2025年10月13日

ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」
スケルツォ・カプリチオーソ 作品66(1961年録音)
ヴァインベルガー:ポルカとフーガ(歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」より)
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ 作品66(特別収録。1957年録音)
指揮:ルドルフ・ケンペ
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD:タワーレコード TDSA319(2025年最新マスタリング音源)
このCDは、ルドルフ・ケンペ生誕115年記念企画盤。2025年最新マスタリング音源使用。壮年期のケンペによる溌剌とした「新世界」他を最新復刻。ベルリン・フィルとの「スケルツォ・カプリチオーソ」(1957年ステレオ録音)を特別収録。世界初SACD化。今回の発売のために新規で本国アナログ・マスターテープより最新復刻。新規解説付。ベルリン・フィルとの「新世界」は、1957年9月に収録された旧EMIへのステレオ録音。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤。
指揮のルドルフ・ケンペ (1910年―1976年)は、ドイツ、ドレスデン出身。ドレスデン音楽大学ではオーボエを学び、1929年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のオーボエ奏者となる。1935年ケムニッツとヴァイマルの歌劇場指揮者。1950年ドレスデン国立歌劇場音楽監督に就任。その後バイエルン国立歌劇場音楽監督を務めた(1952年―1954年)。1954年渡米してニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の指揮者。1960年バイロイト音楽祭に初登場し、1963年まで4年間「ニーベルングの指輪」を指揮。1961年ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者。チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者(1965年―1972年)。1967年ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者・音楽総監督。1975年BBC交響楽団の常任指揮者を兼任。指揮ぶりは、オーストリア・ドイツ楽派の正統を受け継ぐもので、自身がオーボエ奏者であったことからもあり、オーケストラのバランスを重視し、明快な表現力には定評があり、日本においても、録音を通して多くのファンを有していた。
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2025年10月09日

バッハ:トッカータ 嬰へ短調 BWV 910
トッカータ ハ短調 BWV 911
トッカータ ニ長調 BWV 912
トッカータ ニ短調 BWV 913
トッカータ ホ短調 BWV 914
トッカータ ト短調 BWV 915
トッカータ ト長調 BWV 916
CD:Fine Arts Music AR-1009~11
ピアノ:フランチェスコ・トリスターノ
このCDは、ルクセンブルク生まれのピアニスト、フランチェスコ・トリスターノのバッハ・シリーズ(intothefuture)の第4弾「トッカータ集」。バッハのトッカータは、即興的な部分と模倣的な部分が自由に組み合わされ、さらにスピーディーで華やかな技巧、幻想的なパッセージなど、様々な要素が盛り込まれた、独創性にあふれた楽曲ばかり。
ピアノのフランチェスコ・トリスターノ(1981年生まれ)は、ルクセンブルク出身。2000年(19歳)にミハイル・プレトニョフの指揮するロシア・ナショナル管弦楽団と共演してデビューを果たす。2004年、フランスのオルレアンで開催された「20世紀音楽国際ピアノコンクール」で優勝。1998年ジュリアード音楽院に入学。バロックとコンテンポラリーのピアノ・レパートリーを演奏して世界で演奏旅行を行い、エレクトロニック・ミュージックのレーベルにダンス・トラックを提供する一方、ヨハン・セバスティアン・バッハの鍵盤作品全曲を録音するという野心的なプロジェクトを続けている。ピアノという楽器の感性と豊かな音色、そしてエレクトロニクスの可能性の両方を探求している彼自身の、パーソナルなストーリーを織り込んだアルバムを発表。バロックやルネサンスのクリーンな音色と、テクノのリズミカルな鼓動を同時に追求する。初来日公演は2010年。その後もコンスタントに来日公演を行っている。
