2024年10月07日
<CD1>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第1番 ハ長調 Op.49
弦楽四重奏曲 第2番 イ長調 Op.68
弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 Op.73
<CD2>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
弦楽四重奏曲 第5番 変ロ長調 Op.92
弦楽四重奏曲 第6番 ト長調 Op.101
<CD3>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第7番 嬰ヘ短調 Op.108
弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調 Op.110
弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117
<CD4>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第10番 変イ長調 Op.118
弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.122
弦楽四重奏曲 第12番 変ニ長調 Op.133
<CD5>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ短調 Op.138
弦楽四重奏曲 第14番 嬰ヘ長調 Op.142
<CD6>
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第15番 変ホ短調 Op.144
エレジー(アダージョ)弦楽四重奏のための
(歌劇《ムツェンスク郡のマクベス夫人》Op.29
第1幕第3場のカテリーナのアリア)
ポルカ(アレグレット)弦楽四重奏のための(バレエ《黄金時代》からのポルカ)
未完成の弦楽四重奏曲
録音:メンデルスゾーンザール、ゲヴァントハウス小ホール、ライプツィヒ、2022年2月6~10日、5月1~5日(ライヴ録音)
弦楽四重奏:ダネル弦楽四重奏団
マルク・ダネル(第1ヴァイオリン)
ジル・ミレ(第2ヴァイオリン)
ヴラッド・ボグダナス(ヴィオラ)
ヨヴァン・マルコヴィッチ(チェロ)
CD:キングインターナショナル KKC‐6861~6(6枚組)
このCDアルバムは、全曲演奏回数34回のダネル四重奏団による二度目の「ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集」録音(2022年にライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールでライヴ録音)。
ダネル弦楽四重奏団は、1991年ベルギーのブリュッセルで結成された。アマデウス弦楽四重奏団、ボロディン弦楽四重奏団、ベートーヴェン弦楽四重奏団等のもとで学び、結成後数年で国際的に活躍の幅を広げる。1993年サンクトペテルブルクの「ショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクール」第1位、1994年「ロンドン国際弦楽四重奏コンクール」第3位、1995年「エヴィアン国際弦楽四重奏コンクール」第2位及び国際プレスの審査員特別賞を受賞。世界各地の主要なコンサートでの演奏、一連の画期的なCD録音などにより、常に世界の音楽シーンを先導する。伝統的な弦楽四重奏曲に新たな視点から生気を吹き込む演奏は各方面から称賛されている。また、リーム、ラッヘンマン、グバイドゥーリナ、デュサパン、ヴィットマン、マントヴァーニといった主要な現代作曲家とのコラボレーションも彼らの強みとなっている。レパートリーは幅広く、これまでにハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、ショスタコーヴィチ、ヴァインベルクの弦楽四重奏曲のツィクルスに取り組んだ。2005年にリリースしたショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲録音は画期的な解釈のひとつとして今なお評価されている。2023年からロンドンのウィグモア・ホールのレジデンス・カルテットとして活動。日本には、2005年の初来日以降度々来日し、好評を得ている。
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2024年10月03日
<DISC 1>
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
<DISC 2>
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
CD:エイベックス AVCL-84160~61
指揮:三浦文彰
管弦楽:ARK PHILHARMONIC(ARKフィル)
その高い音楽性から、ヴァイオリン、指揮ともに欧米でも高い評価を受ける三浦文彰が、トッププレイヤーが集結したドリームオーケストラARK PHILHARMONIC(ARKフィル)と共に問う、CDアルバム。
ヴァイオリン・指揮の三浦文彰(1993年生まれ)は、東京都出身。6歳から徳永二男氏に師事。その後、ウィーン私立音楽大学で学ぶ。2006年「ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリンコンクール」第2位。そして2009年、世界最難関とも言われる「ハノーファー国際コンクール」において、史上最年少の16歳で優勝。その後、モスクワ、ドイツ、スイスなどで開催される音楽祭に数多く出場。さらに北ドイツ放送交響楽団やウィーン室内管弦楽団などのオーケストラと共演するなど、国際的な活動を展開する。2018年からスタートした「サントリーホールARKクラシックス」ではアーティスティック・リーダーに就任。ロンドンの名門ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスも務める。2009年度第20回「出光音楽賞」受賞。2022年に雑誌「Forbes」(アジア版)において「30 under 30(世界を変える30歳未満の30人)」に選出された。
