2011年3月30日
*新譜CD情報* ベルリン時代のチェリビダッケ
~ベルリン時代のチェリビダッケ~
CD1
・ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
ゲルハルト・プッヒェルト(ピアノ)
RIAS交響楽団
・ラヴェル:スペイン狂詩曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲 Op.35a
ジークフリート・ボリース(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・ケルビーニ:「アナクレオン」序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2
・ヒンデミット:ピアノ協奏曲 (1945) ドイツ初演
ゲルハルト・プッヒェルト(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・ゲンツマー:フルートと室内オーケストラのための協奏曲 (1944)
グスタフ・シェック(フルート)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・コープランド:バレエ音楽「アパラチアの春」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD3
・ティーセン:ハムレット組曲/サランボー組曲/ティーセン:交響曲第2番「死してなれ」
ベルリン放送交響楽団、合唱団
・シュヴァルツ=シリング:弦楽オーケストラのための序奏とフーガ(世界初演)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:セルジュ・チェリビダッケ
CD:HMV(GER 輸入盤) RIAS録音全集1948-57(3CD)
このチェリビダッケがベルリン・フィルほかを指揮したCD3枚組セットの内容は1948年から1957年の間にRIASによってライヴならびにセッション収録されたすべての音源を集めたもの。RIASオリジナル・マスターより望みうる最高の音質でのCD化が実現した。セルジュ・チェリビダッケ(1912-1996)は、ルーマニアの大学で哲学と数学を学んだのち、1936年にベルリンに赴き、ベルリン音楽大学で学んだ。フルトヴェングラーを心から尊敬していたといわれるチェリビダッケは、第2次大戦後に指揮活動を禁止されたフルトヴェングラーの代役として、1945年にベルリン・フィルの首席指揮者として迎えられ、以後7年間ベルリン・フィルを指揮、1952年にフルトヴェングラーが終身首席指揮者として復帰した後も支え、1954年までベルリン・フィルの復興再建に尽力した。
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2011年3月27日
*新譜CD情報* 仲道郁代&ヤルヴィのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番/第2番/第4番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番/第2番/第4番/ロンド変ロ長調
ピアノ:仲道郁代
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
管弦楽:ドイツ・カンマーフィル
CD:ソニー・ミュージック(2SACD・ハイブリッド) SICC10110
このCDは、仲道郁代によるベートーヴェン演奏の総決算として、2004年6月録音の第3番と第5番「皇帝」(SACDハイブリッドおよびDVDビデオで発売)に続く「ピアノ奏曲全集」の完結編。対向配置にした弦楽パートに古楽器のトランペットとティンパニを使い、各モチーフの有機的な結びつきを次々に解き明かしてゆくヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルとともに、仲道はそれぞれの作品に込められたキャラクターを如何に鮮やかに描き分けているところが聴きどころ。
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2011年3月23日
*新譜CD情報* 諸戸詩乃のシューベルト:即興曲集と楽興の時
シューベルト:即興曲集 作品90 D.899
楽興の時 作品94 D.780
ピアノ:諸戸詩乃
CD:カメラータ・トウキョウ CMCD-28232
ピアノの諸戸詩乃は、ウィーン国立音楽演劇大学ピアノ演奏科に飛び級で入学してから間もなく3年が経過した。2009年のCDデビューから約1年半。17歳へと成長した諸戸詩乃のセカンド・アルバムがこのほど完成した。音楽の聖地ウィーンで豊かに育まれたフレッシュな才能がどう開花したかが聴きどころ。この録音は、2010年12月にウィーンで行われたもの。
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2011年3月19日
