クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2016年 3月

2016年3月31日

★ジャニーヌ・ヤンセンのブラームス:ヴァイオリン協奏曲/バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番


ジャニー・ヤンセン

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番

ヴァイオリン:ジャニーヌ・ヤンセン

指揮:アントニオ・パッパーノ

管弦楽:サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
    ロンドン交響楽団

CD:ユニバーサル ミュージック UCCD424

 ヴァイオリンのジャニーヌ・ヤンセンは、オランダ出身。ユトレヒト音楽院に学ぶ。14歳でオランダ放送交響楽団と共演してデビュー。2000年4月にヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーにソリストとして参加し初来日。以後、たびたび来日している。2003年ユトレヒトにおいて「国際室内楽フェスティバル」を創設し、音楽監督を務めている。また1998年から「スペクトラム・コンサーツ・ベルリン」のメンバーとしても活躍。2003年にオランダ音楽賞を受賞。これは、メンデルスゾーン(2006年)、ベートーヴェン(2009年)のヴァイオリン協奏曲に続くCD。

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2016年3月28日

★パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団のニールセン:交響曲全集


パーヴォ・ヤルヴィ

<ディスク:1>

ニールセン:交響曲第1番/第2番「4つの気質」

<ディスク:2>

ニールセン:交響曲第3番「ひろがりの交響曲」/交響曲第4番「消し難きもの(不滅)」

<ディスク:3>

ニールセン:交響曲第5番/交響曲第6番「素朴な交響曲」

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

管弦楽:フランクフルト放送交響楽団

CD:ソニー・ミュージックジャパン SICC30257~9

 このCDは、パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団が、2009年~2013年の4年がかりで達成したニールセンの交響曲全曲録音集。ブルックナー交響曲全集、マーラー交響曲全集に次ぐ、パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団の金字塔的録音。

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2016年3月24日

★アーノンクール最後の録音  ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番「運命」


アーノンクール

ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番「運命」

指揮:ニコラウス・アーノンクール

管弦楽:ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

CD:ソニー・ミュージックジャパン SICC30250

 世界的な指揮者のニコラウス・アーノンクールは2016年3月5日、死去した。享年86歳。アーノンクールは、1929年にドイツのベルリンで生まれる。ウィーン交響楽団のチェロ奏者として活躍。1953年、古楽器楽団「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を結成。ベルリン・フィルやウィーン・フィルなども指揮。2015年12月に引退を表明していた。このCDは、大きな話題となった「モーツァルト:後期交響曲集」に引き続き、「ベートーヴェン:交響曲全集」の第1弾となるもの。

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2016年3月21日

★川瀬賢太郎、神奈川フィル常任指揮者就任第2弾 レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭」


川瀬賢太郎

レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭」

指揮:川瀬賢太郎

管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

CD:フォンテック FOCD9698

 指揮の川瀬賢太郎(1984年生まれ)は、東京都出身。2006年東京国際音楽コンクール1位なしの2位(最高位)入賞。2007年東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲指揮専攻(指揮)を卒業。2011年名古屋フィルハーモニー交響楽団指揮者に就任。2014年神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者に就任。このCDは、神奈川フィル常任指揮者就任の第2弾。

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2016年3月17日

★吉野直子:ハープ・リサイタル その多彩な響きと音楽


吉野直子

トゥルニエ:朝に
フォーレ:塔の中の王妃 Op.110
ブラームス:間奏曲 イ長調 Op.118-2
ルニエ:伝説 ~ルコント・ド・リールの詩「妖精」による~
モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397
ワトキンズ:火の踊り ~小組曲 より~
リスト(ルニエ編):愛の夢第3番
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女 ~前奏曲集 第1巻 より~
ルニエ:いたずら小鬼の踊り
ドビュッシー:月の光 ~ベルガマスク組曲 より~
グランジャニー:狂詩曲
ルニエ:黙想

ハープ:吉野直子

録音:2015年4月、軽井沢

CD:GRAZIOSO GNY-701

 吉野直子は、1985年にイスラエル国際ハープ・コンクールに優勝し、世界的ハーピストとしての活動を本格化してから2015年で30周年となった。そして、その吉野直子が満を持しての自主レーベル「grazioso」を立ち上げた。graziosoはイタリア語で「優美に、優雅に」を意味する。記念すべき第1弾は「ハープ・リサイタル ~その多彩な響きと音楽」と題され、新たに選りすぐって新録音したもの。

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2016年3月14日

★日本ヴァイオリン界の至宝 潮田益子が遺した貴重な記録


潮田益子

グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲①
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ②
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント(編曲:ストラヴィンスキー、ドゥシュキン)③

ヴァイオリン:潮田益子

①1959年7月25日 杉並公会堂 森 正(指揮) ABC交響楽団

②1985年1月29日 ニューイングランド音楽院 ジョーダンホール

③2012年8月 ニューイングランド音楽院 ジョーダンホール スティーヴン・ドゥルリー(ピアノ)

CD:フォンテック FOCD9697

 日本ヴァイオリン界の至宝 潮田益子(1942年―2013年)が遺した貴重な記録。桐朋学園高校卒業後、ソ連政府に招待され、レニングラード音楽院に3年間留学。留学中の1963年、エリザベート王妃国際音楽コンクール第5位入賞を果たす。1964年よりスイスのモントルーにて、ヨーゼフ・シゲティに師事。1965年欧米デビュー。1966年第3回チャイコフスキー国際コンクール第2位入賞。水戸室内管弦楽団の主要メンバーでサイトウ・キネン・フェスティバル松本にもたびたび出演した。ボストンのニューイングランド音楽院教授を務め、ソリストとしても国際的に活躍した。

