クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2022年 3月

2022年3月31日

★エリザーベト・レオンスカヤのモーツァルト:ピアノ・ソナタ全集(6CD)


モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集

《CD1》
  第1番 ハ長調 K.279
  第2番 ヘ長調 K.280
  第3番 変ロ長調 K.281
《CD2》
  第4番 変ホ長調 K.282
  第5番 ト長調 K.283
  第6番 ニ長調 K.284
《CD3》
  第7番 ハ長調 K.309
  第9番 ニ長調 K.311
  第8番 イ短調 K.310
《CD4》
  第10番 ハ長調 K.330
  第11番 イ長調 K.331『トルコ行進曲付き』
  第12番 ヘ長調 K.332
《CD5》
  第13番 変ロ長調 K.333
  幻想曲 ハ短調 K.475
  第14番 ハ短調 K.457
《CD6》
  第15番 ヘ長調 K.533/494
  第16番 ハ長調 K.545
  第17番 変ロ長調 K.570
  第18番 ニ長調 K.576

ピアノ:エリザーベト・レオンスカヤ

CD:ワーナーミュージック・ジャパン 9029.645782(6CD)

 ピアノのエリザーベト・レオンスカヤ(1945年生まれ)は、グルジア、トビリシ生まれ。11歳の時、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番でオーケストラと共演、13歳の時にはソロ・リサイタルを行うなど、幼いころから才能を発揮。1964年から1971年までモスクワ音楽院で学ぶ。この間、1964年、ブカレストにおいて開催された「ジョルジェ・エネスク国際コンクール」優勝、パリにおいて開催された「ロン=ティボー国際コンクール」第3位、など重要なコンクールで数々の入賞を果たす。 1978年には旧ソ連からウィーンに移住し、活動拠点を西側に置く。1992年に録音したリストの作品のCDは「黄金のディアパソン賞」を受賞した。また、シューベルトのピアノソナタや即興曲の録音は、シューベルトの内面の精神性を見事に再現しており高い評価を得ている。しばしば来日し、演奏会を通して多くのファンに親しまれている。

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2022年3月28日

★クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーン・フィルのブルックナー:交響曲 第2番


ブルックナー:交響曲 第2番 ハ短調 WAB 102 [1877年第2稿・キャラガン校訂(2007年出版)]

指揮:クリスティアン・ティーレマン

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ソニーミュージック SICC30596

 指揮のクリスティアン・ティーレマン(1959年生まれ)は、ドイツ、ベルリン出身。1985年にデュッセルドルフ・ライン歌劇場の首席指揮者としてその本格的キャリアをスタートさせた。1988年にはニュルンベルク州立劇場の音楽総監督に就任したが、これは当時ドイツ国内では最年少の音楽総監督であった。これまで、ベルリン・ドイツ・オペラ音楽監督(1997年~2004年)、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席(2004年~2010)などを歴任。現在、シュターツカペレ・ドレスデン音楽総監督・首席指揮者 、ザルツブルク復活祭音楽祭芸術監督を務めており、2019年にはウィーンフィル・ニューイヤーコンサート指揮者を務めた。

 このCDは、ティーレマン指揮ウィーン・フィルの「ブルックナー:交響曲全集」第4弾。

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2022年3月24日

★アンドリス・ネルソンス指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のブルックナー:交響曲第1番/第5番 他


<CD1>

ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から~前奏曲とイゾルデの愛の死~
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(ウィーン稿1890/91)

<CD2>

ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調

指揮:アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG45043~4

 このCDは、アンドリス・ネルソンスと名門ゲヴァントハウス管弦楽団による、ブルックナー交響曲全集完結盤。ドイツ音楽伝統の牙城、ゲヴァントハウス管弦楽団とのブルックナー・シリーズもいよいよ完結。カップリングは第1番のウィーン稿と、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」前奏曲とイゾルデの愛の死。

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2022年3月21日

★オイゲン・ヨッフム指揮ロンドン・フィルのハイドン:交響曲≪驚愕≫≪軍隊≫≪時計≫


ハイドン:交響曲 第94番 ト長調《驚愕》
     交響曲 第100番 ト長調《軍隊》
     交響曲 第101番 ニ長調《時計》

指揮:オイゲン・ヨッフム

管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1972年、1973年、ロンドン

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-3985

 このCDは、ヨッフム生誕120年没後35年記念アンコールプレスで、評価の高いロンドン・フィルとのハイドン交響曲集から、標題付の3曲をカップリング。1902年ドイツに生まれ、1987年に亡くなった20世紀を代表する巨匠指揮者オイゲン・ヨッフム。生誕120年没後35年を記念して、「20世紀の巨匠シリーズ」で発売された17タイトルをアンコール・プレス。

 

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2022年3月17日

★名手3人が奏でる壮大なベートーヴェン:交響曲第2番&第5番「運命」


ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調作品36
        交響曲第5番ハ短調作品67「運命」

