クラシック音楽 新譜CD情報


2025年9月15日

★ヴォルフガング・ダヴィッド&梯 剛之デュオ・リサイタル2024

ディートリヒ/シューマン/ブラームス:F.A.E.ソナタ
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第34番 変ロ長調 K.378(317d)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのロンド ロ短調 D 895
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.68
クライスラー:ウィーン風狂想的幻想曲

ヴァイオリン:ヴォルフガング・ダヴィッド

ピアノ:梯 剛之

CD:ソナーレ・アートオフィス SONARE1072

 ヴァイオリンのヴォルフガング・ダヴィッド(1971年生まれ)は、オーストリア、ウィーン近郊のザンクト・ペルテン生出身。8歳でウィーン国立音楽大学準備科への入学を許可され、ウィーン・フィル コンサートマスターのライナー・キュッヒル氏に師事。その後ケルン音楽大学でイゴール・オジム氏に、ロンドンのギルドホール音楽院でイフラ・ニーマン氏に学ぶ。多くのコンクールで入賞を果たし、イギリス ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、オーストリア ウィーン放送交響楽団、南アフリカ ヨハネスブルク・フィルハーモニー管弦楽団、スイス ベルン交響楽団、などのオーケストラと共演。ウィーン・コンツェルトハウス、ウィーン・ムジークフェラインザール、ニューヨーク カーネギー・ホール、ロサンゼルス セリトス・センター、ロンドン ウィグモア・ホール、ジュネーヴ ヴィクトリア・ホール、パリ ユネスコ・ホール、ケルン フィルハーモニーなど世界の著名なホールで演奏。なかでも特筆すべきはニューヨーク 国連アッセンブリー・ホールでのコフィー・アナン国連事務総長臨席のもとでの演奏、バンコクでのタイ女王臨席での演奏である。ワシントン・ポスト紙は、「最高度の音楽が降り注ぐ」と評し、「ストラド」誌は、彼の演奏の「情感の豊かさは人が望み得る最上のもの」と絶賛している。梯 剛之(ピアノ)とのコンサートのライブCD7タイトルがソナーレ・アートオフィスよりリリース。

 ピアノの梯 剛之(かけはし たけし、1977年生まれ)は、東京都出身。小児癌により生後1ヵ月で失明するが、玩具がわりにピアノに親しみ、4才半よりレッスンを始める。1990年八王子市立中山小学校卒業と同時にウイーン国立音楽大学準備科に入学。同年再び眼に悪性腫瘍を患い帰国し手術するも、翌年勉強を再開。1994年チェコの「盲人弱視者国際音楽コンクール」、ドイツの「エトリンゲン青少年国際ピアノコンクール(Bカテゴリー)」で参加者中最年少優勝、豊かな音楽性を認められる。1995年アメリカの「ストラヴィンスキー青少年国際コンクール」第2位。1997年「村松賞」受賞。1998年「ロン=ティボー国際コンクール(パリ)」第2位およびSACEM賞(リサイタル賞)、シュピオンボノー財団賞受賞。1999年「都民文化栄誉章」「出光音楽賞」「点字毎日文化賞」を受賞。2000年「ショパン国際コンクール」ワルシャワ市長賞受賞。2014年7月サラエボにて、「世界平和コンサートへの道」公演で、柳澤寿男指揮バルカン室内管弦楽団 とモーツァルト:ピアノ協奏曲第13 番を共演するなど、これまでに世界各国のオーケストラと共演。NHK「芸術劇場」「クラシックアワー」「N響アワー」「毎日モーツアルト」「ぴあのピア」、テレビ朝日「徹子の部屋」等テレビ、ラジオ出演も多い。これまで計10枚のCDをリリース。「ピアノ・リサイタル2013」(SONARE1023)は「レコード芸術」誌で特選盤、「ピアノ・リサイタル2014」(SONARE1027)は同誌準特選盤に選ばれた。

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