2025年8月07日

ラフマニノフ:交響曲第2番(2003/10/18 ロシア・サンクトペテルブルク公演)
トゥビン:交響曲第2番「伝説的」(2022/5/2 第417回定期演奏会より/日本初演)
アッテルベリ:交響曲第5番「葬送交響曲」(2024/6/14 第442回定期演奏会より/日本初演)
指揮:秋山和慶
管弦楽:広島交響楽団
CD:BRAIN x TOWER RECORDS(ブレーン、タワーレコード/共同企画) ブレーン OSBR-412411~2(2枚組)
このCDは、秋山和慶氏追悼盤で、初出ライブ3曲を収録。広島交響楽団秘蔵のデジタル音源からの最新リマスター盤。2003年のロシア公演時の伝説的名演と日本初演の2曲を集成。秋山自身「生涯で最も忘れられないコンサートのひとつ」と語った、ロシア・サンクトペテルブルク公演(2003年)での秘蔵音源(ラフマニノフ:交響曲第2番)をCD化。また秋山と広響が長年にわたって取り組み続けてきた「北欧シリーズ」を収録。エストニア出身で半生をスウェーデンで過ごした作曲家「トゥビン:交響曲第2番「伝説的」」の演奏(2022年)と秋山が同団を指揮した生涯最後の公演(2024年)となったスウェーデンの作曲家「アッテルベリ:交響曲第5番「葬送交響曲」(日本初演)」を収録。
指揮の秋山和慶(1941年―2025年)は、東京都出身。桐朋学園大学音楽学部で学ぶ。1964年東京交響楽団を指揮してデビュー。バンクーバー交響楽団音楽監督(桂冠指揮者)、アメリカ交響楽団音楽監督、シラキューズ交響楽団音楽監督(名誉指揮者)を歴任。日本では、東京交響楽団音楽監督・常任指揮者(桂冠指揮者)、大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、札幌交響楽団ミュージック・アドバイザー・首席指揮者を歴任。さらに、広島交響楽団音楽監督・常任指揮者(終身名誉指揮者)、九州交響楽団桂冠指揮者、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者を歴任。 第6回「サントリー音楽賞」(1974年)、「モービル音楽賞」(1996年東京交響楽団と受賞)、「紫綬褒章」(2001年11月)、「旭日小綬章」(2011年6月)、「文化功労者」(2014年)などを受賞(受章)。
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2025年8月04日

ブルックナー: 交響曲第9番 WAB109 (2021-22年SPCM版 第4楽章付き)
指揮:カーチュン・ウォン(ハレ管弦楽団首席指揮者)
管弦楽:ハレ管弦楽団
CD:海外盤 Halle CDHLD7566JP(東京エムプラス)
指揮のカーチュン・ウォン(1986年生まれ)は、シンガポール出身。名指揮者クルト・マズア(1927年―2015年)の愛弟子で、マズアの晩年はしばしば指揮台を共にする機会に恵まれる。2016~7年にロサンゼルス・フィルハーモニックの「ドゥダメル・フェローシップ・プログラム」を受ける。また、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学においてオーケストラ/オペラ指揮の音楽修士号を取得。2016年「グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」で優勝し、一躍その名を世界に知られる。2019年12月、33歳という若さでシンガポールとドイツの文化交流並びにドイツ音楽文化の海外普及における献身的な取り組みと顕著な功績により、シンガポール出身の芸術家として初めてドイツ連邦大統領より功労勲章を与えられた。2020/2021年シーズンには、ニューヨーク・フィルハーモニックへのデビュー、そしてチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団へのデビューに加えトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団との共演も果たした。2023年9月に日本フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任。同時にドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。2024年9月イギリスのハレ管弦楽団首席指揮者及びアーティスティック・アドバイザーに就任。
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2025年7月31日

ベルリオーズ:幻想交響曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
指揮:クラウス・マケラ
管弦楽:パリ管弦楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCD-45035
2024年、世界で最も多くの公演を指揮した“最も忙しい指揮者”クラウス・マケラ。「数十年に一度の天才指揮者の登場」と称される、29歳のクラウス・マケラによる最新作。
指揮のクラウス・マケラ(1996年生まれ)は、フィンランド出身。シベリウス・アカデミーで指揮とチェロを学ぶ。チェリストとして数々のオーケストラと共演しつつ、10代の頃から指揮者としても頭角を現し、これまでにフィンランド放送響、ヘルシンキ・フィル、ライプツィヒ放送響など、世界の一流オーケストラを指揮し、「数十年に一度の天才指揮者の登場」とも評される大成功を収めている。さらにチェリストとしてフィンランドの主要オーケストラと共演。2020年24歳でオスロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督・首席指揮者に就任。2021年パリ管弦楽団の音楽監督に就任。また、2027年からロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に10年契約で就任予定。若くして3つの世界的オーケストラの指揮者を務めことになり、世界中から大きな注目を集めている。
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2025年7月28日

