2012年11月30日
★ロシアの新星 ニコライ・ホジャイノフ(20歳)の「マイ・フェイヴァリッツ」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番
シューベルト:さすらい人幻想曲
ショパン:スケルツォ 第4番
ショパン:バラード 第2番
リスト:超絶技巧練習曲集より第5曲「鬼火」
リスト:メフィスト・ワルツ 第1番「村の居酒屋での踊り」
ピアノ:ニコライ・ホジャイノフ
CD:ビクターエンタテインメント VICC60824
2012年5月、ダブリン国際ピアノ・コンクールに19歳で優勝したロシアの新星、ニコライ・ホジャイノフの新しいアルバム。2010年、ショパン国際ピアノコンクールに最年少で参加し、第1次予選から、一際光る演奏を披露したことで話題となり、惜しくも優勝は逃したものの、それが却って話題となったほどの 逸材。
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2012年11月29日
★パッパーノのドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
チェロ協奏曲
指揮: アントニオ・パッパーノ
管弦楽:サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
チェロ:マリオ・ブルネロ
CD:EMIミュージックジャパン EMI‐TOCE90244~5
指揮のアントニオ・パッパーノは、イタリア人の両親のもとロンドンで生まれ、アメリカに渡る。1992年よりベルギー・ブリュッセルにあるベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督に就任。2002年よりロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロイヤル・オペラ)の音楽監督に迎えられる。2005年より聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団の音楽監督に就任している。マリオ・ブルネロは、イタリア北部ヴェネト州出身のチェリスト。幼い頃には町の小さな音楽学校でギターを学び、その後チェロに転向。ヤニグロなどに師事し、1986年、イタリア人として初めて第8回チャイコフスキー国際コンクール優勝及び批評家特別賞、聴衆賞を受賞した。以降、国際的な舞台で、チェリストと指揮者の二役を同時にこなしている。
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2012年11月27日
★イリーナ・メジューエワの革命前夜のロシア・ピアノ音楽集
<Disc-1>
スクリャービン:5つのプレリュード
ピアノ・ソナタ 第10番
2つの詩曲
ルリエ: 大気のかたち
プロコフィエフ: 風刺
ロスラヴェッツ: 「5つのプレリュード (1919-1922) 」より 第2番・第4番・第5番
<Disc-2>
メトネル: ピアノ・ソナタ「夜の風」
ピアノ:イリーナ・メジューエワ
録音:2012年5月、新川文化ホール(スクリャービン&ルリエ)
2010年9月、新川文化ホール(プロコフィエフ&ロスラヴェッツ)
2009年10月、Hakujyu Hall(メトネル)<ライヴ録音>
CD:若林工房 WAKA‐4164~65(2枚組)
様々な音楽的実験が繰り広げられていた1910年代、革命前夜のロシア音楽に焦点をあてたアルバム。ロシア出身のピアニスト、メジューエワが、この時代のロシア音楽の豊穣さを浮き彫りにする。メトネルのソナタ「夜の風」は、超難曲として知られる。
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2012年11月26日
★“スペインの旅” ギター界の新星 朴葵姫(パク・キュヒ)
ファリャ:(三角帽子より)「粉屋の踊り」/(恋は魔術師より)「きつね火の歌」「漁夫の物語」
タレガ:「ラグリマ(涙)」「アラビア奇想曲」「グラン・ホタ」「アルハンブラの思い出」「前奏曲10番~11番」
アルベニス:(スペイン組曲より)「アストゥリアス(伝説曲)」「カタルーニャ奇想曲」
リョベート:(13のカタロニア民謡より)「アメリアの遺言」「盗賊の歌」「聖母の御子」「クリスマスの夜」
トローバ:ソナチネ
ギター:朴 葵姫(パク・キュヒ)
録音:2012年、淡路島しづかホール
CD:日本コロムビア COCQ‐84972