ARK PHILHARMONIC(略称:ARKフィル)は、毎年10月にサントリーホールを舞台に繰り広げられる都市型の音楽祭「サントリーホール ARK クラシックス」のレジデント・オーケストラとして2019年に「ARKシンフォニエッタ」の名称で発足。「サントリーホールARKクラシックス」のアーティスティック・リーダーを務める辻井伸行と三浦文彰の呼びかけにより、ソリストとしても活躍するフルートの高木綾子やチェロの遠藤真理、コンサートマスターや首席奏者として日本のオーケストラ界を牽引する三浦章宏、高橋和貴、松浦奈々、会田莉凡、鈴木康浩などが中心的な役割を担い、国内外のコンクールで優勝を飾った期待の若手奏者らが伸びやかに演奏を繰り広げ、日本最高峰のオーケストラのひとつと賞賛される。編成の拡大に伴い2024年より名称を「ARKフィルハーモニック 」(略称:ARKフィル)に変更し、アーティスティック・ディレクターに三浦文彰が、レジデンス・ピアニストに辻井伸行が就任。
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2024年9月30日
<Disc 1>
シューベルト:4つの即興曲作品142、D935 第1番ヘ短調
4つの即興曲作品142、D935 第2番変イ長調
4つの即興曲作品142、D935 第3番変ロ長調
4つの即興曲作品142、D935 第4番ヘ短調
<Disc 2>
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D958
宗教的歌曲 S562 第1曲 連祷
12のリート S558 第7曲 春の想い
ロンド イ長調D951
ピアノ:小林愛実
反田恭平
録音:2024年5月20日~23日、ベルリン、テルデックス・スタジオ
CD:ワーナーミュージック WPCS-13868~9
小林愛実、人生の大きな節目を超えて到達した至高の境地、初のシューベルト録音。3年ぶり。結婚、出産からの休養期間を経て待望の最新録音、初のシューベルト作品。アルバム。ソナタ第19番は小林自身がシューベルト作品として初めて手がけた縁の楽曲。夫妻共演による初の公式録音曲(ロンド イ長調)も収録。輸入盤には収録されない小品2曲(リスト編曲の「春の想い」「連祷」)も完全収録(日本盤のみの収録)。
ピアノの小林愛実(1995年生まれ)は、山口県宇部市出身。 2005年「全日本学生音楽コンクール」小学生部門で全国優勝。2009年「アジア太平洋国際ショパンピアノコンクール(韓国)」でJr部門優勝。2011年「ショパン国際コンクールin Asia」コンチェルトで金賞を受賞。第5回「福田靖子賞」受賞。2009年サントリーホールにおいてメジャー・デビュー記念コンサートを開催したが、同ホールソロとしては、日本人最年少記録および女性ピアニスト最年少記録。2011年桐朋女子高等学校音楽科に入学。2013年米国カーティス音楽院に留学。海外では、アメリカ、フランス、ポーランド、ブラジル等で演奏。2011年カーネギー・ホールにおいて、小澤征爾が芸術監督を務めた”日本フェスティヴァル”においてソロ・リサイタルを行う。2012年「ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクール」のヤングアーティスト部門で第3位入賞。2015年第17回「ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリスト。2021年第18回「ショパン国際ピアノコンクール」第4位入賞。2022年第31回「出光音楽賞」受賞。
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2024年9月26日
モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調K.330
シューベルト:楽興の時D780 作品94
助川敏弥:夜の詩(うた)(2002)
夢逢い(2006)
Prelude 春(2010)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 BB68
ブラームス:幻想曲 作品116 より
第2番 イ短調 間奏曲
第5番 ホ短調 間奏曲
第6番 ホ長調 間奏曲
第7番 ニ短調 奇想曲
ピアノ:深沢亮子
CD:ナミ・レコード WWCC-8015
このCDは、日本ピアノ界のレジェンド、深沢亮子が収録した最新盤。「現在の彼女が到達した至高の境地を象徴する非凡な名演」(柴田龍一)。
ピアノの深澤亮子は、千葉県東金市出身。第22回「日本音楽コンクール」第1位。17才でウィーン国立音楽大学に留学。1959年同校を首席で卒業。1961年「ジュネーブ国際音楽コンクール」で1位なしの 2位入賞。1992年国際交流基金より音楽文化使節として派遣され、ルーマニア、チェコ、スロバキア、ブルガリアで演奏旅行。1995年千葉県より文化功労者として顕彰。2005年東金市政特別功労者、英国ケンブリッジ国際伝記センター(IBC)により 「最も優秀な100人の音楽家」の1人に選ばれる。現在、日本音楽舞踊会議代表理事。
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2024年9月23日
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 作品78 D894(マウリツィオ・ポリーニ)
楽興の時 D. 780(ダニエレ・ポリーニ)
幻想曲 ヘ短調 D 940(マウリツィオ・ポリーニとダニエレ・ポリーニの連弾)
ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ
ダニエレ・ポリーニ
録音:2022年6月、ミュンヘン、ヘラクレスザール