ヴォーン・ウィリアムズ: 交響曲第1番「海の交響曲」(ライヴ録音)
指揮:秋山和慶
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
録音:1973年7月12日~13日、フェスティバルホール(ライヴ録音)
CD:タワーレコード COLUMBIA X TOWER RECORDS/The Valued Collection Platinum TWSA1184(2025年マスタリング)
このCDは、大阪フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者を務めた秋山和慶が遺した初出のライヴ録音盤。
指揮の秋山和慶(1941年―2025年)は、東京都出身。桐朋学園大学音楽学部で学ぶ。1964年東京交響楽団を指揮してデビュー。バンクーバー交響楽団音楽監督(桂冠指揮者)、アメリカ交響楽団音楽監督、シラキューズ交響楽団音楽監督(名誉指揮者)を歴任。日本では、東京交響楽団音楽監督・常任指揮者(桂冠指揮者)、大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、札幌交響楽団ミュージック・アドバイザー・首席指揮者を歴任。さらに、広島交響楽団音楽監督・常任指揮者(終身名誉指揮者)、九州交響楽団桂冠指揮者、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者を歴任。 第6回「サントリー音楽賞」(1974年)、「モービル音楽賞」(1996年東京交響楽団と受賞)、「紫綬褒章」(2001年11月)、「旭日小綬章」(2011年6月)、「文化功労者」(2014年)などを受賞(受章)。
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2025年7月24日

ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調 「幽霊」 Op.70-1
第1番 変ホ長調 Op.1-1
「仕立て屋カカドゥ」の主題による変奏曲 ト長調 Op.121a
ピアノ三重奏:葵トリオ
秋元孝介 ピアノ
小川響子 ヴァイオリン
伊東 裕 チェロ
CD:ナミレコード WWCC-8032
更なる進化を続ける葵トリオ。名曲「幽霊」を含む、ベートーヴェン全集第2弾。
ピアノ三重奏団「葵トリオ」は、ヴァイオリン:小川響子、チェロ:伊東裕、ピアノ:秋元孝介の東京芸術大学の大学院生と卒業生の3人により2016年に結成された。2018年9月にドイツ南部ミュンヘンで行われたドイツ公共放送ARD主催の第67回「ミュンヘン国際音楽コンクール」のピアノとバイオリン、チェロによる三重奏部門で第1位を獲得。同部門で日本からの入賞は初めて。「葵(AOI)」は、3人の名字の頭文字を取り、花言葉の「大望、豊かな実り」に由来する。第28 回「青山音楽賞」バロックザール賞、第29回「日本製鉄音楽賞」フレッシュアーティスト賞を受賞。現在はドイツを拠点に、ミュンヘン音楽大学でD.モメルツに師事しながら国内外で活動している。
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2025年7月21日

モーツァルト: フルートとハープのための協奏曲(1963年録音&1958年録音)
クラリネット協奏曲(1963年録音&1958年録音)
フルート協奏曲第1番&第2番、他
フルート:ジャン=ピエール・ランパル
ハープ:リリー・ラスキーヌ
クラリネット:ジャック・ランスロ
指揮:ジャン=フランソワ・パイヤール
管弦楽:ジャン=フランソワ・パイヤール室内管弦楽団
CD:TOWER RECORDS DEFINITION SERIES TDSA309 (2025年マスタリング)<タワーレコード限定>
このCDは、かつての名手たちのモーツァルトの協奏曲の名録音の2025年リマスター盤。
指揮のジャン=フランソワ・パイヤール(1928年―2013年)は、フランス、マルヌ県ヴィトリ=ル=フランソワ出身。ソルボンヌ大学で数学を専攻した後、パリ音楽院でノルベール・デュフルクに音楽学を、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学にてイーゴリ・マルケヴィチに指揮を師事。1953年にジャン=マリー・ルクレール器楽アンサンブルを創立する。これが母体となって1959年にパイヤール室内管弦楽団が結成された。同楽団はバロック音楽や古典派音楽を専門としていたが、チャイコフスキーやドヴォルザークの弦楽セレナーデのようなロマン派音楽を稀に録音することもあった。パイヤールは後者を通じてエラート・レーベルに数々のバロック音楽を録音し、また欧米の各地で演奏旅行を行なった。パッヘルベルのカノンは1968年にリリースされたジャン=フランソワ・パイヤールの録音盤により、誰もが知る有名なクラシック音楽となった。初来日は1968年で、以後、たびたび日本を訪れた。
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2025年7月17日

