クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2014年 2月

2014年2月28日

★復活公演、伊福部昭:舞踊音楽「プロメテの火」他


伊福部昭:舞踊音楽「プロメテの火」
舞踊音楽 「日本の太鼓」鹿踊(ししおどり)

指揮:広上淳一

管弦楽:東京交響楽団

録音:2013年5月27-28日、6月1日、ミューザ川崎(ライヴ録音)

CD:日本コロムビア COCQ85045

作曲家の伊福部昭(1914年―2006年)は、北海道釧路町出身。北海道帝国大学農学部林学実科に入学。「日本狂詩曲」をボストンへ送り、第1位に入賞し世界的評価を得る。1938年「ピアノ組曲」がヴェネツィア国際現代音楽祭入選。東京音楽学校(現東京藝術大学)の作曲科講師に就任。1950年バレエ音楽「プロメテの火」作曲。1954年映画「ゴジラ」の音楽を担当。以後、「ビルマの竪琴」「座頭市」シリーズなど多くの映画音楽を手掛けた。1960年バレエ音楽「日本の太鼓「狐剱舞」作曲。1976年東京音楽大学学長に就任。1980年紫綬褒章、1987年勲三等瑞宝章、2003年文化功労者。「プロメテの火」は、伊福部と日本現代舞踊の礎を築いた舞踊家の江口隆哉が共同制作したもので、上田仁指揮の東宝交響楽団(現、東京交響楽団)により、帝国劇場(東京)で1950年に初演された。 1960年までの間に全国で100回近く上演されたが、その後は再演が途絶えていた。

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2014年2月27日

★パリ在住のピアニスト菅野 潤のドビュッシー 前奏曲集 第1巻&第2巻


ドビュッシー 前奏曲集 第1巻&第2巻

ピアノ:菅野 潤

CD:コジマ録音(ALM RECORDS) ALCD‐7179

ピアノの菅野 潤は、1956年に生まれ。桐朋学園音楽学部ピアノ科卒業。1978年、フランス政府給費留学生として、パリ国立高等音楽院に留学、1981年にピアノ科、1982年に室内楽科をそれぞれ一等賞を得て卒業。1982年には、パリ・エコール・ノルマル音楽院に在籍し、審査員全員一致で演奏家資格を得る。1989年にはローマ、アヴェンティーノ音楽祭にて最優秀演奏賞を受ける。 1984年より、パリを拠点とし、内外で演奏活動を行っている。1996年より、バルセロナ・カレーロ音楽院教授。仙台国際音楽コンクールの運営委員を、2001年の同コンクールの創立以来つとめている。今回のCDは、好評を博した2012年のメシアンに続き、ドビュッシーの前奏曲集を完全収録。

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2014年2月25日

★男声コーラスグループ:IL DEVU (イル・デーヴ)のデビュー盤


シルヴィアに
アマリッリ、私の美しい人
朧月夜(チルコット編)
川の流れのように
ネッラ・ファンタジア
ピエ・イエズ
ニグラ・スム
ロマンチストの豚
ダニー・ボーイ(チルコット編)
マイ・ウェイ
パセラ
ホワイト・クリスマス

男声コーラス:IL DEVU (イル・デーヴ)

CD:日本コロムビア COCQ‐85036

IL DEVUは、東京二期会でメンバー全員が主役を歌い、国内外の第一線で活躍中の「太メン」男声歌手、大槻 孝志(Tenor)、望月 哲也(Tenor)、青山 貴(Bariton)、山下浩司(Bass/bariton)の4人ピアニスト河原忠之を加えた5名による男声コーラスグループ。男声歌手4人の世界的グループ「IL DIVO」を意識しつつ、和やかな雰囲気でクラシック・ポップスの名曲を歌う。

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2014年2月24日

★レイ・チェンのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番/第4番/ ヴァイオリン・ソナタ第22番


モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番/第4番
ヴァイオリン・ソナタ第22番

ヴァイオリン:レイ・チェン

ピアノ:クリストフ・エッシェンバッハ

指揮: クリストフ・エッシェンバッハ

管弦楽:シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団

CD:ソニー・ミュージック・ジャパン

ヴァイオリンのレイ・チェンは、1989年台湾生まれ。その後オーストラリアに移住。2005年カーティス音楽院に入学。2008年メニューイン・ヴァイオリン・コンクールで優勝。2008-2009年ニューヨーク・国際ヤング・アーティスト・オーディションにて優勝。2009年エリザベート王妃国際コンクールにおいて、最年少出場者で優勝。この録音は、2012年のノーベル賞コンサートで共演し共鳴した巨匠クリストフ・エッシェンバッハを指揮とピアノに迎えたCD。

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2014年2月21日

★ジャニーヌ・ヤンセンのバッハ:ヴァイオリン協奏曲集


バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番/第1番
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲
チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ 第3番

ヴァイオリン:ジャニーヌ・ヤンセン

オーボエ:ラモン・オルテガ・ケロ

チェンバロ/オルガン:ヤン・ヤンセン

ヴァイオリン:ボリス・ブロフツィン、シンディ・アルブラハト、フレードリク・ポールソン、ユリア=マリア・クレツ、ティーメン・ハウシング、モニカ・ウルボナイテ
ヴィオラ:ニムロッド・ガズ、パウリーネ・ザクセ
チェロ:マールテン・ヤンセン
コントラバス:リック・ストーテイン

録音:2013年6月7-13日、ベルリン、ヴァンゼー、アンドレアス教会

CD:ユニバーサルミュージック(Decca) UCCD-1391

ジャニーヌ・ヤンセンは、オランダ出身のヴァイオリニスト。ユトレヒト音楽院に学ぶ。14歳でオランダ放送交響楽団と共演してデビュー。2003年にはデッカと専属録音契約を結ぶ。2000年4月にヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーにソリストとして参加し初来日。2003年ユトレヒトに国際室内楽フェスティバルを創設し、音楽監督を務めている。2003年にオランダ音楽賞を受賞。

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2014年2月20日

★新進ピアニスト岩本きよらが忘れ去られた作曲家ボルトキエヴィチ再発見に挑む


ボルトキエヴィチ:カプリッチョ

クリミアのスケッチ
10のエチュード第8番/第9番/第10番
4分の3拍子で
ピアノ・ソナタ第2番
エチュード

ピアノ:岩本きよら

CD :及川音楽事務所(Beltaレコード) YZBL-1036

若手新進ピアニスト岩本きよらのデビューCDで、忘れ去られた作曲家ボルトキエヴィチの再発見に挑む。ボルトキエヴィチ(1877―1952)は、帝政ロシア末期に生まれ、相次ぐ革命や戦火で故国を追われ、不遇のうちに世を去った孤高の作曲家。戦火とともに作品の多くは失われたが、近年、故国ウクライナや日本などで発掘、再評価の動きが高まりつつある。

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2014年2月18日

★庄司紗矢香のプロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番


プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番

ヴァイオリン:庄司紗矢香

指揮:ユーリ・テミルカーノフ

管弦楽:サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG‐1647

ヴァイオリンの庄司紗矢香は、1999年第46回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに同コンクール史上最年少、かつ日本人として初めて優勝。1999年都民文化栄誉章、2000年出光音楽賞、2007年ホテルオークラ賞、2007年ワシントン賞、2010年芸術選奨新人賞を受賞。

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2014年2月17日

★ソプラノ歌手 小林沙羅デビューアルバム「花のしらべ」(初回限定盤)