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2025年10月06日

エネスク:協奏的即興曲
シマノフスキ:「神話」作品30
エルガー:カリッシマ
グリーグ:2つの悲しき旋律 作品34
ファリャ:スペイン舞曲 第1番
ワーグナー:アルバムの綴りイ長調
シューベルト:エレンの歌 第3番「アヴェ・マリア」
クライスラー:愛の喜び
愛の悲しみ
美しきロスマリン
武満徹:妖精の距離
「他人の顔」ワルツ
ヴァイオリン: 石上真由子
ピアノ: 江崎萌子
CD:キングインターナショナル KICC-1631
数々の受賞歴を誇るヴァイオリニスト、石上真由子が”デュオM&M”としても活動するベストパートナー江崎萌子と挑む初の小品集。
ヴァイオリンの石上真由子は、1991年生まれ。京都府立医科大学卒、医師免許を取得しながら、ヴァイオリニストとして活躍する異色の存在。2008年第77回「日本音楽コンクール」で第2位となり、NHKでドキュメンタリーでも取り上げられ、その名をクラシックファンに知らしめた。拠点の関西を中心とし、ソロ、室内楽、オーケストラなど国内外に活躍の場を拡げている。第7回「ルーマニア国際音楽コンクール」弦楽部門第1位及び全6部門を通じての最優秀賞、コンチェルト・デビュー賞受賞。第14回「チェコ音楽コンクール」ヴァイオリン部門第1位受賞。第1回「バルトーク国際ヴァイオリンコンクール」特別賞受賞。医師。
ピアノの江崎萌子は、桐朋女子高等学校音楽科首席卒業後、パリスコラ・カントルム音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。ライプツィヒ メンデルスゾーン音楽大学演奏家課程で2022年最高点で国家演奏家資格を取得、2023年より同大学にて教鞭を取る。2024年「ARDミュンヘン国際音楽コンクール」のオフィシャルピアニストを務める。第8回「ヴェローナ国際コンクール」第2位およびクラシックソナタ賞、女性演奏家賞受賞。その他、第26回「エピナル国際コンクール」入賞およびオーケストラ賞、現代曲賞、第80回「日本音楽コンクール」ピアノ部門入選、第4回「東京ピアノコンクール」第2位など国内外で入賞を重ねる。
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2025年10月02日

ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
マーラー:花の章
指揮:ジョナサン・ノット
管弦楽:東京交響楽団
録音:2022年5月14日、東京・オペラシティコンサートホール/5月15日、ミューザ川崎シンフォニーホール(ライヴ録音)
CD:オクタヴィアレコード OVCL-00883
指揮のジョナサン・ノット(1962年生れ)は、イギリス、ウェスト・ミッドランズ州出身。 ケンブリッジ大学で音楽学を専攻したのち、ロイヤル・ノーザン音楽大学で声楽とフルートを学ぶ。後に指揮に転向。フランクフルト歌劇場などでカペルマイスターを務めた後、2000年にはアンサンブル・アンテルコンタンポランの首席指揮者を務め、さらに2000 年からドイツ・バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。2010年、同オーケストラとのCD「マーラー交響曲第9番」を世界で権威あるフランスの「Midem 音楽賞」最優秀交響曲作品賞受賞へと導き、オーケストラの知名度を一躍広めた。ベルリン・フィルなど欧州の主要オーケストラに客演。バーデン=バーデン祝祭劇場ではマーラー・チクルスシリーズを立ち上げた。2007年には、ルツェルン音楽祭のアルティスト・エトワール(招待スター演奏家)に選ばれ、ワーグナー「ラインの黄金」を指揮。バーデン=バーデン祝祭劇場ではマーラー・チクルスシリーズを立ち上げた。2007年には、ルツェルン音楽祭のアルティスト・エトワール(招待スター演奏家)に選ばれ、ワーグナー<ラインの黄金>を指揮した。古典から現代曲まで幅広いレパートリーと抜群のプログラミングセンスを持つノットは、その多岐にわたる活躍が評価され、2009年「バイエルン文化賞」が贈られた。2011年1月のザルツブルク音楽祭モーツァルト週間でウィーン・フィルを指揮、ソリストにポリーニを迎えた演奏会は絶賛された。2009年にはマーラー・ユース・オーケストラを率いて、ヨーロッパツアーを行った。またバンベルクで開催される「マーラー国際指揮者コンクール」を統括。2014年東京交響楽団第3代音楽監督に就任(2026年3月退任予定<12年間>)。2016年スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督に就任。
