クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2017年 8月

2017年8月31日

★フランスのピアノの名手 ジャン=フィリップ・コラールのシューマン:幻想曲/クライスレリアーナ


ジャン=フィリップ・コラール

シューマン:幻想曲
       クライスレリアーナ

ピアノ:ジャン=フィリップ・コラール

録音:2016年4月/ソワッソン(シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス)

CD:キングインターナショナル LDV-30

 ピアノのジャン=フィリップ・コラール(1948年生れ)は、フランス出身。パリ音楽院で学ぶ。アルフレッド・コルトーやサンソン・フランソワ亡き後に、同世代のミシェル・ベロフやパスカル・ロジェと並んで世界的に著名なフランスのピアニストのひとり。ラフマニノフの卓越した解釈によっても知られる。2003年にレジオン・ドヌール騎士章を受勲。

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2017年8月28日

★史上最年少の18歳で「ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクール」を制した漆原啓子のモーツァルトの「ピアノとヴァイオリンのための作品全集」第2弾


漆原啓子

<ディスク:1>

モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第32番 ヘ長調 K.376
                                第33番 ヘ長調 K.377
                                第31番 変ロ長調 K.372
                                第34番 変ロ長調 K.378

<ディスク:2>

モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第35番 ト長調 K.379
                                第36番 変ホ長調 K.380
                                第37番 イ長調 K.402
                                第38番 ハ長調 K.403
                                第39番 ハ長調 K.404

ヴァイオリン:漆原啓子

ピアノ:ヤコブ・ロイシュナー

CD:日本アコースティックレコーズ NARD‐5057~8(2枚組)

 このCDは、ヴァイオリンの漆原啓子とピアノのヤコブ・ロイシュナーによる「モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのための作品全集」第2弾。

 ヴァイオリンの漆原啓子(1963年生れ)は、東京都出身。第47回「日本音楽コンクール」第3位。1981年東京藝術大学付属高校在学中に第8回「ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクール」で最年少18歳で日本人初の第1位を獲得。1982年東京藝術大学に入学し、本格的な演奏活動を開始。1985年「ハレー・ストリング・クァルテット」を結成し、1986年「民音コンクール室内楽第1部門」で斎藤秀雄賞を受賞。現在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。

 ピアノ:ヤコブ・ロイシュナー(1974年生まれ)は、ドイツ・フライブルク出身。フライブルク音楽大学とリューベック音楽大学で学ぶ。レパートリーは、イギリスのヴァージナル音楽から現代音楽まで多岐にわたるが、その中心にはウィーン古典派であり、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのピアノ・ソナタ全曲をとりあげた連続演奏会を何度も行っている。現在、リューベック音楽大学、フランス・リスト音楽院で教鞭を執っている。

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2017年8月24日

★名手、豊嶋泰嗣によるモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全曲シリーズ第1弾


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モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲 第1番、第2番、第5番「トルコ風」

指揮&ヴァイオリン:豊嶋泰嗣

管弦楽:大阪交響楽団

録音:2016年7月9日、大阪・ザ・シンフォニーホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL-00636

 豊嶋泰嗣(1964年生れ)は、東京都出身。桐朋学園在学中よりヴァイオリン、ヴィオラ奏者として演奏活動を始める。1986年、大学卒業と同時に新日本フィルのコンサートマスターに就任すると同時に、ソリストとして国内外のオーケストラと共演。現在は、新日本フィルのソロ・コンサートマスター、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団コンサートマスター、九州交響楽団桂冠コンサートマスター。またアルティ弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍している。1991年「村松賞」、第1回「出光音楽賞」、1992年「芸術選奨文部大臣新人賞」を受賞。このCDは、豊嶋泰嗣の弾き振りによるモーツァルト協奏曲ツィクルス第1弾。

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2017年8月21日

★井上道義、大阪フィル首席指揮者の最後の定期演奏会のライヴレコーディング


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ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」

指揮:井上道義

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

CD:オクタヴィアレコード OVCL‐00627(ライヴ録音)

 指揮の井上道義(1946年生れ)は、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドバイザー。2014年から2017年まで大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者。このCDは、大阪フィルの首席指揮者としての最後となった2017年2月17日、18日、定期演奏会のライヴレコーディング。

