2025年11月06日
黄金の日日(1978/池辺晋一郎)
どうする家康(2023/稲本 響)
春の坂道(1971/三善 晃)
国盗り物語(1973/林 光)
花神(1977/林 光)
山河燃ゆ(1984/林光)
おんな太閤記(1981/坂田晃一)
いのち(1986/坂田晃一)
光る君へ(2024/冬野ユミ)
青天を衝け(2021/佐藤直紀)
軍師官兵衛(2014/菅野祐悟)
麒麟がくる(2020/ジョン・グラム)
翔ぶが如く(1990/一柳 慧)
篤姫(2008/吉俣 良)
元禄太平記(1975/湯浅譲二)
草燃える(1979/湯浅譲二)
徳川慶喜(1998/湯浅譲二)
べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~(2025/ジョン・グラム)
指揮:キンボー・イシイ 、 広上淳一
管弦楽:NHK交響楽団
CD:ソニーミュージック SICL-30071(Blu-spec CD2)
このCDは、放送開始以来、ほぼ全てのテーマ音楽を演奏してきた本家本元、NHK交響楽団が2024年と2025年に行った「大河ドラマ コンサート」のライヴ盤。1963年に放送が始まったNHK大河ドラマ。歴代のテーマ音楽の作曲家たちは、登場人物たちの激動の生涯や、彼らが生きた時代のエネルギーを、わずか2分半という限られた時間に封じ込めた。
指揮のキンボー・イシイは、幼少期を日本で過ごし、ヴァイオリンを風岡裕氏に学ぶ。12歳で渡欧し、ウィーン市立音楽院でヴァイオリンをワルター・バリリ、ピアノをゲトルッド・クーバセック各氏に師事。1986年には渡米し、ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイ、ヒョー・カン各氏に師事するが、左手の故障(局所性ジストニア)によりヴァイオリンを断念し、指揮に転向。小松長生、マイケル・チャーリー、小澤征爾の各氏に指揮法を学び、またマネス音楽院では楽曲分析と作曲法を学び、「ジョージ&エリザベス・グレゴリー賞」を受賞。1993年と1995年のタングルウッド音楽祭に奨学生として参加。音楽院在学中、ボストン交響楽団とニューヨーク・フィルの同時契約副指揮者として起用され、小澤征爾氏をはじめ、サイモン・ラトル、ベルナルド・ハイティンク、アンドレ・プレヴィン等各氏のアシスタントを務めた。ベルリン・コミッシェ・オーパー首席カペルマイスターを経て、マクデブルク劇場音楽総監督、ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州立劇場音楽総監督などを歴任し、主にドイツを中心に活躍してきた。1995年にはデンマークで開催された「ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール」で入賞。2010年には「第9回斎藤秀雄メモリアル基金賞」指揮者部門を受賞。
指揮の広上淳一は、東京都出身。1977年湘南学園高校音楽コース卒業。1979年東京音楽大学入学。1982年、第17回民音指揮コンクール(現・東京国際指揮者コンクール)入選、日本指揮者協会奨励賞を受賞。1983年、東京音楽大学卒業と同時に名古屋フィルハーモニー交響楽団アシスタント・コンダクター就任。1984年、第1回「キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」で審査員全員一致により優勝。1986年以降、ヨーロッパのオーケストラへの客演が始まる。1988年、日本フィルハーモニー交響楽団東京定期演奏会で、日本フィルへの正式デビューを飾る。1991年7月7日、朝比奈隆の代役で、ウィーン・コンツェルトハウス大ホールで行われたウィーン交響楽団特別公演を指揮しウィーン・デビューを果たす。1991年―2000年日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者。1994年度「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」受賞。1997年―2001年ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者。1998年―2001年マーストリヒト・リンブルフ交響楽団首席指揮者。2006年コロンバス交響楽団第7代音楽監督に就任。2008年京都市交響楽団の常任指揮者に就任し、2020年より常任指揮者兼芸術顧問。2011年群馬交響楽団の友情客演指揮者に就任。2015年京都市交響楽団とともに「第46回(2014年度)サントリー音楽賞」受賞。2016年第36回「有馬賞」を受賞。2017年4月、札幌交響楽団の友情客演指揮者に就任し、2022年から友情指揮者。2020年京都コンサートホール館長に就任(2024年4月からミュージックアドバイザー)。2021年日本フィルハーモニー交響楽団のフレンド・オブ・JPO(芸術顧問)に就任。2022年オーケストラ・アンサンブル金沢のアーティスティック・リーダーに就任。2025年マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。2025年第75回「芸術選奨文部科学大臣賞」受賞。東京音楽大学教授。京都市立芸術大学客員教授。
