を受賞。2014年日本センチュリー交響楽団首席指揮者に就任。

 このCDは、飯森範親&山響によるブルックナーの宗教曲を取り上げる演奏会シリーズの第1弾。山響アマデウスコアの合唱、東北出身のソリストなど地元由来の出演者によるブルックナー:ミサ曲 第3番 。その心意気やよし。

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2021年4月19日

★フェドセーエフ指揮チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラのチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」


フェドセーエフ

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ

管弦楽:チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送交響楽団)

CD:エイベックス・クラシックス AVCL-84114

 指揮のウラディーミル・フェドセーエフ(1932年生まれ)は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)出身。モスクワ音楽院に学ぶ。1971年にレニングラード・フィルの客演指揮者としてデビュー。1974年からモスクワ放送交響楽団(現:チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ)の音楽監督および首席指揮者に就任以来、35年を越えるパートナーシップを築き、同オーケストラをロシアのトップクラスの楽団に育て挙げた。国外では、ウィーン交響楽団首席指揮者(1997年~2005年)を歴任。バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ハンブルク歌劇場管弦楽団、フランス国立管弦楽団などのオーケストラに客演。受賞歴として、ソ連邦人民芸術家、グリンカ賞、モスクワ知事賞、シルヴァー・クロス章、ゴールデン・オルフェウス大賞等がある。

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2021年4月15日

★フルートの名手 ザビエル・ラックの ”フルート・ソナタの旅”


CMCD-28379

ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ L2.145(L1.137)
カーク=エラート:ソナタ(アパッショナータ) 嬰ヘ短調 作品140
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132
ラウタヴァーラ:フルートとギターのためのソナタ
プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 作品94

フルート/アルトフルート/ピッコロ

     :ザビエル・ラック

ヴィオラ:東条慧
ハープ :福井麻衣
ギター :猪居亜美
ピアノ :岡本知也

CD:カメラータトウキョウ CMCD-28379

 フルートのザビエル・ラックは、オーストラリア・シドニー出身(英国国籍)。メルボルン大学を卒業後、英国王立音楽大学、ウィーン国立音楽大学で研鑽を積む。ウィーン国立音楽大学の学生時代よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場の契約奏者を長年務めた。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団、ウィーン放送交響楽団、ウィーン室内合奏団、シドニー交響楽団、メルボルン交響楽団、京都市交響楽団、NHK交響楽団など、多くの世界的オーケストラにゲスト首席奏者として招かれ、演奏会、レコーディングを幅広く行う。2006年にトーマス・クリスティアン・アンサンブルのメンバーとして録音したCDが、名誉あるドイツ・レコード産業最優秀賞を受賞した。2005年から兵庫芸術文化センター管弦楽団の初代フルート奏者を務め、その後、2008年からソウル・フィルハーモニー管弦楽団の副首席奏者を4年間務めた。現在、神戸女学院大学音楽学部准教授。このCDは、フルートの名手ザビエル・ラックのCDアルバム第3弾で、C.P.E.バッハからラウタヴァーラまで フルート・ソナタの移ろいをたどる。

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2021年4月12日

★上野信一、近現代ティンパニ作品集


上野信一

一柳慧:リズム・グラデーション
岸野末利加:モノクロマーガーテン III(世界初録音)
松下功:オプティカル・タイム
エリオット・カーター:4台のティンパニのための8つの小品

   I. Saëta       to Al Howard
   II. Moto Perpetuo   to Paul Price
   III. Adagio      to Jan Williams
   IV. Recitative     to Morris Lang
   V. Improvisation    to Paul Price
   VI. Canto        to Jan Williams
   VII. Canaries     to Raymond DesRoches
   VIII. March      to Saul Goodman

ティンパニ:上野信一

CD:ALM RECORD ALCD-7254

 ティンパニの上野信一は、国立音楽大学付属音楽高校を経て、同大学を首席で卒業。武岡賞受賞。1976年フランスへ留学。1977年ソロ演奏家としてデビュー。1978年「フランス国立音楽院連合コンクール」最上級過程プルミエ・プリを受賞。1980年「パリ国際現代音楽コンクール」打楽器部門特別賞。1982年「バルセロナ-マリア・カナルス国際音楽コンクール」ソロ打楽器部門第3位。1977~78年、ストラスブール・フィルハーモニーオーケストラの打楽器奏者。1978~85年、フランス国立トゥールーズ・キャピトル管弦楽団の首席打楽器・ティンパニ奏者を歴任。パーカッション・グループ「上野信一&フォニックス・レフレクション」 主宰・代表。「Phonix Marimba Orchestra」指揮者・音楽監督。「アンサンブル・ムジカ・ヴィヴァンテ」音楽監督。

