クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2011年 2月

2011年2月25日

*新譜CD情報* 平原綾香の「my Classics 3(マイクラ3)」  


~my Classics 3(マイクラ3)~

歌:平原綾香

1.私と言う名の孤独(エルガー:チェロ協奏曲 第1楽章)
 
2.春 ~La Primavera!~(ヴィヴァルディ:「四季」より「春」)
 
3.What will be will be(J.S.バッハ:アリオーソ)
 
4.大きな木の下(サティ:あなたが欲しい)
 
5.Danny Boy(アイルランド民謡:Danny Boy)
 
6.LOVE STORY 交響曲第9番 第3楽章(ベートーヴェン:交響曲第9番第3楽章)
 
7.別れの曲(ショパン:別れの曲)
 
8.くまんばちの飛行(リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行)
 
9.Someone to watch over me(ガーシュウィン:Someone to watch over me)
 
10.ブラームスの恋(ブラームス:交響曲第3番 第3楽章)
 
11.Greensleeves(イングランド民謡:Greensleeves)
 
12.ラヴ・ラプソディー(ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲)
 
13.アランフェス協奏曲~Spain(Live Version)(ロドリーゴ:アランフェス協奏曲)

(ボーナストラック )
14.Danny Boy(English Version)(アイルランド民謡:Danny Boy)

CD:ドリームミュージック MUCD-1241

発売日:2011年3月2日

 ライフワークともいえるクラシックカバーシリーズの第3弾に当たるCD「マイクラ3」がついに完成した。「平原綾香に唄って欲しいクラシック作品」を一般募集しながら制作した今作は、バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ショパン、ラフマニノフ、ガーシュウィン等の名曲をカバー。リクエスト1位で、テレビ朝日系連続ドラマ「ホンボシ~心理特捜事件簿~」の主題歌にもなったショパン「別れの曲」や、野村不動産「PROUD」CMソングのガーシュウィン「Someone to watch over me」、また昨年出演した「サントリー1万人の第九」とのコラボレーションで生まれた「LOVE STORY」(ベートーヴェン/交響曲第9番第3楽章)などを収録。

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2011年2月18日

*新譜CD情報* ロストロポーヴィチの最初のバッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)


バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)BWV1007-1012

チェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ

録音:1955年5月26,27日、第10回プラハの春音楽祭ライヴ

録音方式:モノラル

CD:キングインターナショナル(Supraphon Archiv  SU4044)

 名チェリストのロストロポーヴィチは、晩年の1992年に初めてバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を録音し、現在同曲の名盤として知られているが、もうひとつの全曲録音が存在した。これは、1955年5月26、27日に行われた第10回プラハの春音楽祭ライヴで、今回それが初めて発売される。ロストロポーヴィチは、当時27歳。天才チェロ奏者として名声が広まり、その4年前の1951年にはバッハの「無伴奏チェロ組曲」演奏に対してスターリン賞を授与されている。その同時期の無伴奏全曲を今回初めて聴くことができる。

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2011年2月09日

*新譜CD情報*  ウェルザー=メスト指揮ウィーンフィルのニューイヤー・コンサート2011


~ニューイヤー・コンサート2011~

[1] 〈第1部〉
(1) 騎士行進曲op.428(J.シュトラウス2世)
(2) ワルツ「ドナウ川のおとめ」op.427(J.シュトラウス2世)
(3) アマゾン・ポルカop.9(J.シュトラウス2世)
(4) デビュー・カドリーユop.2(J.シュトラウス2世)
(5) ワルツ「シェーンブルンの人々」op.200(ヨーゼフ・ランナー)
(6) ポルカ・シュネル「勇敢に前進!」op.432 〈第2部〉
(7) 歌劇「騎士パズマン」~チャルダーシュop.441(J.シュトラウス2世)
(8) ワルツ「別れの叫び」op.179(J.シュトラウス2世)

