2011年8月25日
★2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクール第2位のインゴルフ・ヴンダーのショパン・リサイタル
~インゴルフ・ヴンダー/幻想ポロネーズ ~ショパン・リサイタル~
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番
幻想ポロネーズ
バラード 第4番
アンダンテ・スピアナート ト長調と華麗なる大ポロネーズ
ピアノ:インゴルフ・ヴンダー
録音:2011年2月、ベルリン
CD:ユニバーサルクラシック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1540
ショパン生誕200年、ワルシャワの聴衆を沸かせたニュー・スター、インゴルフ・ヴンダー(1985年オーストリア・クラーゲンフルト生まれ)のCDデビュー盤。ヴンダーは、2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクールで、第2位と幻想ポロネーズ賞、協奏曲賞に輝いた。ヴンダーがコンクール第3次予選で弾いたソナタ第3番と幻想ポロネーズ、第1次予選のバラード第4番、そして第2次予選のアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズを収め、彼のコンクールでの演奏を俯瞰することができる選曲。ヴンダーのエレガントで知的、情感豊かで真摯な演奏が聴ける。
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2011年8月19日
★デイヴィス指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団のブルックナー:交響曲第0番
ブルックナー:交響曲第0番
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
管弦楽:リンツ・ブルックナー管弦楽団
CD:SMJ S‐SICC1459
米国の指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスと、オーストリアの名門オーケストラ、リンツ・ブルックナー管弦楽団が、2003年から5年がかり進めてきた全10タイトルからなる「ブルックナー:交響曲全集」の完結編。デイヴィス(1944年生まれ)は、ジュリアード音楽院で学ぶ。特にミニマル音楽やバルト三国の作曲家などの現代音楽を得意としている。シュトゥットガルト州立歌劇場やボン市立劇場、シュトゥットガルト室内管弦楽団などの音楽監督を歴任すると同時にピアノの名手としても著名。ブルックナーの交響曲第0番は、ブルックナーの初期作品の一つで、生前に演奏されることはなかった。
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2011年8月16日
★望月哲也のR. シュトラウス歌曲集
ひそやかな誘い ~R. シュトラウス歌曲集~
献呈
なにも
夜
万霊節
セレナーデ
きみの黒髪でぼくを包んでくれ
どうして秘密にしなければならないんだ
全ての私の想い、私の心と私の気持ち
きみは私の心の冠
なんて不幸なんだ、このぼくは
ひそやかな誘い
あした!
夜の散歩
愛を抱いて
愛の讃歌
おお、優しき五月よ!
天の使い
ばらのリボン
解き放たれて
わが心を燃え立たせるものは他にない
テノール:望月哲也
ピアノ:河原忠之
CD:マイスターミュージック MM2097
しなやかで繊細、至高の美声で多くのファンを獲得している望月哲也が、実に5年振りとなる新録音をリリース。故エルンスト・ヘフリガーのもと更なる研鑽を積む。この5年の間に文化庁派遣でウィーン国立音大のリート・オラトリオ科で研鑽をつみ、帰国後は定期的なソロリサイタルやオペラ公演でますます声に磨きがかかった望月。より深みを増した歌声にたっぷりと浸れる至福の1枚。
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2011年8月10日
★河村尚子のシューマン:「フモレスケ」/ショパン:ピアノソナタ第3番/シューマン=リスト:「献呈」
シューマン:「フモレスケ」
ショパン:ピアノソナタ第3番
シューマン=リスト:「献呈」
ピアノ:河村尚子
CD:ソニーミュージック SICC-10112
2009年3月発売の「夜想(ノットゥルノ)~ショパンの世界」(BVCC-31115)から2年半、ついに河村尚子のRCA Red Sealからのセカンド・ソロ・アルバムが完成した。今回はショパンの作品からは、ピアノ・ソナタ第3番を、河村が愛してやまないシューマンの作品からは、心情の移り変わりの細かな襞を描いた秘曲「フモレスケ」を収録、そしてシューマン=リストの「献呈」が最後を飾る。1枚目同様、ベルリン・イエス・キリスト教会でのセッション・レコーディング、SACDハイブリッドでの発売。
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2011年8月04日
★ケント・ナガノのベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/バレエ音楽「プロメテウスの創造物」
~ケント・ナガノ来日記念盤~
ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」作品43より 序曲/イントロダクション/アレグロ・コン・ブリオ/フィナーレ
交響曲第3番「英雄」
管弦楽: モントリオール交響楽団
録音:2010年2月、5月/モントリオール
CD:ソニーミュージック SICC‐1453
現在、バイエルン国立歌劇場とモントリオール交響楽団の音楽監督を兼任し、世界で最も忙しく活躍する指揮者と言われるケント・ナガノのベートーヴェン・アルバム。ソニー・クラシカルへのデビュー盤となった2008年発売の2枚目に続くベートーヴェンの2作目である。ケント・ナガノは1954年生まれの日系4世のアメリカ人指揮者。カルフォルニア大で社会学と音楽、サンフランシスコ州立大で法学と音楽を学ぶ。1978年から28年間、バークレー交響楽団の音楽監督を務める。この間、リヨン国立オペラ音楽監督、ハレ管弦楽団首席指揮者を務める。さらに、2000年―2006年ベルリン・ドイツ交響楽団首席指揮者(現在は名誉指揮者)、2001年―2006年ロサンゼルス・オペラ音楽監督・首席指揮者を歴任。2008年、日本政府より旭日小綬賞を受賞する。
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2011年8月02日
★小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラのベルリオーズ:幻想交響曲(ライヴ録音)
~小澤征爾/奇蹟のニューヨーク・ライヴ II~
ベルリオーズ:幻想交響曲
指揮:小澤征爾
管弦楽:サイトウ・キネン・オーケストラ
録音:2010年12月15日 カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ録音)
CD:ユニバーサルミュージック UCCD-1292 デッカ
“世界のオザワ”小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラによるライブ録音のブラームス:交響曲第1番に続く第2弾のベルリオーズ:幻想交響曲。小澤征爾が長い病気療養から初の本格復帰となった2010年12月のカーネギー・ホール「JapanNYC」でのコンサートから、2日目後半に演奏された「幻想交響曲」を収録。ニューヨーク・タイムズ紙が「深い絆で結ばれた指揮者と演奏者たち」と評したように、当日の演奏は、演奏終了後スタンディング・オベーションが起きるほど聴衆を魅了した。
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