クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2019年 11月

2019年11月28日

★「東京六人組」、シューマンとブラームスの室内楽の名曲をピアノと木管五重奏のための六重奏版で演奏


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シューマン(ロバート・パターソン編):ピアノ五重奏曲  op.44(ピアノと木管五重奏のための六重奏版)
ブラームス(サミュエル・バロン編):ピアノ四重奏曲 第1番 op.25(ピアノと木管五重奏のための六重奏版)

演奏:東京六人組

      上野由恵(フルート)
      荒絵理子(オーボエ)
      金子平(クラリネット)
      福士マリ子(ファゴット)
      福川伸陽(ホルン)
      三浦友理枝(ピアノ)

CD:オクタヴィア・レコード OVCC‐00154

 「東京六人組」は、主要オーケストラの首席奏者、ソリストとしても精力的に活躍する豪華顔触れで結成された気鋭のアンサンブル。これは、2年ぶりとなる3枚目のCD。原曲はピアノと弦楽器で奏でられる室内楽の名作であるシューマンのピアノ五重奏曲とブラームスのピアノ四重奏曲を、共に六重奏曲編曲版で演奏する意欲作。

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2019年11月25日

★ファゴットとコントラファゴット“兄弟楽器による師弟共演”盤


ファゴット・ドュオ

ブレーメル:アレグレット・オブスティナート
       ディープ・バーガンディ
モーツァルト:12の二重奏曲K. 487
エルトマン:対話
オッフェンバック:二重奏曲集 第1番ト長調作品50
ヒンデミット:4つの小品
クニェジェク:二重奏曲 第1番/第2番
ハートレー:インヴェンション・フォー・トゥー 作品234
モンターノ:組曲
アイザックソン:アニ-ユン-ウィヤ

ファゴット:岡崎耕治
コントラファゴット:山田知史

CD:マイスター・ミュージック MM‐4065

 岡崎耕治と山田知史のファゴットとコントラファゴットによるデュオCD第2弾。“兄弟楽器による師弟共演”盤として興味の尽きない内容を秘めている。ファゴットの岡崎耕治(1949年生れ)は、広島県出身。1972年武蔵野音楽大学音楽学部器楽科卒業後、東京交響楽団首席ファゴット奏者。1974年北西ドイツのデトモルト音楽大学に留学し、1978年ドイツ演奏家資格試験合格、首席で修了後、NHK交響楽団首席ファゴット奏者を務める。コントラファゴットの山田知史は、武蔵野音楽大学を卒業後、ハノーファー音楽芸術大学にて学ぶ。第21回「日本管打楽器コンクール」第3位入賞。京都市交響楽団を経て東京都交響楽団ファゴット奏者。

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2019年11月21日

★ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団のショスタコーヴィチ:交響曲第5番(ライヴ録音盤)


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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

指揮:ジョナサン・ノット

管弦楽:東京交響楽団

録音:2019年5月、サントリーホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL‐00702

 指揮のジョナサン・ノット(1962年生れ)は、イギリス、ウェスト・ミッドランズ州出身。 ケンブリッジ大学で音楽学を専攻したのち、ロイヤル・ノーザン音楽大学で声楽とフルートを学ぶ。後に指揮に転向。フランクフルト歌劇場などでカペルマイスターを務めた後、2000年バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。ベルリン・フィルなど欧州の主要オーケストラに客演。2014年東京交響楽団第3代音楽監督に就任。2017年スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督に就任。

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2019年11月18日

★大野和士指揮バルセロナ交響楽団のショスタコーヴィチ : 交響曲第10番(ライヴ録音盤)


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ショスタコーヴィチ : 交響曲第10番

指揮:大野和士

管弦楽:バルセロナ交響楽団

録音: 2018年12月14~16日、バルセロナ、ラウディトリ (ライヴ録音)

CD:トーメイ電子  ALT-410

 指揮の大野和士(1960年生れ)は、東京都出身。東京芸術大学指揮科に入学。大学卒業後、25歳の時欧州に渡る。1987年「アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール」で優勝。1988年ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者・音楽監督に就任。その後、カールスルーエ・バーデン州立歌劇場の音楽総監督、ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督を務めた。2008年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者、2012年アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。2015年東京都交響楽団の音楽監督、また同年バルセロナ交響楽団の音楽監督就任。2018年より新国立劇場のオペラ部門の芸術監督に就任。2010年日本芸術院賞・恩賜賞受賞、サントリー音楽賞受賞、文化功労者に選ばれる。2017年フランス共和国より芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲。同時にリヨン市からリヨン市特別メダル授与。

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2019年11月14日

★ウイーン・フィル首席フルート奏者 カール=ハインツ・シュッツの20世紀のフルート作品集


カール=ハインツ・シュッツ

マデルナ:甘い夢(1961)
ベリオ:セクエンツァ(1958)
福島和夫:伽陀迦盧那(1959/1961)
       冥(1961)
メシアン:黒つぐみ(1951)
武満徹:声(ヴォイス)(1971)
      雨の呪文〜フルート、クラリネット、ハープ、ピアノ、ヴァイブラフォンのための(1982)