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2025年9月29日

ヘンデル:ハープ協奏曲 変ロ長調 HWV 294 Op.4-6
オルガン協奏曲 ニ短調 HWV 309 Op.7-4(メストレによるハープ編曲版)
オルガン協奏曲 ヘ長調 HWV 293 Op.4-5(アルモシュ・タロシュによるハープ編曲版)
主題と変奏
組曲第7番 ト短調 VI.パッサカリア HWV 432(タイニー・ベオンによるハープ編曲版)
メヌエット変奏曲(メヌエット ト短調 HWV 434,4より/ヤン=ペーター・クレプフェル
によるハープとアップライト・フェルトピアノのための編曲版)
エア変奏曲(水上の音楽 第1組曲 HWV 348より/ハープとアコーディオンのための編曲版)
ハープ:グザヴィエ・ドゥ・メストレ
管弦楽:ルツェルン祝祭弦楽合奏団
アップライト・フェルトピアノ:ジュリアン・クエンティン
アコーディオン:マルティナス
CD:ソニーミュージック SICC 30926
このCDアルバムは、ヘンデルが作曲した唯一のハープ協奏曲であるハープ協奏曲 変ロ長調 HWV 294 Op.4-6を中心に、ヘンデルのオルガン協奏曲をハープとオーケストラ用にアレンジした作品が収録されている。これらの楽曲はルツェルン祝祭弦楽合奏団と共に演奏される。
ハープのグザヴィエ・ドゥ・メストレ(1973年生まれ)は、フランス、トゥーロン出身。16歳の時、「パリ・ハープ・コンクール」で優勝、「カーディフ(英国)」のほか、ミュンヘン、ウィーン、エルサエレムでの主要な国際コンクールでも数々の受賞を果たす。1998年、世界で最も権威のある「USA国際ハープ・コンクール(ブルーミントン)」で優勝し、20歳でロリン・マゼール率いるバイエルン放送交響楽団のソロ・ハーピストとなった。その3年後には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ハーピストに就任。翌年にウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団。2010年ソリストとして活動するため同楽団を退団。現在、ソリストとして、ザルツブルク・モーツァルテウム管、イスラエル・フィル、チェコ・フィル、バイエルン放送響などと様々なハープ協奏曲を共演しているほか、リサイタル、室内楽など幅広く活動している。日本にはほぼ毎年来日し、NHK交響楽団との共演、リサイタルやウィーン・フィル・メンバーとの室内楽を行っている。ハンブルク音楽大学の教授に就任し、後進の指導にも当たっている。
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2025年9月25日

バッハ:ゴルトベルク変奏曲~I.アリア
ショパン:ワルツ イ短調(2024年公表作品)
チャイコフスキー:秋の歌(「四季」~10月)
ショパン:マズルカ第29番変イ長調 作品41-4
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第4番 I.前奏曲
シューマン:夕べに
ブラームス:間奏曲嬰ハ短調 作品117-3
シューベルト:即興曲変イ長調 作品90-4
シューマン:予言の鳥
シューマン/リスト:献呈
CD:ソニーミュージック SICC 39140
ピアノ: 小山実稚恵
10月12日(日)東京サントリーホールにてデビュー40周年公演を行う小山実稚恵。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールの双方に入賞以来、第一線で活躍を続けている。1987年「ショパン:ピアノ・ソナタ第3番&アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ」でLP/CDデビュー以来、33枚のアルバムをリリースし、幅広いレパートリーで知られる。近年では初のバッハ・アルバム「ゴルトベルク変奏曲」やベートーヴェン後期ソナタ・アルバムでの深化するピアニズムが高い評価を得ている。そんな小山が2025年6月23日に新たに録音したショパンとチャイコフスキーの3曲を収めた最新ベスト盤。10月12日にはチャイコフスキーとラフマニノフの協奏曲第2番を演奏する。
