クラシック音楽 新譜CD情報


2021年9月23日

★ホルンの福川伸陽と鈴木優人指揮モーツァルト・コンソート・ジャパンのモーツァルト:ホルン協奏曲全集


モーツァルト:ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K.417
       ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K.495(カデンツァ:藤倉大)
       ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447(カデンツァ:鈴木優人)
       ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 K.412(386b)
       コンサート・ロンド 変ホ長調 K.371(カデンツァ:狭間美帆)

ホルン:福川伸陽

指揮:鈴木優人

管弦楽:モーツァルト・コンソート・ジャパン

       Ob:荒川文吉/山田涼子
       Cl:金子 平/芳賀史徳
       Hr:松坂 隼/村中美菜
       Fg:水谷 上総/佐藤由起
       Vn 1st:白井 圭(コンサートマスター)/倉冨亮太/後藤 康/宮川奈々
       Vn 2nd:高田あずみ/小池まどか/高田はるみ
       Va:成田 寛/深沢美奈
       Vc:上村文乃/西山健一
       Cb:今野 京

CD:キングレコード KICC-1580

 このCDは、ホルン奏者、福川伸陽と鈴木優人がコンビを組んだモーツァルトのホルン協奏曲全集。カデンツァは、藤倉大、狭間美帆そして、鈴木優人が作曲。

 ホルンの福川伸陽(1981年生まれ)は、神奈川県出身。2000年に武蔵野音楽大学に入学、2002年に中退してスイスへ渡る。2003年日本フィルハーモニー交響楽団のホルン首席奏者として活動。2013年よりNHK交響楽団のホルン奏者として活動し、2015年4月に首席奏者となる。2021年3月、NHK交響楽団を退団し、ソリストとしての活動を開始。第77回「日本音楽コンクール」ホルン部門第1位。東京音楽大学准教授。

 鈴木優人(1981年生まれ)は、東京芸術大学作曲科を経て、同大学院古楽科修了。オランダ、ハーグ王立音楽院修士課程オルガン科を首席で修了。その後、アムステルダム音楽院で学ぶ。2018年バッハ・コレギウム・ジャパンの首席指揮者に就任。2020年読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナー。指揮者、作曲家、ピアニスト、チェンバリスト、オルガニスト、演出家、プロデューサーとして、幅広い音楽分野で活動する。父は指揮者で鍵盤楽器奏者の鈴木雅明。第18回「齋藤秀雄メモリアル基金音楽賞」、第18回「ホテルオークラ音楽賞」受賞。令和2年度(第71回)「芸術選奨新人賞」受章。

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2021年9月20日

★天才グールドと石丸幹二 時を超えた奇跡のコラボレーション R.シュトラウス:「イノック・アーデン」


リヒャルト・シュトラウス:「イノック・アーデン 」作品38
                ~アルフレッド・テニスンによるピアノのためのメロドラマ~
                  (台本:アルフレッド・テニスン/訳:原田宗典)

<DISC1>

第1部 

① 前奏曲:アンダンテ
② 「これらは水でした」
③ アレグロ・アパッショナート
④ トランクィーロ
⑤ アニーの夢:ラングザム

<DISC 2>

第2部 

① 前奏曲:アレグロ・モデラート
② 「イノックの銀色の頭ごしに」
③ アレグロ・アジタート
④ ラングザム

ピアノ:グレン・グールド

朗読:石丸幹二

録音:
1961年10月2~4日、アメリカ、ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ(ピアノ)
2020年10月15日、日本、東京、ソニー・ミュージック乃木坂スタジオ(朗読)

CD : ソニー・ミュージックジャパン SICC-30573~4

 カナダ出身の天才ピアニスト、グレン・グールドは、イギリス出身の名優クロード・レインズを朗読に迎えて、1961年10月に「イノック・アーデン」を録音し、グールド15枚目のアルバムとしてリリースした。そして今回、新たに日本語版の朗読を担当したのが石丸幹二。2009年、石丸幹二が17年にわたり活躍した劇団四季を退団して初めて取り組んだ作品がこの「イノック・アーデン」であった。今回、ソニーが開発した新しいテクノロジー「AI Sound Separation」を駆使し、3チャンネルのオリジナル・マスター・テープからグールドのピアノ演奏部分だけを分離、石丸幹二の朗読を重ね合わせ、時を超えたコラボレーションが完成した。

