クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2019年 10月

2019年10月31日

★中井正子のシューベルト:即興曲集 作品90 & 作品142


中井正子

シューベルト:即興曲集 作品90 & 作品142

ピアノ:中井正子

CD:コジマ録音 ALM RECORDS ALCD‐7241

 ピアノの中井正子は、東京芸術大学音楽学部附属高校在学中、パリ国立高等音楽院に留学。ピアノ科を審査員全員一致の1等賞首席で卒業。第3課程研究科を経て、「ジュネーヴ国際音楽コンクール」第3位銀賞、「ロン・ティボー国際音楽コンクール」のフランス音楽特別賞他を受賞。ドビュッシー・ピアノ作品全曲演奏、ラヴェル・ピアノ作品集全曲演奏、ショパンシリーズ、シューマンシリーズ等、国内外でのリサイタルを始め多数のオーケストラと共演。TVやラジオ放送等の出演他、レクチャーコンサート等の演奏活動を行う傍ら東京芸術大学ピアノ科では後進の指導にもあたっている。

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2019年10月28日

★大谷康子&イタマール・ゴラン=ジネット・ヌヴーへのオマージュ=演奏会ライヴ録音盤


大谷康子

マスネ:タイスの瞑想曲
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
パラディス:シチリアーノ
ドビュッシー:美しい夕暮れ

ヴァイオリン:大谷康子

ピアノ:イタマール・ゴラン

録音: 2019 年5 月3 日 軽井沢大賀ホール(ライブ録音)

CD:ソニー・ミュージックダイレクト MECO1055

 ヴァイオリンの大谷康子は、仙台市で生まれ、愛知県名古屋市で育つ。東京芸術大学、大学院博士過程修了。「全日本学生音楽コンクール」第1位。ソロ活動を在学中よりはじめる。ウィーン、ローマ、ケルン、ベルリンなどでのリサイタルを行う。1995年東京交響楽団コンサートマスターに就任。2010年文化庁「芸術祭大賞」受賞。2016年東京交響楽団名誉コンサートマスター。

 ピアノのイタマール・ゴラン(1970年生れ)は、リトアニア出身。生後間もなくしてイスラエルに移住。7歳の時にテルアヴィヴで初リサイタルを開催。1985年から1989年までニューイングランド音楽院に留学。 1991年からマンハッタン音楽学校の講師となり、1994年からはパリ音楽院で室内楽を教えている。

 このCDは、2019年5月3日、軽井沢大賀ホールで開催された「大谷康子&イタマール・ゴラン~ジネット・ヌヴーへのオマージュ」のライブレコーディング。大谷が心から愛してやまない世紀の名ヴァイオリニスト、ヌヴー(1919年―1949年)が生前愛奏したフランス音楽から珠玉の名曲を収録。

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2019年10月24日

★尾高忠明指揮大阪フィルハーモニー交響楽団のエルガー:交響曲 第1番


尾高忠明2

エルガー:交響曲 第1番

指揮:尾高忠明

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

CD:オクタヴィア・レコード OVCL‐00693

 指揮の尾高忠明は、1947年生まれ。1991年度「サントリー音楽賞」受賞。1993年ウェールズ音楽演劇大学より名誉会員の称号、ウェールズ大学より名誉博士号を、1997年英国エリザベス女王より大英勲章CBEを授与された。さらに1999年には英国エルガー協会より日本人初のエルガー・メダルを授与されている。現在、NHK交響楽団正指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団桂冠指揮者、札幌交響楽団名誉音楽監督、東京フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者。尾高忠明が指揮するエルガーの交響曲第1番は、内外のオーケストラで100回以上演奏し、録音もこのCDを含め4種類ある。尾高忠明は「大阪フィルとエルガーは相性がいい」と語っている。

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2019年10月21日

★大野和士指揮バルセロナ交響楽団の “ピカソとバレエ”


大野和士

<Disc1>

ファリャ: 「三角帽子」組曲 (全8曲)
ストラヴィンスキー: 「プルチネルラ」組曲 (全8曲)

<Disc2>

サティ: 「パラード」組曲 (全6曲)
     メルキュール (13曲)
ミヨー: 青列車 (8曲)

指揮:大野和士

管弦楽:バルセロナ交響楽団

録音: 2016年7月4~6日、ラウディトリ・デ・バルセロナ

CD:キングインターナショナル KKC-4180(2枚組)

 指揮の大野和士(1960年生れ)は、東京都出身。東京芸術大学指揮科に入学。大学卒業後、25歳の時欧州に渡る。1987年「アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール」で優勝。1988年ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者・音楽監督に就任。その後、カールスルーエ・バーデン州立歌劇場の音楽総監督、ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督を務めた。2008年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者、2012年アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。2015年東京都交響楽団の音楽監督、また同年バルセロナ交響楽団の音楽監督就任。2018年より新国立劇場のオペラ部門の芸術監督に就任。2010年日本芸術院賞・恩賜賞受賞。サントリー音楽賞受賞。文化功労者に選ばれる。2017年フランス共和国より芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲。同時にリヨン市からリヨン市特別メダル授与された。

