クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2012年 10月

2012年10月30日

★アンスネスのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番/第3番


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番/第3番

ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス

管弦楽:マーラー・チェンバー・オーケストラ

録音:プラハ、ルドルフィヌム(ライヴ録音)

CD:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル SICC20128

 1970年生まれのノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスは、2012年から2014年の3年がかりでベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲のライヴ・レコーディングに取り組む。アンスネスはピアノを弾きつつマーラー・チェンバー・オーケストラの指揮も行なう。その第1弾が今回の第1番と第3番。「The Beethoven Journey」=「ベートーヴェンへの旅」と題されたこのプロジェクトは、アンスネスにとって初めてのベートーヴェン作品のレコーディング。また、アンスネスは、2012年~2016年に、全世界55都市150回の演奏会でベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏する予定。

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2012年10月29日

★小菅優のモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第22番


モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第22番

ピアノ:小菅優

指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー

管弦楽:カメラータ・ザルツブルク

録音:2012年2月、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール 

CD:ソニーレコーズ インターナショナル SICC-1558

 これは、小菅優のモーツァルト協奏曲アルバム第2弾。小菅優は、昨年からベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクトをスタートさせているが、2012年11月に、日本各地でハンスイェルク・シェレンベルガー(元ベルリン・フィル首席オーボエ奏者)指揮するカメラータ・ザルツブルクとモーツァルトのピアノ協奏曲の連続公演を行うことになった。オーケストラはツアーだけではなく、小菅との録音を切望し、賛同したシェレンベルガー氏の協力もあり、今回の録音が実現。録音はザルツブルクのモーツァルテウム大ホールで、今年2月にセッションが行われた。

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2012年10月26日

★樫本大進、ベルリン・フィルの第一コンサート・マスターに就任後初の録音 ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全集(第1集)


ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第6番/第7番/第8番

ヴァイオリン:樫本大進

ピアノ:コンスタンチン・リフシッツ

録音:2012年7月、スイス

CD:EMIミュージックジャパン  TOCE90242(HQCD)

 2010年12月にベルリン・フィルの第一コンサート・マスターに就任後初の録音作。樫本が全幅の信頼をおく盟友・実力派ピアニスト、コンスタンチン・リフシッツとの、ベートーヴェ
ン:ヴァイオリン・ソナタ全集の今回はその第1集。メジャー・レーベルでのソナタ全曲リリースは、日本人初という。樫本大進は、1996年、フリッツ・クライスラー国際コンクールで第1位、ロン=ティボー国際コンクールでは、史上最年少で第1位を獲得した。

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2012年10月25日

★12歳のピアニスト牛田智大、初の本人書き下ろし曲を収録の「思い出」


<ディスク:1>
「未来へつなぐ空」 (作曲・プロデュース:S.E.N.S./昼ドラ「ぼくの夏休み」 メイン・テーマ)   
遥かなる時をこえて (ピアノソロ/作曲:牛田智大/編曲:岡島 礼) 
プーランク:愛の小径 
グラナドス:アンダルーサ(「12のスペイン舞曲集」から) 
シューベルト:アヴェ・マリア(「詩的で宗教的な調べ」S.173から) 
シベリウス:樅の木(「5つの小品」から) 
ドビュッシー:月の光(「ベルガマスク組曲」から) 
マル・マル・モリ・モリ! (ピアノソロ) 
未来へつなぐ空 (ピアノソロ) 
遥かなる時をこえて(ピアノソロ) 

<ディスク:2> 
遥かなる時をこえて (DVD) 
未来へつなぐ空 (DVD) 
愛の小径 (DVD) 

ピアノ:牛田智大

CD:ユニバーサルミュージック UCCY9015(DVD付、初回限定盤)

 デビュー・アルバム「愛の夢~牛田智大デビュー」で話題を集めた牛田智大12歳。今回のアルバムは、クラシックの小品と初の本人書き下ろし曲を収録。「曲のできた時代背景、作曲家の描いた情景や想いをイメージして演奏しています」とコメント。

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2012年10月23日

★2012年春の「軽井沢大賀ホール音楽祭」オープニング・コンサートのモーツァルト4曲のライヴ盤


モーツァルト:弦楽のためのアダージョとフーガK.546
        フリーメーソンのための葬送音楽K.477
        レクイエム(バイヤー版)
        アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618

指揮:金 聖響

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

オルガン:身﨑 真理子

独唱:臼木 あい (ソプラノ)/加納 悦子 (メゾソプラノ)/櫻田 亮 (テノール)/福島 明也 (バリトン)

合唱:シュナイト・バッハ合唱団

録音:2012年4月28日、軽井沢大賀ホール(ライヴ録音)

CD:ナミ・レコード WWCC-7707

 2012年春の「軽井沢大賀ホール音楽祭オープニング・コンサート」で演奏されたモーツァルトの4曲の演奏のライヴ盤が発売された。指揮の金 聖響(1970年生まれ)は、大阪府池田市出身。ボストン大学、ニューイングランド音楽院大学院、ウィーン国立音楽大学で学ぶ。2009年神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者就任。2010年からは、フランダース交響楽団(ベルギー)首席指揮者を務めている。

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2012年10月22日

★ウズベキスタン出身の21歳のピアニスト ベフゾド・アブドゥライモフのデビュー・アルバム


サン=サーンス:死の舞踏 
プロコフィエフ:「4つの小品」から悪魔的暗示
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第6番 
リスト:「詩的で宗教的な調べ」から「孤独のなかの神の祝福」
リスト:「村の居酒屋での踊り」からメフィスト・ワルツ 第1番

