2025年8月04日
ブルックナー: 交響曲第9番 WAB109 (2021-22年SPCM版 第4楽章付き)
指揮:カーチュン・ウォン(ハレ管弦楽団首席指揮者)
管弦楽:ハレ管弦楽団
CD:海外盤 Halle CDHLD7566JP(東京エムプラス)
指揮のカーチュン・ウォン(1986年生まれ)は、シンガポール出身。名指揮者クルト・マズア(1927年―2015年)の愛弟子で、マズアの晩年はしばしば指揮台を共にする機会に恵まれる。2016~7年にロサンゼルス・フィルハーモニックの「ドゥダメル・フェローシップ・プログラム」を受ける。また、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学においてオーケストラ/オペラ指揮の音楽修士号を取得。2016年「グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」で優勝し、一躍その名を世界に知られる。2019年12月、33歳という若さでシンガポールとドイツの文化交流並びにドイツ音楽文化の海外普及における献身的な取り組みと顕著な功績により、シンガポール出身の芸術家として初めてドイツ連邦大統領より功労勲章を与えられた。2020/2021年シーズンには、ニューヨーク・フィルハーモニックへのデビュー、そしてチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団へのデビューに加えトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団との共演も果たした。2023年9月に日本フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任。同時にドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。2024年9月イギリスのハレ管弦楽団首席指揮者及びアーティスティック・アドバイザーに就任。