*新譜CD情報* 悲しくなったときは~福井敬、日本を歌う。
悲しくなったときは~福井敬、日本を歌う。
落葉松
野上 彰/小林秀雄
荒城の月
土井晩翠/瀧 廉太郎
秋の月
瀧 廉太郎
出船
勝田香月/杉山長谷夫
鐘が鳴ります
北原白秋/山田耕筰
待ちぼうけ
北原白秋/山田耕筰
宵待草
竹久夢二/多 忠亮
かやの木山の
北原白秋/山田耕筰
城ヶ島の雨
北原白秋/梁田 貞
初恋
石川啄木/越谷達之助
野の羊
大木惇夫/服部 正
さくら横ちょう
加藤周一/別宮貞雄
悲しくなったときは
寺山修司/中田喜直
ひぐらし
北山冬一郎/團 伊玖磨
紫陽花
北山冬一郎/團 伊玖磨
恋のかくれんぼ
谷川俊太郎/武満 徹
ぽつねん
谷川俊太郎/武満 徹
死んだ男の残したものは
谷川俊太郎/武満 徹
小さな空
武満 徹
見上げてごらん夜の星を
永 六輔/いずみたく
テノール:福井 敬
ピアノ:谷池重紬子
録音:2010年9月7,8日 11月9日、相模湖交流センター
DC:ディスククラシカジャパン DCJA-21019
テノールの福井敬は、1963年生まれ。国立音楽大学声楽科・同大学大学院を修了。1990と1994年に文化庁文化庁派遣芸術家在外研修員等によりイタリアに留学。1989年にイタリア声楽コンコルソでミラノ大賞(1位)を受賞。その後、1992年ジロー・オペラ賞新人賞、1993年五島記念文化賞オペラ新人賞、1994年には芸術選奨新人賞を受賞するなど、わが国を代表するテノール歌手。今回、日本の歌曲に挑戦したCDをリリースした。「福井敬が、実力、名声とも日本でトップクラスのテノールであることは、よく承知していた。しかし、彼が日本の歌をうたってこれほど見事な、素晴らしい境地を示す人だとは、ここに認識を新たにた次第である」 (濱田滋郎/ライナーノートから)。「福井さんのお陰で、日本歌曲のよさを再認識することができ、自分の世界がまた一つ増えました。この世界をたっぷり堪能できるとは、なんて幸せなことでしょう」(江川紹子ライナーノートから)。
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2011年3月10日
*新譜CD情報* ~アヴェ・マリア/森 麻季~
~アヴェ・マリア/森 麻季~
サン=サーンス:アヴェ・マリア
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
服部隆之:アヴェ・マリア
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
カッチーニ:アヴェ・マリア
ペルゴレージ:サルヴェ・レジーナ
ケルビーニ:アヴェ・マリア
ストラデッラ:教会のアリア
アルカデルト:アヴェ・マリア
クルデーリ:サルヴェ・レジーナ
メンデルスゾーン:主のみ前に心を静め
レーガー:マリアの子守歌
トスティ:アヴェ・マリア
シューベルト:アヴェ・マリア
マスカーニ:アヴェ・マリア
久石譲:Stand Alone(*)
歌/森麻季(ソプラノ)
指揮/管弦楽:大勝秀也/新日本フィルハーモニー交響楽団
外山雄三/NHK交響楽団(*)
CD:エイベックス・クラシックス AVCL-25719
人気のソプラノ歌手・森 麻季によるアヴェ・マリア全集が発売された。「4大アヴェ・マリア」と呼ばれるバッハ/グノー、シューベルト、カッチーニ、マスカーニをすべて収録。さらにアルカデルトやケルビーニのような定番曲、ややレアながら聴いたら忘れられないトスティやサン=サーンス、そしてテレビや映画の音楽で大人気の作曲家・服部隆之の書き下ろしも収録。アヴェ・マリアは、どの作者の曲でも深い母性を感じさせ、胸に迫るものがある。世界中で内戦が絶えない現在において、なおのこと聴く価値のあるアルバムと言えそうだ。
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2011年3月03日
*新譜CD情報* 辻井伸行&佐渡裕のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ピアノ:辻井伸行
指揮:管弦楽:BBCフィルハーモニック
CD:エイベックス AVCL-25723(2CD)
このCDは2大人気ピアノ協奏曲をカップリングした特別盤(2CD)。辻井伸行と佐渡裕ならではの興奮と感動を一気に堪能できそう。10万枚の大ヒットとなったラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番と、辻井伸行と佐渡裕の最新録音となるチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番の2大人気ピアノ協奏曲を豪華カップリングしているところがミソ。辻井伸行によるリストの名曲3曲とシューマンのパピヨンも収録した興味あるCDだ。(初回生産限定盤)
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