クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2020年 12月

2020年12月28日

★2019年「ロン=ティボー=クレスパン国際音楽コンクール」第2位の務川慧悟のショパン/ラフマニノフ/ブーレーズ


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ショパン:ボレロ
     バラード第1番
     ノクターン第18番
ラフマニノフ:楽興の時

         1. Andantino/2. Allegretto/3. Andante cantabile/
         4. Presto/5. Adagio sostenuto/6. Maestoso

ブーレーズ:アンシーズ(2001年版)

ピアノ:務川慧悟

CD:ALM RECORDS ALCD-7253

 ピアノの務川慧悟(1993年生まれ)は、愛知県知多郡東浦町出身。3歳よりヤマハ音楽教室で学ぶ。東京藝術大学1年在学中の2012年、第81回「日本音楽コンクール」1位を機に、本格的な演奏活動を開始。2014年、パリ国立高等音楽院に審査員満場一致の主席で合格し渡仏。パリ国立高等音楽院第2課程ピアノ科、室内楽科修了。2019年秋より同音楽院フォルテピアノ科に在籍。2019年「ロン=ティボー=クレスパン国際音楽コンクール」第2位(コンクール史上初の日本人が1位、2位を独占し大きな注目を集めた)。現在、日本、ヨーロッパを拠点に幅広く演奏活動を行うと共に、これまでに、「ピアノの本」において留学記、ヤマハHPにてコラムを連載するなど多方面で活動している。

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2020年12月24日

★ベザイデンホウトとエラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラの共演


ベザイデンホウト

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 「皇帝」
        ピアノ協奏曲第2番 (カデンツァ:ロバート・レヴィン)

フォルテピアノ:クリスティアン・ベザイデンホウト

指揮:パブロ・エラス=カサド

管弦楽:フライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)

CD:キングインターナショナル KKC6264

 フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウト(1979年生まれ)は、南アフリカ出身。イーストマン音楽院を最優秀の成績で卒業し、チェンバロ、フォルテピアノ、通奏低音を学びつつ、欧米各地でバロック・オペラ公演の通奏低音奏者として経験を積む。21歳で2001年「ブルージュ国際古楽コンクール」第1位と聴衆賞を受賞。

 指揮のパブロ・エラス=カサド(1977年生まれ)は、スペイン、グラナダ出身。2011年ベルリン・フィルにデビュー。2012年ニューヨークのセント・ルークス管弦楽団首席指揮者に就任。シカゴ響、バイエルン放送響、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルなどの名門オーケストラと共演し、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク・フィルでのデビューも果たす。

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2020年12月21日

★フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクルのベートーヴェン : 交響曲第5番「運命」ほか


ロト

ベートーヴェン : 交響曲第5番「運命」
ゴセック : 17声の交響曲

指揮:フランソワ=グザヴィエ・ロト

管弦楽:レ・シエクル

CD:キングインターナショナル  KKC-6268

 指揮のフランソワ=グザヴィエ・ロト(1971年生まれ)はフランス、パリ出身。現在、ヨーロッパでもっとも熱い注目を集める指揮者の一人。当初、フルート奏者として活動。2000年「ドナテルラ・フリック指揮コンクール」第1位となり、ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタントを務め、ロンドン交響楽団などを指揮。2003年に革新的なオーケストラ「レ・シエクル」を創設し、時代楽器とモダン楽器を使い分け、多彩なプログラムを展開している。2011年南西ドイツ放送交響楽団首席指揮者に就任。2015年ケルン市音楽監督に就任。このCDのベートーヴェン : 交響曲第5番「運命」では、2019年のベーレンライター版楽譜を使用し、管楽器はレプリカながら1800年代初頭のドイツ製楽器を用いている。

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2020年12月17日

★現代最高のバリトン歌手 マティアス・ゲルネのベートーヴェン:歌曲集


マティアス・ゲルネ

ベートーヴェン:ゲレルトの詩による6つの歌 作品48

            第1曲:願い/第2曲:隣人の愛/第3曲:死について
            第4曲:自然における神の栄光/第5曲:神の力と摂理/
            第6曲:懺悔の歌

        あきらめ WoO.149
        希望に寄せて 作品32
        遠い国からの歌 WoO.137
        五月の歌 作品52の4
        愛する男 WoO.139
        嘆き WoO.113
        希望に寄せて 作品94
        アデライーデ 作品46
        悲しみの喜び 作品83の1
        休息の歌 作品52の3
        愛人に寄す WoO.140
        連作歌曲《遥かなる恋人に》 作品98

             第1曲:丘の上に腰をおろし/第2曲:灰色の霧の中から/
             第3曲:天空を行く軽い帆船よ/
             第4曲:天空を行くあの雲も/第5曲:五月はもどり/
             第6曲:愛する人よ、あなたのために

