2024年10月31日
★ボン・ヴォヤージュ2024 すべての音楽はパリに通ず
「ラ・ペリ」より ファンファーレ
ラ・マルセイエーズ
鏡の踊り
操り人形の葬送行進曲
「小組曲」より 小舟で
ジムノペディ 第1番 (管弦楽版)
ジムノペディ 第2番 (管弦楽版)
グノシエンヌ 第1番 (管弦楽版)
グノシエンヌ 第3番 (管弦楽版)
ボレロ
パリのアメリカ人
愛の小径
パリの空の下
指揮:山田和樹、大井剛史、秋山和慶、高関健
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団
合唱:東京混声合唱団
CD:キングインターナショナル KICC-1616
このアルバムは、2024年の夏、スポーツの祭典によって空前の盛り上ったパリの街にちなんだ作曲家とその名作の数々を収めたCD。古から今に至るまで、パリがヨーロッパ文化の中心にあることの証明だ。パリを巡る音楽の旅に「ボン・ヴォヤージュ(良い旅を)!」。ナビゲーター:田中泰。
コメント/トラックバック投稿 »
2024年10月28日
★ニエル・ロザコヴィッチのフランク:ヴァイオリン・ソナタ/グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ほか
グリーグ:ソルヴェイグの歌(劇音楽「ペール・ギュント」より)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV 8
ショスタコーヴィチ:ロマンス (映画音楽「馬あぶ」より)
アレクセイ・ショール(ミハイル・プレトニョフ編):
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 (ヴァイオリン協奏曲第4番による)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 Op.45
ヴァイオリン:ダニエル・ロザコヴィッチ
ピアノ:ミハイル・プレトニョフ
CD:ワーナーミュージックジャパン 2173.228580
13歳の時にヴェルビエ音楽祭で初めてプレトニョフの演奏を聞き強い感銘を受けたというロザコヴィッチ。数年後に音楽祭のディレクター、マーティン・エングストロームの紹介でプロトニョフと会う機会を持ち、チャイコフスキーの三重奏曲を演奏。以降、世代を超えた友情を育んできた。グリーグ、フランクのソナタに加え、1970年ウクライナ生まれのアレクセイ・ショールのヴァイオリン協奏曲を基に、プレトニョフがヴァイオリン・ソナタにアレンジした作品がおかれており、異色の輝きを放つ。数学者でもあるショールは作曲家としては遅咲きだが、これまでの作品は高く評価されており、世界的なアーティストたちが挙って演奏している。
ヴァイオリンのダニエル・ロザコヴィッチ(2001年生まれ)は、スウェーデン、ストックホルム出身。6歳からヴァイオリンを始めた。そのわずか2年後にはウラディーミル・スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団との共演で、公式にデビュー。ウィーン国立音楽大学のドラ・シュヴァルツベルク教授と、カールスルーエ音楽大学の音楽教授ヨーゼフ・リシンに師事。「ウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクール」で優勝し、その名は世界的に知られるようになった。2016年5月に国際的デビューを果たす。2017年、アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団との共演でタングルウッド音楽祭にデビューし、絶賛された。
ピアノのミハイル・プレトニョフ(1957年生れ)は、ロシア出身のピアニスト兼指揮者。モスクワ音楽院で学ぶ。ピアニストとして1978年「チャイコフスキー国際コンクール」で優勝し、世界的な注目を浴びる。1990年ソ連で最初の私設オーケストラ「ロシア・ナショナル管弦楽団」を設立して、指揮活動も開始。現在、ロシア・ナショナル管弦楽団の芸術監督を務めている。指揮者として、またピアニストとして1度ずつグラミー賞に入賞。
コメント/トラックバック投稿 »
2024年10月24日
★石井琢磨のクラシックの可能性を大きく広げるCDアルバム
チャイコフスキー(編:石井琢磨):花のワルツ<バレエ組曲「くるみ割り人形」より>
グリーグ: 朝 <「ペール・ギュント」第一組曲より>
ホルスト(編:石井琢磨・横内日菜子):ジュピター <組曲「惑星」より>
ブラームス : インテルメッツォ Op.118-2 イ長調 <「6つの小品」より>
坂本龍一:インテルメッツォ
ドビュッシー :ゴリウォーグのケークウォーク <組曲「子供の領分」より>
平井康三郎:幻想曲「さくらさくら」
モーツァルト(編:リスト):アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
