2025年10月13日
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」
スケルツォ・カプリチオーソ 作品66(1961年録音)
ヴァインベルガー:ポルカとフーガ(歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」より)
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ 作品66(特別収録。1957年録音)
指揮:ルドルフ・ケンペ
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD:タワーレコード TDSA319(2025年最新マスタリング音源)
このCDは、ルドルフ・ケンペ生誕115年記念企画盤。2025年最新マスタリング音源使用。壮年期のケンペによる溌剌とした「新世界」他を最新復刻。ベルリン・フィルとの「スケルツォ・カプリチオーソ」(1957年ステレオ録音)を特別収録。世界初SACD化。今回の発売のために新規で本国アナログ・マスターテープより最新復刻。新規解説付。ベルリン・フィルとの「新世界」は、1957年9月に収録された旧EMIへのステレオ録音。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤。
指揮のルドルフ・ケンペ (1910年―1976年)は、ドイツ、ドレスデン出身。ドレスデン音楽大学ではオーボエを学び、1929年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のオーボエ奏者となる。1935年ケムニッツとヴァイマルの歌劇場指揮者。1950年ドレスデン国立歌劇場音楽監督に就任。その後バイエルン国立歌劇場音楽監督を務めた(1952年―1954年)。1954年渡米してニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の指揮者。1960年バイロイト音楽祭に初登場し、1963年まで4年間「ニーベルングの指輪」を指揮。1961年ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者。チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者(1965年―1972年)。1967年ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者・音楽総監督。1975年BBC交響楽団の常任指揮者を兼任。指揮ぶりは、オーストリア・ドイツ楽派の正統を受け継ぐもので、自身がオーボエ奏者であったことからもあり、オーケストラのバランスを重視し、明快な表現力には定評があり、日本においても、録音を通して多くのファンを有していた。