クラシック音楽 新譜CD情報


2025年6月26日

★グルダとホルスト・シュタイン指揮ウィーン・フィルのベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集(2025年リマスター盤)

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番~第5番

ピアノ:フリードリヒ・グルダ

指揮:ホルスト・シュタイン

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE SA-CD COLLECTION PROC-2425(2025年リマスター盤)<タワーレコード限定>

 ピアノのフリードリヒ・グルダ(1930年~2000年)は、オーストリア、ウィーン出身。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの演奏を特に得意とした、20世紀を代表する巨匠ピアニストの一人。1960年代、日本において、イェルク・デームス、パウル・バドゥラ=スコダとともに”ウィーンの三羽烏”と呼ばれた。1942年、ウィーン音楽院(現ウィーン国立音楽大学)に入学。1946年「ジュネーブ国際音楽コンクール」で一等賞を受賞。1947年に初のレコーディングを行い、バッハ、ベートーヴェン、ショパン、プロコフィエフなどを録音。その後の録音としては、1967年から1968年に墺AMADEOへ3回目となる「ベートーヴェン:ピアノソナタ全集」録音。クラシック音楽だけでなく、1950年代にはジャズに傾倒するあまり、1956年にアメリカに渡り、ニューヨークの名門ジャズクラブ「バードランド」にフィル・ウッズらセプテットを率いて出演、実況録音盤を発表。

 指揮のホルスト・シュタイン(1928年―2008年)は、ドイツ、ラインラント地方の都市エルバーフェルト(現在はヴッパータール市の一部)出身。フランクフルト音楽大学やケルン音楽大学でヴァイオリン・ピアノ・作曲・指揮などを学ぶ。1949年、ヴッパータール市立劇場合唱指揮者。1951年、ハンブルク州立歌劇場指揮者。その後、ベルリン国立歌劇場を経て1963年にマンハイム国立劇場音楽監督。1962年、バイロイト音楽祭でワーグナーの「パルジファル」を指揮。1970年、バイロイト音楽祭でワーグナーの「ニーベルングの指環」全曲を指揮。ワーグナー指揮者としての名声を高めた。1970年、ウィーン国立歌劇場第一指揮者。1972年、ハンブルク州立歌劇場音楽総監督。1973年、来日してNHK交響楽団の定期演奏会を指揮。1975年、NHK交響楽団名誉指揮者。このころから活動の中心を歌劇場から演奏会に移す。1980年、スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督。1985年、バンベルク交響楽団首席指揮者(終身名誉指揮者)。

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