2021年6月28日
★2023年まで任期を3年延長したサイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団のラフマニノフ : 交響曲第2番
ラフマニノフ : 交響曲第2番
指揮:サー・サイモン・ラトル
管弦楽:ロンドン交響楽団
録音: 2019年9月、バービカン・ホール (ライヴ録音)
CD:キングインターナショナル KKC-6338
指揮のサー・サイモン・ラトル(1955年生まれ)は、イギリス、リヴァプール出身。ロンドンの王立音楽アカデミーで学ぶ。1974年「ジョン・プレイヤー国際指揮者コンクール」に優勝し、ボーンマス交響楽団およびボーンマス・シンフォニエッタの副指揮者に就任。グラインドボーン音楽祭に最年少でデビューを果たす。1980年バーミンガム市交響楽団首席指揮者に就任。1990年には音楽監督に就任し、同オーケストラを世界的オーケストラへ育て上げる。1984年、大英帝国勲章コマンダー(CBE)に叙された。さらに1994年、30代の若さでナイトに叙され、サーの称号を得た。2002年から2018年までベルリン・フィルの首席指揮者兼芸術監督を務めた。2017年ロンドン交響楽団の音楽監督に就任したが、2023年までその任期を3年延長する。2023年からはバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任予定。
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2021年6月24日
★佐渡 裕指揮トーンキュンストラー管弦楽団のブルックナー:交響曲第8番
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 [ロベルト・ハース版]
指揮:佐渡 裕
管弦楽:トーンキュンストラー管弦楽団
録音:2019年10月25日~28日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ録音)
CD:avex CLASSICS AVCL-84117~8(2枚組)
指揮の佐渡 裕は、京都市立芸術大学を卒業後、1987年のタングルウッド音楽祭に参加。その後、バーンシュタイン、小澤征爾らに師事。1989年「ブサンソン国際指揮者コンクール」で優勝し、国際的な注目を集める。2015年より、110年以上の歴史を持ちオーストリアを代表するオーケストラであるトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督に就任し、欧州の拠点をウィーンに置いて活動。また、パリ管弦楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団等、欧州の一流オーケストラに多数客演を重ねている。また、エクサンプロヴァンス音楽祭「椿姫」(パリ管弦楽団)、オランジュ音楽祭「蝶々夫人」(スイス・ロマンド管弦楽団)、トリノ王立歌劇場「ピーター・グライムズ」など海外のオペラ公演の実績も多い。国内では兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラ首席指揮者を務めている。
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2021年6月17日
★ピアノ独奏・連弾:青柳いづみこ・高橋悠治の「物語」
①ジャック・イベール: 「物語 」
金の亀を引く女
小さな白いロバ
年老いた乞食
「おてんば娘」
悲しみの家で
廃墟の宮殿
テーブルの下で
水晶の籠
清水を売る女
女王バルキスの行列
②フローラン・シュミット: 「小さな眠りの精の一週間 (またはヤルマーの夢)」 Op.58
ハツカネズミの婚礼
疲れたコウノトリ
眠りの精の馬
お人形ベルタの結婚式
不揃いな文字のロンド
絵の中の散歩道
中国の傘
③ダリウス・ミヨー:「 ボヴァリー夫人のアルバム」
~映画「ボヴァリー夫人」(1934年、ジャン・ルノワール監督)の音楽~
エマ
牧歌
悲しみ
歌
空想
二人乗り馬車
ロマンス戯れ
肉筆
聖フーベルトゥス、狩人の守護聖人
ため息
森で
散歩
思い
喪失感
舟歌
最後のページ
朗読: 青柳いづみこ
原作: ギュスターヴ・フローベール
脚色: マドレーヌ・ミヨー
翻訳: 高橋悠治
ピアノ独奏・連弾:青柳いづみこ
高橋悠治
CD:コジマ録音 ALCD-7261
ピアノの青柳いづみこは、東京都出身。東京芸術大学音楽学部卒業後、フランスに留学し、国立マルセイユ音楽院首席卒業。1980年に帰国し、東京で初めてのリサイタルを開く。東京芸術大学大学院博士課程修了。1989年、論文「ドビュッシーと世紀末の美学」によって音楽学博士。1990年「文化庁芸術祭賞」受賞。1999年「翼のはえた指」で吉田秀和賞受賞、2001年「青柳瑞穂の生涯」で日本エッセイストクラブ賞受賞。2009年「六本指のゴルトベルグ」で講談社エッセイ賞受賞。日本ショパン協会理事、日本演奏連盟理事、日本ピアノ教育連盟評議員。大阪音楽大学名誉教授、神戸女学院大学講師。
ピアノの高橋悠治(1938年生まれ)は、東京都出身。1962年フォード財団助成を得てドイツのベルリンに留学、ヤニス・クセナキスに師事。1966年ロックフェラーⅢ世財団の奨学金を得てニューヨークに渡り、コンピュータによる作曲を研究する一方、欧米各地で演奏活動を行う。1972年帰国。1973年には一柳慧、柴田南雄、武満徹、林光、松平頼暁、湯浅譲二とともにグループ「トランソニック」を組織、1976年まで季刊誌の編集などの活動を行う。1976年から画家の富山妙子とスライドで絵と音楽による物語作品を製作。1978年にはタイの抵抗歌を日本に紹介するために水牛楽団を組織、アジアの歌を演奏する活動を行う。1999年演奏集団「糸」を結成。著作に「たたかう音楽」「きっかけの音楽」など。
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2021年6月14日
★2018年世界最高峰の「スペイン・アルハンブラ国際ギターコンクール」第2位の岡本拓也のCDアルバム
カラハン:3つの川辺の情景
バリオス: 母へ , 大聖堂 , 祈り
ソル:エチュード op.6-11 , op.31-23