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2021年4月08日

★バンドネオン:三浦一馬&東京グランド・ソロイスツ ピアソラ・ライヴ


三浦一馬

アストル・ピアソラ:リベルタンゴ
          ブエノスアイレスの冬
          ブエノスアイレス午前零時
          ル・グラン・タンゴ
          カランブレ
          ウンデルタンゴ
          ツィガーヌ・タンゴ
          現実との3分間
          バンドネオンとオーケストラのための3つのタンゴ
              アレグロ・トランキーロ
              モデラート・ミスティコ
              アレグレット・モルト・マルカート
          アレグロ・タンガービレ

バンドネオン:三浦一馬

演奏:東京グランド・ソロイスツ

     石田泰尚(ソロ・ヴァイオリン)/辻本玲(チェロ)/宮田 大(チェロ)
     黒木岩寿(コントラバス)/髙橋洋太(コントラバス)/山田武彦(ピアノ)
     石川智(パーカッション)/大坪純平(ギター)ほか

録音:2018年7月16日、2020年8月23日、第一生命ホール(ライヴ録音)

CD:キングレコード KICC-1567

 バンドネオンの三浦一馬(1990年生れ)は、2000年バンドネオンに出会い、小松亮太に師事。2008年イタリアで開催された「国際アストル・ピアソラコンクール」で、日本人では初の史上最年少で準優勝を果たす。2009年デビューアルバム「タンゴ・スイート」をリリース。2015年第25回「出光音楽賞」受賞。2017年三浦一馬率いる室内オーケストラ「東京グランドソロイスツ」を立ち上げる。このCDは、毎年満場の客席を大いに沸かせている「東京グランド・ソロイスツ」シリーズ、待望のライブ盤。

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2021年4月05日

★ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団の「ラフマニノフ交響楽全集」第1弾


セガン

フマニノフ: 交響曲第1番
      交響的舞曲

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG40129

 指揮のヤニック・ネゼ=セガン(1975年生れ)は、カナダ出身。これまで、モントリオール・オペラの音楽アドバイザー、グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団首席指揮者並びに芸術監督、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者を歴任。現在、フィラデルフィア管弦楽団音楽監督とメトロポリタン歌劇場音楽監督を務めている。このCDは、ダニール・トリフォノフ独奏によるラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集の録音に続き、フィラデルフィア管弦楽団とその音楽監督ヤニック・ネゼ=セガンによるラフマニノフの交響曲全曲録音の第1弾。この交響曲全集は、第2弾を2022年に、そして2023年のラフマニノフ生誕150周年に合わせた第3弾リリースで完結される予定。

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2021年4月01日

★樋口紀美子のバッハ:15のインヴェンション BWV 772-786/15のシンフォニア BWV 787-801


樋口紀美子2

バッハ:15のインヴェンション BWV 772-786
    15のシンフォニア BWV 787-801

ピアノ:樋口紀美子

CD:ユニバーサルミュージック MF-25705

 ピアノの樋口紀美子は、武蔵野音楽大学卒業後、1974年渡独。エッセン国立音楽大学、ベルリン芸術大学、ザールブリュケン国立音楽大学演奏家コース卒業。1977年、イタリアの「フィナーレ・リグレ国際ピアノコンクール」3位入賞。以来ヨーロッパで多くのリサイタルを行う。1980年スイスの「ルガノ国際ピアノコンクール」でスケルツォ特別賞受賞。1988年よりベルリンで9回のリサイタルを開催し成功を収める。同時にピアノ教育者としても門下生から数多くのコンクール入賞者を輩出し、高い評価を得ている。ピティナ・ピアノコンペティション、ベルリン・スタインウェイ・ピアノコンクール審査員。2005年よりドイツ音楽芸術家連盟ベルリン正会員。

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