2025年10月09日
バッハ:トッカータ 嬰へ短調 BWV 910
トッカータ ハ短調 BWV 911
トッカータ ニ長調 BWV 912
トッカータ ニ短調 BWV 913
トッカータ ホ短調 BWV 914
トッカータ ト短調 BWV 915
トッカータ ト長調 BWV 916
CD:Fine Arts Music AR-1009~11
ピアノ:フランチェスコ・トリスターノ
このCDは、ルクセンブルク生まれのピアニスト、フランチェスコ・トリスターノのバッハ・シリーズ(intothefuture)の第4弾「トッカータ集」。バッハのトッカータは、即興的な部分と模倣的な部分が自由に組み合わされ、さらにスピーディーで華やかな技巧、幻想的なパッセージなど、様々な要素が盛り込まれた、独創性にあふれた楽曲ばかり。
ピアノのフランチェスコ・トリスターノ(1981年生まれ)は、ルクセンブルク出身。2000年(19歳)にミハイル・プレトニョフの指揮するロシア・ナショナル管弦楽団と共演してデビューを果たす。2004年、フランスのオルレアンで開催された「20世紀音楽国際ピアノコンクール」で優勝。1998年ジュリアード音楽院に入学。バロックとコンテンポラリーのピアノ・レパートリーを演奏して世界で演奏旅行を行い、エレクトロニック・ミュージックのレーベルにダンス・トラックを提供する一方、ヨハン・セバスティアン・バッハの鍵盤作品全曲を録音するという野心的なプロジェクトを続けている。ピアノという楽器の感性と豊かな音色、そしてエレクトロニクスの可能性の両方を探求している彼自身の、パーソナルなストーリーを織り込んだアルバムを発表。バロックやルネサンスのクリーンな音色と、テクノのリズミカルな鼓動を同時に追求する。初来日公演は2010年。その後もコンスタントに来日公演を行っている。