シュトラウスファミリー(編:ござ):ウィーン・パラフレーズ
シャーマン兄弟(編:菊池亮太):チム・チム・チェリー <ミュージカル「メリー・ポピンズ」より>
リスト: ラ・カンパネラ <「パガニーニ大練習曲集」より 第3曲>
<ボーナストラック>
ピアソラ:リベルタンゴ with 菊池亮太
ラヴェル:ラ・ヴァルス with 髙木竜馬
ピアノ:石井琢磨
CD:イープラス EM-42
奥村厚一展テーマ曲に決定し、CMでもおなじみのグリーグの「朝」、ブラームスと坂本龍一の「インテルメッツォ」、ござ編曲のシュトラウスファミリーの「ウィーン・パラフレーズ」、さらに菊池亮太、髙木竜馬との演奏など、クラシックの可能性を大きく広げる石井琢磨のCDアルバム。
ピアノの石井琢磨(1989年生まれ)は、徳島県鳴門市出身。2008年東京都立芸術高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業。ウィーン国立音楽大学コンサートピアノ科修士課程を審査員満場一致の最優秀で修了。同大学ポストグラデュアーレコース卒業。2016年ルーマニア・ブカレストでの「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」ピアノ部門第2位受賞(日本人ピアニストとして初入賞)。これを機にヨーロッパでの本格的な音楽活動を始める。
コメント/トラックバック投稿 »
2024年10月21日
★名ピアニスト アルフレート・ブレンデルのブラームス:ピアノ協奏曲第1番/第2番、シューマン:ピアノ協奏曲ほか
ブラームス: ピアノ協奏曲第1番/第2番
シューマン: ピアノ協奏曲
ウェーバー: コンチェルトシュテュック
ピアノ:アルフレート・ブレンデル
指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット
ベルナルト・ハイティンク
クラウディオ・アバド
管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ロンドン交響楽団
CD:タワーレコード PROC-2408~9(2枚組)
このCDアルバムは、1973年5月と11月にコンセルトヘポウ管弦楽団と収録したPHILIPSレーベルへの第1回目の収録であるブラームスのピアノ協奏曲第1番・第2番と、1979年のアバド&ロンドン交響楽団との共演であるシューマンとウェーバーをDISC1と2に分割し、計3つのアルバムを2枚に集めた。このうちアバドとのシューマン他は一般流通以外でSA-CDハイブリッド盤が1度出ているが、他の2曲は今回が初SA-CD化となる音源。
2024年最新マスタリング音源使用。英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施。
アルフレッド・ブレンデル(1931年生まれ)は、チェコスロバキア出身で、ユーゴスラビア(クロアチア)で育ったオーストリアのピアニスト。6歳からピアノを学び始める。ザグレブに移った後、1943年にさらにグラーツへ移り、グラーツ音楽院で学ぶ。1947年にウィーンへ行き、ウィーン音楽院で学ぶ。1948年、グラーツで初めてのリサイタルを開催。翌1949年の「ブゾーニ国際コンクール」で4位入賞し、ウィーンでのコンサート・デビューを飾る。また、この年の夏にルツェルンで行われていたエドヴィン・フィッシャーのマスター・クラスに参加し、多大な影響を受ける。1960年代以降、次第に国際的な名声を得るようになる。1970年代にベートーヴェンのピアノソナタ全曲を録音し、1982年から1983年にベートーヴェンの全ソナタ32曲を欧米の11都市、77リサイタルで演奏。ブレンデルの演奏は、華麗さや派手さはないものの、中庸を行く知的で正統的な解釈で多くの音楽ファンを惹きつけてきた。レパートリーも、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンといった、ドイツ・オーストリア音楽の王道とも言うべき作曲家の作品を得意とした。2007年11月、ブレンデルは、2008年12月18日のウィーンでのコンサートをもってコンサートの舞台から引退することを発表。
コメント/トラックバック投稿 »
2024年10月17日
★クラウス・マケラ指揮オスロ・フィルのショスタコーヴィチ:交響曲第4番/第5番/第6番
<CD 1>
ショスタコーヴィチ:交響曲 第4番 ハ短調 作品43
<CD 2>
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 作品47
交響曲 第6番 ロ短調 作品54
指揮:クラウス・マケラ
管弦楽:オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCD-45030~31
