2025年9月29日
ヘンデル:ハープ協奏曲 変ロ長調 HWV 294 Op.4-6
オルガン協奏曲 ニ短調 HWV 309 Op.7-4(メストレによるハープ編曲版)
オルガン協奏曲 ヘ長調 HWV 293 Op.4-5(アルモシュ・タロシュによるハープ編曲版)
主題と変奏
組曲第7番 ト短調 VI.パッサカリア HWV 432(タイニー・ベオンによるハープ編曲版)
メヌエット変奏曲(メヌエット ト短調 HWV 434,4より/ヤン=ペーター・クレプフェル
によるハープとアップライト・フェルトピアノのための編曲版)
エア変奏曲(水上の音楽 第1組曲 HWV 348より/ハープとアコーディオンのための編曲版)
ハープ:グザヴィエ・ドゥ・メストレ
管弦楽:ルツェルン祝祭弦楽合奏団
アップライト・フェルトピアノ:ジュリアン・クエンティン
アコーディオン:マルティナス
CD:ソニーミュージック SICC 30926
このCDアルバムは、ヘンデルが作曲した唯一のハープ協奏曲であるハープ協奏曲 変ロ長調 HWV 294 Op.4-6を中心に、ヘンデルのオルガン協奏曲をハープとオーケストラ用にアレンジした作品が収録されている。これらの楽曲はルツェルン祝祭弦楽合奏団と共に演奏される。
ハープのグザヴィエ・ドゥ・メストレ(1973年生まれ)は、フランス、トゥーロン出身。16歳の時、「パリ・ハープ・コンクール」で優勝、「カーディフ(英国)」のほか、ミュンヘン、ウィーン、エルサエレムでの主要な国際コンクールでも数々の受賞を果たす。1998年、世界で最も権威のある「USA国際ハープ・コンクール(ブルーミントン)」で優勝し、20歳でロリン・マゼール率いるバイエルン放送交響楽団のソロ・ハーピストとなった。その3年後には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ハーピストに就任。翌年にウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団。2010年ソリストとして活動するため同楽団を退団。現在、ソリストとして、ザルツブルク・モーツァルテウム管、イスラエル・フィル、チェコ・フィル、バイエルン放送響などと様々なハープ協奏曲を共演しているほか、リサイタル、室内楽など幅広く活動している。日本にはほぼ毎年来日し、NHK交響楽団との共演、リサイタルやウィーン・フィル・メンバーとの室内楽を行っている。ハンブルク音楽大学の教授に就任し、後進の指導にも当たっている。