2024年11月04日
フランク:交響曲 ニ短調
フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」 作品80
指揮:ダニエル・バレンボイム
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45107
互いを完璧に理解し合っている指揮者・ピアニストのダニエル・バレンボイムとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。今作は、2024年に没後100年を迎えたフランスの偉大な作曲家、ガブリエル・フォーレを記念した録音。2023年6月初旬にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地、ベルリン・フィルハーモニーで演奏し、好評を集めたプログラム。
ダニエル・バレンボイム(1942年生れ)は、アルゼンチン出身で現在の国籍はイスラエル。両親からピアノの指導を受け、少年時代から音楽の才能を発揮する。7歳のときブエノスアイレスで最初の公開演奏会を開いた。1952年家族を挙げてイスラエルに移住。同年ピアニストとしてヨーロッパ・デビューを果たす。1957年にはニューヨークのカーネギー・ホールで米国デビュー。ピアニストとしての名声を確固たるものとした後、1966年からイギリス室内管弦楽団と弾き振りでモーツァルトのピアノ協奏曲の録音を開始し、指揮者としてのデビューも果たす。パリ管弦楽団首席指揮者、シカゴ交響楽団音楽監督、ミラノ・スカラ座音楽監督、ベルリン国立歌劇場音楽総監督、シュターツカペレ・ベルリン音楽監督を歴任。2019年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団名誉指揮者に就任。これまで「ウルフ賞」、「グラミー賞」、「高松宮殿下記念世界文化賞」など多数の受賞歴を持つ。ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート指揮者は、これまで3回(2009年、2014年、2022年)務めている。