クラウス・マケラとオスロ・フィルハーモニー管弦楽団との関係が始まった当初から、ショスタコーヴィチの音楽は、彼らのプログラミングの中核をなしており、彼らが交響曲第5番を初めて演奏したのは、マケラが首席指揮者に就任する前の2019年11月であった。
指揮のクラウス・マケラ(1996年生まれ)は、フィンランド出身。シベリウス・アカデミーで指揮とチェロを学ぶ。チェリストとして数々のオーケストラと共演しつつ、10代の頃から指揮者としても頭角を現し、これまでにフィンランド放送響、ヘルシンキ・フィル、ライプツィヒ放送響など、世界の一流オーケストラを指揮し、「数十年に一度の天才指揮者の登場」とも評される大成功を収めている。さらにチェリストとしてフィンランドの主要オーケストラと共演。2020年24歳でオスロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督・首席指揮者に就任。2021年パリ管弦楽団の音楽監督に就任。また、2027年からロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任する予定。
コメント/トラックバック投稿 »
2024年10月14日
★クァルテット・インダコ~「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023」優勝 記念盤~
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 D887
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
コジモ・カロヴァーニ:弦楽四重奏曲第10番「In seinem Schatten」
弦楽四重奏:クァルテット・インダコ
エレオノーラ・マツノ(ヴァイオリン)
イダ・ディ・ヴィータ(ヴァイオリン)
ジャミアング・サンティ(ヴィオラ)
コジモ・カロヴァーニ(チェロ)〕
録音:2023年6月17日、クラシカ・ヴィーヴァ・スタジオ(ドルノ、イタリア)
CD:Da Vinci Classics C00871(海外盤/東京エムプラス)
「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」は、「世界7大室内楽コンクール」の1つにも数えられる権威ある音楽コンクールで、コロナ禍による中止を経て6年ぶりに開催された2023年の第1部門(弦楽四重奏)において、見事第1位に輝いたのが、イタリアの実力派弦楽四重奏団「クァルテット・インダコ」。アンサンブル名の「Indaco」は「藍色/インディゴ」を指す言葉。「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」ではイタリアのクァルテットとして初めて優勝し、2つの特別賞(MK記念会賞/ストリング・クァルテット・ビエンナーレ・アムステルダム賞)を受賞した。
弦楽四重奏の「クァルテット・インダコ」は、フィエーゾレ音楽院とハノーファー音楽演劇大学(オリバー・ヴィレの指導のもと、室内楽の修士号を取得)を卒業後、キジアーナ音楽院でギュンター・ピヒラーのマスタークラスを受講。2017年に「スコッティーズ賞」、「プレミオ・パオロ・ボルチアーニコンクール」でファイナリスト選出、「マンハッタン国際コンクール」ゴールドメダル、「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023」第1位など数々の国際的な賞や奨学金を獲得し、“コンパクトなアンサンブルで、エナメル質と高揚感で満ちている” と表現されている。イタリアの著名な音楽祭や機関に招聘され、ヨーロッパ各地や海外でも定期的に演奏し、今日、同世代のイタリアの弦楽四重奏団の中でも特に注目を集めるアンサンブルであるとみなされている。
コメント/トラックバック投稿 »
2024年10月10日
徳江陽子のメンデルスゾーン:無言歌集(全48曲)
<Disc 1>
第1集 Op. 19
「甘い思い出」ホ長調
「後悔」イ短調
「狩の歌」イ長調
「信頼」イ長調
「眠れぬままに」嬰ヘ短調
「ヴェネツィアの舟歌 第1」ト短調†
第2集 Op. 30
「瞑想」変ホ長調
「安らぎもなく」変ロ短調
「慰め」ホ長調
「道に迷って」ロ短調
「小川」ニ長調
「ヴェネツィアの舟歌 第2」嬰ヘ短調†
第3集 Op. 38
「宵の明星」変ホ長調
「失われた幸福」ハ短調
「詩人の竪琴」ホ長調
「望み」イ長調
「情熱」イ短調
「デュエット」変イ長調†
第4集 Op. 53
「浜辺で」変イ長調
「浮き雲」変ホ長調
「胸さわぎ」ト短調
「悲しい心」ヘ長調
「民謡」イ短調 †
「飛翔」イ長調
<Disc 2>
第5集 Op. 62
「5月のそよ風」ト長調
「門出」変ロ長調
「葬送行進曲」ホ短調
「朝の歌」ト長調
「ヴェネツィアの舟歌 第3」イ短調
「春の歌」イ長調
第6集 Op. 67
「期待」変ホ長調