[2] 〈第2部〉
(1) 熱狂的なギャロップop.114(J.シュトラウス1世)
(2) 「村の居酒屋での踊り」(メフィスト・ワルツ第1番)(リスト)
(3) ポルカ・マズルカ「遠方から」op.270(ヨーゼフ・シュトラウス)
(4) スペイン行進曲op.433(J.シュトラウス2世)
(5) バレエ「イベリアの真珠」~ジプシーの踊り(ヘルメスベルガー2世)
(6) カチューチャ・ギャロップop.97(J.シュトラウス1世)
(7) ワルツ「わが人生は愛と喜び」op.263(ヨーゼフ・シュトラウス)〈アンコール〉
(8) ポルカ・シュネル「ブレーキもかけずに」op.112(エドゥアルド・シュトラウス)
(9) 新年の挨拶
(10) ワルツ「美しく青きドナウ」op.314(J.シュトラウス2世)
(11) ラデツキー行進曲op.228(J.シュトラウス1世)

指揮:フランツ・ウェルザー=メスト

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ユニバーサル ミュージック(デッカ) UCCD‐1281~2

 小澤征爾の後任、ウェルザー=メスト初登場となる2011年のニューイヤー・コンサートのライヴ・アルバム。ウェルザー=メストは、1960年生まれのオーストリアの指揮者。現在、クリーヴランド管とウィーン国立歌劇場と2つの音楽監督兼任するウェルザー=メスト注目のアルバム。今年はニューイヤー・コンサートで初めて演奏された作品も6曲登場。2011年に生誕200年を迎えたリストの「メフィスト・ワルツ」第1番が演奏されるなど、凝ったプログラミングで恒例のコンサートに新しい風を送り込んだ。

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2011年2月03日

*新譜CD情報* 炎のコバケン&チェコ・フィルのベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」


ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

指揮:小林研一郎

管弦楽:チェコ・フィルハーモニー

CD:オクタヴィア・レコード OVCL‐00403

 小林研一郎とチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の仲は、2002年に、「プラハの春」音楽祭のオープニングコンサートにおいて、東洋人として初めて同楽団を指揮し、スメタナの交響詩「わが祖国」を演奏し全世界に同時中継されてからの関係。もともと世界の”コバケン”は、1974年、第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞を受賞以来、1994年、ハンガリー政府より星付中十字勲章授与されるなど、東欧での評価は高いものがある。日本でも日本フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、東京芸術大学名誉教授を務めるなど、名実とも日本の看板指揮者に上り詰めた”コバケン”と名門チェコ・フィルのコンビによるベートーヴェン「英雄」は、しばしの聴きもの。

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2011年2月01日

*新譜CD情報*  鮫島有美子の「人生のおくりもの ~川の流れのように」


「人生のおくりもの ~川の流れのように」

ソプラノ:鮫島有美子

編曲・指揮:渡辺俊幸

人生の贈り物 (さだまさし)               
赤とんぼ (山田耕筰 作曲)               
太陽がくれた季節 (青い三角定規)               
心の瞳 (坂本九)               
一本の鉛筆 (美空ひばり)               
芭蕉布 (普久原恒男 作曲)               
ゴンドラの歌 (中山晋平 作曲)               
MIYOTA (武満徹 作曲)               
川の流れのように (美空ひばり)               
ブンガワン・ソロ (マルトハルトノ 作曲)               
故郷 (文部省唱歌)               
旅立ちの日に (坂本浩美 作曲)

日本コロムビア COCQ‐84839

 ソプラノの鮫島有美子は、東京芸術大学卒業。1975年、二期会オペラ「オテロ」でデビュー。その後ベルリン音楽大学留学し、ウルム歌劇場専属歌手に採用される。これは、レコード・デビュー25周年を記念してリリースされたCD。これまで鮫島有美子は、日本の抒情歌を数多く録音してきたが、今回のCDの選曲では、武満徹から美空ひばりまで幅を広げているのが興味深い。

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