ピアノ:エマニュエル・アックス

ヴァイオリン:レオニダス・カヴァコス

チェロ:ヨーヨー・マ

CD:ソニーミュージック SICC‐30592

 現代最高のチェリスト=ヨーヨー・マと鬼才レオニダス・カヴァコス、そして名手エマニュエル・アックスの3人によるベートーヴェン:交響曲第2番&第5番「運命」が完成。この顔合わせで2016年12月「ブラームス:ピアノ三重奏曲」全曲録音を行って以来、5年の歳月を経て3人が再び集い、新たにベートーヴェン”交響曲”の世界に挑んだ意欲作。

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2022年3月14日

★ルイサダ のシューベルト :ピアノ・ソナタ第15番「レリーク」/ ピアノ・ソナタ第21番


シューベルト :ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 D840「レリーク」
       ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960

ピアノ:ジャン=マルク・ルイサダ

CD:キングインターナショナル LDV93

 ピアノのジャン=マルク・ルイサダ(1958年生まれ)は、チュニジア出身。ロンドンのユーディ・メニューイン音楽学校で学んだのち、パリ国立高等音楽・舞踊学校で学ぶ。1985年「ショパン国際ピアノコンクール」第5位入賞。パリのシャンゼリゼ劇場、ニューヨークのアリス・タリー・ホール、ロンドンのウィグモア・ホールなどで演奏活動を行い、日本ではNHK教育テレビ「スーパーピアノレッスン=ショパン編」講師として登場し、一躍人気を博した。演奏活動と並行して、パリのアルフレッド・コルトー記念エコール・ノルマル音楽院で後進の指導にも励んでいる。フランス共和国芸術文化勲章「オフィシエ」受勲。

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2022年3月10日

★第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」第2位 アレクサンダー・ガジェヴのデビュー・アルバム


ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:48
ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 作品52
メシアン:幼子イエスの口づけ(《幼子イエスに注ぐ20のまなざし》より第15曲)
スクリャービン:アルバムの綴り(《3つの小品》作品45より第1曲)
ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ 第4番 ホ短調 作品87
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 作品83
ヴァイン:哀悼歌(《5つのバガテル》より第5曲)
リスト:葬送曲(《詩的で宗教的な調べ》S.173より第7曲)

ピアノ:アレクサンダー・ガジェヴ

CD:ユニバーサルミュージック UCCD-1483

 このCDは、2021年7月にオンライン上で行われた「シドニー国際ピアノ・コンクール」で優勝したイタリア=スロベニア出身の若きピアニスト、アレクサンダー・ガジェヴのデビュー・アルバム。アレクサンダー・ガジェヴは、2018年「モンテカルロ・ピアノ・マスターズ」優勝、2015年「浜松国際ピアノ・コンクール」優勝を果たし、日本でも高い人気を得ている。2019年から21年のBBCの”ヤング・ジェネレーション・アーティスト”にも選ばれた。2021年10月に行われた第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」第2位(反田恭平と同位)及びクリスチャン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏賞)を受賞した。イギリス国内の音楽祭や演奏会にも多数出演。今後は、世界各地へのツアーも予定されている。

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2022年3月07日

★ジョフロワ・クトーのブラームス:ピアノ協奏曲第1番/バッハ(ブラームス編):左手のためのシャコンヌ


ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15
バッハ(ブラームス編):左手のためのシャコンヌ
             (原曲バッハ:ヴァイオリン・パルティータ第2番 「シャコンヌ」)

ピアノ:ジョフロワ・クトー

指揮:ダヴィド・レイラン

管弦楽:メス国立管弦楽団

CD:キングインターナショナル LDV-94

 ピアノのジョフロワ・クトーは、「ブラームス国際コンクール」優勝の逸材。アムステルダム・コンセルトヘボウ、サル・ガヴォーなどにデビューし、ブラームスのピアノソロ作品全集をリリースするなど、ブラームスのスペシャリストとして頭角を現す新星。メス国立管弦楽団(旧称:フランス国立ロレーヌ管弦楽団)は、ラ・ドルチェ・ヴォルタ・レーベルがレコーディングの拠点としているアルスナル・ホールのレジデント・オーケストラで、2018年よりダヴィド・レイランが音楽監督兼芸術監督を務めている。

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2022年3月03日

★諏訪内晶子のバッハ :無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲( BWV 1001~1006)


<CD 1>

バッハ:ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
    パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
    ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003

<CD 2>

バッハ:パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
    ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
    パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006

ヴァイオリン:諏訪内晶子

CD:ユニバーサルミュージック UCCD45005~6

 ヴァイオリンの諏訪内晶子は、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院に留学。1987年「日本音楽コンクール」で第1位。1988年「パガニーニ国際コンクール」で第2位。1989年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」で第2位。1990年「チャイコフスキー国際コンクール」で第1位(最年少、日本人初)。2013年から「国際音楽祭NIPPON」を企画、自ら芸術監督を務める。

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