ソプラノ:小林沙羅

CD:日本コロムビア

シューベルト:野ばら
モーツァルト:すみれ
シューマン:ジャスミンの茂み
シューマン:蓮の花
シューマン:春が来た
シューマン:きみは花のよう
山田耕筰:からたちの花
中田喜直:さくら横ちょう
別宮貞雄:さくら横ちょう
トスティ:バラ
レスピーギ:最後の陶酔
ヨーゼフ・マルクス:そしてきのう彼は私にバラをくれた
リヒャルト・シュトラウス:乙女の花(矢車菊/けしの花/きづた/睡蓮)
菅野よう子:花は咲く[NHK復興支援ソング]
小林沙羅:えがおの花

<特典CD>

えがおの花(朗読ver.)
朗読:小林沙羅
ピアノ:森島英子

初回限定盤:豪華カラー 36Pフォトブックレット「えがおの花」&特典CD「えがおの花」(朗読ver.)を封入

ソプラノの小林沙羅は、東京都出身。東京芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院修士課程修了。2010年3月よりウィーンにて研鑽を積みながら演奏活動を行う。2006年に「井上道義の上り坂コンサート」でデビュー。2009年「トゥーランドット」リュー役で読売日本交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢(井上道義指揮)と共演。同年と翌年9月には2年続けて「サイトウキネン・フェスティバル」に参加。2012年2月にはソフィア国立歌劇場に「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ役でデビュー、3月には同歌劇場に「愛の妙薬」アディーナ役で出演し、大成功を収めた。同年6月にはウィーンにて開催されたオペレッタコンクール、オスカーシュトラウス声楽コンクールにて2位を受賞。同月、ウィーン楽友協会大ホールにてベートーヴェン「第9交響曲」のソプラノソロを務め、チェコ・モラヴィア・フィルと共演。7月にはブラジルのポルト・アレグレにてマーラー「第4交響曲」のソプラノソロを務め、ポルト・アレグレ交響楽団(OSPA)と共演するなど、海外へも活動の幅を広げている。

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2014年2月14日

★ゲルハーエルのマーラー:さすらう若人の歌/亡き子をしのぶ歌/リュッケルト歌曲集


マーラー:さすらう若人の歌
亡き子をしのぶ歌
リュッケルト歌曲集

バリトン:クリスティアン・ゲルハーエル

指揮:ケント・ナガノ

管弦楽:モントリオール交響楽団

CD:ソニー・ュージック・ジャパン SICC‐30144

バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルは、ミュンヘンでパウル・クーエンとライムント・グリュンバッハに師事。ミュンヘン国立音楽大学のオペラ科、ゲルハーヘルの専属ピアニストであるゲロルト・フーバーと共に、同音楽大学のフリーデマン・ベルガー教授の下でリートを学ぶ。医学を学びながら、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ、エリザベート・シュヴァルツコプフ、インゲ・ボルクのマスタークラスを受講し、声楽教育を修了。現在、アルデブルク音楽祭、イェール大学、アムステルダム・コンセルトヘボウ、シュヴェッツィンゲン音楽祭でマスタークラスを開催。また、名誉教授としてミュンヘン国立音楽大学にてワークショップを行なっている。

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2014年2月13日

★ボザール・トリオで活躍したメナヘム・プレスラーのシューベルト : ピアノ・ソナタ 第18番他


シューベルト : ピアノ・ソナタ 第18番
モーツァルト : ロンド イ短調
ベートーヴェン : バガテル op.126

ピアノ:メナヘム・プレスラー

CD:キング・インターナショナル(La Dolce Volta) LDV12

ピアノのメナヘム・プレスラーは、1923年生まれ。1946ドビュッシー・コンクールで優勝。1955年、ギレー(Vn)、グリーンハウス(Vc)とボザール・トリオを結成。解散まで53年間、創設メンバーとして活躍。1996年、72歳にしてカーネギーホールでリサイタル・デビュー。現在インディアナ大学で教鞭を執り、各地で講習会を開催。ヴァン・クライバーン、エリザベート王妃、アルトゥール・ルービンシュタインといった各国際コンクールの審査員も務める。

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