「失われた幻影」嬰ヘ短調
「巡礼の歌」変ロ長調
「紡ぎ歌」ハ長調
「羊飼いの嘆き」ロ短調
「子守歌」ホ長調
第7集 Op. 85
「夢想」ヘ長調
「別れ」イ短調
「うわごと」変ホ長調
「エレジー」ニ長調
「帰還」イ長調
「旅人の歌」変ロ長調
第8集 Op. 102
「家もなく」ホ短調
「追憶」ニ長調
「タランテラ」ハ長調
「そよ風」ト短調
「子供の小品」イ長調
「信仰」ハ長調
CD:コジマ録音(ALM RECORDS) ALCD-9266~7
ピアノ:徳江陽子
このCDは、ロマン派音楽で花開いた性格的小品の傑作メンデルスゾーン:無言歌集(全48曲)の教則版以外では、日本人初となる全曲録音盤。
ピアノの徳江陽子は、東京都出身。学習院初等科、女子中等科を経て桐朋学園大学付属高校、パリ国立高等音楽院卒業。1964年「学生音楽コンクール」中学生の部で全国優勝。1968年、桐朋学園大学付属高校在学中に、アメリカン・スクール主催青少年コンサートで、秋山和慶氏指揮の東京交響楽団とサン・サーンスのピアノ協奏曲第2番を共演し注目を集める。1973年、パリ国立高等音楽院を卒業後、東京、パリ、ロンドンにてリサイタルを行う。1975年、パリにて「ラヴェル生誕百年祭コンサート」に出演。1977年東京椿山荘学習院常磐会総会にて香淳皇后陛下、高松宮、三笠宮、常陸宮各妃殿下に御前演奏。1979年、イギリス・チェスター市主催音楽コンクールにてピアノ部門最優秀賞を受賞。1998、2000、2002年にはカリフォルニア大学の招聘、2002年には中国藩陽国立音楽院の招聘により、マスタークラスとリサイタルを行う。2005年には40周年記念リサイタルを紀尾井ホールにて行い、好評を博す。その後も、国際交流基金によりエジプト、ブラジルで演奏。南米3大オペラ劇場の一つ、マナウスの「アマゾナス劇場」やサン・パウロのヘブライカクラブの「ルービンシュタイン劇場」で東洋人として、日本人として初リサイタルを行う。2011年より5年計画で、渋谷区共催、司葉子さんを代表として東日本大震災復興支援実行委員会を立ち上げ、チャリティーピアノコンサート(被災している福島県の子供達の為に)を行っている。毎春、光が丘美術館、毎秋、サントリーホールブルーローズでリサイタルを行っている。
コメント/トラックバック投稿 »
2024年10月07日
★ダネル弦楽四重奏団による二度目のショスタコーヴィチ: 弦楽四重奏曲全集
<CD1>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第1番 ハ長調 Op.49
弦楽四重奏曲 第2番 イ長調 Op.68
弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 Op.73
<CD2>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
弦楽四重奏曲 第5番 変ロ長調 Op.92
弦楽四重奏曲 第6番 ト長調 Op.101
<CD3>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第7番 嬰ヘ短調 Op.108
弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調 Op.110
弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117
<CD4>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第10番 変イ長調 Op.118
弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.122
弦楽四重奏曲 第12番 変ニ長調 Op.133
<CD5>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ短調 Op.138
弦楽四重奏曲 第14番 嬰ヘ長調 Op.142
<CD6>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第15番 変ホ短調 Op.144
エレジー(アダージョ)弦楽四重奏のための
(歌劇《ムツェンスク郡のマクベス夫人》Op.29
第1幕第3場のカテリーナのアリア)
ポルカ(アレグレット)弦楽四重奏のための(バレエ《黄金時代》からのポルカ)
未完成の弦楽四重奏曲
録音:メンデルスゾーンザール、ゲヴァントハウス小ホール、ライプツィヒ、2022年2月6~10日、5月1~5日(ライヴ録音)
弦楽四重奏:ダネル弦楽四重奏団
マルク・ダネル(第1ヴァイオリン)
ジル・ミレ(第2ヴァイオリン)
ヴラッド・ボグダナス(ヴィオラ)
ヨヴァン・マルコヴィッチ(チェロ)
CD:キングインターナショナル KKC‐6861~6(6枚組)