ピアノの小山実稚恵は、宮城県仙台市出身。東京芸術大学卒。1982年「チャイコフスキー国際コンクール」第3位、1985年「ショパン国際ピアノコンクール」第4位(女性では最高位)と、二大国際コンクールの両方に入賞した日本人で唯一のピアニスト。また「ショパン国際ピアノコンクール」など数々の国際コンクールの審査員を務める。東日本大震災以降、被災地でも演奏を行い、仙台では被災地活動の一環として自ら企画立案した「こどもの夢ひろば“ボレロ”」を毎年開催。2005年「文化庁芸術祭」音楽部門大賞、2005年第7回「ホテルオークラ音楽賞」、2013年第43回「東燃ゼネラル音楽賞」洋楽部門本賞、2015年第35回 NHK交響楽団「有馬賞」、2015年「文化庁芸術祭音楽部門優秀賞」、第28回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」、2016年度「芸術選奨音楽部門文部科学大臣賞」、2018年度「大阪市市民表彰」をそれぞれ受賞。2017年度「紫綬褒章」受章。
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2025年9月22日

<CD1>
ラヴェル:古風なメヌエット
亡き王女のためのパヴァーヌ
水の戯れ
ソナチネ
鏡
<CD2>
ラヴェル:夜のガスパール
ハイドンの名によるメヌエット
高雅で感傷的なワルツ
ボロディン風に
シャブリエ風に
前奏曲
クープランの墓
ピアノ:横山幸雄
CD:Biancala MYCL00401
このCDは、日本を代表するピアニスト、横山幸雄の実に7年振りとなるピアノソロ・アルバム。ラヴェル生誕150周年記念アルバム。自身が立ち上げた「Biancala」レーベルの第1弾となるこのアルバムは、「ラヴェル:ソロ・ピアノ作品全集」。16歳で単身渡仏し、パリ音楽院で学びつつ、ラヴェルの直弟子でもあるヴラド・ペルルミュテールのもとでも研鑽を積んだ横山幸雄。これまでラヴェル生誕120年の1995年、生誕140年の2015年に東京やパリにてピアノ独奏曲全曲演奏会を開催してきたが、今回初の全集レコーディング敢行となった。まさにラヴェルの流れを汲むピアニスト、横山幸雄のこだわりが詰まったアルバム。
ピアノの横山幸雄(1971年生まれ)は、東京都三鷹市出身。1987年東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中にパリ国立高等音楽院にフランス政府給費留学生として留学。ジャック・ルヴィエ、ヴラド・ペルルミュテール、パスカル・ドヴァイヨンに師事。1989年「ロン=ティボー国際コンクール」ピアノ部門第3位。1990年パリ国立高等音楽院卒業。1990年第12回「ショパン国際ピアノコンクール」第3位およびソナタ賞受賞。1999年文化庁芸術選奨新人賞(音楽部門)受賞。2000年CD「ベートーヴェン12会/1998~1999」が第55回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。モービル音楽賞(奨励賞)受賞。2010年ショパンの全166曲を16時間弱かけて弾き通し、ギネス・ワールド・レコーズの「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」に認定される。2011年未発表曲を含め、確認されているショパンの全ての独奏曲212曲を約18時間かけて暗譜で弾き通し、自身が持つ「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」のギネス記録を更新。元上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授、名古屋芸術大学特別客員教授、広島大学客員教授。日本パデレフスキ協会会長。
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2025年9月18日

<Disc1>
フォーレ:ヴァルス=カプリス(全4曲)
3つの無言歌 op.17
即興曲(No.1-No.5)<No.6は第2巻>
