クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2013年 5月

2013年5月31日

★ブーレーズ&ウィーン・フィルによるマーラー:カンタータ「嘆きの歌」/ベルク:「ルル」組曲


マーラー:カンタータ「嘆きの歌」

ベルク:「ルル」組曲

指揮:ピエール・ブーレーズ

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1620 (国内盤のみSHM-CD仕様)

録音:2011年7月、ザルツブルク、祝祭大劇場(ライヴ録音)

 このCDは、マーラーのアニヴァーサリー・イヤーであった2011年のザルツブルク音楽祭オープニング・コンサートでのライヴ録音盤。マーラー:カンタータ「嘆きの歌」は、マーラー初期の作品で、1878年から1880年にかけて書かれた。ベルク:「ルル」組曲は、ベルクの台本・作曲(原作はフランク・ヴェーデキントの戯曲)によるオペラ「ルル」に基づく組曲。独唱陣は、「嘆きの歌」ではレッシュマン、ラーション、ボータ、「ルル」組曲ではプロハスカなど。

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2013年5月30日

★沼尻竜典&TMPのラヴェル:マ・メール・ロワ(バレエ版) 他


ラヴェル:マ・メール・ロワ(バレエ版)
     亡き王女のためのパヴァーヌ
     組曲「クープランの墓」

指揮:沼尻竜典

管弦楽:トウキョウ・モーツァルトプレイヤーズ(TMP)

録音:2008年~09年、三鷹市芸術文化センター

CD:オクタヴィア・レコード OVCL‐00494

 指揮の沼尻竜典(1964年生まれ)は、東京都出身。桐朋学園大学を卒業後、ベルリン芸術大学に留学。 1990年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、一躍脚光を浴びる。 1995年トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズを自ら結成し、音楽監督に就任。1999年-2003年東京フィルハーモニー交響楽団正指揮者、2003年-2008年日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者。2011年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。そして2013年ドイツ・リューベック歌劇場音楽総監督に就任。沼尻竜典の呼びかけで結成された「トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ(TMP)」は、三鷹市芸術文化センターを拠点とする室内オーケストラ。メンバーは、NHK交響楽団をはじめ国内外オーケストラからの演奏家や、次世代を担う若手音楽家が多く参加している。

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2013年5月28日

★ロリン・マゼール、ミュンヘン・フィル首席指揮者就任・来日記念盤(ライヴ録音)


ブルックナー:交響曲第3番

指揮:ロリン・マゼール

管弦楽:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2012年9月、ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー(ライヴ録音)

CD:ソニー・ミュージック・ジャパン SICC‐1628

 ロリン・マゼールは、2012年9月(82歳)に名門ミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任した。このCDは、2012年9月、シーズン冒頭の演奏会での最新録音(ライヴ録音)で、このコンビによる初の交響曲録音。2013年4月のミュンヘン・フィルを率いての来日公演の記念盤。

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2013年5月27日

★今、最も注目されているホルン奏者、福川伸陽待望のセカンド・アルバム


<DISC1>
新日本紀行 オープニング・テーマ ~日本の素顔(作曲:冨田 勲/編曲:轟 千尋)
ホルンとピアノのためのラプソディ ~<管弦楽のためのラプソディ>による(作曲/編曲:外山雄三)
思い出の夏 <轟千尋編>(編曲:轟 千尋)
さくらさくら(作曲:日本古謡/編曲:山本昭一)
浜辺の歌(作曲:成田為三/編曲:外山雄三)
出船(作曲:杉山長谷夫・編曲:外山雄三)
宵待草(作曲:多 忠亮/編曲:外山雄三)
母の歌(作曲:橋本 国彦/編曲:外山雄三)
ちんちん千鳥(作曲:近衛秀麿/編曲:外山雄三)
夕焼け小焼け(作曲:草川 信/編曲:外山雄三)
赤とんぼ(作曲:山田耕筰/編曲:外山雄三)
ずいずいずっころばし(作曲:日本古謡/編曲:柏原 賢)
荒城の月(作曲:山田耕筰/編曲:外山雄三)
ふるさとの四季 <源田俊一郎編>(作曲:日本古謡/編曲:源田俊一郎)
春の海(作曲:宮城道雄 編曲:轟 千尋)

<DISC2>
ホルンは怒り、しかし歌う(作曲:池辺晋一郎)
ぽよぽよ(作曲:藤倉 大)
小さな花 -ミヒャエル・ヘフリガーの50歳の誕生日に-(作曲:細川俊夫)
スパイラルバード組曲<渦巻き鳥組曲>作品111(作曲:吉松 隆)

