クラシック音楽 新譜CD情報


2025年8月11日

★現代最高のフルート奏者パユによるベートーヴェン:フルートのための室内楽作品集

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 作品30-3 (パユ:フルートとピアノ編曲版)
        フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのためのセレナード ニ長調 作品25
        2つのフルートのための二重奏曲 ト長調 WoO 26
        ピアノ、フルート、ファゴットのための三重奏曲 ト長調 WoO 37

フルート:エマニュエル・パユ

ピアノ:ダニエル・バレンボイム
ヴァイオリン:樫本大進
ヴィオラ:アミハイ・グロス
ファゴット:ソフィー・デルヴォー
フルート:シルヴィア・カレッドゥ

CD:ワーナーミュージック WPCS-28501

 このCDは、現代最高のフルート奏者パユがバレンボイムはじめ、世界的名手と共演したベートーヴェンのフルートのための作品集。パユがフルートのために編曲したヴァイオン・ソナタ第8番も収録。パユとバレンボイムのほか、ベルリン・フィルのコンサートマスターであるヴァイオリニストの樫本大進、ベルリン・フィル首席ヴィオラ奏者のアミハイ・グロス、元ベルリン・フィルで現在はウィーン・フィル首席ファゴット奏者のソフィー・デルヴォー、元ウィーン・フィル首席フルート奏者のシルヴィア・カレッドゥが参加。

 フルートのエマニュエル・パユ(1970年生まれ)は、スイス、ジュネーブ出身。6歳からフルートを始め、ブリュッセルの音楽アカデミーを経て、パリ音楽院で学ぶ。1990年に首席で卒業後もバーゼルでオーレル・ニコレに師事。その後、ソリストとして活躍を見せ、世界の主要なコンクールで華々しい成績を収める。1989年から1992年までバーゼル放送交響楽団首席奏者を務めた。1993年から23歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者として演奏を開始(同楽団の歴史上最年少)。2000年ベルリン・フィルを一時退団したが、2002年に復帰し、現在、ソリスト兼ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席フルート奏者として活躍。また、音楽アンサンブル「レ・ヴァン・フランセ」のメンバーとしても精力的な活動を続けている。主なコンクール入賞歴 は、「ドゥイノ国際コンクール」第1位(1988年)、第2回「神戸国際フルートコンクール」第1位(1989年)、「ジュネーヴ国際音楽コンクール」第1位(1992年)など。1993年、エリック・ル・サージュ、ポール・メイエと共にサロン・ド・プロヴァンス国際室内楽音楽祭を創設、芸術監督を務める。2009年フランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」受章。英国王立音楽院名誉会員。

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