このCDアルバムは、全曲演奏回数34回のダネル四重奏団による二度目の「ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集」録音(2022年にライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールでライヴ録音)。
ダネル弦楽四重奏団は、1991年ベルギーのブリュッセルで結成された。アマデウス弦楽四重奏団、ボロディン弦楽四重奏団、ベートーヴェン弦楽四重奏団等のもとで学び、結成後数年で国際的に活躍の幅を広げる。1993年サンクトペテルブルクの「ショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクール」第1位、1994年「ロンドン国際弦楽四重奏コンクール」第3位、1995年「エヴィアン国際弦楽四重奏コンクール」第2位及び国際プレスの審査員特別賞を受賞。世界各地の主要なコンサートでの演奏、一連の画期的なCD録音などにより、常に世界の音楽シーンを先導する。伝統的な弦楽四重奏曲に新たな視点から生気を吹き込む演奏は各方面から称賛されている。また、リーム、ラッヘンマン、グバイドゥーリナ、デュサパン、ヴィットマン、マントヴァーニといった主要な現代作曲家とのコラボレーションも彼らの強みとなっている。レパートリーは幅広く、これまでにハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、ショスタコーヴィチ、ヴァインベルクの弦楽四重奏曲のツィクルスに取り組んだ。2005年にリリースしたショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲録音は画期的な解釈のひとつとして今なお評価されている。2023年からロンドンのウィグモア・ホールのレジデンス・カルテットとして活動。日本には、2005年の初来日以降度々来日し、好評を得ている。
コメント/トラックバック投稿 »
2024年10月03日
★三浦文彰 指揮 ARKフィルのブラームス:交響曲第2番/第4番
<DISC 1>
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
<DISC 2>
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
CD:エイベックス AVCL-84160~61
指揮:三浦文彰
管弦楽:ARK PHILHARMONIC(ARKフィル)
その高い音楽性から、ヴァイオリン、指揮ともに欧米でも高い評価を受ける三浦文彰が、トッププレイヤーが集結したドリームオーケストラARK PHILHARMONIC(ARKフィル)と共に問う、CDアルバム。
ヴァイオリン・指揮の三浦文彰(1993年生まれ)は、東京都出身。6歳から徳永二男氏に師事。その後、ウィーン私立音楽大学で学ぶ。2006年「ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリンコンクール」第2位。そして2009年、世界最難関とも言われる「ハノーファー国際コンクール」において、史上最年少の16歳で優勝。その後、モスクワ、ドイツ、スイスなどで開催される音楽祭に数多く出場。さらに北ドイツ放送交響楽団やウィーン室内管弦楽団などのオーケストラと共演するなど、国際的な活動を展開する。2018年からスタートした「サントリーホールARKクラシックス」ではアーティスティック・リーダーに就任。ロンドンの名門ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスも務める。2009年度第20回「出光音楽賞」受賞。2022年に雑誌「Forbes」(アジア版)において「30 under 30(世界を変える30歳未満の30人)」に選出された。
ARK PHILHARMONIC(略称:ARKフィル)は、毎年10月にサントリーホールを舞台に繰り広げられる都市型の音楽祭「サントリーホール ARK クラシックス」のレジデント・オーケストラとして2019年に「ARKシンフォニエッタ」の名称で発足。「サントリーホールARKクラシックス」のアーティスティック・リーダーを務める辻井伸行と三浦文彰の呼びかけにより、ソリストとしても活躍するフルートの高木綾子やチェロの遠藤真理、コンサートマスターや首席奏者として日本のオーケストラ界を牽引する三浦章宏、高橋和貴、松浦奈々、会田莉凡、鈴木康浩などが中心的な役割を担い、国内外のコンクールで優勝を飾った期待の若手奏者らが伸びやかに演奏を繰り広げ、日本最高峰のオーケストラのひとつと賞賛される。編成の拡大に伴い2024年より名称を「ARKフィルハーモニック 」(略称:ARKフィル)に変更し、アーティスティック・ディレクターに三浦文彰が、レジデンス・ピアニストに辻井伸行が就任。
コメント/トラックバック投稿 »