 このCDは、ディアギレフとバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の演目を、大野和士とバルセロナ交響楽団が演奏。初演時、これらのすべての作品について、ピカソが舞台美術を手がけた作品。

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2019年10月17日

★パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団のバルトークの「弦楽のためのディヴェルティメント」「舞踏組曲」「弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽」


パーヴォ・ヤルヴィ4

バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
        舞踏組曲
        弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

管弦楽:NHK交響楽団

CD:ソニーミュージックジャパン SICC-19042

 これは、バルトークがヨーロッパ時代に作曲したオーケストラのための大作3曲を1枚に収録したCD。第2次大戦に向かう不安な世相観が反映したかのような「弦楽のためのディヴェルティメント」、躍動感あふれる「舞踏組曲」、そして20世紀の音楽思潮を決定づけた重要作「弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽」の3曲を収録。

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2019年10月14日

★第9回「ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール」優勝者 宮田 大のエルガー:チェロ協奏曲他


宮田 大

エルガー:チェロ協奏曲
ヴォーン=ウィリアムズ:暗愁のパストラル

チェロ:宮田 大

指揮:トーマス・ダウスゴー

管弦楽:BBCスコティッシュ交響楽団

録音:2019年8月25日~26日、イギリス、グラスゴー、 City Halls

CD:日本コロムビア COCQ-85473

 チェロの宮田 大は、栃木県宇都宮市出身。第74回「日本音楽コンクール」第1位。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。2009年にジュネーヴ音楽院卒業、2013年にクロンベルク・アカデミー修了。第9回「ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール」(パリ)で日本人として初優勝。第6回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、第20回「出光音楽賞」、第13回「ホテルオークラ音楽賞」を受賞。このCDは、初演から100年を迎えるチェロ屈指の名曲エルガー:チェロ協奏曲を、本場英国のオーケストラと録音。

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2019年10月10日

★N響の弦楽器奏者で構成されるマティアス・ストリングスのシェーンベルク:浄められた夜 & ブラームス:弦楽六重奏曲 第1番


マティアス・ストリングス

シェーンベルク:浄められた夜 Op.4
ブラームス:弦楽六重奏曲 第1番 Op.18

弦楽合奏:マティアス・ストリングス

          齋藤真知亜(ヴァイオリン)
          降旗貴雄(ヴァイオリン)
          坂口弦太郎(ヴィオラ)
          松井直之(ヴィオラ)
          宮坂拡志(チェロ)
          村井 将(チェロ)

 「マティアス・ストリングス」は、齋藤真知亜(Vn)を中心にNHK交響楽団の弦楽器奏者で構成。作品を細部にわたり分析し、緻密に構成して行くアンサンブルには定評があり、人気も高い。ヴァイオリンの齋藤真知亜は、東京藝術大学首席卒業、1986年NHK交響楽団入団。1990年「ザ・ビートルズ」リリース。2010年「文化庁芸術祭音楽部門大賞」受賞。2014年リリースの「ゴールドベルク変奏曲(弦楽三重奏版)」は、オーディオファイルのサイトで優秀録音に選出される。NHK交響楽団第一ヴァイオリンフォアシュピーラー。

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2019年10月07日

★佐渡 裕指揮トーンキュンストラー管弦楽団のハイドン:「天地創造」(ライヴ録音)


2佐渡裕

指揮:佐渡 裕

管弦楽:トーンキュンストラー管弦楽団

ソプラノ:クリスティーナ・ランズハマー
テノール:マキシミリアン・シュミット
バリトン:ヨッヘン・シュメッケンベッカー

合唱指揮:ファビアン・エンダース

合唱:リアス室内合唱団

CD: avex CLASSICS AVCL-25994~5(2枚組)

 2015年9月より、オーストリアを代表する100年以上の歴史を持つトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任し、欧州の拠点をウィーンに置いて活動している佐渡 裕。今回のCDは、佐渡が率いるトーンキュンストラー管弦楽団に3名の歌手、そして合唱団で構成された大編成によるハイドンの「天地創造」 で、ウィーンの楽友協会にてのライヴ収録盤。

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2019年10月03日

★イーヴォ・ポゴレリチ21年ぶりのニュー・アルバム ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22/第24番とラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番


イーヴォ・ポゴレリチ

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22/第24番
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番

ピアノ:イーヴォ・ポゴレリチ

CD:ソニーミュージック SICC‐30512

 ピアノのイーヴォ・ポゴレリチ(1958年生れ)は、ユーゴスラヴィア、ベオグラード出身。チャイコフスキー記念モスクワ音楽院で学ぶ。1978年、イタリア、モンテルニの「アレッサンドロ・カサグランデ国際コンクール」第1位。1980年、カナダの「モントリオール国際コンクール」第1位。1980年第10回「ショパン国際ピアノコンクール」で審査員特別賞を受賞。このCDは、ソニー・クラシカルからのデビュー・アルバム(長期専属契約の1枚目)で、1998年グラモフォン発売のショパン「スケルツォ」以来21年ぶりのニュー・アルバム。

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