クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2024年 1月

2024年1月29日

★2013年結成の弦楽四重奏団「カルテット・アロド」によるフランス近現代の名弦楽四重奏曲集


ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
アタイール:アル・アスル(午後の祈り)~弦楽四重奏のための~
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調

弦楽四重奏:カルテット・アロド

       ジョルダン・ヴィクトリア(ヴァイオリン)
       アレクサンドル・ヴ(ヴァイオリン)
       タンギー・パリソ(ヴィオラ)
       ジェレミー・ガルバーグ(チェロ)

 このCDは、弦楽四重奏の世界を愛し、未来へ繋げてゆかんとする革命児「カルテット・アロド」による、フランス近現代の名弦楽四重奏曲集。

 カルテット・アロドは2013年に結成。ジャン・シュレム(ロザムンデ四重奏団の元ヴィオラ奏者)の指導を受ける。2014年よりブリュッセルのエリザベート王妃音楽大学においてアルテミス・カルテットの下で研鑽を積む。このほか、ドビュッシー弦楽四重奏団、エベーヌ弦楽四重奏団、G.タカーチ、東京クヮルテット等の指導も受ける。2014年「FNAPECヨーロッパ・コンクール」第1位、2015年コペンハーゲンで行われた「ニールセン国際室内楽コンクール」では第1位ならびにカール・ニールセン賞および新作演奏賞を受賞、さらに2016年「ミュンヘン国際音楽コンクール」で優勝し、大きな注目を集めた。2016年のエクサン・プロヴァンス音楽祭アカデミーにおいてジャン=ギアン・ケラスの指導を受けた。2016年度にはブリュッセルのパレ・デ・ボザール、パリのサル・コルトー室内楽センターのシーズン・オープニング公演、ベルリンおよびケルンでのデビュー公演、デンマーク・ツアーを行うほか、ヴェルビエ音楽祭、モントルー音楽祭、ブレーメン音楽祭、そしてサロン・ド・プロヴァンス室内楽音楽祭、“ムッシュ・ハイドンのヴァカンス”音楽祭、ドーヴィル音楽祭を始めとするフランスの音楽祭、ハンガリーのカルテッティッシモ音楽祭に出演。

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2024年1月25日

★飯守泰次郎(1940年―2023年)指揮東京シティ・フィルのブルックナー 交響曲 第8番


ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調

指揮:飯守泰次郎

管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

録音:2023年4月7日、サントリーホール<ライヴ録音>

CD:フォンテック:FOCD9894

 作品への情熱的な献身、そして伝説に昇華する導き―日本の演奏史に比類なき足跡を刻み、2023年8月15日に逝去した大指揮者 飯守泰次郎。このCDは2023年4月7日に行われた、東京シティ・フィル特別演奏会の記録。

 指揮の飯森泰次郎(1940年―2023年)は、旧満州・新京出身。1961年、桐朋音楽大在学中に藤原歌劇団公演「修道女アンジェリカ」でデビューを飾る。1966年「ミトロプーロス国際指揮者コンクール」および1969年「カラヤン国際指揮者コンクール」でともに第4位入賞。70年代からバイロイト音楽祭で歴史的公演に参加した後、名古屋フィル、東京シティ・フィル、関西フィル、仙台知フィルの各常任指者を歴任。1973年「芸術選奨」新人賞、第32回2000年度「サントリー音楽賞」、2003年度第54回「芸術選奨文部科学大臣賞」、2004年「紫綬褒章」、2010年「旭日小綬章」、2013年「日本芸術院賞」、2008年「大阪市市民表彰」、2012年「文化功労者」、2015年第56回「毎日芸術賞」をそれぞれ受賞(章)。2014年より芸術院会員を務めた。2014-18年には新国立劇場のオペラ芸術監督を務め、ハリー・クプファー新演出による「パルジファル」を皮切りに、「ニーベルングの指環」を含むワーグナー作品を演奏、そしてカタリーナ・ワーグナーの鮮烈な演出「フィデリオ」でのベートーヴェンの精神を体現する名演で、同劇場開場20周年シーズンを国際的な成功へと導く。東京シティ・フィルハーモニックおよび関西フィルハーモニー管弦楽団の桂冠名誉指揮者。