ホルン:福川伸陽

ピアノ:三浦友理枝

ホルン:日高 剛、勝俣 泰、石川直城

録音:2013年1月16日~18日、稲城市立iプラザ ホール

CD:キングレコード KICC-1065~6

 ホルンの福川伸陽は、2008年日本音楽コンクールホルン部門第1位。20歳で日本フィルハーモニー交響楽団に入団し、首席奏者として活躍する。2013年からNHK交響楽団ホルン奏者に就任。今回のアルバムは、2010年の「ラプソディ・イン・ホルン」に続き2作目で、「にっぽん」をテーマにした2枚組。福川が所属するNHK交響楽団のホルン奏者たちの友情出演によるホルン四重奏も含まれる。宮大工製作の木製ベル仕様のホルンによる録音も含む天才ホルニスト、福川伸陽が雄弁にうたう、にっぽん音楽の温故知新。

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2013年5月24日

★金子みすゞ生誕110周年記念アルバム「浜 圭介:金子みすゞ 歌曲集」


詩:金子みすゞ/曲:浜圭介/編曲:服部隆之

おかし
ゆびきり
行商隊キャラバン
港の夜
仔牛
月と泥棒
捕鯨
失くなったもの
寒のあめ

夕顔
空の鯉
空いろの花
魚の嫁入り
不思議な港
 
ソプラノ:佐藤しのぶ
メゾソプラノ:波多野睦美
テノール:佐野成宏
テノール:福井敬
バリトン:福島明也

指揮:佐渡 裕

CD:avex CLASSICS  AVCL‐25773

 金子みすゞ生誕110周年記念アルバム。作曲家・浜圭介が、詩人・金子みすゞの詩に深い感銘を受け作曲し、それを服部隆之がオーケストラ編曲し、指揮を佐渡裕が担当。ソプラノ:佐藤しのぶ、メゾソプラノ:波多野睦美、テノール:佐野成宏、テノール:福井敬、バリトン:福島明也らの日本を代表する声楽家が歌い上げた歌曲集。

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2013年5月23日

★ドイツ・ピアニズム直系である巨匠シュヌアーによるバッハ作品集


バッハ :トッカータ ニ長調 BWV912
    :最愛の兄の旅立ちによ寄せるカプリッチョ変ロ長調 BWV992
    :小前奏曲集BWV924~928, 930( ヴィルヘルム・フリーデマンの楽譜帳より)
    :フランス組曲 第5番ト長調 BWV816
    :幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
    :シンフォニア(カンタータ第29番「神よ、われら汝に感謝す」BWV29 より、ケンプ編)
    :コラール「来れ、異教徒の救い主よ」BWV659(ケンプ編)
    :コラール「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」BWV645(ケンプ編)
    :カンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147(ヘス編)

ピアノ:フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌアー

録音:1996年2月、旭川、大雪クリスタル・ホール

CD:マイスター・ミュージック MM‐2145(リマスタリングによる再リリース)

 フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌアーは、1929年、ドイツのゲッティンゲン生まれのピアニスト。国立デトモルト音楽大学でハンス・リヒター=ハーザーに師事。卒業後もコルトー、ケンプのマスター・クラスで研鑚を積み、1959年、ミュンヘン国際音楽コンクールで第1位。母校の国立デトモルト音楽大学で教鞭を取り、学長も勤める傍ら、日本ピアノ教育連盟の招きでたびたび来日し、わが国のピアノ教育界に貢献した。ドイツ・ピアニズム直系である巨匠シュヌアーによるバッハ作品集が、今回リマスタリングにより復活。

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2013年5月20日

★インキネン&日本フィルによるマーラー: 交響曲第5番(ライヴ録音)


マーラー: 交響曲第5番

指揮:ピエタリ・インキネン

管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

録音:2012年4月6、7日、サントリーホール(ライヴ録音)

CD:タワーレコード(日本フィルハーモニー交響楽団 JPOV‐3004)

 ピエタリ・インキネン(1980年生まれ)は、フィンランド出身のヴァイオリニスト兼指揮者。シベリウス音楽院およびケルン音楽大学で学ぶ。第8回国際ジャン・シベリウス・ヴァイオリン・コンクール第4位。室内楽活動では、自ら率いる“インキネン・トリオ”などで活動。2008年ニュージーランド交響楽団音楽監督に就任。2009年日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者に就任。フィンランド国立オペラには定期出演。このCDは、日本フィルと首席客演指揮者インキネンによるマーラー選集の最終回を収めたライヴ録音盤。