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2017年8月17日

★宗教改革500年記念 ヤニック・ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管弦楽団のメンデルスゾーン:交響曲全集


ヤニック・ネゼ=セガン2

<CD 1>

メンデルスゾーン:交響曲 第1番 ハ短調 作品11
           :交響曲 第3番 イ短調 作品56「スコットランド」

<CD 2>

メンデルスゾーン:交響曲 第2番(交響カンタータ) 変ロ長調「讃歌」 作品52

<CD 3>

メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」
           :交響曲 第5番 ニ短調 作品107「宗教改革」

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

管弦楽:ヨーロッパ室内管弦楽団

独唱:カリーナ・ゴーヴァン(ソプラノ)
    レグラ・ミューレマン(ソプラノ)
    ダニエル・ベーレ(テノール)

合唱:RIAS室内合唱団

録音:2016年2月、パリ(ライヴ録音)

CD:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1769

 指揮のヤニック・ネゼ=セガン(1975年生れ)は、カナダ・モントリオール出身。ケベック音楽院モントリオール校でピアノと室内楽を、プリンストンのウェストミンスター・クワイヤー・カレッジで合唱指揮を学ぶ。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者(2008年―2014年)を歴任した後、現在、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、フィラデルフィア管弦楽団音楽監督を務めている。このCDは、2016年2月のメンデルスゾーン音楽祭におけるライヴ録音で、パリ管の新本拠地、フィルハーモニー・ド・パリで録音された。ルターの宗教改革から500年、交響曲第5番「宗教改革」のホグウッド校訂の新版による録音(メジャー初録音)を含む交響曲全集。

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2017年8月14日

★チェロの堤 剛とピアノの萩原麻未の共演


堤 剛

フランク:ソナタ イ長調
R. シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 作品6(世界初録音)
三善 晃:母と子のための音楽

チェロ:堤 剛

ピアノ:萩原麻未

 チェロの堤 剛(1942年生れ)は、桐朋学園で斎藤秀雄に師事し、桐朋学園高校音楽科卒業後にインディアナ大学へ留学しヤーノシュ・シュタルケルに師事した。1963年よりシュタルケルの助手を務める。桐朋学園大学院大学教授、財団法人サントリー音楽財団理事長、サントリーホール館長、霧島国際音楽祭音楽監督を務める。2009年紫綬褒章、2013年文化功労者。

 ピアノの萩原麻未(1986年生れ)は、広島県出身。2005年広島音楽高等学校卒業。同年、文化庁海外新進芸術家派遣員として単身フランスに留学。2010年パリ国立高等音楽・舞踊学校(修士課程)を首席で卒業。同年「ジュネーブ国際音楽コンクール」ピアノ部門で日本人として初優勝。2014年モーツァルテウム音楽院を卒業。2012年第13回「ホテルオークラ音楽賞」、第22回「出光音楽賞」、文化庁長官表彰(国際芸術部門)受賞。

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2017年8月11日

★20代の若かりしベートーヴェンが創作した知られざる初期の歌曲作品を集めたアルバム


ベートーヴェン:歌曲集

~ベートーヴェン歌曲選集 Vol.1 初期歌曲篇~

ベートーヴェン:鶉(うずら)の鳴き声 WoO 129
          嘆き WoO 113
          希望に寄す Op.32
          死せるプードルに寄せる哀歌 WoO 110
          8つの歌曲 Op.52 より
            ウリアン氏の世界旅行 Op.52-1
            安らぎの歌 Op.52-3
            五月の歌 Op.52-4
            マーモット Op.52-7
          奇跡の美しさを持つ花 Op.52-8
          優しき愛 WoO 123
          独り言 WoO 114
          ラウラに WoO 112
          ミンナに WoO 115
          魔王(R.ベッカーによる補筆完成版) WoO 131
          ゲレルトの詩による6つの歌曲 Op. 48 より
            祈り Op.48-1
            死について Op.48-3
            懺悔の歌 Op.48-6
          この小暗き墓に WoO 133
          なんと時は過ごし難いものか WoO 116
          愛の喜び WoO 128
          新たな愛、新たな日々 WoO 127
          アデライーデ Op.46

