2012年9月28日
★パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのシューマン: 交響曲第2番と序曲集
シューマン: 交響曲第2番
「マンフレッド」序曲/「ヘルマンとドロテア」序曲/「メッシーナの花嫁」序曲/
歌劇「ゲノフェーファ」序曲
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
管弦楽:ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
録音:20011年4月9日&10日(交響曲第2番)/2011年12月22日(「ゲノフェーファ」「マンフレッド」)
/2012年3月28日~30日(「ヘルマンとドロテア」「メッシーナの花嫁」)
ベルリン、フンクハウス・ケーペニック
CD:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル SICC10119
ベートーヴェンの交響曲全曲演奏と録音でその名を世界的なものとしたヤルヴィとドイツ・カンマーフィルが現在取り組んでいるのがシューマンの交響曲全曲演奏。2010年11月に発売した交響曲第1番「春」&第3番「ライン」に続く、全集録音第2弾。シューマンの交響曲の中でも最も至難の作品とされている第2番を中心に、4曲の序曲を収録。シューマンを文字通り「愛している」と公言してはばからないヤルヴィが、シューマンのオーケストレーションの機微を繊細に表現しきることのできるドイツ・カンマーフィルと繰り広げるシューマン・ワールド。
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2012年9月25日
★ファウスト&アバド、ベルク&ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾く
ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
指揮:クラウディオ・アバド
管弦楽:モーツァルト管弦楽団
録音:2010年11月、ボローニャ、アウディトリオ・マンゾーニ
CD:キングインターナショナル KKC-5221
イザベル・ファーストは、ドイツのヴァイオリニスト。1987年、レオポルド・モーツァルト・コンクールで優勝。1993年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。1997年には、バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞。2004年から、ベルリン芸術大学、ヴァイオリン専攻科の教授。古典作品から前衛的な曲までレパートリーは広く、世界初演も多い。室内楽奏者としても活躍。クラウディオ・アバド(1933年生まれ)は、イタリア出身の指揮者。1959年に指揮者デビュー。1968年にミラノ・スカラ座の指揮者となり、1972年には音楽監督、1977年には芸術監督に就任する。1979年ロンドン交響楽団の首席指揮者、1986年ウィーン国立歌劇場音楽監督、1990年カラヤンの後任としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督に就任するなど、これまで世界を代表する指揮者として活躍。
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2012年9月21日
★辻井伸行、天使の音楽を奏でる“モーツァルト・アルバム”
モーツァルト: きらきら星変奏曲(フランスの歌「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲)
ピアノ・ソナタ 第10番
ピアノ・ソナタ 第11番「トルコ行進曲付き」
ピアノ: 辻井伸行
CD:エイベックス・マーケティング AVCL-25765
ピアノの辻井伸行は、2005年ワルシャワで行なわれた第15回ショパン国際ピアノコンクールにて「ポーランド批評家賞」を受賞、2009年、アメリカで開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初の優勝するなど日本を代表する若手ピアニスト。今回は、モーツァルト作品を収めたアルバム。
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2012年9月20日
★メルニコフのショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番/第2番
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番
ヴァイオリン・ソナタ Op.134
ピアノ協奏曲 第2番
ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ
指揮:テオドール・クルレンツィス
管弦楽:マーラー・チェンバー・オーケストラ
CD:キングインターナショナル KKC5223