クレンジャンス:2つの船歌 op.60-1&2 , カプリス形式のアラベスク op.99
パリエール:プレリュード
ヴィラ=ロボス:エチュード4番, 1番 , プレリュード5番
メセニー:「 1 」(4つの光の道) , ハヴ ユー ハード (閑喜弦介 編)
ギター:岡本拓也
CD:マイスターミュージック MM4091
ギターの岡本拓也は、千葉県出身。 10歳よりギターを始め、故平塚康史、篠原正志、ウィーン国立音楽大学にてアルバロ・ピエッリ各氏に師事。2018年、同大学院修士課程を満場一致の最優秀成績で修了。歴史的演奏法をインゴマー・ライナー、リュート演奏法をルチアーノ・コンティーニ各氏のもとで学ぶ。2009年「GLC全国学生ギターコンクール」「ジュニアギターコンクール」「クラシカルギターコンクール」において最優秀賞受賞。2010年「ヤマハ音楽奨学生」、第9回「千葉市芸術文化新人賞」受賞、「東京国際ギターコンクール」第2位。2018年世界最高峰レベルの「スペイン・アルハンブラ国際ギターコンクール」にて第2位を受賞。2015年結成したギター四重奏「タレガ・ギターカルテット」(松田弦・朴葵姫・徳永真一郎・岡本拓也)のメンバーとして活動範囲を広げつつある。
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2021年6月10日
★わが国テノールの第一人者 福井 敬のオペラ名演集
プッチーニ:「トスカ」 妙なる調和
星は光りぬ
プッチーニ:「ラ・ボエーム」 冷たい手を
プッチーニ:「トゥーランドット」 誰も寝てはならぬ
レオンカヴァッロ:「道化師」 衣裳をつけろ
ヴェルディ:「リゴレット」 女は気まぐれ(女心の唄)
ヴェルディ:「オテロ」 私を恐れるものはない―オテロの死
R.シュトラウス:「ばらの騎士」 きびしさに胸をよそおい
マスネ:「ウェルテル」 春風よ、なぜ私をめざめさせるのか
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」 ある日、青空を眺めて
ジョルダーノ:「フェドーラ」 愛さずにいられぬこの想い
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 朝は薔薇色に輝き
テノール:福井 敬
指揮:現田茂夫
管弦楽:京都市交響楽団
CD:ディスククラシカジャパン DCJA-21047
テノールの福井 敬は、1963年生まれで、岩手県水沢市出身。国立音楽大学声楽科・同大学大学院を修了後、1990・1994年文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアに留学。1989年イタリア声楽コンコルソ「ミラノ大賞」受賞。さらに1992年「ジロー・オペラ」新人賞、1993年「五島記念文化賞」オペラ新人賞、1994年には芸術選奨新人賞を受賞するなど、多くの数多くの受賞歴を持つわが国テノールの第一人者。
指揮の現田茂夫は、東京都生まれの千葉県船橋市育ち。 東京藝術大学を卒業。1988年 新星日本交響楽団を指揮し、オーケストラ・デビュー。1996年神奈川フィルハーモニー管楽団指揮者に就任。2009年、同フィルの名誉指揮者に就任。
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2021年6月07日
★祝、生誕90年 外山雄三 最新の自作自演集
外山雄三:オーケストラのための「玄奥」(2015)
沖縄民謡によるラプソディー (1964)
バレエ音楽「お夏、清十郎」~パ・ド・ドゥ (1975)
前奏曲 (2012/13)
交響曲 (世界初演) (2018)
管弦楽のためのラプソディー (1960)
指揮:外山雄三
管弦楽:大阪交響楽団
CD:キングインターナショナル KKC-2710
指揮者・作曲家の外山雄三(1931年生れ)は、1952年東京芸術大学音楽学部作曲科卒業後、NHK交響楽団に入団。1958年~1959年ウィーンやザルツブルクに留学。その後、大阪フィルハーモニー交響楽団専属指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、名古屋フィルハーモニー交響楽団音楽総監督・常任指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団音楽監督をそれぞれ歴任。現在はNHK交響楽団の正指揮者(終身職)。これまで作曲活動を活発に展開し、発表作品が多数ある。
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2021年6月03日
★ギドン・クレーメルのヴァインベルク : ヴァイオリン協奏曲/2 つのヴァイオリンのためのソナタ
ヴァインベルク:ヴァイオリン協奏曲Op.67
2 つのヴァイオリンのためのソナタOp.69
ヴァイオリン:ギドン・クレーメル
マダラ・ペーテルソネ
指揮:ダニエレ・ガッティ
管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2020年2月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス/2019年12月、 リトアニア、パリャシアス・ドヴァラス (ともにライヴ録音)
CD:キングインターナショナル KKC-6343
ヴァイオリンのギドン・クレーメル(1947年生れ)は、ラトビア出身。モスクワ音楽院でダヴィッド・オイストラフに師事。1967「エリザベート王妃国際音楽コンクール」第3位、1969年「パガニーニ国際コンクール」優勝、1970年「チャイコフスキー国際コンクール」優勝。1975年にドイツにおいて西側へのデビューを飾った。1997年に、ラトビア・リガを本拠地とする室内オーケストラ「クレメラータ・バルティカ」を設立し、芸術監督を務めている。2002年「グラミー賞」最優秀賞受賞。
共演のマダラ・ペーテルソネは、クレーメルと同郷のラトビア出身。2013年よりクレメラータ・バルティカに加わり、現在コンサートミストレスを務めるクレーメルの信任厚い若手。
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