CD:ユニバーサル ミュージック UCCG-45108
2024年3月に急逝したイタリアの偉大なピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ。2022年6月、ポリーニが生前最後に録音したこのCDは、息子でピアニストのダニエレとの共演作。2人が一緒に連弾曲を演奏するのはこのCDが初めて。収録曲には、2人が愛するシューベルトのピアノ作品を取り上げている。ポリーニの演奏による“幻想ソナタ”の愛称で知られる「ソナタ第18番」、ダニエレによる「楽興の時」、そして2人の連弾による「幻想曲 ヘ短調」でアルバムが締めくくられる。
マウリツィオ・ポリーニ(1942年―2024年)は、イタリア、ミラノ出身。1957年15歳で「ジュネーブ国際コンクール」第2位。1960年18歳で第6回「ショパン国際ピアノコンクール」審査員全員一致で優勝し、一躍国際的な名声を勝ち取る。その後10年近く、表だった演奏活動から遠ざかる。1968年に演奏活動に復帰。現役では最も高い評価を受けているピアニストの一人であった。演奏の正確さから「精密機械」とも称された。 2014年に完成したポリーニによるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集は、全集の完成までに39年を要した。そして近年、新たなベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の再録音に取り組んでいた。1974年に初来日して以降、たびたび日本も訪れていた。2010年「高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)」受賞。
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2024年9月19日
<CD1>
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
<CD2>
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 二短調 BWV1004
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ヴァイオリン:山根一仁
CD:キングレコード KICC-1621~2(2枚組)
このCDは、中学三年生在学中、国内最高峰の日本音楽コンクール (2010年)で第一位を獲得し、各賞を総なめにして以来、業界が最も注目していたヴァイオリニスト、山根一仁が、満を持して発売するデビューCD。
ヴァイオリンの山根一仁(1995年生まれ)は、札幌出身。2014年桐朋女子高等学校音楽科(共学)首席卒業。同大学ソリスト・ディプロマ・コースを経て、2015年よりドイツ国立ミュンヘン音楽演劇大学に留学。第79回「日本音楽コンクール」第1位および岩谷賞(聴衆賞)など5つの副賞受賞。第60回「横浜文化賞文化・芸術奨励賞」最年少受賞。2012年「Foundation for Youth賞」(岩谷時子音楽文化振興財団)受賞。2015年「青山音楽賞」新人賞、2015年第26回「出光音楽賞」受賞。2017年第19回「ホテルオークラ音楽賞」受賞。
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2024年9月16日
ロジャース(日本語版):エーデルワイス
ヨハン・シュトラウス2世:美しく青きドナウ
モーツァルト:夜の女王のアリア
私の感謝をお受けください、慈悲の人よ
アヴェ・ヴェルム・コルプス
バッハ:ああ、なんて美味しいの、コーヒーは!
シューベルト:アヴェ・マリア
ヘンデル:私を泣かせてください
パガニーニ/クライスラー:ラ・カンパネラ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ドビュッシー:月の光
プライズマン:アヴェ・マリア
チック・コリア:ホワット・ゲーム・シャル・ウィ・プレイ・トゥデイ
ロジャース:サウンド・オブ・ミュージック
ヨハン・シュトラウス2世:春の声
ソプラノ:田中彩子
ピアノ:加藤昌則、佐藤卓史、山中惇史
チェロ:植木昭雄、西山健一
ヴァイオリン:杉田せつ子、俣野賢仁
ヴィオラ:柳原有弥
ペーター・イレイニ指揮ブダペスト・アート交響楽団
CD:avex-CLASSICS AVCL-84166
このCDは、ウィーンを拠点に活躍を繰り広げるハイコロラトゥーラの田中彩子が、鮮烈なデビューを飾ったアルバム「華麗なるコロラトゥーラ」発売から10周年を記念して、これまでに発表した4枚のアルバムからセレクションしたベスト盤。
ソプラノの田中彩子(1984年生まれ)は、京都府舞鶴市出身。18歳で単身ウィーンに留学。22歳のときスイス・ベルン州立歌劇場にて同劇場最年少でソリスト・デビューを飾り、6ヶ月というロングラン公演を代役なしでやり遂げる。翌年、「国際ベルヴェデーレオペラ・オペレッタコンクール」ではオーストリア代表として本選出場を果たす。ウィーン・フォルクスオーパーとオッフェンバック「ホフマン物語」のオランピア役のカバーを務めたことを皮切りに、オーストリア政府公認スポンサーの「魔笛」公演では、夜の女王役として2012年から3年に渡って出演。その後、コンサート・ソリストとしてヨーロッパ、南米各地のオーケストラ公演に出演など、世界で活躍。日本でもコンサートのみならずメディア出演も多い。2018年「アルゼンチン最優秀初演賞」受賞。 2019年 「Newsweek日本版」の「世界が尊敬する日本人100人」に選出。2020年発売CD「Esteban Benzecry」は、イギリスBBCクラシック専門音楽誌にて5つ星に評された。音楽や芸術を通じた教育・国際交流活動を行う「Japan Association for Music Education Program」を設立し代表理事を務める。舞鶴市文化親善大使、京丹後市文化国際交流アドバイザー、宮津市文化芸術ブランドアンバサダーにも就任。ウィーン在住。
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2024年9月12日
