シューベルト:レントラー集
36の独創的舞曲Op.9 D.365より
(1)第1番 変イ長調 – 第2番 変イ長調 – 第3番 変イ長調
(2)第5番 変イ長調 – 第12番 変イ長調 – 第14番 変ニ長調
(3)第21番 ト長調 – 第22番 嬰ト短調 – 第25番 ホ長調 – 第26番 ホ長調
(4)第29番 ニ長調 – 第31番 ハ長調 – 第34番 ヘ長調 – 第36番 ヘ長調
38のワルツ、レントラーとエコセーズ Op.18 D.145よりワルツ
(5)第1番 ホ短調 – 第2番 ロ短調 – 第3番 イ短調
(6)第4番 変イ長調 – 第5番 嬰ハ短調
(7)第6番 ロ短調 – 第8番 変ホ短調 – 第9番 嬰ヘ短調
(8)第10番 ロ短調 – 第11番 ロ長調 – 第12番 ホ長調
38のワルツ、レントラーとエコセーズ Op.18 D.145よりレントラー
(9)第2番 変ホ長調 – 第3番 変イ長調
(10)第4番 変ニ長調 – 第5番 変ニ長調 – 第6番 変ニ長調
(11)第7番 変ニ長調 – 第8番 変ロ短調 – 第9番 変ニ長調
(12)第10番 変ニ長調 – 第11番 変ニ長調 – 第12番 変ニ長調
(13)第13番 イ長調 – 第14番 ニ長調 – 第15番 ト長調
(14)第16番 ト長調 – 第17番 ニ長調
18のドイツ舞曲と2つのエコセーズ Op.33 D.783よりドイツ舞曲
(15)第2番 ニ長調 – 第3番 変ロ長調 – 第8番 変ホ長調
(16)第4番 ト長調 – 第5番 ロ短調 – 第11番 ホ短調
(17)第12番 ハ長調 – 第14番 ヘ短調 – 第15番 変イ長調
ギャロップと8つのエコセーズ D.735より
(18)ギャロップ
(19)エコセーズ第1番 ト長調 – 第5番 変ホ長調 – 第6番 変ホ長調 – 第7番 変ホ長調 – 第8番 変ホ長調
34の感傷的なワルツ Op.50 D.779より
(20)第1番 ハ長調 – 第2番 ハ長調 – 第3番 ト長調 – 第4番 ト長調
(21)第7番 ト短調 – 第9番 イ短調 – 第10番 ト長調 – 第11番 ト長調
(22)第12番 ニ長調 – 第13番 イ長調 – 第14番 ニ長調 – 第15番 ヘ長調
(23)第17番 ハ長調 – 第18番 変イ長調 – 第19番 変イ長調
(24)第23番 変ホ長調 – 第28番 変ホ長調 – 第31番 イ短調
17のレントラー D.366より
(25)第1番 イ長調 – 第4番 イ長調 – 第6番 ハ長調
(26)第7番 ト長調 – 第12番 変ホ短調
4つのレントラー D.814より
(27)第4番 ハ長調
ウィーンの淑女たちのレントラーと2つのエコセーズ Op.67 D.734よりレントラー
(28)第2番 ニ長調 – 第3番 ト長調 – 第8番 ハ長調
(29)第6番 イ長調 – 第5番 ニ長調
(30)第11番 ト長調 – 第13番 ト長調
(31)第14番 ロ短調 – 第15番 ト長調
ウィーンの淑女たちのレントラーと2つのエコセーズ Op.67 D.734よりエコセーズ
(32)第1番 イ短調 – 第2番 イ長調
12の高雅なワルツ Op.77 D.969より
(33)第10番 ヘ長調
12のグラーツのワルツ Op.91 D.924より
(34)第11番 ホ短調
20のワルツ Op.127 D.146より
(35)第9番 ハ長調
(36)第6番 ニ長調
(37)第3番 ホ短調
(38)第5番 ヘ長調
(39)第10番 ヘ長調
(40)第11番 変ロ長調
(41)第12番 ト短調 – 第14番 ト長調
(42)第19番 ヘ長調 – 第15番 ト短調 – 第20番 ニ長調
12のドイツ舞曲 Op.171 D.790より
(43)第3番 ニ長調 – 第4番 ニ長調 – 第5番 ロ短調 – 第6番 嬰ト短調
(44)第7番 変イ長調 – 第8番 変イ短調 – 第11番 変イ長調
(45)第9番 ロ長調 – 第10番 ロ短調
CD:キングインターナショナル KKC-6847
ピアノ:ピエール=ロラン・エマール
ピエール=ロラン・エマールが、シューベルトの舞曲「レントラー」を録音した。レントラーとは、ゆったりとした3/4拍子の民族舞踊で、18世紀末まで主に南ドイツ、スイスのドイツ語圏で愛好された。シューベルトは、レントラーの拍子を基に素朴で陽気な小品を数多く作曲。シンプルながら豊かな和声が魅力で、まるで絵のように美しく、叙情的で、曲想に富んでいる。
ピアノのピエール=ロラン・エマール(1957年生れ)は、フランス、リヨン出身。パリ音楽院でイヴォンヌ・ロリオに、ロンドンでマリア・クルチョに師事。1973年「オリヴィエ・メシアン国際コンクール」優勝。弱冠19歳でピエール・ブーレーズからアンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・ピアニストに指名された。1980年代半ばからは、親しかったジョルジ・リゲティの全作品の録音に加わるとともに、練習曲数曲を献呈された。近年ではカルト・ブランシュ(演奏家に自由なプログラミングを託すコンサート)や音楽祭のプロデュースを任されることも多く、2008年にはサウスバンク・センターのメシアン生誕100年祭を企画し注目を集めた。翌年には、オールドバラ音楽祭の芸術監督に就任。ケルン音楽大学とパリ音楽院で後進の指導にも当たる。現代音楽の関係者として特に有名で、ブーレーズの「レポン」、シュトックハウゼンの「ピアノ小品第14番」、リゲティの「練習曲」などの演奏で知られる。近年では、アーノンクール指揮によるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音で、現代音楽の愛好家以外からも注目を浴び、「トゥーランガリラ交響曲」の録音でも絶賛を博している。