マズルカ op.32
バラード 嬰ヘ長調 op.19(ピアノソロ版)
<Disc2>
フォーレ:舟歌(全13曲)
ピアノ:西岡沙樹
CD:LIVE NOTES(ライヴノーツ) WWCC-8033(2枚組)
日本人ピアニスト初の快挙。編曲版を含む、フォーレ:ピアノソロ作品の全てを収録。
ピアノの西岡沙樹は、奈良県出身。 四天王寺高等学校を経て、京都市立芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業後、渡仏。パリ国立高等音楽院ピアノ科修士課程に審査員満場一致の首席で合格し、2018年に最優秀で修了。 また京都フランス音楽アカデミーよりスカラシップを得て、奨学生としてパリ・エコール・ノルマル音楽院にも在籍し、コンサーティストディプロム取得。第61回「全日本学生音楽コンクール」全国大会第2位、第19回「フッペル鳥栖ピアノコンクール」第1位、第18回「松方ホール音楽賞」奨励賞、第5回「フォーレ国際ピアノコンクール(フランス)」第2位・聴衆賞。2018年、スペインのバルセロナで開催された第7回「バルセロナ国際ピアノアカデミーコンクール」にて優勝し、翌年スペイン各地で褒賞ソロリサイタルを行う。 日本・ヨーロッパ各地でのソロリサイタルや、リベイラン・プレート交響楽団(ブラジル)をはじめ、国内外のオーケストラと共演。フランスにて、パリ・ショパンフェスティバル、リストマニア、ピアノ・オン・ヴァロワ、ジャコバン国際ピアノ音楽祭等の音楽祭にも出演しリサイタルを行う。 2023年には、あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール(大阪)の「フェニックス・エヴォリューション・シリーズ」に選出され、フォーレのノクターン全13曲及び即興曲全5曲によるリサイタルを開催し好評を博すなど、精力的に演奏活動を行っている。
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2025年9月15日

ディートリヒ/シューマン/ブラームス:F.A.E.ソナタ
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第34番 変ロ長調 K.378(317d)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのロンド ロ短調 D 895
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.68
クライスラー:ウィーン風狂想的幻想曲
ヴァイオリン:ヴォルフガング・ダヴィッド
ピアノ:梯 剛之
CD:ソナーレ・アートオフィス SONARE1072
ヴァイオリンのヴォルフガング・ダヴィッド(1971年生まれ)は、オーストリア、ウィーン近郊のザンクト・ペルテン生出身。8歳でウィーン国立音楽大学準備科への入学を許可され、ウィーン・フィル コンサートマスターのライナー・キュッヒル氏に師事。その後ケルン音楽大学でイゴール・オジム氏に、ロンドンのギルドホール音楽院でイフラ・ニーマン氏に学ぶ。多くのコンクールで入賞を果たし、イギリス ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、オーストリア ウィーン放送交響楽団、南アフリカ ヨハネスブルク・フィルハーモニー管弦楽団、スイス ベルン交響楽団、などのオーケストラと共演。ウィーン・コンツェルトハウス、ウィーン・ムジークフェラインザール、ニューヨーク カーネギー・ホール、ロサンゼルス セリトス・センター、ロンドン ウィグモア・ホール、ジュネーヴ ヴィクトリア・ホール、パリ ユネスコ・ホール、ケルン フィルハーモニーなど世界の著名なホールで演奏。なかでも特筆すべきはニューヨーク 国連アッセンブリー・ホールでのコフィー・アナン国連事務総長臨席のもとでの演奏、バンコクでのタイ女王臨席での演奏である。ワシントン・ポスト紙は、「最高度の音楽が降り注ぐ」と評し、「ストラド」誌は、彼の演奏の「情感の豊かさは人が望み得る最上のもの」と絶賛している。梯 剛之(ピアノ)とのコンサートのライブCD7タイトルがソナーレ・アートオフィスよりリリース。
