クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2015年 11月

2015年11月30日

★ツィメルマン&サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルのルトスワフスキ:ピアノ協奏曲/交響曲第2番


ルトスワフスキ

ルトスワフスキ:ピアノ協奏曲
交響曲第2番

ピアノ:クリスティアン・ツィメルマン

指揮:サイモン・ラトル

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD: ユニバーサルミュージック UCCG1704

 ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913年―1994年)は、ポーランドを代表する作曲家の一人。1937年ワルシャワ音楽院を卒業。1954年管弦楽のための協奏曲を作曲し、UNESCO国際作曲家会議で第1位受賞。1963年以降、ヨーロッパ全土で活躍した。ピアノ協奏曲は、現代を代表するピアニストの一人、ツィメルマンのために書かれた作品で、ザルツブルク音楽祭の委嘱により1987年に作曲、1988年の同音楽祭においてツィメルマンと作曲者の指揮によって初演された。このCDは、クリスティアン・ツィメルマンの4年振りのアルバムで、ピアノ協奏曲は、1989年にルトスワフスキ指揮BBC交響楽団でDGに録音しており、今回の録音は約20年ぶりの再録音。

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2015年11月26日

★名門クーベリック・トリオのメンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ほか


クーベリック・トリオ

メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番
クーベリック:トリオ・コンチェルタンテ
スーク:悲歌

ピアノ三重奏:クーベリック・トリオ
             (ヴァイオリン:石川 静/チェロ:カレル・フィアラ/ピアノ:クヴィータ・ビリンスカ)

録音:2014年10月、かながわアートホール

CD:オクタヴィア・レコード OVCL‐00577

 クーベリック・トリオは、チェコの偉大なる世界的指揮者ラファエル・クーベリック(1914年―1996年)が、その父である名ヴァイオリニストのヤン・クーベリックの名を冠することを世界中で唯一認めた名門トリオ。プラハ音楽アカデミーで学んだメンバー(ヴァイオリン:石川静、チェロ:カレル・フィアラ、ピアノ:クヴィータ・ビリンスカ)により1992年に結成され、本場ヨーロッパでも数少ない固定メンバーのピアノトリオとして活躍している。ヨーロッパ全土のほか、アジア各地でもツアーを行っている。今回のCDのクーベリック:トリオ・コンチェルタンテは、現存する自筆譜をもとに新たにスコアに書き起こした作品。

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2015年11月23日

★第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝者トリフォノフのラフマニノフ:変奏曲集


トリフォノフ

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
        ショパンの主題による変奏曲
        コレルリの主題による変奏曲

ピアノ:ダニール・トリフォノフ

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック(ドイツグラモフォン) 479-4970

録音:2015年3月8日、フィラデルフィア、キンメル舞台芸術センター、ヴェリゾン・ホール/2015年3月3-7日、ニューヨーク、アメリカン・アカデミー・オルブ・アーツ・アンド・レターズ

 ピアノのダニール・トリフォノフ(1991年生まれ)は、ロシア出身。グネーシン音楽学校で学ぶ。第3回サンマリノ国際ピアノコンクールで第1位。2009年にクリーブランド音楽院に入学。2010年第16回ショパン国際ピアノコンクールで第3位、2011年ルービンシュタイン国際コンクールで第1位、第14回チャイコフスキー国際コンクールで第1位かつ、全部門のグランプリに輝く。

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2015年11月19日

★誰も寝てはならぬ ヨナス・カウフマン プッチーニ・アルバム


ヤナス・カウフマン

<ディスク:1>

歌劇「マノン・:レスコー」 第1幕:「僕は今まで、このように美しい乙女を見たことがない」
歌劇「マノン・レスコー」 第2幕:「おお、私は一番きれいでしょう~あなた、あなた、いとしい方?」
歌劇「マノン・レスコー」 第2幕:「ああ!マノン、君の愚かな考えは、僕を裏切るのだ」
歌劇「マノン・レスコー」 第3幕:「早く、一列に並べ!~傍へ寄るな!」
歌劇「妖精ヴィルリ」 第2幕:「あいつがやって来たよ!~幸せに満ちたあの日々」
歌劇「エドガール」 第2幕: 「快楽の宴よ!ガラスのような目をしたキメラよ!」
歌劇「ボエーム」 第1幕:「おお、うるわしい乙女よ」
歌劇「トスカ」 第1幕:「様々な美の隠された調和・・・」
歌劇「蝶々夫人」 第3幕:「さらば、愛の家よ、愛のかくれ家よ」
歌劇「西部の娘」 第2幕:「一言だけ!~父が死んでもう6カ月になる」
歌劇「西部の娘」 第3幕:「からかうのはやめてくれ~俺が自由の身になって遠くへ行き」
歌劇「つばめ」 第1幕:「パリ!それは欲望の町」
歌劇「外套」 「お前の言うとおりだ、考えないほうがいい」
歌劇「ジャンニ・スキッキ」 「そうじゃないよ!~フィレンツェは花かおる木のようなもの」
歌劇「トゥーランドット」 第1幕: 「泣かないでくれ、リュー」
歌劇「トゥーランドット」 第3幕:「誰も寝てはならぬ!」

<DISC 2>

ヨナス・カウフマン、プッチーニを語る
歌劇「西部の娘」 第1幕:「あなたが黙っていても、私にあなたの心が語ってくれている」
歌劇「西部の娘」 第2幕:「ミニー、ミニー」
歌劇「西部の娘」 第2幕:「分かっている、分かっているさ」
歌劇「マノン・レスコー」 第1幕:「僕は今まで、このように美しい乙女を見たことがない」
歌劇「マノン・レスコー」 第2幕:「おお、私は一番きれいでしょう~あなた、あなた、いとしい方?」

