クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2012年 2月

2012年2月27日

★松居直美の北ヨーロッパのバロック・オルガン名作集


スウェーリンク:ニ長のトッカータ/我が青春の日々は終わりぬ
シャイト:イン・テ・ドミネ・スペラヴィによるトッカータ
ブクステフーデ:来たれ、聖霊、我らが神よ/トッカータニ短調
バッハ:主イエス・キリストよ、我らを顧みたまえ/前奏曲とフーガホ長調

オルガン:松居直美

録音:2011年7月、千葉 盛徳大学川並香順記念講堂

CD:カメラータ・トウキョウ CMCD‐28253

 松居直美は、日本初の女性コンサート・オルガニスト。国立音楽大学大学院を修了後、ドイツに留学、85年フライブルク音楽大学を卒業。在学中に、ブダペスト(83年)、ニュールンベルク(85年)の国際オルガン・コンクールで優勝して注目を浴びる。帰国後、オルガンの新しい可能性を追求し、「ボレロ」「火の鳥」「惑星」といったオーケストラ作品をオルガンで演奏したCDをリリースし話題を呼ぶ。また、演奏活動のほか、ホールのプロデューサーやアドヴァイザーなども手掛けている。

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2012年2月23日

★ウィーン・フィル初の女性コンサートマスター ダナイローヴァ待望のCDデビュー盤


 

モーツァルト:交響曲 第29番/ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
シューベルト:音楽に寄す(チェロ、ヴィオラとオーケストラのための/編曲:E.カウフマン)
J.シュトラウス II:春の声/浮気心

指揮:ハンス・ペーター・オクセンホファー

管弦楽:フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”

ヴァイオリン:アルベナ・ダナイローヴァ
チェロ:ローベルト・ノージュ
ヴィオラ:ヴォルフ=ディーター・ラート

録音:2010年6月/東京 ほか(ライヴ録音)

CD:カメラータ・トウキョウ CMCD-28255 
 
 2010年にウィーン・フィル初の女性コンサートマスター(コンサートミストレル)に就任した、アルベナ・ダナイローヴァのデビュー盤。就任直後、ウィーン・フィルの精鋭たちを集めたアンサンブル「フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”」と共に来日し、その卓越した演奏を日本で初披露した。このCDはそのコンサートのライヴ音源を収めたもの。ダナイローヴァの巧みなテクニックと歌心にあふれるヴァイオリンは、今後のウィーン・フィルを牽引するにふさわしい見事な演奏で、会場の聴衆を魅了した。最新技術の「HRカッティング」による高音質CDで、本場ウィーンの響きを味わうことが出来る。

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2012年2月16日

★イリーナ・メジューエワ、京都リサイタル2011(ライヴ録音)


シューマン:アラベスク
シューマン:クライスレリアーナ
ショパン:ノクターン 嬰ヘ長調 作品15の2
ショパン:舟歌
メトネル:4つのおとぎ話
メトネル:ピアノ・ソナタ (「三部作ソナタ」第1番)
メトネル:夕べの歌

ピアノ:イリーナ・メジューエワ

CD: 若林工房 WKLC‐7011

 イリーナ・メジューエワの2011年、「京都コンサートホール」でのライヴ録音。得意とするシューマン、ショパン、メトネルという三人の作曲家の作品を収録したプログラム。イリーナ・メジューエワは、ロシアのゴーリキー(現ニジニー・ノヴゴロド)生まれ。5歳よりピアノを始め、モスクワのグネーシン音楽大学(現ロシア音楽アカデミー)で学ぶ。1992年ロッテルダムで開催されたE.フリプセ国際コンクールでの優勝をきっかけに、オランダ、ドイツ、フランスなどで公演を行う。1997年からは日本を本拠地として活動を続けている。2006年度青山音楽賞受賞。現在、東京在住。落語、歌舞伎など、日本の伝統文化にも造詣が深い。

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2012年2月06日

★エレーヌ・グリモー弾き振りのモーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 /23番


モーツァルト:ピアノ協奏曲 第19番/  ピアノ協奏曲 第23番
        レチタティーヴォ《どうしてあなたが忘れられましょう》とアリア《心配しないで、愛する人よ》
         
ピアノ&指揮:エレーヌ・グリモー

ソプラノ:モイツァ・エルトマン(K.505)

管弦楽:バイエルン放送交響楽団室内管弦楽団

録音:2011年5月、7月(K.505)、ミュンヘン

CD:UCCG-1561(ドイツ・グラモフォン )[国内盤のみSHM-CD仕様]

 独自の輝きを放つピアニスト、エレーヌ・グリモー、初のDGへのライヴ録音&初のモーツァルト協奏曲で室内オーケストラ編成のバイエルン放送響を弾き振りしたライヴ録音。モーツァルトのピアノ作品の中で最も美しいアダージョ楽章を持つ第23番、カップリングには第19番。この他に、ピアノ・オブリガート付きのコンサート・アリアK.505を収録。透明な美声で人気急上昇のソプラノ、エルトマンとの共演にも注目。

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2012年2月03日

★インバル&チェコ・フィルのマーラー:交響曲第7番「夜の歌」


マーラー:交響曲第7番「夜の歌」

指揮:エリアフ・インバル

管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2011年2月24、25日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

CD:HMV(Octavia Exton) EXCL00077(SACDハイブリッド)

 マーラーの交響曲第7番は、プラハにおいてマーラー自らがチェコ・フィルを指揮して初演を行い、チェコ・フィルにとっても、プラハにとっても深い縁を持つ作品。「中欧での本物のマーラーを、自分の最高の理想のものとしたかった」とインバルが語る。この第7交響曲には、マーラー指揮者であるインバルと、マーラー演奏に確固たる伝統を持つチェコ・フィルの気概と誇りとが最も理想的な形で結集。

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