ピアノのアレクサンドル・メルニコフは、1973年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院で学ぶ。16歳の時、リヒテルにその才能を認められる。1989年のシューマン国際コンクール、1991年のエリザベート王妃国際音楽コンクールなど主要な国際ピアノコンクールで入賞、以後、国際的に活躍。ハルモニア・ムンディよりブラームス、ラフマニノフやスクリャービンのソロのほか、室内楽曲をリリース。イザベル・ファウストとのベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ全集はドイツのエコー・クラシック賞およびグラモフォン・アワードを受賞。ショスタコーヴィチの「24のプレリュードとフーガ」は2010年の最優秀録音に贈られる“Choc de classica”賞を受賞。テオドール・クルレンツィスは、ギリシャ生まれの若き指揮者。
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2012年9月18日
★古楽器のスーパー・アンサンブル「アンサンブル・プリズマ・ウィーン」日本デビュー盤
フランツ・シューベルト:八重奏曲
軍隊行進曲(編曲:トーマス・フェオドロフ)
合奏:アンサンブル・プリズマ・ウィーン
トーマス・フェオドロフ(ヴァイオリン)
ヴェロニカ・シュルツ(ヴァイオリン)
アニタ・ミッテラー(ヴィオラ)
ドロテア・シェーンヴィーゼ=グシュルバウアー(チェロ)
アレクサンドラ・ディエンツ(コントラバス)
ゲオルク・リードル(クラリネット)
ヨハネス・ヒンターホルツァー(ホルン)
ファイト・ショルツ(ファゴット)
録音:2012年1月、オーストリア、ライディング、フランツ・リスト・コンサートホール
CD:カメラータ・トウキョウ CMCD‐28276(JVC K2レーザー・カッティングによる高音質)
アンサンブル・プリズマ・ウィーンは、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのメンバーであるトーマス・フェオドロフ(ヴァイオリン)を中心に結成された古楽器の小編成アンサンブル。元ウィーン・フィルの首席フルート奏者ヴォルフガング・シュルツの娘ヴェロニカ・シュルツ、モザイク・クヮルテットのアニタ・ミッテラー等が弦楽器パートを固め、さらにホルン、クラリネット、ファゴット・パートも一流の演奏家たちが揃った(ホルン=ヨハネス・ヒンターホルツァー、クラリネット=ゲオルク・リードル、ファゴット=ファイト・ショルツ)、古楽器のスーパー・アンサンブル。
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2012年9月17日
★女流ランペット奏者 ティーネの「ストーリーテラー」
ラフマニノフ:ここは何と素晴らしいところ
ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
カディス:カディスの娘たち
シベリウス:春はいそぎ過ぎゆく
シベリウス:日の出
シベリウス:それは夢か
R.シュトラウス:子守歌作品41-1
マーラー:だれがこの歌を作ったのだろう(「子供の魔法の角笛より)
コルンゴルト:マリエッタの歌(歌劇「死の都」より)
グリーグ:山の娘作品67
カノ:エピローグ(歌劇「月」より)
サン=サーンス:あなたの声に心は開く(歌劇「サムソンとデリラ」より)
カントループ:野原の羊飼いのおとめ/女房もちはかわいそう(「オーヴェルニュの歌」より)
ワイル:私はあなたを愛していない
エターナル・ストーリー
エターナル・ストーリー(トランペット演奏用カラオケ)
エターナル・ストーリー(カラオケ)
トランペット:ティーネ
CD:EMIミュージック・ジャパン TOCE-90231
トランペットのティーネは、ノルウェー、オスロ生まれ。クラシック・ソリスト、アンサンブル・リーダーそしてジャズ・ミュージシャンとして多彩に活躍。7歳からトランペット演奏を始め、若手トランペッターをリードする存在。クラシック・ソリストとして、ウィーン交響楽団、ウィーン室内管弦楽団、チューリヒ室内管弦楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽団などと共演。彼女のデビュー・アルバム「トランペット協奏曲集」は、ノルウェーの新聞主催の「Classical Recording of the Year」を獲得。2007年ノーベル賞のオスロでのガラ・コンサートでのオープニングを務める栄誉をにない、世界中でTV放送される。ヨーロッパの数々のフェスティヴァルにも出演し、今シーズンはフランス・デビュー、カーネギー・ホール・デビューが予定されている。
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2012年9月14日
★デイヴィッド・ジンマンのシューベルト:交響曲第3番/第4番「悲劇的」
シューベルト:交響曲第3番
交響曲第4番「悲劇的」
指揮:デイヴィッド・ジンマン
管弦楽:チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
CD:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル SICC1555