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2016年3月10日

★日本センチュリー交響楽団首席指揮者・飯森範親のマーラー:大地の歌


飯森範親

 

マーラー:大地の歌

       ①大地の憂愁を歌う酒宴の歌②秋にあって孤独な者③青春について
       ④美について⑤春にあって酔える者⑥6 告別

指揮:飯森範親

管弦楽:日本センチュリー交響楽団

テノール:福井敬

バリトン:与那城敬

録音:2015年4月、大阪・ザ・シンフォニーホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィアレコード OVCL00584

 指揮の飯森範親(1963年生まれ)は神奈川県鎌倉市出身。桐朋学園大学指揮科卒業(音楽学士)卒業後、ベルリンヘ留学。1985年民音コンクール指揮第2位(1位なし)。1987年ブザンソン国際指揮者コンクール第2位。1989年からバイエルン国立歌劇場にてヴォルフガング・サヴァリッシュに師事。2004年より東京交響楽団の正指揮者に就任。1995年から2002年まで広島交響楽団の正指揮者。山形交響楽団ミュージック・アドヴァイザー兼常任指揮者(2007年より音楽監督)。いずみシンフォニエッタ大阪常任指揮者。2014年4月日本センチュリー交響楽団首席指揮者に就任した。2006年度(平成18年度)芸術選奨新人賞受賞。このCDは、日本センチュリー交響楽団の第200回定期演奏会を収めたライヴ録音。

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2016年3月07日

★バリトン:小松英典&ピアノ:塚田佳男の「日本の歌を集めて2 ふるさとの」


小松英典

秋風の歌(西條八十 詞/山田耕筰 曲)
青い小鳥(川路柳虹 詞/山田耕筰 曲)
この道(北原白秋 詞/山田耕筰 曲)
砂山(北原白秋 詞/山田耕筰 曲)
ふるさとの(三木露風 詞/斎藤佳三 曲)
あさね(松原至大 詞/弘田龍太郎 曲)
叱られて(清水かつら 詞/弘田龍太郎 曲)
初恋(石川啄木 詞/越谷達之助 曲)
宵待草(竹久夢二 詞/多忠亮 曲)
母(竹久夢二 詞/小松耕輔 曲)
遥かな友に(磯部俶 詞・曲)
ふるさとの(石川啄木 詞/平井康三郎 曲)
月(その一)(山村暮鳥 詞/平井康三郎 曲)
月(その二)(山村暮鳥 詞/平井康三郎 曲)
五つの抒情歌〔その1〕(大中 恩曲)
  ふるみち(三木露風 詞)
  思ひ出の山(浜野ふじ子 詞)
  しぐれに寄する抒情(佐藤春夫 詞)
  おもかげ(光井正子 詞)
  ふるさとの(三木露風 詞)
片恋(北原白秋 詞/大中恩 曲)
くちなし(高野喜久雄 詞/髙田三郎 曲)
さびしいカシの木(やなせたかし 詞/木下牧子 曲)
落葉松(野上彰 詞/小林秀雄 曲)
小さな空(武満徹 詞・曲)

バリトン:小松英典

ピアノ:塚田佳男

録音:東大和市民会館ハミングホール、2014年7月10日、2015年1月15日〜16日・6月25日

CD:コジマ録音 ALCD‐9156

 第1作に続き、今作では芸術歌曲といわれるものの中から愛唱されている24曲をセレクト。バリトンの小松英典は、1975年渡独。1976年リューベック国立音楽大学入学。80年同大学リート・オラトリオ・オペラ科卒業。1982年秋、ハンブルクを中心にブラームスの「美しきマゲローネのロマンス」によるリサイタルを行う。翌1983年1月マドリッドでブラームスの「ドイツ・レクイエム」を歌い、またドイツ各地でシューベルトの「冬の旅」によるリサイタルを行った。同年4月、ベルリンでD.フィッシャー=ディースカウと共演。現在、ドイツ歌曲の第一人者としての高い評価を確立している。ドイツ・ブレーメン国立音楽大学声楽科教授。ドイツ連邦共和国認定終身教授。秋田県・大仙市民賞受賞。ピアノの塚田佳男は、群馬県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。二期会等でオペラや各種コンサートの伴奏・コレペティトゥーアを務めた後、1975年から1977年までドイツ・デトモルトにてピアノ・オルガン・伴奏法を学ぶ。帰国後、特に日本歌曲の研究、解釈、伴奏においては、現在日本の第一人者としての活動を続けている。

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2016年3月03日

★“山田和樹 マーラー・ツィクルス”交響曲第2番「復活」ライブ録音


山田和樹 マーラー交響曲第2番

マーラー:交響曲第2番「復活」

指揮:山田和樹

管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

CD:オクタヴィアレコード OVCL-00592(2CD)

独唱:林 正子 (ソプラノ)
清水華澄 (アルト)

合唱:東京混声合唱団、武蔵野合唱団

録音:2015年2月22日、Bunkamuraオーチャードホール(ライヴ録音)

 このCDは、2015年1月スタートした“山田和樹 マーラー・ツィクルス”シリーズ2公演目の第2番をライヴ・レコーディングしたもの。山田和樹が正指揮者を務める日本フィルと、音楽監督を務める東京混声合唱団との共演。

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