テノール:水越啓

フォルテピアノ:重岡麻衣

録音:神奈川県立相模湖交流センター、2016年12月25、27、28日、2017年3月7、8日

CD:ALM RECORDS ALCD‐7214

 このCDは、20代の若かりしベートーヴェンが創作した知られざる初期の歌曲作品を集めたアルバム。

 テノールの水越啓は、東京藝術大学声楽科卒業。同大学院古楽科修士課程をバロック声楽専攻で修了。デン・ハーグ王立音楽院卒業。バッハをはじめとする宗教音楽のスペシャリストとして、オランダを中心にヨーロッパ屈指のグループと共演を続けている。なかでもグループ創設期より参加したソロアンサンブルグループVox Luminis (ベルギー)からリリースされたCDはいずれの録音も国際的に高い評価を得ており、特にハインリヒ・シュッツ「音楽による葬送」の録音は2012年度のグラモフォン・アワード(英)にてバロック部門と年間最優秀録音のダブル受賞。

 フォルテピアノの重岡麻衣は、東京藝術大学古楽科チェンバロ専攻卒業。同大学院修士課程古楽科フォルテピアノ専攻修了。チェンバロ、通奏低音を鈴木雅明、フォルテピアノを小島芳子、小倉貴久子の各氏に師事。ブルージュ国際古楽コンクール・フォルテピアノ部門に於いてセミファイナリストに選ばれ、奨励賞を受賞。ベルギー政府奨学生として、ブリュッセル王立音楽院に留学、フォルテピアノをボヤン・ヴォデニチャロフ、ピート・クイケンの各氏に師事、名誉賞付きディプロマを得て卒業。ヨーロッパ各地にてフォルテピアノ・リサイタルを開催、好評を得る。

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2017年8月07日

★ベルギーの作曲家 ヤン・ヴァン・デル・ロースト指揮シエナ・ウインド・オーケストラのライヴ録音


シエナ・ウインド・オーケストラ

ヤン・ヴァン・デル・ロースト:ナマセ・ラプソディ
                  カンタベリー・コラール
                  交響詩「スパルタクス」
                  グロリオーゾ~グランド・オーバーチュアー~
                  クレデンティウム
                  交響詩「モンタニャールの詩」

指揮:ヤン・ヴァン・デル・ロースト

吹奏楽:シエナ・ウインド・オーケストラ

録音:2017年2月10日~11日、文京シビックホール(ライヴ録音)

CD:エイヴェックス・クラシックス AVCL‐25932~3(2枚組)

 ヤン・ヴァン・デル・ロースト(1956年生れ)は、ベルギーの作曲家。現在、レメンス音楽院で教鞭を執るほか、東京ミュージック&メディアアーツ尚美と名古屋芸術大学および洗足学園音楽大学の客員教授も務める。2013年4月にフィルハーモニック・ウインズ大阪の首席客演指揮者に就任。日本ではブラスバンドや吹奏楽編成の作品が知られている。

 シエナ・ウインド・オーケストラ(SIENA Wind Orchestra)は、ジャパン・シンフォニック・ウインズが運営する吹奏楽団。1990年クラリネット奏者の藤井一男の提唱により20代の若手奏者ばかりで結成された。現在、日本国内における吹奏楽の先頭に立つプロ吹奏楽団として、高い人気を誇っている。2011年第21回「吹奏楽アカデミー賞」受賞。

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2017年8月03日

★人気ピアニスト 反田恭平のリサイタル・ピース第1集


月の光反田恭平 

シューベルト:4つの即興曲 作品90 D.899
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー:喜びの島
ドビュッシー:月の光〜「ベルガマスク組曲」より第3曲
シューマン(リスト編):献呈
ショパン:別れの曲〜「12の練習曲 作品10」より第3曲

ピアノ:反田恭平

CD:日本コロムビア COCQ-85364(UHQCD)

 ピアノの反田 恭平(1994年生れ)は、札幌市生まれ、東京都出身。桐朋学園大学音楽学部で学ぶ。2012年「日本音楽コンクール」第1位(男性では史上最年少)、併せて聴衆賞を含む4つの特別賞を受賞。2013年ロシアへ留学。2014年モスクワ音楽院に首席(日本人初の最高得点)で入学。2015年第25回「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」(イタリア)優勝。

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