2026年2月05日
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 作品78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 作品100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 作品108
ヴァイオリン:前橋汀子
ピアノ:ヴァハン・マルディロシアン
CD:ソニーミュージック SICC-19090
2022年に演奏家活動60周年、2023年には傘寿を迎えた前橋汀子。2025年2月にベートーヴェンの10曲のヴァイオリン・ソナタ全集をリリースして大きな話題を提供したが、わずか1年後に、今度はブラームスによる3曲のヴァイオリン・ソナタ全集を世に問う。前橋汀子は「第3番」のみかつて録音をしていたが、「雨の歌」の副題を持つ第1番、ロマンティックで愛らしい明るさを持つ第2番は初の録音。
ヴァイオリンの前橋汀子(1943年生まれ)は、17歳でレニングラード音楽院に留学の後、米国のジュリアード音楽院に留学。その後渡欧して、スイスのモントルーにおいてヨゼフ・シゲティ(1892年―1973年)とナタン・ミルシテイン(1904年―1992年)に師事。シゲティ他界後もモントルーに暮らす。その後、ストコフスキーの指揮によりカーネギー・ホールで米国デビューを果すなど、世界的に活躍。2004年「日本芸術院賞」受賞、2007年第37回「エクソンモービル音楽賞」受賞、2011年「紫綬褒章」受章。2017年「旭日小綬章」受章。2017年、演奏活動55年を期に初の自叙伝「私のヴァイオリン」(早川書房)を上梓。大阪音楽大学教授。
ピアノのヴァハン・マルディロシアンは、1975年アルメニアのエレヴァン生まれ。パリ音楽院に入学しジャック・ルヴィエに学ぶ。ピアノと室内楽で優秀な成績を修めて首席で卒業し、各国でのリサイタル活動を行う。室内楽での出演も多く、イヴリー・ギトリス、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ルノー&ゴルティエのカプソン兄弟、ハンナ・チャン等世界的に活躍する演奏家と共演を重ねてきた。特にギトリスには「最高のパートナー」と認められて世界各国のリサイタルで共演を行っている。指揮者としても活動し、現在、ベルギーのワロニー王立室内管弦楽団の音楽監督と中国の香港市室内管弦楽団の首席指揮者を務めている。