CD:ユニバーサルミュージック  UCCG‐40098

バリトン:マティアス・ゲルネ

ピアノ:ヤン・リシエツキ

 バリトンのマティアス ゲルネ(1967年生まれ)は、ドイツ、ワイマール出身。ライプツィヒ音楽大学で学び、ベルリンフィッシャー・ディスカウに師事し、リート歌手としてデビュー。ピアニストのアシュケナージ、内田光子、ブレンデル、エッシェンバッハ、指揮者のアバド、ブーレーズ、ノリントン、ハイティンクなどと共演を重ねる。1997年オペラ「魔笛」のパパゲーノ役でザルツブルク音楽祭にデビュー、聴衆の絶賛を浴びる。’99年カーネギーホールにデビュー。シューベルトの3大歌曲集「白鳥の歌」「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」などを得意とする。ドイツ・リート界の第一人者で、シュワルツコプ、フィッシャー・ディスカウの後継者として注目を集める。

 ピアノのヤン・リシエツキ(1995年生まれ)は、カナダ、カルガリー出身。両親はポーランド人。わずか9歳でオーケストラ・デビューを果たす。2008年、2009年と2年連続でワルシャワのショパンおよびそのヨーロッパ国際音楽祭に招かれ、ショパンの協奏曲第1番と第2番を演奏し、聴衆そして評論家から絶賛を博す。この公演は、ポーランド放送によりラジオ中継され、その内容を収めたCDが、ポーランド国立ショパン協会の自主レーベルとして2010年初頭にリリースされ、2010年「ディアパゾン・ドール賞」を受賞。2013年、クラシック音楽界のオスカーとも呼ばれる「グラモフォン・アワード」において、「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

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2020年12月14日

★ギターの名手 ティボー・ガルシアの「アランフェス協奏曲」ほか


ティボー・ガルシア

ロドリーゴ:「アランフェス協奏曲」
デ・ラ・マーサ:「犠牲」「サパテアード」「ロンディーニャ」「エル・ビート」
タンスマン:ロベール・ド・ヴィゼーの主題による宮廷の音楽
ド・ヴィゼー:テオルボとリュートのための小品 ~ 組曲イ短調

ギター:ティボー・ガルシア

指揮:ベン・グラスバーグ

管弦楽:トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団

CD:ワーナーミュージックジャパン 9029.523571

 ギターのティボー・ガルシアは、フランス、トゥールーズ出身。7歳でギターを弾き始める。スペイン人の血統を持ち、トゥールーズに学ぶ。ルノー・グラスのクラスで室内音楽の学位と、パウル・フェレのクラスで特待生としてギターの学位取得。16歳でパリ国立高等音楽・舞踏学校(CNSMDP)に入学し、オリヴィエ・シャサンに師事して優秀な成績で学士号を得た。数多くの国際コンクールで入賞を果たす。そして、2013年「セビリアの国際コンテスト」優勝、2014年スペインの「ホセ・トマス国際コンテスト」優勝し、現在、世界で演奏活動を展開している。

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2020年12月10日

★2018年「ジュネーヴ国際コンクール」優勝者 テオ・フシュヌレのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「ハンマークラヴィーア」「ワルトシュタイン」


テオ・フシュヌレ2

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
        ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」

ピアノ:テオ・フシュヌレ

CD:キング・インターナショナル LDV80

 ピアノのテオ・フシュヌレは、1994年生まれ。パリ国立高等音楽院で、プラネス、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェらに師事。2013年「ガブリエル・フォーレ国際コンクール」第1位。2018年、トリオ・メシアンのメンバーとして「リヨン国際室内楽コンクール」で第1位および5つの特別賞を受賞。そして2018年「ジュネーヴ国際コンクール」で第1位。

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2020年12月07日

★2019年「ミュンヘン国際音楽コンクール」チェロ部門優勝者 佐藤晴真のブラームス作品集


佐藤晴真

ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 作品99

      メロディーが導くように作品105-1
      森に覆われた山の上から作品57-1
      死、それは涼しい夜 作品96-1
      子守歌 作品49-4

チェロ:佐藤晴真

ピアノ:大伏啓太

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG-1879

 チェロの佐藤晴真(1998年生まれ)は、名古屋市出身。第 83 回「日本音楽コンクール」チェロ部門第 1 位および徳永 賞・黒柳賞、第 13 回「ドメニコ・ガブリエリ・チェロコンクール」第 1 位、2018 年「ルトスワフスキ国際チェロ・コンクー ル」第 1 位および特別賞を受賞。そして、2019年、長い伝統と権威を誇る「ミュンヘン国際音楽コンクール」チェロ部門において日本人として初めて優勝して、一躍国際的に注目を集める。このCDは、世界へと羽ばたいた逸材チェリスト佐藤晴真のデビュー盤。

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2020年12月03日

★神尾真由子、6年ぶりのソロ・アルバム バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ(全曲)


神尾真由子

バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ(全曲)

      パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
      パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
      パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006

ヴァイオリン:神尾真由子

CD:ソニーミュージック SICC19051

 ヴァイオインの神尾真由子(1986年生れ)は、大阪府豊中市出身。10歳でソリストとしてデビュー。2000年ニューヨークへ留学。「ヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション」で第1位を獲得。2002年日本に戻り、桐朋女子高等学校初の特待生となる。2003年第13回「出光音楽賞」を受賞。2004年「ダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクール」で第1位。2007年第13回「チャイコフスキー国際コンクール」ヴァイオリン部門で優勝(ヴァイオリン部門での日本人の優勝は1990年の諏訪内晶子以来2人目)。

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