ピアノ:ベフゾド・アブドゥライモフ

CD:ユニバーサルミュージック UCCD1330

 ベフゾド・アブドゥライモフは、ウズベキスタン出身の21歳のピアニスト。これは彼のデビュー・アルバム。超絶技巧を特意とするベフゾド・アブドゥライモフが、驚異的なテクニックを必要とする作品ばかりを収録した。

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2012年10月19日

★“現代音楽の旗手”ピエール=ロラン・エマールのドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻


ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻

ピアノ:ピエール=ロラン・エマール

ドビュッシー:前奏曲集 第1巻
        
 (第1曲 デルフィの舞姫たち  第2曲 帆  第3曲 野を渡る風  第4曲 音と香りは夕暮れの大気に漂う  第5曲 アナカプリの丘  第6曲 雪の上の足跡  第7曲 西風の見たもの  第8曲 亜麻色の髪の乙女  試聴する   第9曲 とだえたセレナード  第10曲 沈める寺  第11曲 パックの踊り  第12曲 ミンストレル)  
 
        :前奏曲集 第2巻

 (第1曲 霧  第2曲 枯葉  第3曲 ヴィーノの門  第4曲 妖精はすてきな踊り子   第5曲 ヒースの茂る荒れ地  第6曲 風変わりなラヴィーヌ将軍  第7曲 月光のふりそそぐテラス   第8曲 水の精)

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1581 

 ピエール=ローラン・エマール(1957年生まれ)は、フランス・リヨン出身のピアニスト。イヴォンヌ・ロリオに師事。1973年、オリヴィエ・メシアン国際コンクールで優勝。20歳でシカゴ交響楽団と共演し、アメリカデビューを果たす。現代音楽のブーレーズ、シュトックハウゼン、リゲティなどを得意としている。しかし、近年では、アーノンクールの指揮によってベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音を行うなど、現代音楽の愛好家以外からも注目を浴びる。

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2012年10月12日

★ダン・エッティンガーと東京フィルのコンビによるチャイコフスキー:交響曲第4番/ボロディン: だったん人の踊り


チャイコフスキー:交響曲第4番

ボロディン: だったん人の踊り(歌劇「イーゴリ公」より)

指揮:ダン・エッティンガー

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

録音:2011年4月24日 Bunkamura オーチャードホール(チャイコフスキー、ライヴ録音)
    2011年4月17日 東京オペラシティ コンサートホール(ボロディン、ライヴ録音)

CD:タワーレコード/コロムビア・ミュージック・エンターテインメント TPTW-1010

 両曲とも、ダン・エッティンガーと東京フィルハーモニー交響楽団のコンビの 2011年4月の最新録音。話題となった記念すべき両者の第1回目発売の5番に続くチャイコフスキーの交響曲第4番とボロディンのだったん人の踊り。ダン・エッティンガーは、イスラエル交響楽団音楽監督、マンハイム国民劇場音楽監督。2003年から08年までベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督ダニエル・バレンボイムの助手を務める。ウィーン国立歌劇場、ロスアンジェルス・オペラ、バイエルン国立歌劇場、ワシントン・ナショナル・オペラなど世界の主要歌劇場に出演。東京フィルには2005年4月定期公演以来、毎シーズン登場し、2010年4月より東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者に就任。

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2012年10月11日

★大阪交響楽団“ディスカヴァリー・クラシックシリーズ”第4弾


ミャコフスキー:交響曲第24番「ウラジーミル・デルジャノフスキーの思い出に」 (日本初演)
ヘンゼルト:ピアノ協奏曲ヘ短調作品16
フランツ・シュミット:交響曲第4番

指揮:児玉 宏(ミャコフスキー)
    寺岡清高(ヘンゼルト/フランツ・シュミット)

管弦楽:大阪交響楽団

ピアノ:長尾洋史(ヘンゼルト)

録音:2011年5月10日、大阪、ザ・シンフォニーホール(ミャコフスキー)
    2012年3月18日、すみだトリニティホール(ヘンゼルト、フランツ・シュミット)<ライヴ録音>

CD:キングレコード KICC-1004~5

 アルバム恒例の大阪交響楽団“ディスカヴァリー・シリーズ”において、なかなか聴くことができない貴重な3曲を収録。ハチャトゥリヤン、カバレフスキー、シチェドリンの師であり、ロシア人作曲家ミャコフスキー。ドイツ人の作曲家で、ロシアで活躍、ロシアの楽壇へ大きな影響を与えたヘンゼルト。ウィーンを舞台に活躍したフランツ・シュミット、いずれも、音楽界で重要な作曲家でありながら、埋もれている曲に光を当てた。

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2012年10月09日

★サイモン・ラトルのビゼー:歌劇「カルメン」全曲


ビゼー:歌劇「カルメン」全曲

指揮: サイモン・ラトル

管弦楽:ベルリン国立歌劇場管弦楽団

カルメン:マグダレーナ・コジェナー

ドン・ホセ:ヨナス・カウフマン

ミカエラ:ゲニア・キューマイヤー

合唱:ベルリン国立歌劇場少年少女合唱団

録音:2012年4月、ベルリン、フィルハーモニー(演奏会形式上演のライヴ)

CD: EMIミュージックジャパン TOGE-11094(3枚、CD+DVD、Hybrid SACD)

 ラトルが歌劇「カルメン」本来の在り方に改めて光を当てた必聴保存版。自分を貫き通す美しき女性「カルメン」と、「カルメン」に人生を狂わされ、好青年から殺人者へと破滅していくイケメン「ホセ」。コジェナーとカウフマン他、豪華キャストが演じる。前奏曲、ハバネラ、闘牛士の歌、ラストシーン、他名場面とドキュメンタリーを収録したDVD付き。

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