指揮のデイヴィッド・ジンマンは、1936年アメリカ生まれ。1961年から1964年までモントゥーの助手を務めた。1965年から1977年までオランダ室内管弦楽団の首席指揮者。1974年から1985年までロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督。1979年から1982年までロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を歴任。1985年から1988年までボルチモア交響楽団の音楽監督。1995年からチューリヒ・トーンハレ管弦楽団音楽監督に就任し現在に至る。このCDは、ジンマンが取り組み始めたシューベルト交響曲全集の1枚で、第7番「未完成」、第1番&第2番に続く第3弾は、シューベルトの若書きの大作である交響曲第3番と第4番「悲劇的」。若きシューベルトが渾身の力を込めて描き上げた、対照的な作風を見せるこの2曲から、ジンマンがどのような演奏を見せるのか。いずれもジンマンにとって初録音となるだけに興味深い。
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2012年9月10日
★内田光子&クリーヴランド管弦楽団のモーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」/第21番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」/第21番
ピアノ/指揮:内田光子
管弦楽:クリーヴランド管弦楽団
CD:ユニバーサル ミュージック UCCD‐1329
内田光子のピアノ/指揮とクリーヴランド管弦楽団のモーツァルトピアノ協奏曲共演シリーズの第3弾。第1弾は、グラミー賞を受賞して話題となった。内田光子は、静岡県熱海市生まれ、現在英国籍のピアニスト。12歳で渡欧。1961年からオーストリアのウィーン音楽院(現:ウィーン国立音楽大学)で学ぶ。1970年のショパン国際ピアノコンクールで第2位銀賞。1973年のルツェルン音楽祭でのクララ・ハスキル・コンクールで第2位。1971年、ロンドン・デビュー。1972年に拠点をロンドンに移す。1982年、東京とロンドンで開催したモーツァルト「ピアノ・ソナタ連続演奏会」で一躍脚光を浴びる。以後、ルツェルン音楽祭などの世界的音楽祭への参加など世界的な活躍を見せる。2009年、大英帝国勲章第2位、デイムの称号を授与された。
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2012年9月07日
★リサイタルデビュー20周年 田部京子のモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/第21番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/第21番
ピアノ:田部京子
指揮:下野竜也
管弦楽:紀尾井シンフォニエッタ東京
録音:2012年3月14~15日、上野学園 石橋メモリアルホール
CD:日本コロムビア COGQ-60
ピアノの田部京子は、1984年、高校在学中に第53回日本音楽コンクールに最年少で第1位。 東京藝術大学に進学し、1988年より文化庁在外派遣研究員としてベルリン芸術
大学に留学、同大学、大学院を首席で卒業。ベルリン留学中にシュナーベル・ピアノコンクール第1位など数々の国際コンクールで入賞を果たす。 1997年4月、ニューヨーク・デビュー。2012年は、リサイタルデビュー20周年に当る。今回のモーツァルトのコンチェルトプログラムは、会場は、田部が教鞭を執る上野学園の石橋メモリアルホール。上野学園大学教授。 現在、東京とベルリンを拠点に幅広く活躍している。
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2012年9月06日
★飯森範親&東京交響楽団のレスピーギ:交響詩「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭」 (ライヴ録音)
レスピーギ:交響詩「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭」
指揮:飯森範親
管弦楽:東京交響楽団
録音:2012年1月7日、サントリーホール(ライヴ録音)
CD:オクタヴィアレコード OVCL‐00467
東京交響楽団のネット動画配信をCD化したもの。飯森範親は、1963年鎌倉市に生まれる。桐朋学園大学指揮科卒業後、ベルリンヘ留学。1989年からバイエルン国立歌劇場にてヴォルフガング・サヴァリッシュの元で修行を積む。1994年に東京交響楽団の専属指揮者となり、2004年より正指揮者に就任。山形交響楽団ミュージック・アドヴァイザー兼常任指揮者経て、2007年より音楽監督に就任している。レスピーギ:交響詩「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭」 は、オーケストラの魅力を最大限に引き出した楽曲で「ローマ3部作」として親しまれている。
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