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2021年9月16日

★間宮芳生 チェロとピアノのための作品集


間宮芳生:五つのフィンランド⺠謡 チェロとピアノのための(1977)
           馬
           泣きうた
           家なきこじき
           ミッキン・ペッコ
           ヨーイク
     チェロ・ソナタ(1998) <世界初録音>
     六つの⽇本⺠謡 チェロとピアノのための
           田植唄(富山県民謡)(1972)
           ちらん節(鹿児島県民謡)(1960)
           銀鶴節(鹿児島県民謡)(1960)
           田の草取り唄(愛媛県民謡)(1972)
           から臼搗(岩手県民謡)(1972)
           米搗まだら(長崎県民謡)(1972)

チェロ:髙橋麻理子

ピアノ:山田剛史

CD:コジマ録音 ALCD-130

 作曲の間宮芳生(1929年生まれ)は、北海道旭川市生まれ、青森県青森市育ち。東京音楽学校(現:東京芸術大学)作曲科にて池内友次郎に師事。1953年、外山雄三、林光と共に「山羊の会」を結成。1981年「十代の会」の発起人の一人として同会創立に参加。1992年「紫綬褒章」受章。1999年「勲四等旭日小綬章」受章。。バルトークに触発され、卒業直後より民俗音楽研究に力を入れる。日本民謡のみならず、ジャズやアフリカ民俗音楽などにも関心をもち、それらを素材とした独自の作風を確立していく。代表作に「合唱のためのコンポジション」シリーズ、「オーケストラのための2つのタブロー’65」(尾高賞1966年)、「ピアノ協奏曲第2番」(尾高賞1971年)など。

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2021年9月13日

★岩城宏之指揮札幌交響楽団の「1982 武満徹世界初演曲集」


<CD1>

武満 徹:ア・ウェイ・ア・ローンII (弦楽オーケストラのための)
     海へII (アルト・フルート、ハープ、弦楽オーケストラのための)
           I. 夜
           II. 白鯨
           III. 鱈岬
     夢の時 (オーケストラのための)

<CD2>

講演:武満 徹

                      ◇

アルト・フルート:小泉 浩

ハープ:篠﨑史子

指揮:岩城宏之

管弦楽:札幌交響楽団

録音:1982年6月27日、札幌市民会館ホール(ライヴ録音)

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45008~9

 2021年の武満没後25年を記念し企画された2枚組のCDアルバム「1982 武満徹世界初演曲集」は、武満・岩城・札響により、1982年6月27日に札幌市民会館で行われたコンサートをライヴ録音したもの。演奏を手掛けるのが札響ということもあり、武満自身の希望で曲目の全てが世界初演となったこのコンサートは「武満徹世界初演曲 札響特別演奏会」と題された。当日は武満自身が自身の音楽や演奏曲について解説する講演も実施。当時FM北海道により録音されたこの音源は、1982年と2017年に1度ずつラジオで一部のみオンエアされただけという極めて貴重なもの。

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2021年9月09日

★舘野 泉 左手のためのピアノ珠玉集


樹原 涼子: 季節の三部作
      萌えいづるとき
      濡れた紫陽花
      椿 散る
木島 由美子: 桃花水
セリム・パルムグレン: Intermezzo
村田 昌己: 時のはざま
八木 幸三: 泡盛オン・ザ・ロック
光永 浩一郎: かもめの水兵さんによるオマージュ
月足 さおり: 風の彩
       雫~しずく~
パブロ・エスカンデ:松尾芭蕉による3つの俳句
          姨捨山
          馬ぼくぼく
          古池や
梶谷 修: 風に…波に…鳥に…
光永 浩一郎: 海の沈黙

録音:2020年8月4~5日、エストニア、エイヴェレ、エイヴェレ・マナーハウス

ピアノ:舘野 泉

 このCDは、2020年録音の舘野泉の最新作。すべてがこのピアニストに献呈された、日本人作曲家による作品集。エストニアの首都タリンから80キロに位置するエイヴェレ、その歴史的建物エイヴェレ・マナーハウスのベーゼンドルファーを使用して収録。

 

 

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2021年9月06日

★ピエール=ロラン・エマールのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 「ハンマークラヴィーア」と「エロイカ」の主題による15の変奏曲


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
        「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35

ピアノ:ピエール=ロラン・エマール

CD:キングインターナショナル KKC-6383

 ピアノのピエール=ローラン・エマール(1957年生まれ)は、フランス・リヨン出身。1973年「オリヴィエ・メシアン国際コンクール」優勝。メシアン、ブーレーズ、リゲティなど近現代の作品を得意とし、そのどれもが高い評価を得てきた。このように現代音楽に精通しているほか、アーノンクールの指揮によってベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音も行い、高い評価を得ている。