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2013年5月17日

★鬼才クラウディオ・ブリツィのヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」


ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」

ヴァイオリン:パオロ・フランチェスキーニ
クラヴィオルガン:クラウディオ・ブリツィ
オルガン/チェンバロ:リンダ・ディ・カルロ

弦楽合奏:イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ

リアリゼーション:クラウディオ・ブリツィ

録音:2012年10月、イタリア
 
CD:カメラータ・トウキョウ CMCD-28280

 鬼才クラウディオ・ブリツィとイタリアの名アンサンブル「イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ」が新たな解釈で挑んだヴィヴァルディの名曲「四季」。2013年2月に「ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク」として発売(CMBD-80004)されたタイトルを今回CDとして発売。今回のCD化にはビクタークリエイティブメディアが開発した「HRカッティング」を採用、ハイレゾリューション音源をダイレクトにCDへカッティングすることで高音質を実現した。「HRカッティング」によるCDは、通常のCDプレイヤーで再生可能が可能。

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2013年5月16日

★松原勝也編曲によるバッハ:ゴルトベルク変奏曲の弦楽五重奏曲版


バッハ:ゴルトベルク変奏曲(弦楽五重奏曲版) 編曲:松原勝也

第1ヴァイオリン:松原勝也
第2ヴァイオリン:山崎貴子
ヴィオラ:柳瀬省太
チェロ:菊池知也
コントラバス:吉田 秀

CD:ナミ・レコード WWCC‐7724

 近年各地のコンサートで話題を集める松原勝也編曲によるバッハ:ゴルトベルク変奏曲の弦楽五重奏曲版。名曲に新たな光をあてる待望のCD化。第1ヴァイオリンの松原勝也は、東京芸大卒、新日本フィルコンサートマスター歴任、静岡AOIカルテットメンバー。第2ヴァイオリンの山崎貴子は、東京芸大卒、国内外のコンクールで数々の賞を受賞、紀尾井シンフォ二ーエッタメンバー。ヴィオラの柳瀬省太は、東京芸大、桐朋学園に学び、2004年-2009年シュトゥッガルト州立歌劇場管弦楽団、神フィル主席奏者。チェロの菊池知也は、東京芸大卒、日本フィルソロ・チェリストとして活躍。コントラバスの吉田秀は、東京芸大卒、いずみシンフォ二エッタ大阪、紀尾井シンフォ二エッタメンバーとして活躍中。

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2013年5月14日

★世界最高のバロック・ヴァイオリン奏者、エンリコ・オノフリのヴァイオリン・ソナタ集


悪魔のトリル~タルティーニ、ヴェラチーニ、モッシ、ボンポルティ ヴァイオリン・ソナタ集

タルティーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 B.g5「悪魔のトリル」

ヴェラチーニ:ソナタ第8番ホ短調
          ソロ・ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ・アッカデミカOp.2(ロンドン-フィレンツェ1744)より

モッシ:ソナタ第2番イ長調
        ヴァイオリン、ヴィオローネとハープシコードのためのソナタOp.1(アムステルダム1716)より

ヴェラチーニ:ソナタ第5番 ト短調
        ソロ・ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ・アッカデミカOp.2(ロンドン-フィレンツェ1744)より

ボンポルティ:インヴェンツィオーネ第4番 ト短調
                   ソロ・ヴァイオリンのためのインヴェンションOp.10(ボローニャ1712)より

バロック・ヴァイオリン:エンリコ・オノフリ
   
弦楽合奏:イマジナリウム・アンサンブル
   
バロック・チェロ:アレッサンドロ・パルメリ
   
ハープシコード:リッカルド・ドーニ

録音:2012年、イタリア クレモナ、カッシーナ・ジャルディーノ

CD:Anchor Records UZCL-1019

 “世界最高のバロック・ヴァイオリニスト”と評される、イタリアのバロック・ヴァイオリン奏者、エンリコ・オノフリのアルバム。エンリコ・オノフリは弱冠20歳で、ニコラウス・アーノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスや、コンチェルト・イタリアーノに客演し、活躍を始める。22歳でジョルディ・サヴァールの「ラ・カペ ラ・レイアル」にコンサートマスターとして迎えられる。1987年(当時20歳)から「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」のコンサート・マスターを務めている。26歳の時に録音された「ヴィヴァルディの四季」の録音は、主要な音楽賞を多数獲得。2001年以降は、テノール歌手としても活動。2002年からは指揮者としても活動を開始し、2005年よりポルトガルの古楽団体「ディヴィーノ・ソス ピーロ」の首席指揮者を務めている。

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