朴 葵姫は、今注目のギター界の新星。韓国・仁川で生まれる。横浜でギターを始め、2004年東京音楽大学に入学。2012年6月にスペインのバレンシアで開催されたアルハンブラ国際ギターコンクールで優勝あわせて聴衆賞を受賞した。現在ウィーン国立音楽大学で学んでいる。その美しく滑らかなトレモロ奏法は、「天使のトレモロ」とも評され、まさに新世代の旗手となり得る存在。今回のアルバムは、名曲揃いのオール・スペイン・プログラム。
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2012年11月23日
★ソプラノ幸田浩子の“夢の街ウィーン”
オペレッタ「ワルツの夢」より 「扉を開けて」 (フランツィの歌)
オペレッタ「メリー・ウィドウ」より ヴィリアの歌
オペレッタ「こうもり」より 「侯爵様、あなたのようなお方は」
オペレッタ「踊り子ファニー・エルスラー」より 「シーヴェリングのリラの花」
ワルツ「春の声」
オペレッタ「お気に入り」より 「私の心の皇帝」
オペレッタ「小鳥売り」より 「私は郵便配達のクリステル」
オペレッタ「白馬亭にて」より 「私の愛の歌はワルツでなければ」
オペレッタ「ボッカチオ」より 「あなたの愛さえあれば」(恋はやさし、野辺の花よ)
ワルツ「美しく青きドナウ」
「ウィーン、わが夢の街」
ソプラノ:幸田浩子
グィド・マンクージ指揮
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
録音:2012年7月2-4日、ウィーン、カジノ・バウムガルテン
CD:日本コロムビア COCQ‐84986
前作「天使の糧」から2年ぶりとなる、ソプラノ幸田浩子の5枚目のソロ・アルバムは、専属期間を含めて3年間活躍したウィーン・フォルクスオーパーのオーケストラとの録音で、“夢の街ウィーン”。指揮のマンクージは、作曲にも非凡な才能を発揮している俊英。 J. シュトラウスやレハールのオペレッタやワルツの名曲はもちろん、「恋はやさし、野辺の花よ」で知られる「ボッカチオ」のアリアや、馴染みが薄くても聴けばいっぺんで好きになってしまう佳曲がちりばめられているアルバム。
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2012年11月22日
★読売日響の常任指揮者カンブルランのストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」/フランク:交響曲(ライヴ盤)
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」(1947年版)
フランク:交響曲ニ短調
指揮:シルヴァン・カンブルラン
管弦楽:読売日本交響楽団
録音:<ストラヴィンスキー>2012年4月13、14日、東京オペラシティコンサートホール(ライヴ録音)
<フランク>2012年4月21日、サントリーホール(ライヴ録音)
CD:ナミ・レコード WWCC‐7709
シルヴァン・カンブルラン(1948年生まれ)は、フランス出身の指揮者。パリ国立高等音楽院で学ぶ。当初、トロンボーン奏者としてリヨン国立管弦楽団などで活動した後、同楽団の指揮者としてデビュー。同年、ブザンソン指揮者コンクールで第1位。その後ベルギー王立歌劇場音楽総監督、フランクフルト歌劇場音楽総監督、バーデンバーデン・フライブルグSWR交響楽団首席指揮者を経て、2010年から読売日本交響楽団常任指揮者に就任している。さらに2012年よりシュトゥットガルト州立歌劇場の音楽総監督。
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2012年11月20日
★フルートの革命児 上野星矢のCDデビュー盤 “万華響”
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
ボリング:ヴェローチェ
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
フォーレ:シシリエンヌ
ビゼー:メヌエット~アルルの女より
グルック:精霊のおどり
ビゼー:カルメン間奏曲
ボルヌ:カルメン幻想曲
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
カッチーニ:アヴェマリア
ショッカー:後悔と決断
坂本龍一:東風
松任谷由実:春よ、来い
フルート:上野星矢
ピアノ:佐野隆哉、内門卓也
チェロ:西方正輝
録音:2011年11月16~17日、相模湖交流センター