テノール:ヨナス・カウフマン

ソプラノ:クリスティーナ・オポライスほか

指揮:アントニオ・パッパーノ

管弦楽:ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団

合唱:ローマ・サンタ・チェチーリア国立合唱団

CD:ソニーミュージックジャパン(初回生産限定盤:CD+DVD)

 カウフマンによるプッチーニ・アルバムの登場。全曲プッチーニ・オペラのアリア集は今回が初めて。初回限定盤にはアルバムのメイキング映像と、「マノン・レスコー」(コヴェント・ガーデン王立歌劇場)、「西部の娘」(ウィーン国立歌劇場)のハイライトが収録されたDVD付き。

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2015年11月16日

★五嶋みどりのバッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタのためのソナタとパルティータ


五嶋みどり

バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタのためのソナタとパルティータ

ヴァイオリン:五嶋みどり

CD:Onyx Classics UK

 ヴァイオリンの五嶋 みどりは、大阪府枚方市出身。1982年、母に連れられて渡米、ジュリアード音楽院においディレイ教授の下でヴァイオリンを学ぶ。同年、11歳で、ズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィルハーモニックと協演して米国デビューを果たす。日本でも「天才少女デビュー」と話題を集めた。現在、国連ピース・メッセンジャーを務める。ライフワークは、「ミュージック・シェアリング」。

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2015年11月12日

★マルタ・アルゲリッチと酒井 茜のストラヴィンスキー:「春の祭典」(4手のピアノ版)他


ストラヴィンスキー : 「春の祭典」(4手のピアノ版)
プロコフィエフ:ピアノソナタ第3番
         バレエ音楽「ロメオとジュリエット」からの10の小品より「少女ジュリエット」
                                           「モンタギュー家とキャビュレット家」
                                           「マーキュシオ」
ラヴェル(酒井 茜編): マ・メール・ロワ (ピアノ独奏版)

ピアノ:マルタ・アルゲリッチ/酒井 茜

録音:2014年6月、オーディトリウム・ステリオ・モーロ (ライヴ録音)<ストラヴィンスキー>
    2015年2月、キング関口台 第1スタジオ<プロコフィエフ/ラヴェル>

CD:キングインターナショナル KKC-039

 ストラヴィンスキー : 「春の祭典」(4手のピアノ版)は、2014年のルガーノにおける、マルタ・アルゲリッチと酒井 茜のライブ録音。ピアノの酒井 茜は、名古屋出身。桐朋学園大学を1999年に卒業。1999年ベルギーのレメンス音楽院に留学。2001年同音楽院大学課程にて1等賞を得る。以降、日本、ベルギー、イタリア、フランスなどでソロ、室内楽で活躍。ブリュッセルでの「Martha Argerich & Ivry Gitlis meet young artists」、「別府アルゲリッチ音楽祭」、「PMF音楽祭」におけるソロ・リサイタル、「スイス・ルガノ音楽祭」などで高い評価を得る。

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2015年11月09日

★2007年仙台国際音楽コンクール優勝者 津田裕也のソロ・デビューCD


メンデルスゾーン:ピアノ・ソナタ 第1番
           幻想曲
           無言歌集より「甘い思い出」「狩人の歌」「ヴェネツィアの舟歌 第2」「春の歌」
                   「失われた幻影」「紡ぎ歌」「羊飼の嘆き」「こどものための小品」「悲歌」
           厳格なる変奏曲 Op.54

ピアノ:津田裕也

録音:2014年11月、五反田文化センター

CD:フォンテック FOCD9689

 ピアノの津田裕也は仙台市出身。2005年東京藝術大学を首席卒業、同大学大学院修士課程に進む。2007年第3回仙台国際音楽コンクールにて第1位、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。同年よりベルリン芸術大学で学ぶ。2010年東京藝術大学大学院修士課程を首席修了、併せてクロイツァー賞を受賞。2011年ベルリン芸術大学を最優秀の成績で卒業、その後ドイツ国家演奏家資格を取得。同年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。このCDは、津田裕也の本格的なソロ・デビューCD。 

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2015年11月05日

★2009年ハノーファー国際コンクール優勝者 三浦文彰のチャイコフスキー&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲


チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲

ヴァイオリン:三浦文彰

指揮: ハンヌ・リントゥ(フィンランド放送響首席指揮者)

管弦楽:ベルリン・ドイツ交響楽団

録音:2015年6月11日~13日、ベルリン、テルデックス・スタジオ

CD:avex CLASSICS AVCL25878

 ヴァイオリンの三浦文彰は、東京都出身。2006年ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリンコンクール・ジュニア部門第2位。11歳で初のリサイタルを開催。2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝し、国際的に話題を集めた。2009年度第20回出光音楽賞受賞。ウィーン私立音楽大学で学ぶ。現ウィーン在住。

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2015年11月02日

★ネルソンスとボストン交響楽団のショスタコーヴィチ・シリーズ第1弾 交響曲第10番


ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
            パッサカリア(歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」第2幕から)

指揮:アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ボストン交響楽団

録音:2015年4月、ボストン、ライヴ録音

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG1709

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生まれ)は、ラトビア出身。ラトビア国立歌劇場首席指揮者、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、バーミンガム市交響楽団を歴任し、2014年よりボストン交響楽団の音楽監督に就任した。また、2017年からは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長に就任予定。このCDは、アンドリス・ネルソンスとボストン交響楽団のショスタコーヴィチ・シリーズ第1弾。

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