ピアノの梯 剛之(かけはし たけし、1977年生まれ)は、東京都出身。小児癌により生後1ヵ月で失明するが、玩具がわりにピアノに親しみ、4才半よりレッスンを始める。1990年八王子市立中山小学校卒業と同時にウイーン国立音楽大学準備科に入学。同年再び眼に悪性腫瘍を患い帰国し手術するも、翌年勉強を再開。1994年チェコの「盲人弱視者国際音楽コンクール」、ドイツの「エトリンゲン青少年国際ピアノコンクール(Bカテゴリー)」で参加者中最年少優勝、豊かな音楽性を認められる。1995年アメリカの「ストラヴィンスキー青少年国際コンクール」第2位。1997年「村松賞」受賞。1998年「ロン=ティボー国際コンクール(パリ)」第2位およびSACEM賞(リサイタル賞)、シュピオンボノー財団賞受賞。1999年「都民文化栄誉章」「出光音楽賞」「点字毎日文化賞」を受賞。2000年「ショパン国際コンクール」ワルシャワ市長賞受賞。2014年7月サラエボにて、「世界平和コンサートへの道」公演で、柳澤寿男指揮バルカン室内管弦楽団 とモーツァルト:ピアノ協奏曲第13 番を共演するなど、これまでに世界各国のオーケストラと共演。NHK「芸術劇場」「クラシックアワー」「N響アワー」「毎日モーツアルト」「ぴあのピア」、テレビ朝日「徹子の部屋」等テレビ、ラジオ出演も多い。これまで計10枚のCDをリリース。「ピアノ・リサイタル2013」(SONARE1023)は「レコード芸術」誌で特選盤、「ピアノ・リサイタル2014」(SONARE1027)は同誌準特選盤に選ばれた。
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2025年9月11日

ベートーヴェン:交響曲 第2番 二長調 作品36
交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
指揮:ジョナサン・ノット(東京交響楽団音楽監督 2026年3月退任予定)
管弦楽:東京交響楽団
録音:2022年11月26日東京・サントリーホール、11月27日ミューザ川崎シンフォニーホール(第2番)、2024年12月7日東京・サントリーホール、12月8日ミューザ川崎シンフォニーホール(第5番)にてライヴ収録
CD:オクタヴィアレコード OVCL-00884
ジョナサン・ノットと東京交響楽団は、2014年以来、ファンを魅了し熱狂させてきた。音楽監督就任以来シーズン毎に披露され互いに成熟し探求し続けてきたベートーヴェン像。第6番「田園」&第1番に次ぐシリーズ第3弾が登場。Last Season(東京交響楽団音楽監督を2026年3月に退任予定)を迎えた名コンビの演奏。
指揮のジョナサン・ノット(1962年生れ)は、イギリス、ウェスト・ミッドランズ州出身。 ケンブリッジ大学で音楽学を専攻したのち、ロイヤル・ノーザン音楽大学で声楽とフルートを学ぶ。後に指揮に転向。フランクフルト歌劇場などでカペルマイスターを務めた後、2000年にはアンサンブル・アンテルコンタンポランの首席指揮者を務め、さらに2000 年からドイツ・バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。2010年、同オーケストラとのCD「マーラー交響曲第9番」を世界で権威あるフランスの「Midem 音楽賞」最優秀交響曲作品賞受賞へと導き、オーケストラの知名度を一躍広めた。ベルリン・フィルなど欧州の主要オーケストラに客演。バーデン=バーデン祝祭劇場ではマーラー・チクルスシリーズを立ち上げた。2007年には、ルツェルン音楽祭のアルティスト・エトワール(招待スター演奏家)に選ばれ、ワーグナー「ラインの黄金」を指揮。バーデン=バーデン祝祭劇場ではマーラー・チクルスシリーズを立ち上げた。2007年には、ルツェルン音楽祭のアルティスト・エトワール(招待スター演奏家)に選ばれ、ワーグナー<ラインの黄金>を指揮した。古典から現代曲まで幅広いレパートリーと抜群のプログラミングセンスを持つノットは、その多岐にわたる活躍が評価され、2009年「バイエルン文化賞」が贈られた。2011年1月のザルツブルク音楽祭モーツァルト週間でウィーン・フィルを指揮、ソリストにポリーニを迎えた演奏会は絶賛された。2009年にはマーラー・ユース・オーケストラを率いて、ヨーロッパツアーを行った。またバンベルクで開催される「マーラー国際指揮者コンクール」を統括。2014年東京交響楽団第3代音楽監督に就任(2026年3月退任予定<12年間>)。2016年スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督に就任。
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