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2024年1月22日

★遠藤郁子 デビュー50周年とポーランド復興勲章「オフィツェルスキ十字勲章」受章記念リサイタル


ショパン:ノクターン ハ短調 作品48-1
     マズルカ イ短調 作品68-2
     マズルカ ヘ長調 作品68-3
     マズルカ 嬰へ短調 作品6-1
     マズルカ イ短調 作品17-4
     ポロネーズ 嬰ヘ短調 作品44
     ポロネーズ 変イ長調 作品53「英雄」
     ポロネーズ 変イ長調 作品61「幻想」
     ノクターン 嬰ハ短調 遺作

ピアノ:遠藤郁子

録音:2015年10月、東京オペラシティ リサイタルホール(東京)<ライヴ録音>

CD:カメラータトウキョウ CMCD-28390

 「90年の人生で初めて霊感で弾かれたショパンを聴いた」(ペルルミュテル)、「イクコ・エンドウ、偉大なるピアノの才能」(ルビンシュタイン)などと世界から絶賛された遠藤郁子の演奏は、国内外に根強いファンを持つ。このCDは、2015年に東京オペラシティのリサイタルホールで、遠藤郁子のデビュー50周年とポーランド復興勲章「オフィツェルスキ十字勲章」受章を記念して行われたリサイタルより、ショパン9作品の演奏を収録したライヴ録音盤。

 遠藤郁子(1944年生まれ)は、東京都出身。幼時に北海道へ移住する。小学校のとき全日本学生音楽コンクール東京大会にて2位入賞(1位は野島稔)。藤女子学園中学校を経て、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中の1962年に、日本音楽コンクールピアノ部門第2位。東京藝術大学に進み、1965年第7回「ショパン国際ピアノコンクール」で特別銀賞を受賞。同年大学1年生の時、安宅賞受賞したが中退してポーランドに留学、ルードヴィク・ステファンスキ、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカに師事。1970年再度「ショパン国際ピアノコンクール」に出場し8位に入賞し、同時に奨励賞を受賞。1974年からはパリに在住。自らがんとの長い闘病生活を経て、再度、ピアニストとして復活を果たす。2冊のエッセイ集「いのちの声」(海竜社)と「いのちの響き」(同)は、苦しみを負った人びとから、現在に至るまで静かに長く読みつがれている書籍となっている。彼女の演奏やCDが、不幸を背負った人々に、生きる力をもたらしたことから“奇跡のピアニスト”あるいは“癒しのピアニスト”と呼ばれるようになる。NPO法人「まずるか北海道」を母体にボランティア活動を、1987年以来精力的に続ける。1980年日本ショパン協会賞。1997年松本市長より表彰を受けた。1985年「ユーゴスラビア・オフリッド・フェスティバル25周年記念功労賞」を受賞。2015年ポーランド復興勲章「オフィツェルスキ十字勲章」受章。これまで「ショパン国際ピアノコンクール」(ワルシャワ)、「ヴィアンナ・ダ・モッタ国際コンクール」(ポルトガル)などの審査員を務めた。また、アルド・チッコリー二の後継者として、伝統ある「オフリッド・サマー・フェスティヴァル(オフリッド・ユーゴスラヴィア)」の講師を5年間勤めたのに加え、東京芸術大学講師などを歴任。

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2024年1月18日

★ヨーロッパで活躍するアントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムのベートーヴェン:交響曲:「運命」/「田園」


ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
        交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」

指揮:アントネッロ・マナコルダ

管弦楽:カンマーアカデミー・ポツダム(KAP)

 指揮者のアントネッロ・マナコルダは、イタリア、トリノ出身。フランス・イタリア系の家庭に生まれ、アムステルダムで教育を受けた。アバドが設立したマーラー・チェンバー・オーケストラの創設メンバーの1人として、長年にわたりコンサートマスターを務め後に、スウェーデンの伝説的指揮者ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学ぶ。2010年からはカンマーアカデミー・ポツダム(KAP)の首席指揮者兼芸術監督を務めている。ソニー・クラシカルから発売されたKAPとのメンデルスゾーンとシューベルトの交響曲全集は、各紙から高評価を得て、2015年にはドイツの権威あるエコー・クラシック賞の「ベスト・オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」を受賞。ポツダムのニコライザールを本拠に、ブランデンブルク州におけるさまざまな年齢層を対象とした数多くのコンサート・シリーズを開催。バロックから現代音楽に至るさまざまなオーケストラ作品を取り上げるなど、欧米各地のオーケストラ、歌劇場から招かれている。また、ポツダム新宮殿内のシュロス劇場で開催される「ポツダム・ウィンター・オペラ」で指揮をするなど、オペラの演奏にも注力している。2022年紀尾井ホール室内管弦楽団で日本デビューを果たした。