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2021年9月02日

★アントニオ・パッパーノ指揮ロンドン交響楽団のヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第4番/交響曲第6番


ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第4番ヘ短調
            交響曲第6番ホ短調

指揮:サー・アントニオ・パッパーノ

管弦楽:ロンドン交響楽団

録音: 2019年12月12日 (第4番) 、2020年3月15日 (第6番)、バービカン・ホール、ロンドン (ライヴ録音)

CD:キングインターナショナル KKC6381

 指揮のアントニオ・パッパーノ(1959年生まれ)は、イタリア出身。アメリカに渡りピアノや作曲を学んだ後、各地の歌劇場で研鑽を積む。1987年にノルウェー歌劇場にデビューし、1990年からは音楽監督に就任。1992年ベルギー・ブリュッセルにあるベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督に就任。1999年バイロイト音楽祭に楽劇「ローエングリン」を振ってデビュー。2002年からイギリスのロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督、さらに2005年からはイタリアのローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団の音楽監督を務めている。そして、サイモン・ラトルの後任としてロンドン交響楽団 (LSO) の首席指揮者に就任予定。イタリア共和国功労勲章、エリザベス女王よりナイトに叙せられている。

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2021年8月30日

★1965年・東京 「ラザール・レヴィ追悼演奏会」 今、2台ピアノの競演が蘇る


ブゾーニ:モーツァルトによるデュエット・コンチェルタンテ

       ピアノ:高橋幸子、平尾はるな

シューマン:アンダンテと変奏曲Op.46

       ピアノ:野辺地勝久、安川加壽子

シャブリエ:3つのロマンティックなワルツ

       ピアノ:山根美代子、安川加壽子

サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲Op.35

       ピアノ:田中希代子、安川加壽子

録音:1965年3月4日 イイノホール(ライヴ録音)

CD:キングインターナショナル KKC-079

 フランスのピアニストで教育者のラザール・レヴィが1964年9月に歿して半年後、その薫陶を受けた日本のピアニストたちが東京のイイノホールで追悼コンサートを催した。コンサートの前半はレヴィ作曲のピアノ曲を、後半は彼ゆかりの2台ピアノの名作を日本を代表するピアニストが披露した。これを当日、安川加壽子はエンジニアを雇いコンサート全体を記録していた。今回、その後半が初めてCDで日の目をみた。当時の2台ピアノの録音は非常に珍しく、貴重なもの。

 ラザール・レヴィ(1882年―1964年)は、ベルギー、ブリュッセルにおいてフランス人の家庭に生まれる。パリ音楽院で学ぶ。1914年から長期間にわたってパリ音楽院教授を務めた。第二次世界大戦中は、ユダヤ系のため公職追放に遭ったが、戦後1944年に復帰した。ヨーロッパやアジアで幅広く演奏活動を行いうと同時に、モニク・アース、クララ・ハスキル、ソロモン、イヴォンヌ・ロリオ、安川加壽子、田中希代子、井上二葉、遠藤郁子、原智恵子など、数多くの名ピアニストを輩出した。

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2021年8月26日

★音楽監督アンドリス・ネルソンス指揮ボストン響のショスタコーヴィチ:交響曲第1番/第15番/第14番/室内交響曲


ショスタコーヴィチ:交響曲第1番/第15番/第14番/室内交響曲

指揮:アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ボストン交響楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG45017~8

 ラトヴィア出身の俊英指揮者、ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全曲録音シリーズ第5弾。

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団首席指揮者・音楽監督を歴任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団カペルマイスターに就任。

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2021年8月23日

★ツィメルマンとサイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団のベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(第1番~第5番)

ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン

指揮:サイモン・ラトル

管弦楽:ロンドン交響楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG45005~7

 ツィメルマンが、2020年のベートーヴェン生誕250年に、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を約30年ぶりに再録音。今回の新録音は、サー・サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団との共演。

 ピアノのクリスチャン・ツィメルマン(1956年生れ)は、ポーランド出身。1973年「ベートーヴェン国際音楽コンクール」優勝。1975年第9回「ショパン国際ピアノコンクール」に史上最年少の18歳で優勝。1999年には、ショパン没後150年を記念して、ポーランド人の若手音楽家をオーディションで集めた「ポーランド祝祭管弦楽団」を設立した。2005年、フランスのレジオン・ドヌール勲章(シュバリエ章)を受章。

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