クラシック音楽 新譜CD情報


2025年7月14日

★石井琢磨とハンスイェルク・シェレンベルガー指揮ベルリン交響楽団の共演盤(ライヴ録音)

シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54

      「子供の情景」から第1曲「見知らぬ国と人々」
      「子供の情景」から第7曲「トロイメライ」
      「森の情景」から第3曲「孤独な花」
      「森の情景」から第7曲「予言の鳥」
      「森の情景」から第9曲「別れ」
       献呈(リスト編曲)

ピアノ:石井琢磨

指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー

管弦楽:ベルリン交響楽団

録音:2025年6月29日、30日 みなとみらいホール、サントリーホール(ライヴ)
   2025年6月10日 b-sharp Studio、ベルリン

CD:ソニーミュージック SICC-39139

 YouTubeチャンネル登録者数32万人超、注目のピアニスト”たくおん”こと石井琢磨、ついにソニー・ミュージックレーベルズからメジャー・デビュー。名門「ベルリン交響楽団」とシューマンのピアノ協奏曲で夢の共演が実現。指揮はベルリン・フィルの元オーボエ奏者のハンスイェルク・シェレンベルガー。石井琢磨は、2025年6月8日に本場ベルリン・フィルハーモニー大ホールでの初共演でベルリン市民をも魅了。続く日本ツアー12公演で日々あらたな感動を巻き起こした。

 ピアノの石井琢磨(1989年生まれ)は、徳島県鳴門市出身。2008年東京都立芸術高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業。ウィーン国立音楽大学コンサートピアノ科修士課程を審査員満場一致の最優秀で修了。同大学ポストグラデュアーレコース卒業。2016年ルーマニア・ブカレストでの「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」ピアノ部門第2位受賞(日本人ピアニストとして初入賞)。これを機にヨーロッパでの本格的な音楽活動を始める。

 指揮のハンスイェルク・シェレンベルガー(1948年生まれ)は、ドイツ、ミュンヘン出身。6歳からブロックフレーテ、13歳からオーボエを始める。1967年にミュンヘン国立音楽大学に入学し、マンフレート・クレメントに師事。その後、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会でハインツ・ホリガーのクラスに参加。ミュンヘン工科大学で数学の学位も取得している。1971年ケルン放送交響楽団のオーボエ副首席奏者、1975年首席奏者に就任。1972年「ミュンヘン国際音楽コンクール」で2位に入賞。1980年ベルリン・フィル首席オーボエ奏者に就任。ベルリン・フィル退団後は、自らレコード会社「カンパネラ・ムジカ」を興し、多くのレコーディングを行なっている。2021年から2023年までベルリン交響楽団の首席指揮者。N響のほか、神奈川フィ、関西フィル、仙台フィルなど、日本各地のオーケストラにソロイストとして客演。2013年岡山フィルハーモニック管弦楽団の首席指揮者、2022年からは名誉指揮者を務めている。マドリッドのソフィア高等音楽院教授。3年に1回開かれる「国際オーボエコンクール・東京」審査委員長。

 ベルリン交響楽団は、ドイツの首都ベルリンを本拠地とするオーケストラの1つ。1966年に当時の西ベルリンで創立。当初の名称はSymphonisches Orchester Berlin(SOB)で、1992年にベルリン交響楽団(Berliner Symphoniker)に名称を変更した。1996年からは積極的に海外公演を行い、日本では2002年の初来日以来、度々来日し数多くの公演を重ねている。2021 年~2023年ハンスイェルク・シェレンベルガーが首席指揮者を務めた。

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