2012年7月28日、FORM スタジオ
CD:日本コロムビア COCQ‐84980
フルートの上野星矢は、東京都杉並区出身。小学4年生から吹奏楽部でフルートを始める。
2005年、東京都立芸術高等学校に入学。同年、高校1年で第59回全日本学生音楽コン
クール全国大会高校生の部にて第1位。2007年、第76回日本音楽コンクールフルート部門
で第3位。2008年、東京芸術大学音楽学部に入学。2008年、第8回ジャン=ピエール・ラ
パル国際フルートコンクールで第1位。2009年、杉並区文化功労賞受賞。パリ国立高等音
楽院に入学し、2012年に卒業。2012年11月、日本コロムビアよりデビューCD「万華響
KAREIDOSCOPE」がリリースされた。
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2012年11月19日
★アルゲリッチも認めた才能、カティア・ブニアティシヴィリのショパン作品集
ショパン:ワルツ第7番
ピアノ・ソナタ第2番「葬送行進曲付き」
バラード第4番
ピアノ協奏曲第2番
マズルカ第13番
ピアノ:カティア・ブニアティシヴィリ
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
管弦楽:パリ管弦楽団
CD:ソニー・クラシカル SICC-1556
アルゲリッチも認めた才能カ、カティア・ブニアティシヴィリの2作目は待望のショパン。1987年グルジアのトビリシ生まれ。まだ今年23歳の若手だが、2003年ホロヴィッツ国際ピアノ・コンクール優勝、2008年アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで第3位の実績を持つ。マルタ・アルゲリッチやギドン・クレーメル、パーヴォ・ヤルヴィといった偉大なアーティストから惜しみない賞賛を送られたカティアは、2011年にソニー・クラシカルと専属契約を結び、同年春に生誕200年を祝うフランツ・リストの作品集で華麗にデビュー。セカンド・アルバムは、オール・ショパン・プログラム。ワルツやバラード、有名な葬送ソナタ、そしてパーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管との共演によるピアノ協奏曲第2番などが収録されている。
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2012年11月16日
★横山幸雄のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(ライヴ盤)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
ピアノ:横山幸雄
指揮:小泉和裕
管弦楽:東京都交響楽団
録音:2012年2月28日、サントリーホール(ライヴ録音)
CD:MECO‐1013
このCDは、横山幸雄デビュー20周年記念アルバム。横山のピアノと小泉和裕率いる東京都交響楽団のアンサンブルが聴きもの。グリーグのピアノ協奏曲以来、実に15年ぶりとなる横山幸雄の満を持してのコンチェルト・アルバムである。
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2012年11月15日
★花岡千春のピアノで現代に蘇る純日本製舞曲 “日本の舞曲”
瀧廉太郎:メヌエット
松平頼則:六つの田園舞曲
石桁眞礼生:ロンド
:組曲
奥村一:おどり
箕作秋吉:マズルカ 「ローマン組曲」より
:タランテルラ 「ローマン組曲」より
:ガヴォット 「古典組曲」より
:メヌエット 「古典組曲」より
芥川也寸志:ラ・ダンス
山田耕筰:日本組曲
ピアノ:花岡千春
CD:ベルウッドレコード BZCS-3066
「日本のソナチネ」「日本の変奏曲」(平成23年度第66回文化庁芸術祭優秀賞受賞)に続く、洋楽黎明期から昭和までの邦人作品を集めた第3作。花岡 千春は、長野県松本市出身。東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業、同大学院ピアノ専攻科修了。 大学院修了後、フランスへ留学。パリのエコール・ノルマル音楽院で学ぶ。帰国後は、ソロリサイタルなどで活躍。1999年開催の独奏会「パリ、祝祭と狂乱の1920年代」で文化庁芸術祭音楽部門大賞を受賞。現在、国立音楽大学教授、副学長、理事。
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