2011年4月27日
★マルタ・アルゲリッチ、自身の録音を東日本大震災復興支援のためのチャリティCDとして発売
シューマン: ピアノ協奏曲
ショパン: ピアノ協奏曲第1番
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
指揮:クリスティアン・アルミンク
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
録音: 2010年11月28日(ショパン) 、12月1日(シューマン)、すみだトリフォニーホール(ライヴ収録)
CD:KAJIMOTO KJ26001 (初回限定盤)
ガラスCD:セーラー万年筆 SN26001EX(300枚限定)
CD製造: オプトロム(仙台市青葉区)、ガラスCDのスタンパーも製造
ピアニスト、マルタ・アルゲリッチの東日本復興支援チャリティCDが5月3日に緊急発売される。
昨年、シューマンとショパンの生誕200年を記念した彼女のコンサートが、東京・すみだトリフォニーホールで行なわれた。この2晩のコンサートは、高品位録音で記録され、これを収めたCDが、今年70歳を迎えるアルゲリッチの誕生日(6月5日)を祝う目的で準備されていた。
しかし、3月11日に発生した東日本大震災に心を痛めたアルゲリッチと指揮者アルミンク、および新日本フィルハーモニー交響楽団は、この録音の一部を復興支援のためのチャリティCDとして発売することを決定。
このCDは、震災で被災したのち早期に復旧を果たしたオプトロムの工場(仙台市青葉区)でプレスされている。なお、この録音は同時に高品位ハード・ガラスCD(Extreme HARDGLASS CD)でも発売される。
<マルタ・アルゲリッチからのメッセージ>
地震の犠牲となられた方々のため、私にできることはなんでもいたします。
シューマンとショパンのライヴ録音もそのために役立ててください。
私は日本の状況をとても憂い、とても気にかけています。
ニュースをずっと見ていますが、日本の皆様の計り知れない痛みと、それに耐える勇気を感じ、
皆様への深い愛と尊敬の念を抱かずにはいられません。
一刻も早く日本を訪れることを願っています。
言葉ではとても表現しつくせなくてごめんなさい。
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2011年4月20日
*新譜CD情報* 漆原啓子のバッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ(全曲)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ(全曲)
ヴァイオリン:漆原啓子
録音:上野学園石橋メモリアルホール 2010年9月19日~20日/2011年1月8日、10日
CD:日本アコースティックレコーズ NARD‐5035~6
このCDは、“漆原啓子 デヴュー30周年記念特別企画”として2011年5月7日に発売される。漆原啓子は、東京出身のヴァイオリニスト。1979年、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校に入学。1981年、第8回ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで最年少18歳で日本人初の第1位。1982年、東京藝術大学に入学し、本格的な演奏活動を開始した。今回、初の無伴奏録音としてバッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ(全曲)に挑戦したもので、円熟味にあふれた演奏が聴けそうだ。
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2011年4月05日
*新譜CD情報* 金 聖響&神奈川フィルのマーラー:交響曲第2番「復活」
~神奈川フィルハーモニー管弦楽団創立40周年記念アルバム~
マーラー:交響曲第2番「復活」(2枚組)
指揮:金 聖響
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
独唱:澤畑 恵美 (ソプラノ)/竹本 節子 (メゾ・ソプラノ)
合唱:神奈川フィル合唱団
録音:2010年5月29日 神奈川県民ホールにてライヴ収録
CD:オクタヴィア・レコード OVCX-00051
このCDは、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の創立40周年記念演奏会におけるマーラー:「復活」のライヴ録音盤。2009年に神奈川フィルの常任指揮者に就任した金聖響は常に斬新なアイデアでオーケストラのポテンシャルを最大限に引き出して好評。今回のマーラーでも、神奈川フィルの繊細で透明な響きを生かし、引き締まった表現を基本としているので、聴き応えのある録音になっていよう。終楽章では日本を代表する2人のソリストにも大いに期待できる。金聖響と神奈川フィルが進める「マーラー・プロジェクト」のハイライトとして、このCDは渾身の演奏の記録といえるもの。
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