テレマン:無伴奏オーボエのための12の幻想曲 TWV 40:26~37
①TWV 40:26
②TWV 40:27
③TWV 40:28
④TWV 40:29
⑤TWV 40:30
⑥TWV 40:31
⑦TWV 40:32
⑧TWV 40:33
⑨TWV 40:34
⑩TWV 40:35
⑪TWV 40:36
⑫TWV 40:37
オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トランスクリプション:ハンスイェルク・シェレンベルガー
CD:カメラータトウキョウ CAMP-8023
このCDは、近年再発見されたテレマン:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための12の幻想曲を、オーボエの名手ハンスイェルク・シェレンベルガーにより収録。テレマンは、1730年代に12曲の幻想曲から成る独奏楽器による4つの作品集を作曲している。楽器はそれぞれ、フルート、ヴァイオリン、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ。このうち、当時すでに時代遅れになりつつあったヴィオラ・ダ・ガンバのための幻想曲は、他の3つの楽器のための幻想曲とは対照的に、表舞台から姿を消してしまった。時を経て2000年頃、この幻想曲はレースブルク城の蔵書室で発見され、2015年に楽譜が出版された。オーボエの名手シェレンベルガーが、これに注目。原曲に寄り添いながらオーボエ用にトランスクリプションを行った。
オーボエのハンスイェルク・シェレンベルガー(1948年生まれ)は、ドイツ、ミュンヘンの出身。6歳からブロックフレーテ(リコーダー)、13歳からオーボエを始める。1967年にミュンヘン国立音楽大学に入学。その後、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会でハインツ・ホリガーのクラスに参加し、現代音楽の演奏技法についても研鑽を積む。なお、ミュンヘン工科大学で数学の学位も取得している。1971年、ケルン放送交響楽団のオーディションに合格し、副首席奏者になる。1972年「ミュンヘン国際音楽コンクール」で2位に入賞。1975年ケルン放送交響楽団の首席奏者に就任。このころ、ケルン放送響を指揮したヘルベルト・フォン・カラヤンの目に留まり、1977年にベルリン・フィルの代理奏者として演奏に加わる。1980年、正式にベルリン・フィルの首席オーボエ奏者に就任し2000/2001年のシーズン終了までこのポストを務めた。1991年ハイドン・アンサンブル・ベルリンを設立、芸術監督を務めた。ベルリン・フィル退団後は、自らレコード会社「カンパネラ・ムジカ」を興し、多くのレコーディングを行なっている。後進の指導にも熱心で、1980年から1991年までベルリン芸術大学とカラヤン・アカデミーの講師を務めた。2021年から2023年までベルリン交響楽団の首席指揮者を務めた。2021年ベルリンシンフォニカの首席指揮者に就任。2013年より岡山フィルハーモニック管弦楽団の首席指揮者、2022年からは名誉指揮者を務めている。また、3年に1回開かれる「国際オーボエコンクール・東京」の審査委員長。
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2025年7月14日

シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54
「子供の情景」から第1曲「見知らぬ国と人々」
「子供の情景」から第7曲「トロイメライ」
「森の情景」から第3曲「孤独な花」
「森の情景」から第7曲「予言の鳥」
「森の情景」から第9曲「別れ」
献呈(リスト編曲)
ピアノ:石井琢磨
指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー
管弦楽:ベルリン交響楽団
録音:2025年6月29日、30日 みなとみらいホール、サントリーホール(ライヴ)
2025年6月10日 b-sharp Studio、ベルリン
CD:ソニーミュージック SICC-39139
YouTubeチャンネル登録者数32万人超、注目のピアニスト”たくおん”こと石井琢磨、ついにソニー・ミュージックレーベルズからメジャー・デビュー。名門「ベルリン交響楽団」とシューマンのピアノ協奏曲で夢の共演が実現。指揮はベルリン・フィルの元オーボエ奏者のハンスイェルク・シェレンベルガー。石井琢磨は、2025年6月8日に本場ベルリン・フィルハーモニー大ホールでの初共演でベルリン市民をも魅了。続く日本ツアー12公演で日々あらたな感動を巻き起こした。
ピアノの石井琢磨(1989年生まれ)は、徳島県鳴門市出身。2008年東京都立芸術高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業。ウィーン国立音楽大学コンサートピアノ科修士課程を審査員満場一致の最優秀で修了。同大学ポストグラデュアーレコース卒業。2016年ルーマニア・ブカレストでの「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」ピアノ部門第2位受賞(日本人ピアニストとして初入賞)。これを機にヨーロッパでの本格的な音楽活動を始める。
指揮のハンスイェルク・シェレンベルガー(1948年生まれ)は、ドイツ、ミュンヘン出身。6歳からブロックフレーテ、13歳からオーボエを始める。1967年にミュンヘン国立音楽大学に入学し、マンフレート・クレメントに師事。その後、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会でハインツ・ホリガーのクラスに参加。ミュンヘン工科大学で数学の学位も取得している。1971年ケルン放送交響楽団のオーボエ副首席奏者、1975年首席奏者に就任。1972年「ミュンヘン国際音楽コンクール」で2位に入賞。1980年ベルリン・フィル首席オーボエ奏者に就任。ベルリン・フィル退団後は、自らレコード会社「カンパネラ・ムジカ」を興し、多くのレコーディングを行なっている。2021年から2023年までベルリン交響楽団の首席指揮者。N響のほか、神奈川フィ、関西フィル、仙台フィルなど、日本各地のオーケストラにソロイストとして客演。2013年岡山フィルハーモニック管弦楽団の首席指揮者、2022年からは名誉指揮者を務めている。マドリッドのソフィア高等音楽院教授。3年に1回開かれる「国際オーボエコンクール・東京」審査委員長。
ベルリン交響楽団は、ドイツの首都ベルリンを本拠地とするオーケストラの1つ。1966年に当時の西ベルリンで創立。当初の名称はSymphonisches Orchester Berlin(SOB)で、1992年にベルリン交響楽団(Berliner Symphoniker)に名称を変更した。1996年からは積極的に海外公演を行い、日本では2002年の初来日以来、度々来日し数多くの公演を重ねている。2021 年~2023年ハンスイェルク・シェレンベルガーが首席指揮者を務めた。
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2025年7月10日

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調作品47
指揮:井上道義
管弦楽:読売日本交響楽団
録音:2022年2月10日東京・サントリーホール(ライヴ録音)
ショスタコーヴィチの深遠な音楽世界を熟知し、その真髄を引き出してきた井上道義が取り組んできた交響曲全曲録音のシリーズ第7弾。今回収められたのは、2022年に読売日本交響楽団との共演で行われた第5番のライヴ録音。
指揮の井上道義(1946年生れ)は、東京都出身。桐朋学園大学で指揮を齋藤秀雄に学ぶ。1971年「グィード・カンテッリ指揮者コンクール」優勝。1983年~1988年 新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督。1990年~1998年 京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者。1998年 フランス政府より芸術文化勲章「シェヴァリエ」を受賞。2007年~2018年オーケストラ・アンサンブル金沢ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドヴァイザー音楽監督。2014年~2017年大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者。2016年第24回「渡邉暁雄音楽基金」特別賞。「東燃ゼネラル音楽賞」受賞。2023年第54回「サントリー音楽賞」受賞。 2024年で引退を表明。
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2025年7月07日

矢代秋雄:交響曲
伊福部昭:日本狂詩曲
指揮:井上道義
管弦楽:群馬交響楽団
録音:2021年11月20日、高崎芸術劇場、群馬交響楽団第573回定期演奏会(ライヴ・レコーディング)
このCDは、2021年11月に高崎芸術劇場で開催された群馬交響楽団第573回定期演奏会のライヴ・レコーディング。伊福部昭(1914年―2006年)デビュー作の「日本狂詩曲」と、伊福部に師事した矢代秋雄(1929年―1976年)のパリ留学後第1作目の「交響曲」をカップリング。歴史的作曲家が若き日に創作した、未来への希望にあふれた作品が収められている。指揮は、両作曲家と交流があった井上道義。
指揮の井上道義(1946年生れ)は、東京都出身。桐朋学園大学で指揮を齋藤秀雄に学ぶ。1971年「グィード・カンテッリ指揮者コンクール」優勝。1983年~1988年 新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督。1990年~1998年 京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者。1998年 フランス政府より芸術文化勲章「シェヴァリエ」を受賞。2007年~2018年オーケストラ・アンサンブル金沢ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドヴァイザー音楽監督。2014年~2017年大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者。2016年第24回「渡邉暁雄音楽基金」特別賞。「東燃ゼネラル音楽賞」受賞。2023年第54回「サントリー音楽賞」受賞。 2024年引退を表明。
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