 カンマーアカデミー・ポツダム(KAP)は、ドイツのポツダムに本拠を置くモダン楽器による室内オーケストラで、ブランデンブルク州都ポツダム市の公認オーケストラ。2001年、ポツダムのペルシウス・アンサンブル(指揮者なしの弦楽オーケストラ)とベルリンのアンサンブル・オリオル(木管・金管・弦楽の室内アンサンブル)のメンバーを統合して創設された。金管楽器とティンパニにピリオド楽器を取り入れた生命力に富む演奏で注目され、ピーター・ルンデル、セルジオ・アッツォリーニ、アンドレア・マルコン、ミヒャエル・ザンデルリンクら歴代の芸術監督のもとでその個性を育んできた。2010年からはアントネッロ・マナコルダが首席指揮者兼芸術監督を務めている。

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2024年1月15日

★イザベル・ファウスト”SOLO” バロック後期の無伴奏ヴァイオリン作品集


●ニコラ・マッテイス・Jr(息子)(1670年代後半~1737):ファンタジア イ短調“Alia Fantasia”(ソロ・ヴァイオリンのための2つのファンタジアより)

●ニコラ・マッテイス・Sr(父)(1650年頃-1713以降):ヴァイオリンのためのエア集(Ayres for the Violin (抜粋))
・プレリュード・パッサッジョ・ロット – アンダメント・ヴェローチェ・ファンタジア

●ヨーハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755):ソナタ イ短調〔I. プレリュード – II. アレグロ – III. ジーガ – IV. 変奏〕

●ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770):ソロ・ヴァイオリンのためのアミュズモン op.18(抜粋)〔アレグロ – アレグレット – アンダンティーノ – アレグロ/マエストーゾ- アリア/グラティオーゾ – ヴァリアツィオーネ – アルトロ – アルトロ〕

●ヨハン・ヨーゼフ・ヴィルスマイアー(1663-1722):パルティータ第5番 ト短調

●ハインリヒ・イグナツ・フォン・ビーバー(1644-1704):パッサカリア ト短調「守護天使」(ロザリオのソナタより)

                     ◇

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト<ヴァイオリン/ヤコブス・シュタイナー(1658)>

CD:キングインターナショナル HARMONIAMUNDI HMM-902678

 このCDのプログラムは、バロック後期の無伴奏ヴァイオリン作品。世界最高峰のヴァイオリン奏者、イザベル・ファウスト。深遠極まりない、無伴奏による新譜の登場。
 
 ヴァイオリンのイザベル・ファウストは、ドイツ出身。現在、世界を代表するヴァイオリニストの一人。1987年アウグスブルクの「レオポルト・モーツァルト・コンクール」、1993年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」で共に第1位。1997年には、バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞した。古典作品に加え前衛的なレパートリーも持っており、世界初演も多い。室内楽奏者としても各地の音楽祭に定期的に出演。

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2024年1月11日

★ヴァレリー・アファナシエフのベートーヴェン:ピアノソナタ 第29番「ハンマークラヴィーア」


ベートーヴェン:ピアノソナタ 第29番「ハンマークラヴィーア」 変ロ長調 作品106

ピアノ:ヴァレリー・アファナシエフ

CD:ソニーミュージック SICC-19075

 ピアノのヴァレリー・アファナシエフ(1947年生まれ)は、ロシア、モスクワ出身。モスクワ音楽院におてエミール・ギレリスとヤコフ・ザークにピアノを師事。1969年「ライプツィヒ・バッハ国際コンクール」、1972年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」において優勝。その後、ベルギー国籍を取得。ブリュッセルの郊外に住み、音楽活動のかたわらフランス語で詩作や小説の執筆にも取り組んでいる。自らのリサイタルでは、自作の詩や哲学的なエッセイを朗読することがある。異才、鬼才、思索するピアニストなどと呼ばれてその個性を讃えるファンも多い。

