2017年8月11日
~ベートーヴェン歌曲選集 Vol.1 初期歌曲篇~
ベートーヴェン:鶉(うずら)の鳴き声 WoO 129
嘆き WoO 113
希望に寄す Op.32
死せるプードルに寄せる哀歌 WoO 110
8つの歌曲 Op.52 より
ウリアン氏の世界旅行 Op.52-1
安らぎの歌 Op.52-3
五月の歌 Op.52-4
マーモット Op.52-7
奇跡の美しさを持つ花 Op.52-8
優しき愛 WoO 123
独り言 WoO 114
ラウラに WoO 112
ミンナに WoO 115
魔王(R.ベッカーによる補筆完成版) WoO 131
ゲレルトの詩による6つの歌曲 Op. 48 より
祈り Op.48-1
死について Op.48-3
懺悔の歌 Op.48-6
この小暗き墓に WoO 133
なんと時は過ごし難いものか WoO 116
愛の喜び WoO 128
新たな愛、新たな日々 WoO 127
アデライーデ Op.46
テノール:水越啓
フォルテピアノ:重岡麻衣
録音:神奈川県立相模湖交流センター、2016年12月25、27、28日、2017年3月7、8日
CD:ALM RECORDS ALCD‐7214
このCDは、20代の若かりしベートーヴェンが創作した知られざる初期の歌曲作品を集めたアルバム。
テノールの水越啓は、東京藝術大学声楽科卒業。同大学院古楽科修士課程をバロック声楽専攻で修了。デン・ハーグ王立音楽院卒業。バッハをはじめとする宗教音楽のスペシャリストとして、オランダを中心にヨーロッパ屈指のグループと共演を続けている。なかでもグループ創設期より参加したソロアンサンブルグループVox Luminis (ベルギー)からリリースされたCDはいずれの録音も国際的に高い評価を得ており、特にハインリヒ・シュッツ「音楽による葬送」の録音は2012年度のグラモフォン・アワード(英)にてバロック部門と年間最優秀録音のダブル受賞。
フォルテピアノの重岡麻衣は、東京藝術大学古楽科チェンバロ専攻卒業。同大学院修士課程古楽科フォルテピアノ専攻修了。チェンバロ、通奏低音を鈴木雅明、フォルテピアノを小島芳子、小倉貴久子の各氏に師事。ブルージュ国際古楽コンクール・フォルテピアノ部門に於いてセミファイナリストに選ばれ、奨励賞を受賞。ベルギー政府奨学生として、ブリュッセル王立音楽院に留学、フォルテピアノをボヤン・ヴォデニチャロフ、ピート・クイケンの各氏に師事、名誉賞付きディプロマを得て卒業。ヨーロッパ各地にてフォルテピアノ・リサイタルを開催、好評を得る。