フルート:カール=ハインツ・シュッツ

ピアノ:ブルーノ・カニーノ、高橋アキ
クラリネット:四戸世紀
ハープ:篠﨑史子
ヴァイブラフォン:山口恭範

録音:2017年5月、イタリア、ウンベルティーデ、聖クローチェ美術館
    2017年8月、群馬県草津町、草津音楽の森国際コンサートホール

CD:カメラータ・トウキョウ CMCD‐28366

 フルートのカール=ハインツ・シュッツは、「カール・ニールセン国際フルート・コンクール」(1998)および「クラクフ国際フルート・コンクール」(1999)で優勝。現在、ウイーン国立歌劇場管弦楽団およびウイーンフィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務めている。また、室内楽にも熱心に取り組んでおり、アンサンブル・ウィーン=ベルリンとウィーン・リング・アンサンブルなどで活躍している。  このCDは、1951年~82年に書かれた20世紀の代表作を7曲収録。

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2019年11月11日

★河村尚子の“ベートーヴェン・プロジェクト” ピアノ・ソナタ集(2)


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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番「狩り」
          ピアノ・ソナタ 第21番「ワルトシュタイン」
          ピアノ・ソナタ 第24番 「テレーゼ」
          ピアノ・ソナタ 第23番 「熱情」

ピアノ:河村尚子

CD:ソニーミュージックジャパン SICC-19044

 このCDは、河村尚子が2年がかりで日本全国4か所でピアノ・ソナタ14曲の連続演奏に取り組む「ベートーヴェン・プロジェクト」の2枚目の成果。ピアノの河村尚子は、兵庫県西宮市出身。5歳で渡独。ハノーファー音楽演劇大学で学ぶ。同大学在学中の2006年「ミュンヘン国際コンクール」第2位、2007年「クララ・ハスキル国際コンクール」で優勝し一躍世界の脚光を浴びる。2009年度「出光音楽賞」、「新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞」、「日本ショパン協会賞」、2012年「芸術選奨新人賞」、2013年「ホテルオークラ音楽賞」を受賞。

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2019年11月07日

★エドガー・モローのチェロ独奏によるオッフェンバックとグルダのチェロ協奏曲


エドガー・モロー

オッフェンバック:チェロと管弦楽のための大協奏曲「軍隊風」
フリードリヒ・グルダ:チェロと吹奏楽のための協奏曲

チェロ:エドガー・モロー

指揮:ラファエル・メルラン

管弦楽:オーケストラ・レ・フォース・マジュール

 チェロのエドガー・モロー(1994年生れ)フランス、パリ出身。パリ国立高等音楽院、ドイツのクロンベルク・アカデミー学ぶ。2011年「チャイコフスキー国際コンクール」第2位。2014年「ヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション」第1位。すでにエラートから3枚のソロ・アルバムを発売しており、どれもが高い評価を得ている。今回の4枚目のソロ・アルバムは、オッフェンバックとグルダのチェロ協奏曲という、意欲的なプログラム。オッフェンバックのチェロ協奏曲は、オッフェンバック30歳前の作品。フリードリヒ・グルダのチェロ協奏曲は、ハインリヒ・シフのために書かれた曲で、独奏チェロとブラスバンド、ドラムセットやギターが加わった楽器編成の作品。

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2019年11月04日

★ピアノ・デュオ:稲島早織&大石真裕のドヴォルザーク自身によるピアノ連弾版作品の世界初録音盤


稲島早織&大石真裕

<DISC 1>

ドヴォルザーク:序曲「わが故郷」作品62  (世界初録音)
          劇的序曲「フス教徒」作品67  (世界初録音)
          交響曲第7番 作品70  (世界初録音)

<DISC 2>

ドヴォルザーク:交響曲第8番 作品88  (世界初録音)
          交響曲第9番「新世界より」作品95

ピアノ連弾:稲島早織・大石真裕

録音:2019年1月21~23日 & 2月4~6日、東京都、五反田文化センター

 ピアノ・デュオ:稲島早織&大石真裕は、2015年にプラハのスメタナ博物館にて初公演を開催し、チェコ国内の音楽情報誌にて好評を得る。2016年にデビューCD「スメタナ:連作交響詩『わが祖国』ピアノ連弾版」を全国発売(ALCD-7196)。同年5月12日、チェコ共和国大使館にて、「プラハ春 国際音楽祭」の開催を記念したスメタナ作曲「わが祖国」全曲公演を駐日チェコ共和国大使同席のもと開催。第13回「ルーマニア国際音楽コンクール」アンサンブル部門第2位。第34回「愛知ピアノコンクール」連弾部門ならびに2台ピアノ部門にて金賞。デビュー盤「スメタナ:連作交響詩『わが祖国』」に続いてピアノ・デュオ:稲島&大石が選んだのは、同じくチェコの雄、ドヴォルザークの最後の3つの交響曲とそれにつながる2つの序曲。交響曲第9番「新世界より」を除くすべてが世界初録音。

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