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2024年1月08日

★ラン・ランのサン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番/組曲「動物の謝肉祭」他


サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22
        組曲「動物の謝肉祭」

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(ピアノ編)
ドビュッシー:《小組曲》(ピアノ連弾のための)
フォーレ:楽園にて(《レクイエム》作品48から第7曲)(エミール・ナウモフ編)
ドリーブ:花の二重唱(歌劇《ラクメ》から)(エミール・ナウモフ編)
サン=サーンス:第5協奏曲によるトッカータ(6つの練習曲 作品111から第6曲)
フォーレ:パヴァーヌ 作品50
ファランク:練習曲 第10番 嬰ヘ短調(全調による30の練習曲 作品26から)
ソヒー:無言歌(4つのロマンティックな小品 作品30から第4番)
タイユフェール:ゆるやかなワルツ
ボニス(メル・ボニ):小さな子供が眠りにつく(14の子供の情景《Miocheries》から第13番)
ブーランジェ:明るい庭から(ピアノのための3つの作品から)
サン=サーンス:白鳥(組曲《動物の謝肉祭》から第13曲)(エミール・ナウモフによる1台4手編曲)

ピアノ:ラン・ラン、ジーナ・アリス

指揮:アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ゲヴァントハウス管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45088~9

 このCDアルバムで協奏曲にカップリングされるのは、何世代にもわたって愛されるサン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」。家族でクラシック音楽を楽しんでもらいたいというラン・ランの思いから、妻でピアニストのジーナ・アリスとの連弾を披露している。ディスク2では、リリ・ブーランジェやルイーズ・ファランクなど5人のフランス人女性作曲家による小品のほか、ラヴェルやドビュッシーなど、フランス音楽を代表する作曲家による名曲を幅広く収録。

 ピアノのラン・ラン(1982年生れ)は、中国遼寧省瀋陽出身。5歳で「瀋陽ピアノ・コンクール」に優勝して最初のリサイタルを開く。1997年に渡米し、フィラデルフィアのカーティス音楽院でゲイリー・グラフマンに師事。2002年「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭」でレナード・バーンスタイン賞を受賞。2004年サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルと共演し、国際的にテレビ放映された。2008年北京五輪開会式で演奏。

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2024年1月04日

★アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団のベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番「ハープ」/第13番


ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74「ハープ」
        弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130

弦楽四重奏:キアロスクーロ四重奏団

         アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
         パブロ・エルナン=ベネディ(ヴァイオリン)
         エミリー・ホーンルンド(ヴィオラ)
         クレール・チリヨン(チェロ)

CD:キングインターナショナル KKC-6740

 このCDは、キアロスクーロ四重奏団によるベートーヴェン:弦楽四重奏曲シリーズの第3弾となる第10番「ハープ」と第13番。

 キアロスクーロ四重奏団は、現代屈指のヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァが率いるメンバーで構成され、今海外で最も注目を集める弦楽四重奏団のひとつ。このクァルテットの名「キアロスクーロ」とは、イタリア語で「明暗」の意味。作曲された当時の奏法を研究し、ガット弦&ノン・ヴィブラートを駆使し、立奏を採用したエキサイティングなスタイルで得られる「明暗」の鮮烈な表現が、他の室内楽団と一線を画す個性。ウィグモア・ホールをはじめ世界中名だたるホールや音楽祭に登場。

 ヴァイオリンのアリーナ・イブラギモヴァ(1985年生まれ)は、ロシア、ポレフスコイ出身。グネーシン音楽学校でヴァイオリンを学ぶ。1996年、10歳の時、イギリスへ移住。イギリスでは、ユーディ・メニューイン音楽学校、ギルドホール音楽・演劇学校でヴァイオリンの研鑽を積み、さらに王立音楽大学で学ぶ。ロンドンのウィグモアホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ザルツブルクのモーツァルテウム大学、ウィーンのムジークフェライン、ニューヨークのカーネギーホールなど世界各地でリサイタルを開催。しばしば来日してコンサートツアーを行う。

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