チャイコフスキー:「四季」
ロマンス ヘ短調 作品5
ピアノ:ブルース・リウ
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45102
2021年10月、第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」で優勝し、世界の舞台へと躍り出たブルース・リウが、チャイコフスキーのピアノ独奏曲の中で最もよく知られた「四季」を収録。「四季」は、サンクトペテルブルクの音楽雑誌「ヌーヴェリスト」が、毎月その時期の風物を描いたピアノ小品をチャイコフスキーに委嘱し、1876年を通して毎月1曲ずつ掲載された作品。チャイコフスキー:ロマンス ヘ短調 作品5も収録。
ピアノのブルース・リウは、1997年パリで生まれる(カナダ国籍)。両親は中国・北京からのフランス留学生で、後にカナダへ移住。モントリオール音楽院で学び、ヴェトナム出身のダン・タイ・ソン(1980年アジア人初の「ショパン国際ピアノコンクール」優勝者、現在カナダ、モントリオール在住)に師事。「仙台」、「モントリオール」、「テルアヴィヴ」、「ヴィセウ」などの国際ピアノ・コンクールで入賞、そして2021年第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」で優勝を果たす。クリーヴランド管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、モントリオール交響楽団などのオーケストラと共演し、中国NCPA管弦楽団とは北米ツアーを行う。近年では、ウクライナ国立交響楽団およびリヴィウ・フィルハーモニー管弦楽団との2年連続の中国ツアーや、サル・ガヴォーでのラムルー管弦楽団との共演がある。
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2024年9月09日
<CD1>
ショパン:24の前奏曲 Op.28
<CD2>
スクリャービン:24の前奏曲 Op.11
矢代秋雄:24の前奏曲
ピアノ:藤田真央
CD:ソニーミュージック SICC-30894 (2CD Blu-spec CD2)
ピアノの藤田真央(1998年生れ)は、東京都出身。小学生の時、「全日本学生音楽コンクール」小学生の部で優勝。この時、審査員を務めた野島稔(1945年―2022年)に後に師事することになる。その後、東京音楽大学で学ぶ。2013年第5回「ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール」日本人初の第1位、併せてワーグナー・ヴェルディ賞を受賞。2015年第1回「若い音楽家のための珠海国際モーツァルトコンクール」ピアノ部門グループBで第1位。2016年第20回「浜松国際ピアノアカデミーコンクール」第1位。2017年第27回「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」第1位、併せて聴衆賞などの3つの特別賞受賞。これは日本人では河村尚子以来、3人目の優勝。2019年第16回「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門第2位。2020年第21回「ホテルオークラ音楽賞」、第30回「出光音楽賞」受賞。2021年スイスのヴェルビエ音楽祭に招かれ、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を演奏し絶賛を博す。2022年、拠点をベルリンに移す。
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2024年9月05日
イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ 作品27
第1番 ト短調
第2番 イ短調
第3番 ニ短調「バラード」
第4番 ホ短調
第5番 ト長調
第6番 ホ長調
ヴァイオリン:青木尚佳
CD:EXTON OVCL-00840
いま最も注目されているヴァイオリニストの一人である青木尚佳は、2022年にミュンヘン・フィルのコンマスに就任し、さらなる飛躍を続けている。このCDは、紀尾井ホールでのイザイ無伴奏ソナタ全曲演奏会の前日に行われたセッション録音。
ヴァイオリンの青木尚佳(1992年生まれ)は、東京都出身。11歳より堀正文氏に師事した後、2009年、桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマコースに最年少で合格し、2011年に修了。同年9月より英国王立音楽大学に留学し、2015年7月に卒業。卒業に際し、全卒業生の中から男女各1名ずつ贈られる「タゴール・ゴールドメダル」を英チャールズ皇太子より授与される。2014年「ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール」第2位、併せてコンチェルトの最良の解釈に贈られるモナコ大公アルベール二世賞を受賞。また同年10月、中国・チンタオで行われた第4回「中国国際ヴァイオリンコンクール」第2位。2015年7月に受賞記念リサイタルを東京の浜離宮朝日ホールで開催。その後、フランス各地でリサイタルを開催。2004年第5回「若い音楽家の為のチャイコフスキー国際音楽コンクール」にて最年少ディプロマを受賞。2009年第78回「日本音楽コンクール」第1位、併せてレウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。2016年第6回「仙台国際音楽コンクール」第3位。現在、ABRSM(英国王立音楽検定)より全額奨学金を得て英国王立音楽院に在学。2022年3月ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団初となる女性のコンサートマスターに就任。
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